クロダイ・チヌ

チヌが釣れる時期を季節に紹介。水温によって変える釣り方を解説します。

2019年8月23日

チヌ釣りの時期っていつがいいんだろうと思ったことはありませんか?

せっかくなら釣れる時期に釣りに行きたいですよね。チヌが釣れる時期や釣り方についてみていきましょう。

チヌの釣果画像

 

チヌはいつの時期に釣れる?

結論から言うといつでも狙うことができます。

ただし季節によって狙い方が変わったり捕食しているエサも違ってくるため、釣りたい季節に応じた対策が必要になります。

 

日本列島の沿岸部はチヌの生息に適した環境であり、チヌは日本各地に生息しています。適水温6度~30度と言われています。

 

水温が3.5度以下になってしまうと生きていけず、生きていける最高水温は33度といわれています。気温であれば、関東の夏は乗り切れませんね。

 

 

釣りに適していて、最も活発にエサを食べる水温は、13~23℃ですが、地域や季節によっても異なり、安定した水温となることが条件でもあります。

 

東北では水温8度以下になるとよく釣れたり、関西では25度以上でよく釣れるといった地域性がでてくるようです。

 

季節別の攻略法

春の時期

桜

 

冬場からの水温上昇に伴い、水温が安定している深場から浅場に移動して活発にエサを追い求めるようになります。産卵に備えるようにもなるため、これがのっこみシーズンと言われる時期になります。

 

のっこみ時期には抱卵した大型のチヌが狙える時期で、プロが大型狙いに燃える時期でもあります。釣れるチヌのサイズのわりに引きはそこまで強くない時期なので、初心者には狙いやすい時期でしょう。

 

この時期のチヌはある程度大きな群れで移動していて、産卵が近づくと海藻のホンダワラやヒジキ、アラメやカジメといった藻場に入ってきます。

 

波静かなワンドか、ウミタナゴやメバルのような魚が釣れるような場所が狙い目になります。しかし、群れで動いているためか、今日はつれても明日は全く釣れないということが起こる時期です。チヌのいるポイントを見つけることが重要になります。

 

狙うタナは浅く浮いてくることが多いため、軽い仕掛けで浅いタナから探っていきましょう。

 

夏の時期

 

 

産卵を終えるとそれまで釣れていたチヌが釣れなくなることが多いです。

産卵で体力を消費するため、しばらくは回復の期間となります。

 

この間は魚が沖深くに離れてしまったように思われることも多いですが、実は近くの岩礁やテトラの隙間などの障害物に寄り添いひっそりとしています。こんな時期に狙うのは、のっこみの時期と同じような場所です。

 

食い気がなくじっとしていることが多いため、潮の流れ出した瞬間や、限られた食事タイムを逃さないことが大切になります。

 

 

その後大きかった群れは、少しずつ小さくなりあちこちのポイントに散っていきます。

 

やがて梅雨が始まるころになると、再び体力を回復させたチヌが活発にエサを漁るようになります。ちょうどこのころから堤防の落とし込み釣りがシーズンを迎えるようになります。

 

梅雨が明け、真夏の日照時間が長くなると、再び浅い場所にまで魚がやってきて、さらに貪欲にエサを漁るようになります。

水温が22℃を超えるとこれまで以上に浅場や堤防などに着くイガイやカニ、エビなどを求めて活発に行動します。同時にエサ取りの小魚も活発に行動し始めるため、オキアミではエサがもたないことが多く、サナギやコーンといったエサが出番となります。エサ取り対策として狙う時間を夜にするのもいいでしょう。

 

 

 

お盆を過ぎるころには、強い日差しの影響で水温が日中は急上昇します。適応能力の高いチヌでも、温度変化には敏感であるため、水温の安定する深場に移動することが多いです。朝方や夕暮れ時などに浅場を狙い、日が昇っている間は深場を狙うのがいいでしょう。日中にチヌを狙うのであれば、潮通しの良い沖磯や沖堤防などが狙い目です。

 

秋のチヌ

 

夏が終わりを迎えるとチヌが’落ち’準備を始めます。あちらこちらに散っていたチヌの小さな群れは、水温低下ともにだんだん大きな群れにまとまり大型魚から順に深場に移動します。

 

しかし、全てのチヌが深場へ移動するわけではありません。特に黒潮などの暖流の影響を受ける海域では、浅場に居つく固体も数多くみられ1年中その付近で過ごすクロダイもいます。

 

秋口は、エサ取りが活発になるためオキアミだけではチヌを釣るのは困難です。サナギやコーン、練りえさや、虫エサなど様々なツケエサの出番となるでしょう。秋のチヌの狙う場所は砂地の海底で、コマセを底の一点に集中して撒き、寄せて釣る方法が有効になります。

 

冬のチヌ

 

水温が15℃以下になるとチヌは群れを作り深場へと落ち始めます。大きな魚から順に落ちていくと言われていますが、一部のクロダイは浅場に居着き冬を越します。

 

温排水がでている場所などに移動するのもこの時期です。深場に落ちてしまったチヌは通常の浮きフカセで狙うのは難しいため、居着きのチヌを狙うことになります。

狙う場所は、アオサや海苔などが生えているワンド状の釣り場になります。

 

経験上、冬場のチヌは海藻類を食べていることも多く、捌いてみるとお腹から海苔などがでてくることもよくあります。しかし、釣れる個体数も少なく、まれにしか口を使わないため、難しい釣りになります。

 

まとめ

チヌは年中釣れる魚ではありますが、季節によってその釣り方や攻め方が変わってきます。それもまたチヌ釣りの難しさであり、楽しさでもあります。季節に応じた釣り方をマスターすれば、さらに釣果は伸びていくことでしょう。

 

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