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アミエビと生オキアミ、ボイルオキアミの違い。最強に釣れる餌はどれ?

2020年8月27日

釣り具屋に行くと様々なエサが置いてあります。

そのなかでも冷凍品であるエビやオキアミは海釣りには必須のエサです。

 

ここでは、それぞれの違いと釣れる魚などを見ていきましょう。

 

オキアミとアミエビの違い

オキアミとは

一見するとエビのように見えますが実はプランクトンの仲間です。

巨大な群れで泳ぎ、外エラと活性化した消化酵素をもっています。

通常釣りエサとして売られているのは南極オキアミのことをさします。

オキアミはプランクトンを捕食していますが、エサのない時には代謝を遅らせることでエサが全くない状態でも200日も生存できる能力を持っています。

 

南極に生息する南極オキアミはクジラやアザラシなどの主食になっており、魚類の貴重なたんぱく源でもあります。

 

寿命は5年~7年で同程度の大きさの甲殻類のなかでは比較的長生きです。

エビとの違いとして、オキアミにはヒゲがついていません

 

オキアミは頭に短い角のようなものがありますが、触覚のような長いヒゲはありません。

 

そのため、別名ツノナシオキアミと呼ばれていたりもします。

 

世界的に見てみるとオキアミの漁獲量が多いのがノルウェーです。

ノルウェーでは養殖業用の飼料として使用されており、オキアミに含まれる赤色の色素のアスタキサンチンによってサーモンの身の色がよくなると人気なのです。

 

 

 

オキアミは魚の好物であるため、すぐにハリからとられてしまいます。

そこで一度ボイルすることで身の締まりを良くしてエサ持ちを高めて使うことがあります。

これをボイルオキアミといいます。

生オキアミは水揚げ後にすぐに冷凍したものですが、解凍すると劣化が早く黒変してしまいます。

 

ボイルオキアミは生オキアミを水揚げ後に熱水のシャワーを吹きかけたりすることで加熱し消化酵素を失活させて変色を防いでいます。

ボイルオキアミは生オキアミよりも比重が軽いため、魚を浮かせて釣りたいときに使われます。

アミエビとは

アミエビはサクラエビ科に分類されるエビの一種です。

 

オキアミはプランクトンでしたが、アミエビはエビです。

日本を含め、東南アジアに生息する小型のエビで、アキアミと呼ばれています。

アミエビはスーパーなどに乾燥して販売されているサクラエビの仲間です。

 

顕微鏡などで注意深く観察すると、エビですので手長エビやヌマエビにみられるようなV字のハサミを持っています。

 

 

 

これを常温保存できるように釣り餌に加工したものがアミ姫になります。

 

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オキアミとアミエビの使い分け

アミエビはオキアミに比べて小型で色が暗く身も柔らかいため、小型の魚に好まれます。

アミエビは遊離アミノ酸の量が多く、タウリン、グリシン、アラニンといった魚を惹きつけるアミノ酸が多く含まれます。

 

味覚や嗅覚を利用して集魚する際には、アミエビが優れているでしょう

 

一方で、オキアミはその大きさから視覚的にアピールすることに優れています

 

グレやチヌ(黒鯛)、マダイやワラサなどを狙う際にはオキアミがよいでしょう。

 

 

エサの沈み方の違い

生のオキアミの場合

ヒシャクで生のオキアミだけを投入すると縦長のスロープが出来上がります。

ゆっくり沈むものから、頭を下にして沈むものまであります。

これは生のオキアミの密度によるもので、頭の部分に空気を含んでいたりするオキアミはゆっくりと落下していきます。

砕かれたオキアミは殻の中に海水が入り込むため比較的早く水中を沈んでいきます。

 

 

一般にオキアミの沈下速度は10秒間に50cmから80cm沈下していきます。

グレ釣りの場合など生オキアミに配合エサをくわえて釣りをします。

これはオキアミが粉エサをまとうことでさらにゆっくりと沈んだり、煙幕を形成して集魚効果を高める働きをします。

 

配合エサと混ざることによってスロープ状にエサが沈んでいき、狙ったタナまでエサを届けやすく、魚のコントロールが容易になります。

 

ボイルオキアミの場合

ボイルオキアミとはオキアミを一度ボイルしたものになります。

オキアミがボイルされることにより、身の中の水分が抜けだし、身が硬く締まります。これによりオキアミの中に小さな空洞をつくりパサついたオキアミとなります。

海に撒いてみると半分ほどが海水面に浮いており、徐々に水を吸って沈んでいくことが分かります。

ボイルオキアミは沈下中にはオキアミが横に倒れた状態で円盤のようにして沈んでいきます。

 

水の抵抗を受けながら沈んでいくため、生のオキアミよりもゆっくりと沈みます

 

アミエビの場合

アミエビを柄杓で撒くと、塊で飛んでいきます。オキアミに比べてまとまりがあり、ひとかたまりで沈んでいきます。

塊がほどけてバラケだすとアミエビ自体の重量が軽いのでゆっくりと沈んでいきます。

 

オキアミとアミエビの臭いにはこれ

フカセ釣りやサビキ釣りなどオキアミやアミエビを使った道具を持ち帰る際には臭いが非常にきになります。

石鹸できれいに洗ってもどこか臭いが残っているなと感じることもあるかと思います。

 

特にバッカンを入れた車などの残り香は1週間ほど臭いがとれないこともあります。

そこで私が使っている消臭スプレーをご紹介しておきます。

いくつかの消臭スプレーのなかでもオキアミ臭に効くスプレーはこちらのドクターデオ プレミアムスプレータイプです。

安定化二酸化塩素を配合しており、オキアミやアミエビの臭いを無臭化してくれます。

ファブリーズなどと比べると少し高いですが、その分効果はあるかと思います。

オキアミやアミエビの臭いに悩んでいる方は使ってみてはいかがでしょうか。

 

名古屋港水族館では生きているオキアミを見ることができます。

私が行った時には、人も少なくオキアミが海中で漂う様子を見ることができました。

プランクトンといえど、動き方はモエビのように足を動かくして動いている様子が観察できます。

 

 

 

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