クロダイ・チヌ

チヌのフカセ釣りで撒き餌を考察。釣れる配合餌の選び方は?

2019年8月23日

フカセ釣りに欠かせない撒き餌は、魚を集めるだけにとどまらずマキエワークやコマセワークと言われるように魚をコントロールするのに役立ちます。

 

餌取りをかわして本命の魚を釣るためには撒き餌のコントロールは必須となります。ここでは撒き餌について考察していきます。

 

撒き餌の基本

撒き餌の役割は、魚を寄せて釣りやすくすることです。付け餌と同調させることがとても大切になります。

ウキ釣りで使われる餌は、コマセと付け餌です。

関東や東北地域では、コマセといい、関西・九州では撒き餌もしくは、マキエといい、中には寄せ餌と呼ぶ人もいます。

 

その名の通り、魚を寄せるために海に撒く餌のことです。撒き餌がなくなってしまえばフカセ釣りが成立しなくなってしまいます。

 

撒き餌の役割

フカセ釣りにおいて撒きえさはなぜ撒くのでしょうか?

魚を寄せ集めて、釣るためなのは当然ですが、ただ闇雲に量を撒けば釣れるという訳ではありません。

 

一度に撒く撒き餌の量が多ければ魚は沈んでいき、少なければ浅い方へあがってきます。

 

撒き餌の量が少なく、撒く間隔が長ければ魚はあまり寄ってきません。撒くタイミングや量をうまく調整することが大切です。

チヌを攻略する撒き餌

チヌを狙いのタナで釣るための方法としては、まず チヌに食い気を起こさせるため、撒き始めは1投につき5~6回狙ったポイントに撒き餌をします。ポイントは1投あたりの撒き餌の量を少なくして、回数を多く撒くことが必要です

 

投入間隔を短くして常に餌を撒き続けているような状態にすると魚の寄りは良くなります。潮の流れの速いときはポイントが流れてしまわないように早く撒き餌を撒き、潮の流れが遅いときは間隔をあけて撒くことが大切です。

 

チヌ釣りの撒き餌(コマセ)

チヌ釣りでは、様々な撒き餌を使用します。

スイカやヌカなどを使ったりもしますが、最も一般的なのが配合エサとオキアミです。

 

配合エサは撒き餌に重さを付けたり、集魚性能を高めたり、まとまりをつけたりする役割があります。

 

 

 

配合エサの役割は以下のようなものがあります。

集魚・・・魚を寄せる最も基本的な要素です。
比重・・・潮の流れに対応したり、底にポイントを形成したりします。
粘り・・・まとまりをつけて遠投を可能にします。
バラケ・・・アピール度を高めて魚を浮かせたり広範囲の集魚に役立ちます。
濁り・・・煙幕によるエサの存在感を出し、魚にエサを気づかせます。
増量・・・オキアミからでた水分を吸水し、集魚性能のあるエサを増量し長時間魚を寄せることができます。

 

配合エサは様々なものが販売されており、その場や状況に応じて、うまく使い分けることが大切です。

有名な釣人が使っている配合エサの組み合わせだから優れているというものではなく、その釣人のタックルバランスや付け餌、釣るタナやポイント、釣り方や時間帯に合わせて自分のベストを見つける必要があります。

 

おすすめの撒き餌

参考までに個人的に最近使っているシンプルな配合エサのブレンドはマルキューの餌で、

チヌパワー激重1袋 + 爆寄せチヌ半袋 +オキアミ1.5kg +激荒1袋 +海水適量

 

 

 

 

このブレンドでは、重さとまとまり、そして集魚性能を高めたブレンドとなっています。

 

遠投することが可能で、沖合いの地形の変化する場所を攻めることができ、水深が深い場所や潮の流れの速い場所でも底にポイントを形成することができます。

このブレンドのまま浅いタナを攻める場合には、配合エサを混ぜ合わせる際に空気を含ませて軽く混ぜ合わせます。

 

餌を撒くときには、ヒシャクのカップで撒き餌を切るように撒くと表層で拡散する餌になります。

水深が3m程の釣り場には向きませんが、関東から瀬戸内であればどこでも使えるかと思います。

 

ヒシャクの重要性

配合エサの種類も重要ですが、マキエワークがうまくなくてはフカセ釣りで餌を同調させることはできません。

そこで大切になるのがヒシャクです。初心者から中級者に関しては、正直ここには少しこだわってもらいたいアイテムです。

 

どんなに集魚力に優れた撒き餌であっても、狙ったポイントに投入できなければ、威力は半減します。

 

撒き餌は仕掛けの投入前に1回、投入して1回、流して一回、仕掛けの回収時に1回で、一連の流れで計4回で2分間隔とすると、1時間で120投になり、6時間の釣行では700回を超える数の撒き餌を打つことになります。ゆっくりのペースでも500投はすることになるため、ヒシャクを使う頻度はかなりの数になります。

 

特に遠投したりする場合は、疲労の元となりますので、使い勝手の良いヒシャクを選びたいものです。

 

カップの形状によって撒く量も変わるため、できれば大小2つ、無理ならば小さいほうがコントロールがしやすく、投入をミスしても大きなポイントのずれになりません。シャフトの長さも遠投・近投用で2つ欲しいところです。

 

どちらにせよ、フカセ釣りを続けるのであればそれなりによいヒシャクを2つ用意することをおすすめします。

磯でヒシャクを流されてしまった、海に落としてしまったという人も聞きますし、2つあればその日はなんとか釣りを続けることができます。

 

ヒシャクなんて何でもいいと思われがちですが、プロの人ほどヒシャクはメーカーのものでなく、こだわり抜いたオーダーメイド品を使っていたりします。魚にサシエを食わせるには、撒き餌をコントロールしてうまく使いこなせるかどうかが鍵となるでしょう。

 

 

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まとめ

撒き餌は魚を釣るためには欠かせないものです。

撒き餌がなければ、フカセ釣りは成立しません。

配合エサのブレンドや個々の餌の性能を見直して、コントロール性能の良いヒシャクを使えば、釣果もさらに良くなるはずです。いま一度、撒き餌やヒシャクに関して考えてみると釣りが上達するためのヒントがあるかもしれません。

 

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