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カゴ釣りのおすすめ仕掛けとタックル紹介。堤防や磯から釣れる最強の裏技解説

2021年10月11日

カゴ釣りはシンプルな仕掛けでありながら、理にかなった釣り方で、大物も狙える夢のある釣り方です。

ここでは、カゴ釣りの仕掛けのおすすめや釣り方などを見ていきましょう。

 

この記事は以下のような人におすすめ!

  • カゴ釣りのおすすめの仕掛けを知りたい人
  • 遠投して大物を釣りたい人
  • カゴ釣りで釣れない状況を打破したい人

まずタックルは、どのぐらいの距離を遠投したいかによって揃える道具も変わってきます。

ここでは80mから100mを飛ばすことを基準に60〜73cmの青物や真鯛ぐらいまでの魚に対応した仕掛けとタックルをご紹介します。

 

カゴ釣りの竿

ひとつ目にカゴ釣りの竿は遠投する上では最も重要な役割を果たします。

まずはじめは、扱いやすいスピニングタイプの竿がおすすめです。

 

シマノ ブルズアイ遠投 4号520

 

竿の号数は4号竿を基準にします。

4号竿は380gですが、5号になると重量が415gとけっこう重たく感じるレベルの竿になります。

 

適合ハリスも10号まで大丈夫なので、不意な大物にも対応できます。

堤防から少し投げたい方や、女性の方などであれば、3号でもいいかもしれません。

 

 

ブルズアイ遠投は、スパイラルX搭載で、ねじれにも強い竿ですので、胴にのせて遠投することができ魚の取り込みもしやすくなっています。

ガイドホールドシステムという、ガイド固定をするための凸凹があり、ガイドが途中で回転してしまうということもなく、使っていてストレスと感じない竿になっています。

 

最近では、ブルズアイ遠投SI

というインナーガイドのロッドが発売されており、風の強い日や夜釣りなどの過酷な状況下で使いやすい竿も販売されています。

ご自身の釣行スタイルに合わせて使ってみてはいかがでしょうか。

 

ダイワ インプレッサ 4号 530遠投

3万円を切る安価な竿ですが、価格以上の性能が備えつけられたカゴ釣りの入門には使いやすい竿です。

 

反発力を高めたブランクスのおかげで、遠投して狙った場所にキャストしやすい竿です。

シマノのブルズアイよりも10cmほど竿が長くなっていますが、距離はあまり変わらないかもしくは少し落ちるぐらいだと感じます。

ブラックのデザインが、シンプルながらクールさを引き立てるデザインになっています。

 

 

カゴ釣りのリール

リールは遠投できる大型のものを選びます。おすすめのリールは以下のようになります。

 

ダイワ ウインドキャスト 5000. 6000

パワーと遠投性と申し分ないリールです。価格も安く抑えられており、マグシールド搭載で安心できます。

重量が620gとやや重いことが難点ですが、そこを気にしなければ遠投カゴ釣りに使えるリールです。

 

やはり重さが気になる方であれば、 プロカーゴSS 遠投をおすすめします。

 

 

プロカーゴSS 遠投 5000

ライトタックルの感覚でカゴ釣りをすることができ、ショートストロークですが、ハンドル一回転あたりの巻き取り長さが、96cmと手返しのよい釣りが可能になります。

ウインドキャストとの価格差は約8000円ですので、長く遠投カゴ釣りを楽しみたい方には、プロカーゴSSがいいのではないでしょうか。

 

シマノ ブルズアイ 5080

私も長らく愛用しているのがブルズアイです。

アジやサバ、イサキ、グレ、真鯛などを中心に手返しの良さと取り回しに主眼をおいたリールです。

 

サイズに似合わず、445gと軽量で、1日使っても疲れない重さとなっています。

巻き上げが軽いので、遠投しては回収のスピードが上がり、回遊魚のタイミングも逃さないので非常に気に入っています。

 

ドラグ調整もしやすく、カンパチがかかった際にもしっかりと活躍してくれました。

 

 

通常であれば5080サイズで問題ないでしょう。

離島の大物狙いのカゴ釣りであれば、9100、9120もいいかもしれませんが、なかなか出番は少ないかと思います。

 

