エリアトラウトにおいて脅威の釣れっぷりでムーブメントを引き起こした元祖ボトム用バイブレーションDSベビーバイブ
その特徴と使い方やカラーの選び方を見ていきましょう。
目次
DSベビーバイブの特徴
DSベビーバイブはトラウトのルアー販売会社ディスプラウトの製品で、バス用のベビーバイブをシングルフックに変更しサイレント化、ウェイトも3.8gに設定しエリアトラウト用に生まれ変わったバイブレーションです。
ズル引きはもちろん、シェイキングなど様々なアプローチを可能にしたマルチにこなせるトラウトルアーと言えるでしょう。
トラウトはボトムに弱い
トラウトの理性が狂ったように追いかけてくるシーンを見たことがあるでしょうか。
それはボトムをピョンピョンと砂煙を上げながら逃げ惑う小魚や虫がいたときに起こります。
かつてはこれをメタルバイブレーションで表現していましたが、DSバイブはABS樹脂素材を使って表現しています。
ボトムで直立姿勢を保つ
ボトムの釣りにおいて難しかったフッキングをDSバイブは簡単にしてくれました。その特徴はボトムでお尻の部分を上げたまま、着底することです。
ルアー前方にウェイトが埋め込まれており、後方はエアールームとなっています。
そのため、前に沈み込もうとする力とお尻を浮かべようとする力が程よく引き合い、前傾姿勢を保っています。
これにより、フックポイントが立ち上がりついばむようなアタリでもフッキングしやすくなりました。
DSベビーバイブのフックサイズは?
DSベビーバイブのフックサイズは魚の状況によって使い分けます。
魚が高活性でひったくるようなアタリが多い時には#7 フックが最適です。
魚が低活性で、強いアタリが出ない時には、#8にして後方のフックをボトムで中吊りにするようにすると小さなアタリもフッキングしやすくなります。
DSベビーバイブの使い方
DSベビーバイブの使い方としては、4つの方法があります。
基本となるのは
・ズル引き
ボトムを感じながらゆっくりと巻いてくる。
・シェイキング
竿先をチョンチョンと動かしながら誘いをかける
・リフト&フォール
竿先を上げてルアーを誘い上げ、張らず緩めずのテンションでルアーを落とし込んでいきます。
アタリは、DSベビーバイブの場合リフト中にもフォール中にも出やすいです。
・デジ巻き
リールのハンドルを1/3 〜1/4 ずつ巻いていきます。巻き取り幅を一定にしながら巻いていきましょう。
釣れるカラー選択
ルアーカラーによって釣れ具合は変わってくるため、適切なカラーを見つけ出すことが重要になります。
ここでは3種類にカラーを分けて釣れるカラーの選択方法を見ていきます。
アピールしてボトムに誘うルアー
ボトムの釣りが基本になりますので、まずは魚にボトムに目を向かせる必要があります。
最適なカラーとしては、グロー系のカラーです。
PPマスタードのような色が最適です。
この系統の色は、落としていくと魚の目線が下を向くのがわかりやすい色です。
食わせるルアー
グロー系のカラーでアタリがでれば勝負は早いのですが、釣れ続きにくいというデメリットもあります。トラウトが見飽きてしまうためです。
ボトムに集めたトラウトを丁寧に釣っていくには、ボトムの色に近い色合いを選択すると良いでしょう。
ナチュラル系の色やブラウン系の色が最適です。
特にブラウン系の色は水の色を問わずに釣れる色です。
目先を変えるルアー
ボトムのナチュラル色も投げ続ければ見飽きてしまいます。ナチュラルのカラーに見飽きてしまうと他の色もなかなか反応しにくい状態になってしますので、ここで差し色として他の人が投げていないような色を投入します。
スプレッサーのように一味違ったカラーの投入でトラウト達の活性を取り戻していきます。
DSベビーバイブのライン
DSベビーバイブを使用する際にはPEラインをおすすめします。
ナイロンラインではアクションがメリハリをつけて出せなかったりしますので、PEライン+フロロラインリーダーがいいでしょう。
まとめ
ボトムのルアーとしてDSベビーバイブをご紹介してきました。
万人に使いやすいルアーですので放流後など圧倒的に釣れる瞬間があったりします。
革命を定番として定着してくれたこのルアーを一度使ってみてはいかがでしょうか。