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Deeper PROのインプレ紹介。実際に海とトラウトで使ってみた感想と結果

2020年2月15日

魚がどこにいるかわかればいいなと考えており、魚探を探していたところDeeper というコンパクトな魚探を発見しました。

 

とても気になったので、2020年フィッシングショー大阪でブース出展していたため、お話を伺ってきました。

 

結果的にこれは使えるぞと思い、釣りに行く2日前にAmazon で購入しました。Amazon Prime であれば次の日には届くため、なんとか釣りに持って行くことができました!

 

トラウトと海釣りで使ってみましたのでご参考までに。

 

Deeperの種類

Deeperを購入するにあたって4種類のdeeperが発売されていることがわかりました。

価格の安いものから簡単にご紹介いたします。

まず最も安い初心者モデルのdeeperがこちらです。

Deeper Fishfinder START

 

釣りの初心者向けモデル これから釣りを始めようと思っている方やご家族、お子様でも簡単に使えるモデルです。

水温計やGPSを内蔵しておらず、非常にシンプルに魚がいるかどうかを確認するために使いやすいモデルとなっています。注意したいのは、海水での使用はできないというところです。

 

最小の魚などの識別サイズが5㎝ほどで、ワカサギ釣りやボートで水中に何かがいるのかを知りたい方や、水深が分かればいいかなといった程度の極めてシンプルに使いたいユーザーに向けた商品です。

 

魚探としての精度はそこまで優れていないため、せっかく数万円出すのであれば、もう少しランクの高いものでもいいのではないかというのが個人的な感想です。

続いて、フィッシングショー大阪で展示されていたもう一つ上のランクのディーパーがこちらです。

Deeper Smart Sonar PRO

 

中級・上級者向けモデル。強力なスキャン能力、様々な釣りスタイルに対応、ボートからのマッピング、アイスフィッシングに対応しています。

こちらが今回、私が購入したモデルになります。なぜこれにしたかは後述しますが、deeperに求められる基本的な機能が備えられており、過不足なく、最もベーシックな製品となります。

 

Deeper Fishfinder STARTと比較して、海水での使用が可能になっています。

 

私は海でも釣りをすることが多いため、海水仕様は必須と考えていました。

最小の識別サイズも2.5㎝と1インチのワームでも識別が可能になっています。

 

 

キャスト可能距離、すなわちdeeperとスマホとの距離が最長で100mまで、通信できるようになっています。

GPS機能がついているものは、deeperが水面のどの位置にあるのかということがマップ上で分かるようになっています。

注意点としては、このdeeperにはGPSがついていません。

ただし、携帯のGPSを使ってマッピングすることは可能で、例えば、ワカサギのボート釣りをする際にdeeperをボートに固定して、携帯のGPSと連動させて、deeperのある位置と携帯のある位置が同じであれば、その場のマッピングは可能になります。

 

一方で、GPS搭載のdeeperはdeeper自体にGPSがついているため、キャストしてマッピングが可能となります。

次に紹介するモデルがGPS搭載のモデルになります。

Deeper Smart Sonar PRO+

中・上級者向けモデル。強力なスキャン能力、様々なスタイルに対応、岸釣り、ボートからのマッピング、アイスフィッシングに対応しています。

 

名称はPROに+がついているものが、GPS搭載モデルになります。

基本的な性能は前述のDeeper Smart Sonar PROと同様です。

 

スキャンの可能深度は50㎝~最深で80mまでとなっています。

岸釣り、ボート釣り、夜釣り、アイスフィッシングなどで使うことができます。

 

PRO+モデルは、GPS搭載のためキャストして水深などのマップを作製することができるようになっています。

これがあることによって、自分が普段通っている場所のマップを作製して水深やかけあがりなどを記録しておくことができます。

 

GPSなしのモデルと比較して価格差は6000円程度ですので、自分の行く釣り場のマッピングをしたいという人は、+6000円でできるといった感じです。

私は釣り場が固定されているわけでもなく、海や川、湖、管理釣り場など様々な場所に行き、その時の情報があればよいため、GPSを付けないモデルとしました。

そして最後にご紹介するのが最新作の製品です。

Deeper Smart Sonar CHIRP+

CHIRP+となっているこちらのモデルは、中・上級者向けモデルで、Proシリーズより強力な識別能力、より強力なスキャン能力、様々なスタイルに対応、岸釣り、ボートからのマッピング、アイスフィッシングに対応しています