5080モデルはドラグが12kg ハンドル一回転あたりの巻き上げ量が88cmですので、本当にちょうど良いリールと言えるでしょう。

 

シマノ社のリールでは、これより良いカゴ釣りで使えそうなリールがないのが残念ですが、逆に言えばブルズアイで事足りてしまうということでしょう。

 

 

カゴ釣りの道糸 PE

カゴ釣りで遠投するのであれば、圧倒的にPEラインがおすすめです。

理由としては、PEラインであればナイロンラインと比べてかなり細いラインを使うことができ、遠投時の空気抵抗が少なくなるので、圧倒的に距離が伸びます。

カゴをしゃくってコマセを出す際にも伸びが少なく、操作性にも優れています。

 

PEラインには4本ヨリや8本ヨリなどありますが、平たいPEラインよりは断面が円形に近い方が無駄な抵抗も少なくなるので、8本ヨリをおすすめします。もちろんそれ以上でもかまいません。

 

おすすめのPEラインは、シーガーX8  3号です。

4号、5号でも問題ないですが、太ければ飛距離も落ちます。

2号程度までは細くても大丈夫ですが、私は磯での使用も多いので余裕を見て3号にしています。

 

PEライン対応のウキ止め糸は別途ご紹介いたします。

PEライン対応ウキ止め

ウキ止め糸のおすすめ紹介。PEライン対応のウキ止めは2種類

 

 

カゴ釣りの天秤

 

カゴ釣りの天秤にも様々なものが販売されていますが、基本的には、クッションゴムがカゴに干渉しなければ問題ありません。

 

天秤が短ければ空気抵抗も少なく良く飛ぶので、できる限り短く、かつ、カゴに干渉しないサイズを選ぶと良いでしょう。

 

ピアレ 超遠投カゴ釣天秤

 

絡みの少ない構造で、とにかく飛ばしたい人におすすめの天秤です。

 

極力空気抵抗になる部分が排除されており、遠投を重視した設計になっています。

少し高いのか難点ですが、なくすことも少ないので、一つはもっておいてもいいかと思います。

 

サニー商事 アポロアーム

 

天秤の先端に形状記憶合金を使用しており、しなやかなクッション性があります。魚が暴れにくく食い込みやすい天秤です。

 

個人的には形状記憶合金の優位性をあまり感じませんでした。

 

 

カゴ釣り天秤の裏技

カゴ釣りの天秤にはゴム管のスナップと道糸からのスナップを取り付けるのですが、これに道糸が干渉して、絡まりやすくなっています。

 

そこで熱収縮チューブを通して絡みを防止することにしました。

6mmのチューブと4mmのチューブで収縮させます。

スイベルの回転部分はハリスの糸絡み防止に必要なため露出させておきましょう。

 

熱収縮チューブを使用することで、天秤とクッションゴムに一体感を持たせることができました。

絡み防止、飛距離アップにもつながりますので試してみてはいかがでしょうか。

 

カゴ釣りのカゴ

カゴ釣りのカゴは、オキアミの量によってサイズを変えますが、基本的にはSサイズのカゴを使用します。

売られているカゴで小さいものを選ぶと良いでしょう。

 

理由としては、遠投するためにはできるだけ空気抵抗を減らさなくてはいけません。

そのため、カゴが大きいと遠投したときに空気抵抗が大きく、飛びにくくなります。

 

Sサイズのカゴに入るオキアミ量であってもカゴ釣りであれば、オキアミと刺しエサは十分に同調してくれます。

ただし、トータルでの餌撒き量が少なくなってしまうので、手返しよく釣りをする必要があります。

 

少量のエサを定期的に撒き続けることは、フカセ釣りや、スルルーの釣りなど様々な釣りで有効な手段です。

 

一定量の魚を常に集めつつ釣っていくと数釣りにも有効なのです。

 

渚の遠投師 遠投カゴ

本当はSサイズをお勧めしますが、Amazonにはありませんでした。

発泡スチロールのボールがステンレスの軸に刺さっており、カゴの中に隠れています。

これにより、一度のシャクリでカゴがしっかりと開きオキアミが滞りなく排出されます。

ただし、発泡スチロールのボールが入っている分、わずかですが、カゴ内部の内容量は少なくなります。

 

