配合エサがたくさん売られている釣具店でどれを選ぼうかと迷うことは、釣人では多いのではないでしょうか。
こんな新製品がでている。これは使ったことがないなど、これもまた釣りの楽しみかと思います。
昨今は、チヌ釣りにおいて、ムギやコーンが配合されたものが多くあるかと思います。
集魚性能に大きく関わってくるムギとコーンがそのまま素材として販売されているのをご存知でしょうか。
それがマルキユーのムギコーンです。そのままです。
ムギコーンの特徴
ムギコーンは名前の通り、麦ととうもろこしが配合されているのですが、チヌに特化して加工された麦やトウモロコシが配合されています。
さなぎの濃縮エキスであるこちらのチヌにこれだ!!
これを大粒の麦とと乾燥し圧ペンしたコーンに吸着させています。
もちろん通常の麦も配合されており、圧ペンして潰して平たくした麦も含まれます。これによってただの麦ではなく、様々な形状を持つ麦とトウモロコシのミックス原料となっています。
ムギコーンの効果
ムギコーンを配合エサに混ぜることによってヒシャク離れが良くなります。また大粒の麦とコーンがエサ取りの層をかわしてチヌのいる遊泳層に届いてくれます。
もうひとつの特徴として、ヒラヒラと大粒の麦やコーンが沈下することでルアー効果も発揮します。視覚的な刺激となり食いを誘発し促進します。
警戒心の強いクロダイ・チヌですが、好奇心も強いためこういったルアーの要素は確実にチヌの目を引きます。
また、落下するものに自然と捕食モードになるため、オキアミではエサ取りにやられてしまい落下物のアピールができないときに効果を発揮します。どちらかというと水温の高い時期に使うことが多くなるかと思います。
ムギコーンの使い方
ムギコーンはそのままでは硬い麦とコーンです。少し吸水させてあげる必要があります。配合エサを作るときにオキアミとムギコーンを入れて先に水を入れて吸水させてあげるといいでしょう。
ムギコーンに配合されているチヌにこれだ!のエキスが水に溶け出しオキアミにも吸着します。これにより配合エサ全体の集魚性能も高くなります。
その他の使い方として、ムギコーンの袋の上部を開けて直接海水を流し込み吸水させることもできます。10分ほどで吸水しますので、吸水したムギコーンを配合エサに後で混ぜていきます。まとまりの強くなったエサを少しバラける方向に持っていくことができます。
魚を浮かせたいときには、配合エサに後でムギコーンを追加して、底までまとまったエサを入れたいときには、先にいれて配合エサを混ぜ合わせるのが良いでしょう。
配合量の目安としては、個人的に夏場のエサ取りが多い時期は、配合エサ2袋にムギコーン1袋を入れるぐらいにしてます。
まとめ
ムギコーンは、通常の麦やコーンと比べ明らかに食いの良い麦とトウモロコシです。釣れたチヌを食べる場合、胃袋の中を開けてみると見事に麦とコーンで一杯になっていることが多いです。ムギコーンを配合する場合は、激荒のさなぎとコーンをサシエにしたり、練りエサも効果を発揮します。
夏場のエサ取り対策としても有効ですので、ここぞという時に配合してみてはいかがでしょうか。