最新作だけあって全体的にスキャンの性能がかなり高くなっています。

正直ここまでスキャン能力を向上させる意味があるのかと思うほどですが、より詳しく状況を知りたい場合や、小さなワカサギなどを正確に確認したい場合などには使えそうです。

最小の識別サイズが1㎝と非常に小さなものまでわかるようになっています。

ソナービームの照射角度も3種類から選べ、真下にピンポイントに魚探をかけることができます。

もちろんGPSを搭載しており、マッピングも可能になっています。

 

評価すべき点として、急速充電に対応している点はこの製品にしてもいいかなと思えるところでしょう。

 

 

その他のモデルは6時間ほどで充電が切れてしまいます。それでも6時間も持つので魚探をかけっぱなしにしなければ、問題ないのですが、夜釣りをしてから日中も使いたいと思っている人にとっては急速充電ですぐに使えるのはありがたい機能だと思います。

どれを選んだか?

私の釣行スタイルとしては、釣り場は川から海まで淡水から海水、ルアー釣りからエサ釣りまで、ほとんど何でもするタイプですが、ボートや船の釣りは比較的少ない傾向にあり、おかっぱりの釣り、岸や堤防からキャストしたり、管理釣り場での釣りが多くなっています。

 

加えて、釣り具に対してはかなりの金額を費やしていたりはしますが、試したことのないポータブル魚探に初めから4万円を出す勇気はなく、差額でルアーや釣り具が買えるのであれば、価格を抑えた上で、魚探としての機能をしっかりと備えたものを選びたかったため、Deeper Smart Sonar PRO を選びました。

 

こちらは、GPSを搭載していないモデルですが、GPSで水深表を作ったからといって底取りをしなくなる訳でもないですし、毎回釣り場は状況が変わるためあくまで、今、魚がいるかどうか。または、現在の水深と底の状況、水温などを知りたいということで、Deeper Smart Sonar PROを選びました。

 

せっかく買うのであれば高性能なものが欲しいというのであれば、Deeper Smart Sonar CHIRP+を選択していれば間違いはないでしょう。

 

トラウトの管理釣り場で使ってみた感想

本来は海で使う予定だったのですが、deeperがどれほど正確なのかを確認してみたくなり、トラウトの管理釣り場で使ってみることにしました。

 

 

トラウトの管理釣り場であれば、水が透き通っていることもあり、実際に魚が、deeperの下をくぐったときに きちんと反応が出るんじゃないかと考えたためです。

 

Amazonで購入後、次の日には届いたため急遽の釣行にも間に合い自宅でセッティングしていきます。

 

パッケージの開封後です。

Deeper 本体とそれにつながるための金属管が二つ付属しています。

これに糸を繋げてキャストします。

 

この管だけでは、PEラインなど擦れてしまいそうなので、スナップ付きのスイベルをつけおくと安心です。

 

 

 

 

充電がされているか確認したところ約70%ほど充電されていたため、そのままでも使えないことはないですが、しっかりと充電してから使いたいため、自宅で充電していきます。

その間に、スマートフォンにアプリをインストールしておきます。

アプリの検索でdeeperと検索すると、Deeper Smart Sonar というのがでてきます。

こちらをダウンロードして使います。

インストール後に会員登録をする必要があります。

FacebookやGoogleアカウントでも登録が可能となります。

私は普段使っているGoogleからログインしました。

 

 

そしてアプリを起動してみますが、アプリを起動してもdeeperの電源が入っていなければ機能しません。

deeperの電源は、水に浸かると電源が入るようになっているため、自宅で試すのであれば、お風呂場に水をはって使う必要があります。

 

 

試しにコップの水で試しましたが、水深が浅すぎるとのことでした。

ソナーから発せられる音波でコップがカンカンと振動していたので、機能していることは確認できました。

事前に準備が完了したところで、トラウトの管理釣り場で実際に使ってみました。

 

 

