クロダイ・チヌ

足保港の釣果報告。チヌも好調で楽しめる。釣り方と釣れる魚

静岡県沼津市にある足保港に行ってきました。

 

地元の釣り人で人気の釣り場で、釣れる魚も多くトイレもあるため初心者でも楽しめます。

チヌのフカセ釣りをしてきました。

 

 

本日の狙いは、チヌ(クロダイ)です。フカセ釣りで夜釣りからはじめます。

 

深夜だったこともあり、堤防で釣りをしている人は少なく、ところどころ空きがありました。

ちょうど堤防の先端が空いていたため堤防の先端から少し手前の沖向きに入ります。

ここ足保港は、トイレ、駐車場完備でファミリーでも釣りをすることができ、楽しめます。

 

水深が深く水質もクリアで、潮の流れもよくうけるため、様々な魚種がいる面白い釣り場です。

先端にはイカの墨後がありました。深夜の水中を見てみると、小サバとネンブツダイの姿が見えます。エサ取りが多いことが伺えます。

 

当日のタックルとエサ

竿:ラディックス1.5号 530

リール:ラリッサ2500DXG

道糸:DUEL 2号

ハリス:1.5号

ウキ:ハピソン 5点発光ウキ

針:掛かりすぎチヌ2号

 

エサ

チヌパワー激重 半袋

爆寄せチヌ 半袋

激荒 半袋

サッとオキアミ 半袋

アミ姫 1袋

ムギコーン 半袋

今回は、実験も兼ねて、生のオキアミは使いません。

 

作り方

ムギコーンの麦とコーンに吸水させるため、ムギコーンは最初に入れて海水と激荒、アミ姫1本、サッとオキアミ半袋をいれます。

激荒のコーンとサナギはここで選別して取っておきます。サバがたくさんいるため、サシエに最適となるでしょう。

5分ほど吸水させたら、爆寄せチヌを入れて混ぜ合わせ、少し粘りをつけてから、チヌパワー激重を加えます。

 

 

足保港は水深が10m以上あるため、浮かせて釣るのではなく、底にエサを溜めて魚を集める釣り方のポイント釣法で挑みます。
そのため、エサは比重と粘りがあり、しっかりと底まで持つようなエサに仕上げます。

水深をはかってみると13m程あります。底を這わせるようにウキの位置を設定して、針から25センチ離れた位置にがん玉G6をひとつ打ちます。

 

 

沖合い20m程の位置にマキエを打ってエサを溜めます。潮の流れは、堤防の先端から付け根にかけて流れます。マキエのポイントから5m程は離れた位置にウキを入れて、潮の流れに乗せてポイントまで運びます。

 

 

まずはオキアミをサシエにして、エサをいれます。様子見です。 しかし、一投目から、オキアミがとられてエサが持ちません。2投目は小サバが釣れてきました。

 

 

 

日がまだ出ていなかったので、少し肌寒く、暖かいコーヒーを入れながら少し休憩し、日の出を待ちます。サシエを食い渋りイエローにして底を転がしていると電気ウキがヌゥッと入っていきました。ついにチヌかと思いアワセてみます。しかし、すんなりとあがってきます。釣れたのはワニゴチでした。

 

日が出てからは、エサを練りえさやさなぎ、コーンでエサ持ちの良いものでローテーションしながら打ち続けます。

 

 

 

1時間ほどマキエをうち、サシエをコーンさなぎコーンにしたところで、ウキがスッ!っと入りました。

 

 

すかさずアワセを入れて早朝から45cmのチヌが釣れました。

 

少し細身でしたが、持ち帰ることにします。エラを切って血抜きして、神経棒を使って神経締めをします。

これをしておくだけで、死後硬直を遅らせることができ、魚も余計なエネルギーを消費しないため身のうまみが抜けにくくなります。私はベルモントの0.8mm使用しています。このサイズだと堤防で釣れるほとんどの魚を締めることができます。

 

エラを抜いたついでに、胃袋の中身をチェックしてみました。
チヌが食べていたのは、白い麦とコーンの穀物がほとんどでした。

ムギコーンをゴルフボールほどの量を食べていたところから、相当お腹が空いていたのかもしれません。

オキアミやアミエビの姿はなかったため、エサ取りにオキアミやアミエビを先にとられていたのではないかと思われます。さなぎの姿は見られませんでした。今日は、麦やコーンが主役になりそうだと分かります。

