淡水専用のスピニングリール バリスティックFWです。
スピニングリールの小型版の新シリーズです。
素材がLTコンセプトのため、軽量でかつ衝撃にも強くなっています。
自重で160gから165gと軽量で、シマノ製品のストラディックCi4+
シマノ (SHIMANO) スピニングリール 16 ストラディックCI4+ C2000S
と同じようなスペックになっています。
肝心のギアは、マシンカットタフデジギアを搭載しており、長年使い込むことも想定されています。
エリアトラウトで軽快な回転による一定したリトリーブや、渓流でのミノーイングで何度もキャストしても疲れない絶妙なバランスでできています。また、ノーシンカーやライトなバスフィッシングにも使うことができ、淡水の繊細な釣りにはこのリール性能が発揮されることでしょう。
ハイエンドモデルにも使われるZAION製エアローターをこのクラスで搭載しているため、かなりお得な製品に仕上がっていると思います。
あとは値段が下がれば、買いになるのですが、さすがに20000円を切ることはなさそうです。
定価で34,000円ですので実売が24000円から26000円といったところになるかと思います。
シマノ社のストラディック
シマノ (SHIMANO) スピニングリール 16 ストラディックCI4+ C2000S
と比較すると、ストラディックのベアリング数が6に対して、バリスティックFWは7個のベアリングがついています。
この点でリールのスムーズな巻き心地は、バリスティックFWが優れているかと思います。
ハンドルノブS交換可能となっています。
また、ストラディックCi4+と比較になりますが、ストラディックは2500番以上の大きさになると自重が180gを超えてきます。180gでも十分すぎるほど軽いのですが、バリスティックFWは2500番台でも165gと驚異の軽さを実現しています。
欠点としては、淡水でしか使用できないというところでしょうか。
軽さや巻き心地を優先すると仕方ありませんが、私のようなマルチアングラーにとってみると海でのアジングやメバリングにも使ってみたくなるものです。
そうなるとこのクラスのリールで近いところなのは、
ダイワ(Daiwa) スピニングリール 17 セオリー 2004 (2000サイズ)
ここでしょうか。
■ZAION(ザイオン)ボディ・ローターを使用しており、高密度にカーボン繊維が織り込まれたカーボン樹脂で、重量比強度でマグネシウムを上回るという、不可能を可能にした素材。高剛性かつ軽量、さらに金属と異なり腐食に強いという理想的な特性を活かしてリールの主要部品に採用されています。
ベアリング数も7個で怠っていません。
価格も定価で31000円からとなっています。
セオリーは、
■マグシールドという、ローターとボディーの隙間に磁気の帯びたオイルで壁を作っており、海水の侵入を防ぐ構造になっています。
ただし、回転が少し重くなってしまうようにも感じますが、これはあくまで個人の感想です。
この回転の重たさを考えると、マグシールドは必要ないかなーと感じます。
おすすめはしませんが、淡水仕様である、バリスティックを海水でも使用し、しっかりと洗う。そしてメンテナンスを定期的にするということを心がけて自己責任で、海水でも使用していきたいと思います。