ピアレ 超遠投カゴ 12号

作りもしっかりしており、とにかくよく飛んでいいカゴです。

ただし価格が、他のカゴに比べて2倍ぐらい高いので万人におすすめできる遠投カゴではありません。

遠投カゴにこだわり抜きたい人にはおすすめです。

 

釣り場が堤防やショアなど、根掛かりや瀬ズレがない場所で使うのであればおすすめです。

 

サニー商事 アポロカゴ12号 ブラック

オキアミの抜けがよく、扱いやすいカゴです。

価格も1200円ほどなので、良心的な製品と言えるでしょう。

 

オキアミもポロポロと定期的にカゴから落ちてくるので比較的長く流すのにおすすめです。

オキアミをカゴに入れにくいのが難点ですが、慣れれば問題ないかと思います。

 

カゴ釣りのクッションゴム

カゴ釣りのクッションゴムは狙う魚によってサイズを変えます。

私の場合は大型の青物や真鯛などを視野に入れて釣りをすることが多いので、太さ3mm 長さ30cmのクッションゴムを使うことが多いです。

 

 

これぐらい丈夫であればクッションゴムで切れる心配がないのと、クッションゴムの適度な張りがハリスの絡みを抑制してくれます。

 

ただし太ければ太いほどキャストした時に空気抵抗を受けることになりますので、飛距離は落ちてしまいます。

堤防から狙う魚であれば2mmも太さがあれば十分ですが、磯などでシマアジやワラサ狙いの場合は少し不安です。

大型魚にも備えるのであれば2.5mm 以上の太さが望ましいでしょう。

30cm前後のソウダガツオなども引き抜くことができます。

 

長さは、20cm〜30cmぐらいが扱いやすいでしょう。

50cmのクッションゴムを使ってみましたが、クッションゴムにハリスが絡んでしまうこともあり、意味をなしていなかったのであまり長いクッションゴムはおすすめしません。

太くなるのと同様に長ければ長いほど空気抵抗が大きくなり飛距離も落ちてしまうので30cm前後が最適ではないかと思います。

 

 

クッションゴムは使わない方もいらっしゃるかと思いますが、道糸がナイロンラインであれば伸縮性もありクッション代わりになるのでそれでもいいかともいますが、PEラインを使ったカゴ釣りでは、伸縮性がなく、アワセ切れや魚を暴れさせることにつながりますので、クッションゴムは必要になります。

 

クッションゴムを挟むことで、魚の引きを抑え込み過度な力は逃してくれるので、安心して魚とやり取りすることも可能になります。

 

カゴ釣りのハリス

カゴ釣りのハリスは、フロロカーボンのハリスを使用します。

フロロカーボンのハリスは適度な張りがあり、刺しエサが水中で落下する際に、ハリス同士の絡みが少なくなります。

また、伸縮性が少ないのでウキにあたりが明確に出やすく、カゴ釣りのハリスとしては最適なハリスと言えます。

 

太さは狙うターゲットにもよりますがほとんどの魚は3号で問題なくとることができます。

(もちろんドラグ調整はしておきましょう。)

 

食いが渋いなと感じる時には、2号に落とし、根ズレ、瀬ズレが心配な場合は4〜6号を使うと良いでしょう。

 

おすすめのハリスは船ハリスです。

 

船ハリス2号

コストパフォーマンスに優れており、ボビンが大きいため、糸よれが少なく、非常に扱いやすいです。

強度も申し分ない強さですので、おすすめできるハリスです。

船釣りはもちろんですが、ぶっ込み釣りや、ルアー釣り用のリーダーとしても使えます。

 

 

 

ハリスの長さは狙う対象魚にもよりますが、2~3mをとっておき、魚のアタリがあるようでしたらそのまま、もしくは少し短くします。

針にエサが付いたままかえってくる場合は、5mぐらいまでハリスを長くとり、自然にエサが海中で漂うようにします。

 

エサの放出されるカゴから一定の距離をあけることで、警戒心の強い真鯛やクロダイなどを狙うことができます。

 