サシエのコーンさなぎコーン刺しは適切だったようです。

 

暖かくなるにつれてだんだんと、サバの活性が上がり、ネンブツダイや木っ端グレ湧いていました。2時間ほど釣り続けましたが、釣れてくるのはサバばかりで、コーンですらサバが食ってきました。

少し早めの昼食にしようと思い小魚の唐揚げをすることにしました。エサ取りとして釣れてくる魚はキープしておき、油で揚げてから揚げにします。

最初は片栗粉に塩コショウを混ぜ合わせて、揚げてみました。

衣がはがれないように、低温で揚げていきます。

きつね色になったところで取り出します。

 

おいしいから揚げになっているのですが、魚が小型のため、魚の味があまり感じられませんでした。そこで片栗粉を付けずに、そのまま素揚げにしてみます。油の温度を160度にしてじっくり揚げます。一度取り出して、油の温度を180度にして二度上げをします。

 

これは大正解でした。しっかりと魚の味もします。サバやスズメダイ、ネンブツダイを揚げてみました。

 

 

魚の味がしっかりとでていたのはサバでした。サバは大きくないと美味しくないイメージでしたが、小サバであれば美味しくいただけます。

 

日が昇り、堤防では日光を避けることもできず、かなり暑くなってきたために、お昼寝にします。潮の動き始める15時ぐらいまでは、ルアーで小サバを釣ったり、サバのぶっこみ釣りでウツボが釣れたりと魚種豊富に魚釣りが楽しめました。

 

 

夕暮れ時に、再度コマセを作り直します。

ポイントも移動して、足保港の沖向きから内湾向きにしてみました。潮の流れは緩やかになりましたが、内湾でも水深は竿2本以上あります。沖に流すと船の出船の邪魔になりますので、手前15m程の場所にポイントを作ります。

最初に20杯程コマセを打って仕掛けを作り直します。

ウキは遠矢ウキの遠投SPにします。遠矢ウキは使い易いのですが、なかなか売っている場所も少なく手に入りにくい状態なようです。似たようなウキだとキザクラのスーパースリムチヌの0.8号ですね。

 

ハリスはヒトヒロ半と短めにしました。

 

 

 

30分ほどエサを打ちながら釣りをしますが、サバしか釣れてきません。

ちょうど満潮になったので、潮の流れが止まる時間帯がありました。

 

水深のある釣り場ではこの潮どまりの時間はエサを底に溜めるチャンスです。

 

いっきにエサをドカ撒きしていきます。できる限り同じポイントに10杯ぐらい入れて1投します。これの繰り返しです。

 

このタイミングで釣れる事はまれですが、潮が動き始めたときに魚のスイッチがはいるため、狙い時になります。

 

潮の動きはじめを待ちながらエサを打っていると少しずつ潮が流れていきます。

 

すかさず潮上にウキを持っていき、作ったポイントを通過させます。

3投ほどしたときに、小さくウキが押さえ込みました。サバかと思いましたが、アワセを入れてみると40cmのチヌでした。

今度は体高もあり綺麗な魚体でした。

 

サシエは、さなぎコーンコーンでした。

すぐに日が暮れてしまったため、釣り場の清掃をして、これで納竿としました。

 

一日を通して、何かしらの魚の反応はあったため、フカセ釣りだけでなく、投げ釣りやぶっこみ釣りでも楽しめました。

 

返りの際に海中をライトで照らしてみるとアオリイカ30cmぐらいが2杯泳いでいました。

内向きのクランク近くの場所でした。エギングも楽しめるかと思います。

泳がせ釣りで狙うのもいいかもしれないですね。


足保港は水深もあり、水質もよく、大小さまざまな魚がいるため非常に面白い釣り場だと思います。

 

駐車場とトイレもあるため、ファミリーでも楽しめるかと思います。

 

釣り場をきれいに保ち、これからも足保港で釣りが楽しめるようにしていきたいものです。

 

2020年10月25日

今回はカゴ釣りで足保港に来ました。

先端まで人が多く、カゴ釣りやサビキ釣り、エギングやジギングをしている人が多くいました。

 

空いていた先端付近でカゴ釣りをしてみました。

日の出と共にスタートします。

 

エサはオキアミで、つけ餌には前日にアミノ酸アルファにつけておいたオキアミを使用します。

 

アミノ酸αの効果と使い方。ウルトラバイトアルファとは?釣れる添加剤になるのか

 

棚は竿一本ではじめます。

 

開始から1時間ほどなんのアタリもありません。

足元にはネンブツダイが多く、餌取りだらけです。

 

棚を少しだけ浅くして60mほど投げてみたところ、スパッとウキが消し込みました。

 

釣れたのはソーダガツオです!

