トラウト フィッシング では様々な種類のスプーンやプラグを持っていくため、たくさん収納できるようなタックルボックスやルアーの種類ごとにうまく分けることのできるワレットなどが必要になります。
ここでは私の使っているおすすめのタックルボックスをご紹介します。
このスタイルの人も多いのかと思います。
目次
トラウト用宅ボックスと言えばVS-7055 メイホウ
私が使っているのはメイホウのVS-7055というバスフィッシングのオカッパリアングラーによく使われているタックルボックスです。
このタックルボックスを少し改造してトラウト のタックルボックスにしています。
もはや定番すぎて多くの方が使っているかもしれませんが、それほどに便利なアイテムということです。
フタ裏にスプーンを掛けやすい
VS-7055は蓋の部分が全開に開かず斜めの状態で止まってくれます。
そのため、そこにスポンジを貼り合わせて加工することで蓋自体をスプーンワレットのようにして使うことができます。
スプーンをかけておくスポンジは少し硬めのもの採用し、蓋との接着には両面テープを使用しています。
こうして取り外し可能にしておけば、エリアトラウト だけでなく、中身を入れ替えてアジングやバスフィッシングにも使うことができます。
ボックスの一段目には、よく使うクランクなどのルアーや替え用のフックスイベル、そしてラインカッターを入れています。
一段目はよく使うものを入れておく場所といった感じでしょうか。
ハサミや替え針、スナップ類を入れています。
せっかくですので私の使っているおすすめのスナップ記載しておきます。
おすすめのスナップ
私が使っているおすすめのスイベルが ティモンのeスナップです。
耐久性に優れており小型でスプーンやルアーの動きを邪魔せず、光を反射しにくいブラック仕様です。
たかがスナップですが、シルバーのものよりもブラックのほうが、特にマイクロスプーンを使うときには魚の反応がよくなります。
タックルボックス二段目
続いて一段目を開けるとちょうど一段目のボックスの裏側にも重めのスプーンを収納しています。
ぶら下がっているのは、天面にすきま風防止シールを貼り付けておりこれにスプーンのフックをかけています。
すきま風防止シールは100円ショップにも売られていますが、安いものはスカスカのスポンジですぐにフックが抜けてしまいますので、ホームセンターなどで売られている少し硬めのスポンジを使うと良いでしょう。
これを横に貼り付けるだけです。
あとは好きな順にスプーンをぶら下げていきましょう。
下の箱部分の収納
一番メインとなる部分の収納には、主にミノーやクランクベイトなどのプラグを入れています。
別売のVS-3010がピッタリと収まるサイズですのでこれにルアーを入れます。
クリア、グレーなどのカラー違いと容器の深さ違いがありますので、お好みのものを選んでいただければと思います。
私の使っているボックスはVS-3010NSです。
トラウト ルアーであれば、それほど厚みはないので、量がそこまでないのであれば浅型のNSでいいかと思います。
収納はVS-3010NSを2個入れただけでは、ボックスにかなり余裕がありますので、替え用のスプールや小物なども入れることができます。
私は替え用のナイロンラインとフロロ ラインを入れています。
ライントラブルで時間を浪費したくないですし、遠征した場合にはショックなので予備としておいています。
その他にはフックリリーサーやハンドタオルなど入れます。
リールは別のボックスに入れており、釣り場の入場前にはロッドに装着していますので、ここには入れていません。
空いた隙間の有効活用
タックルボックスの下の段の収納にはまだ余裕がありますので、空いたスペースにすきま風防止シートを貼り付けてここにはボトム用のスプーンをぶら下げています。
自分の持っている数量に合わせてスペースを確保してみてください。
スプーンをぶら下げるデメリット
スプーンを交換する際にはこのぶら下げシステムは非常に便利なのですが、デメリットもあります。
まずスプーンが常にぶら下がった状態なので、車での移動中はジャラジャラと音がします。
舗装された道であればさほど気にならないですが、荒れた道路ではジャラジャラとうるさく聞こえます。
一方で、自宅で保管しているときには、