手前の水辺に浮かべてみると電源が入りましたが、水深が浅すぎるとの表記が出てきました。スキャン深度は50㎝からですのでこちらから水の中が確認できる距離に投げ入れて様子を見てみました。

 

少し沖目に投げて、泳いでいるトラウトが魚探に映るか確認します。

その様子がこちらです。

水深は、2.7mで5,6匹のトラウトが回遊してきました。

数秒するときれいに水深と魚のアイコンが映し出されて、ほとんど実際の釣り場を表現してくれていることが分かりました。

 

底には藻が茂っていて、藻の場所にはきちんと緑色が表記されています。魚の遊泳層も目視する限りでは間違っておらず、deeperの性能に驚くばかりでした。

魚のサイズ感も映されているため、おおよその魚のサイズは分かります。

 

 

しかし、これに関しては正確かどうかの見極めは非常に難しいなと感じます。おおよそ小さい魚が多いか大きい魚がいるかといったことの確認はとれるでしょう。

 

ルアーは映るのか?

次に実験で、deeperの下を小さなクランクを通してみたら映るのかを確認してみました。

 

使ったルアーはトラウトでは、せこいほどによく釣れるシマノのふわとろ35㎜です。

最小識別サイズは2.5㎝であるため、それが正しければこのルアーも識別できるはずです。

 

 

実際の結果がこちら

水深80㎝でルアーを泳がせた遊泳層が黄色に表現されています。

明らかに何かが動いていたことが魚探で確認することができました。

ここまで正確に映るとは思っていなかったので、deeperはかなり使えそうだと思います。

 

その後はdeeperなしで釣りを楽しみましたが、最初に水深や魚のいる遊泳層が分かっていただけにその日は釣りが簡単になったようにも感じました。

 

次は釣り場を変えてテストしてみます。

海釣りで使ってみた。

 

海で使ってみました。

西伊豆の沖堤防での使用となります。

入水してdeeperのスイッチを入れます。スマホと連携させてからキャストします。

 

 

今回は海での使用となるため、糸が切れてなくしてしまわないように強めのタックルを使いました。

結果的にdeeperを投げるには最適なタックルバランスでしたのでご紹介しておきます。

deeperを投げるタックル

竿

ホリデー磯遠投 5号 450

ディーパー自体に重量があるため4号か5号クラスのロッドは必要かと思います。あまり長すぎると操作しずらいので、4mぐらいがちょうどいいかと思います。

 

堤防や磯場であればある程度の長さがないと手前の堤防や磯にdeeperをぶつけてしまう可能性があります。

最低でも3mぐらいあるとよいでしょう。

 

リール

シマノ セドナ C 5000

安いリールでもかまいません。ライントラブルのないような大きさで低価格なものを選びました。

ライン

PEライン4号

遠投性を失いたくないのでラインはPEラインを使用します。磯場などでラインをひっかける可能性が低いのであればPEラインでいいでしょう。

これらのタックルの準備をしたら、deeperを遠投します。

deeper本体とラインは直結するのでなくスイベルを使います。これによってdeeperが回転するのを防いでくれます。

スイベルの大きさは 10号 でスナップ付きのものを使いました。

deeperを回収する際にかなり回転してきますので、スイベルは必須です。あまり重たいスイベルだとdeeper本体が傾いてしまいますので気を付けましょう。

 

最初に勘違いしていたのですが、deeperには3か所スイベルをつけることができる穴があるのですが、水面より上にある穴を使う時は垂直にdeeperをおろして使う時用だそうです。

陸からキャストして引いてくるときには、一番下にある水中に使う位置にある穴にスイベルを取り付けるようにすると傾きが少なく安定するそうです。

 

 

実際に使ってみて

沖合30mほどをdeeperで魚探しをしてみました。

水深や温度なども適切に表記されていることが分かります。

潮が比較的流れていましたので、deeperを巻きながら探してくるのではなく、潮にのせて流しながら魚を探します。

しばらく流していると魚の反応がありました。

いろいろな場所で繰り返していると急に魚の大群が入ってくるところもありました。

魚が回遊している場所や、魚が居ついている場所などを見つけて、実際に釣り開始です。

一番初めは海藻が茂っている辺りを中心に狙いました。

 