 

いい引きをしてくれました。

カゴ釣りは楽しいですね!

 

その後はアタリが減ってしまい、

サバしか釣れませんでした。

 

風が強く釣りにならない状態でしたので撤収です。

カツオやサバは釣ったらすぐに血抜きしてクーラーに入れると鮮度のいい魚を楽しめますので、釣りに焦らず、しっかりと血抜きすることをおすすめします。

 

使用タックル

 

 

竿

リール

 

道糸

 

ウキ、カゴ

渚の遠投師 12号

ハリス

 

ハリ

 

エサ

オキアミ

 

まとめ

足保港は、水深が10メートル以上あり、水質も良好で、潮の流れも程よく受けることから、大小さまざまな魚が生息する非常に魅力的な釣り場です。

フカセ釣りやカゴ釣り、投げ釣り、ぶっこみ釣り、エギングなど、様々な釣り方で一年を通して楽しむことができ、釣り人にとって多彩な釣果が期待できる場所となっています。

今回の釣行では、チヌのフカセ釣りで45センチの良型が釣れ、その他にもサバやネンブツダイなど多くの魚種を釣ることができました。

特に面白かったのは、釣れた小魚を堤防で唐揚げにして楽しめたことです。

小サバは素揚げにすることで魚本来の美味しさを存分に味わうことができました。

また、カゴ釣りでソーダガツオも釣れており、季節によって様々な魚種が楽しめることも分かりました。

アオリイカの姿も確認でき、エギングや泳がせ釣りなど、さらなる可能性を感じさせる釣り場です。

施設面では駐車場とトイレが完備されているため、ファミリーでも安心して釣りを楽しめる環境が整っています。

深夜でも釣り人が途切れることなく訪れる人気スポットですが、そのぶん釣り場を清潔に保つことも大切です。

これからも多くの人が足保港で釣りを楽しめるよう、ゴミの持ち帰りなどマナーを守って利用していきたいものです。

釣り場としての多様性、アクセスの良さ、施設の充実度を考えると、足保港は初心者からベテランまで幅広い釣り人におすすめできる素晴らしい釣り場だといえるでしょう。

 

 

あとがき

この記事を書き終えてまず感じるのは、やはり足保港という釣り場の持つ奥深さと、多様な仕掛けやスタイルに対する可能性の大きさです。私は今回、チヌをメインターゲットにしたフカセ釣りにフォーカスしましたが、一日のうちに味わえる釣りの幅の広さは想像以上でした。あらためて「足保港は何度訪れても新しい発見がある釣り場だ」という実感を得られたのは、大きな収穫だったと思っています。海の状況に合わせたエサの配合や、サバなどのエサ取りへの対処といったテクニックはもちろんですが、「美味しく食べられる魚を自分の手で釣り上げる」という釣りの根本的な喜びが、やはり私にとって大切なテーマだったと改めて感じました。

さて、この記事を書くきっかけとなったのは、地元の釣り仲間との何気ない雑談でした。以前から「足保港は水深があるし、トイレもあって過ごしやすい。ファミリーにもおすすめだよね」と話題に上ってはいたものの、私自身が最近は忙しくてなかなか足を運べていなかったのです。そんなとき、釣具屋の店員さんに「今はサバが多いけれど、サイズ次第では唐揚げにもできるし、投げ釣りなら他の魚も出るかも。夜釣りでチヌを狙うならフカセも面白いかもしれませんね」とアドバイスをもらいました。その一言で、心が決まりました。「そうだ、まだ明確に記事にしていない足保港の魅力をまとめてみよう。」と。

実際に釣行してみると、フカセ釣りの醍醐味がぎゅっと詰まった一日を過ごせました。特に夜から朝にかけての時間帯は、深夜には堤防先端の釣り人もまばらで、ゆったりと仕掛けを組んだり、コマセを調整したりと落ち着いた釣りができるのがよかったです。わずかに残るイカの墨跡や、サバやネンブツダイが足元を泳いでいる様子をライトで覗き込む瞬間など、「海の中の世界はこんなにも生き生きとしているのだな」と改めて感じさせられます。夜釣り特有の静かで神秘的な空気が足保港にはあり、その雰囲気を堪能しながら釣り糸を垂れていると、日常の慌ただしさや仕事のストレスがすっと消えていくように感じました。