スチールラックの一番上に置いているのですが、地震が来たときにカタカタと揺れて、家自体がゆれていることの合図になっています。
今揺れた?といったときに、わかりやすい目安になりました。
タックルボックスをカスタムする。
VS-7055は、メイホウの他のアイテムでカスタムすることが可能です。
取り付けるのであればロッドスタンド でしょう。
ロッドスタンド も様々な種類のものが販売されています。
通常のモデルがBM-280です。
バスロッドなどに最適な長さです。スタンドの長さを3段階に調整可能になっています。
スタンド穴径は45mmでトラウトロッドで使うには少し大きいぐらいでしょう。
そこで、少し径の小さい35mmモデルのlightタイプを使っています。
私が使っているのはBM-250lightタイプです。
ご自身の好みの色で取り付けてみてはいかがでしょうか。
その他のオプション
メイホウのバケットマウスなどに装着できるものは他にもあります。
トラウト で使うのであれば、
パーツケースBM-100が便利です。
ゴミや糸くずなどを入れておくのにちょうどよく
蓋付きですので雨の日でも水浸しになることがありません。
ハードドリンクホルダー BM
差し込む隙間が空いているのであればドリンクホルダー をつけるということもできます。
使い終わってフックが伸びているスプーンやルアーなどケースとは分けておきたいものをいれておくにはちょうど良いサイズ感です。
BM-250Light ロッドスタンド クリア
クリアタイプのロッドスタンドも発売となりました。
紫外線による黄変がないか気になるところですが、タックルボックスにクリアのロッドスタンドがあればかなりおしゃれになるのではないかと思います。
まとめ
エリアトラウト に最適なタックルボックスのご紹介をしてきました。
人それぞれに釣りのスタイルや使い方があるかと思いますので参考にしていただければ幸いです。
オリジナルのタックルボックスを自作してみてはいかがでしょうか。
エリアトラウトの必需品と便利グッズ紹介。おすすめのアイテムはこれだ!
【あとがき】
今回の記事を書き終えて改めて感じるのは、「自分が実際に使ってみて、便利だと思ったアイテムやカスタムは、より多くの釣り好きな方々にも役立つのではないか」という手応えです。トラウトフィッシングにおいては、いかにスプーンやプラグを効率よく収納し、素早く取り出せるかが重要だと実感しました。蓋にスポンジを貼る工夫やスナップの選択など細部の使い勝手を追求することで、結果的に釣りそのものをより楽しめるようになるのではないかと強く思っています。
そもそもこの記事を書くに至ったのは、何気ない日常の中で「タックルボックスってもっと楽に整理できないものか?」という疑問を再認識したからでした。私がこの疑問を持ち始めた最初のきっかけは、大芦川で行われたトラウトの大会を観戦しに行ったときのことです。プロやベテランのトーナメンターの皆さんのタックルボックスを見て、その整然とした仕切り方やルアー配置の工夫に目を奪われました。蓋を開けた瞬間に、どのルアーをどこから取り出すかが一目瞭然になっている状態はまさに圧巻でした。当時、私はまだ市販のタックルボックスをそのまま使い、雑多にスプーンやクランクを放り込んでいる状態だったので、「どうしたらあんなふうにスマートに収納できるだろう?」と、家に帰ってからいろいろ調べ始めたんです。
さらに、その後釣りフェスに足を運んだときには、メイホウ社のブースに立ち寄って様々なカスタム例を直接見ることができました。実際にスタッフの方々にお話を伺い、取り付けられるオプションパーツや収納のコツなどを教えてもらったのです。なかでも「VS-7055」は、私がメインで行うトラウトフィッシングだけでなく、バスフィッシングやライトソルトゲームなど多種多様なシチュエーションで使える拡張性の高さが魅力的でした。彼らのブースでは、蓋裏や空きスペースにスポンジシートやパーツケースを組み合わせてルアーを管理している例が多く見受けられ、「こんなに自由度が高いのか!」と目から鱗が落ちたのを今でもよく覚えています。