魚のいる水深に、タナを合わせて、マキエをしないでクワセエサにオキアミをさして投入します。

数投すると、魚の反応があった場所で、ウキが沈みました。

釣れてきたのは、イトフエフキでした。

 

 

 

少し移動した次の場所は、小魚の反応はたくさんありましたが、中には大型の魚のアイコンも表示されていたため、この狙った場所に根があるのか魚がたまっていることが分かります。

 

大きな魚を目指して再度キャストします。すると狙いの棚の9mでウキがスーと入っていきました。すかさずあわせると強力な引きで上がってきたのがアイゴでした。

これもまた小さな魚です。

 

 

 

気を取り直して

場所をほんの少し変えて底についている魚を狙います。

この場所には少し大型が多いように思います。

 

再投入すると今度はウキがピクリとも動きません。

しばらくそのままで待っていると1分ほどしてウキがムズッと入りました。

あわせをいれるとさっきのアイゴよりも引きが強烈です。重量感とともに上がってきたのは40㎝を超えるグレでした。

 

 

deeperに映っていた大型の魚の正体はこのグレだったことがわかりました。

その後もあたりはあるけれども、のらない状態になり、エサ取りにオキアミだけ取られたりを繰り返して何とか大型のグレを4枚追加することができました。

渡船時間が短かったため、今回の釣行は以上となります。

deeperを回収して感じたのは堤防で使うと、地面との接触が多く底面がかなり傷ついてしまうなと感じました。

 

それと大きな問題だと感じたのが、天面の色です。

 

黒色をしているため、海に遠投してしまうとどこにあるのかがよくわからなくなります。

 

そういったことを防止して視野性を向上させるために公式製品にはオレンジ色や色のついたフタが販売されています。

 

こういったものです。

 

 

 

 

これを使うと夜釣りでもライトが点灯してどこにあるのかわかるようになっています。

 

はじめから付属していればうれしいのですが…

 

どうしても黒のままだと実用性に欠けるため、塗装してみることにしました。

 

deeperを塗装する

deeperのカバーだけを外して塗装していきます。

 

ネジが止まる場所にはあらかじめティッシュペーパーなどを詰め込んでマスキングしておきます。

塗装した後も塗装を後で剥がせるようにラバースプレーを塗装しておきます。

 

失敗してもやり直しがきくのがいいですね。

 

ラバースプレーが乾いたら、イエローを吹きます。

 

これにより、黒で発色がしにくくなるのを防ぎます。

見えればいいので塗りは適当でもかまわないかと思います。

 

続いてレッドを吹き付けます。

 

使ったのはホルツのレッドです。

 

 

完成したのがこちらです。

 

大きさと言い、色と言い、モンスターボールそっくりになりました。

 

下もホワイトで塗ってやろうかと思いましたが、音波を発している部分なので今回は見送ります。

 

 

塗装したことにより視野性がよくなり、どこを引いているのかが分かりやすくなりました。

 

こんなことするのが面倒であるという人は純正のカラーカバーを買ってしまうほうがお得だと思います。

 

実際に使ってみると塗って正解で、遠くから見ても非常にわかりやすくなりました。

 

バス釣りで使ってみた

バス釣りでも使えるのではないかと思い、野池に行って使ってみました。

 

赤色に塗装したことによって、場所がよく分かるようになりました。

意外と逆光だと赤色も見にくくなってしまうこともわかりましたが、元が黒色なので、仕方ないのかもしれません。

 

キャストしながら池を回りますが、反応がありません。

 

釣り人は多いものの釣れている様子はありませんでした。

キャストで届く範囲には、魚がいないのでしょう。

 

少し気になったのが、

キャストした時に、ドボンッ!という大きな音がたってしまうことです。

 

明らかに大きなものを投げたことがわかるぐらいの音なので少なからず魚にも影響はあるかと思います。

 

調べたいポイントがある場合は、少し沖にキャストしてから巻いてくることをお勧めします。

 

残念ながら今回は魚を見つけることが出来ず、釣果に繋がりませんでしたが、場所と季節を変えて再度チャレンジしてみたいと思います。

 

 

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