深夜帯から朝焼けに変わるタイミングで「今日の潮の動きはどうなんだろう?」と考えていたとき、ちょうど隣で釣りをされていた地元の方が「夜明け直後はサバが跳ねだすから、フカセならエサ取りに気をつけないといけないよ。練りエサやコーンがいいんじゃないかな」と声をかけてくれたんです。まさにその通りで、オキアミやアミエビをつけて投入すると、あっという間に小サバが食いついてしまう。そこでさなぎやコーンに切り替えたことで、チヌを狙う精度が一気に高まりました。大きな魚が掛かると、堤防の先端付近にいる釣り人たちもこちらに視線を送ってきて、「何が掛かった?」と期待感を共有できるのも、釣り場ならではの一体感ですよね。結果的に早朝のうちに45cmのチヌが釣れた瞬間は、周りからも「おめでとう!」と言葉をいただき、思わず顔がほころんでしまいました。

また、今回の記事で個人的に面白かったのが、小型のサバやネンブツダイなどを唐揚げにして楽しんだことです。釣り場での調理は、家庭での調理とは一味違ったワイルドな魅力があります。私が最初に唐揚げの準備をし始めたとき、通りがかった親子連れの方に「そんなに小さい魚でも唐揚げにすれば美味しいんですか?」と尋ねられました。正直なところ、私も「どうだろう?」と思いながら始めたのですが、片栗粉や素揚げという方法を工夫していくうちに、小さなサバでもしっかり旨味が感じられて、想像以上に美味しくいただけました。実際に食べながらみんなでワイワイ話し込んでいると、ただ魚を“釣る”だけでなく、その先の“食べる”楽しみまで含めて体験することに、釣りの楽しさや豊かさが詰まっているのだと改めて思います。

さらに、今回の記事には書ききれなかったエピソードもあります。昼下がりにちょっとルアーを投げていたとき、たまたま近くにいたアングラーの方が釣り上げた30cm超のサバを見て、「このサイズなら刺身でもいけるな」と言いながらすぐ血抜きしてクーラーボックスに入れていたんですね。その手際の良さに惹かれて私も話しかけたところ、「足保港は青物も回遊するから、タイミングさえ合えば結構いいサイズも狙えるよ。夏から秋にかけてソウダやワカシが入ってくることがあるからね」と教えてくれました。私の頭の中ではもう「次はルアー装備ももっと真剣に持ち込んで挑んでみよう」と計画が膨らんでいます。やはり、釣り場でのちょっとした会話こそが、新たな挑戦への扉を開くものだと実感します。

そんなふうに釣り仲間やその場で出会う方との交流を通じて気づかされたのは、足保港の魅力は「水深がある」や「魚影が濃い」といったスペック面だけに留まらず、人と人とのつながりを育む場所としても優れているということです。開放感のある堤防で穏やかな空気を吸い込んでいると、自分の生活圏を少し離れた特別な場所に来ているように思えます。せっかくこんな素敵な環境を楽しめるのですから、ゴミの持ち帰りやマナー厳守はもちろんのこと、周囲の人と情報や感動を分かち合える場として大切にしていきたいですね。

最後に、この記事を読んでくださった皆さんに一言お伝えしたいのは、「今こそ思い切って新しい釣りに挑戦してみてほしい」ということです。フカセ釣りでもカゴ釣りでも、あるいはルアーや投げ釣りでも、足保港という場所はそのすべてを寛容に受け入れてくれる懐の深さがあります。ファミリーや初心者でも快適に釣りができる設備が整っているので、最初の一歩を踏み出すにはうってつけでしょう。何より、釣れた魚を堤防で食べるというワクワクは、やってみなければわからない感動があります。次の休日には、ぜひ足保港へ足を運び、海の豊かさと釣りの楽しさを思いっきり体感してみてください。きっと新たな発見と、かけがえのない思い出が待っているはずです。私自身もまた近いうちに足保港を訪れ、今度はアオリイカや青物にも挑戦してみようと考えています。

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