実際に私もいくつかのタックルボックスを試しました。初めは小さなプラスチックケースを幾つも連結させるやり方や、深さの異なる複数のコンパートメントを備えた大型ボックスを使ってみたりと、試行錯誤を繰り返しました。しかし最終的には、ボックスそのものにやや余裕があり、かつ拡張オプションが豊富なメイホウのVS-7055に落ち着いたというわけです。なぜならば、私が通うエリア—加賀フィッシングや白河フォレストなど—では、「その日の状況に合わせて細かいルアーの入れ替えを行う」という機会が多いからです。天候や水質に応じてミノーを追加したり、小さめのマイクロスプーンを取り出しやすい場所に移動させたりと、その場でルアーを頻繁に交換する私にとって、蓋裏や仕切りを自由にカスタマイズできるVS-7055は最適解でした。とりわけ、自分の手持ちのタックルを丸ごと持っていける安心感と、必要なアイテムをすぐ取り出せる時短効果は、釣りのストレスを格段に減らしてくれます。
また、執筆中に思い出したのは、ある釣具店の店員さんとの何気ないやりとりです。ロッドスタンドについて相談したとき、店員さんが「バスロッドメインのスタンドはやや径が大きいけれど、トラウトならlightタイプのほうが良いかもしれませんね」と具体的にアドバイスしてくれたことがありました。そのとき「BM-250Light」というモデルを教えてもらい、実際に取り付けてみると、ロッドがぐらつくことなくフィットし、傷もつきにくい構造になっていたのです。こういったちょっとした会話や情報交換が、釣りの世界ではとても大きな発見につながります。実際に使っている人の声ほど、信頼できるものはありません。
さらには、私自身が大芦川の大会を見たときに感じた「どこに何が入っているかをパッと把握できるタックルボックスは、実釣においてとてつもない武器になる」という思いが、このブログ記事の原点になっています。蓋裏にスプーンをぶら下げる小技や、余白スペースにスポンジを貼り付けてフックを掛けるといったDIY感覚のカスタマイズは、一見すると些細な工夫に思えます。しかし、自分なりにカスタムしたボックスを開けると、なんだかワクワクして、「早く釣りに行きたい!」という気持ちが湧いてくるんですよね。その感覚は、釣りという趣味を長く続けていく上で大切なモチベーションにもなります。
カスタマイズに関しては、「自分がよく使うルアーほど手前や取り出しやすい場所に配置する」「よく使う小物はクリアタイプのケースでひと目で分かるようにする」など、自分のスタイルに合わせた最適解を探す作業が本当に面白いです。私の場合は、メインルアーであるクランクや小型ミノーを上段や仕切りの最前列に配置し、さらにその日の状況によってアクティブに交換するため、蓋裏にはすぐ取り替えたいスプーンをぶら下げるようにしています。このちょっとした配置替えをするだけで、実釣中にあまり動かずに手を伸ばせるため、ロスタイムが大幅に削減されます。これが大会や混雑時のエリアでは大きなアドバンテージになると感じています。
また、遠征時にもしっかりと備えられるように、替え用のラインやスプールを下段の空きスペースに必ずセットしているのも私流です。フックやスナップ類、ハンドタオル、フックリリーサーなどをまとめておくのに便利なパーツケースBM-100を装着しておけば、ゴミや糸くずなどもすぐ捨てられて、釣り場を汚さずに済みます。こういったエコ意識を持ちながら道具を整理できるのも、カスタムできるタックルボックスならではの醍醐味でしょう。
今回の記事は、こうした私自身の試行錯誤と経験を一つにまとめたものです。使う人によって必要なアイテムや重視するポイントは違うかもしれません。でも、この「自分だけの最強タックルボックスを作る楽しさ」を一人でも多くのアングラーに共有したくて、記事を書き上げました。もし皆さんがこの記事を通じて「次はこんなカスタムをしてみようかな」「もう少し深型のケースも試してみたいな」と思ってくださったら、執筆者としてこんなに嬉しいことはありません。
最後に、この記事を読んでくださった皆さんには、ぜひ「自分流のカスタマイズ」に挑戦していただきたいという想いを強く伝えたいです。タックルボックス一つを取っても、貼り付けるスポンジの硬さや配置するルアーの順番、スタンドやパーツケースの組み合わせなどで、釣りの快適さがぐっと変わります。それによって「もっと釣りが楽しい!」という気持ちを味わうきっかけになれば幸いです。