カゴ釣りのハリ

カゴ釣りで使用する針は、真鯛針やグレ針、アジ針などです。

釣りたいターゲットを見定めて釣り針を決めます。

事前に釣り場でどのような魚が釣れているのか?サイズはどの程度か?といったことが分かれば、その魚に合わせて針を選定します。

 

基本的には、大きめの針でオキアミがちょうど収まるサイズでスタートします。

 

私はケン付真鯛 10号(がまかつ)から始めます。

 

使用しているオキアミのサイズにもよりますが、私の場合は、真鯛針の10号がちょうどよいサイズになります。

 

これでエサが持たない場合、例えばウキにあたりがなく、空針でかえってくる場合などは針の号数を11号、12号と大きくします。

 

一般には針の号数が大きくなるほどエサ持ちは良くなります。

ただし、ハリの重さがオキアミに加わるので自然沈下の速度よりも早くなり魚に違和感を与える場合もあります。

 

ウキにあたりがあるが魚が釣れない場合は、ハリの号数が大きすぎて魚が吐き出している可能性があります。

この場合は8号、6号と小さめの針を使います。

 

食いが渋い場合やあたりがなかなかもらえない場合も針を小さくしてつけるオキアミを小さくすると良いでしょう。

魚が食いやすくなり、釣れる可能性が高くなります。

 

あまり針が小さすぎると魚が飲み込んでしまい、針を外すのが大変で手返しが悪くなるので、適度な大きさを釣りをしながら探していくのがベストです。

 

 

カゴ釣りの餌

基本的にはオキアミを使います。

 

ボイルオキアミよりも生のオキアミのほうが食いはいいです。

オキアミから出るドリップにはうまみの成分が多く含まれているので、グレエサのグレパワーV9などをひとつかみほどまぶして使います。

粉の配合エサを加えることで水中で煙幕を形成することができ、魚へのアピール度も増します。

 

魚の寄りが悪いときや魚の数が少ないとき、季節外れなどの場合はアミエビを加えます。

アミエビの集魚効果はかなり高く、多くの魚を寄せますが、エサ取りも同時に寄せてしまうので使い時を見極めなくてはいけません。小鯖しか釣れてこない…エサがタナまで持たない…といったことになる可能性が高くなります。

 

 

カゴ釣りで最強になるコツ

カゴ釣りで人よりもたくさん釣るコツとしては、いち早く釣れるポイントを見つけることです。

確かにカゴ釣りは、目の前に投げていれば、回遊してきた魚がエサを見つけて寄ってくることが多く、それで釣れてしまいます。

 

しかし、数を釣りたい、大型を釣りたいといった場合は、その魚がいる場所、そして棚に仕掛けを届ける必要があります。

そのため、同じ場所に何度もキャストするのではなく、流す潮や潮目、距離などを細かく変えて探っていく必要があります。

幸いにもカゴ釣りは、キャスト次第で幅広く釣り場を探ることができる釣りです。

 

人が攻め切れていない場所を遠投してダイレクトに狙うことができるのもカゴ釣りの魅力ですので、遠投性、キャスティング性を利用した釣りをするとそのメリットが生かされます。

 

 

カゴ釣りで釣れる魚は、同じ場所にジッとしていることが少ないので、一投一投少しずつ場所をずらして探っていくと良いでしょう。

 

 

釣れるコツとして重要なことにタナがあります。

タナとは魚が回遊している層のことで、海面からどれぐらいの深さに魚がいるかをさします。

 

魚のいるポイントにキャストできてもタナが違っていれば、釣れることはありません。

運動会のパン食い競争で、パンが高さ2mに吊るされていては多くの人は食いつけませんよね!?

同じように海の中でも魚にエサを食べやすいタナというのがあります。

しかしそれは、日々の中、時間の中で変わり、これが正解というのがありません。

そのため、一投一投の中でタナを変えてその日はどのタナに魚がいるのかを探っていく必要があります。

 

釣りのうまい人というのはこういった縦と横、深さと3次元的に探りをいれて、その日のヒットパターンを探しているのです。

 

一度タナや距離感が掴めると、その前後で釣れ続くことが多いので結果的にたくさん魚を釣ることができます。

 

まとめ

ここではカゴ釣りのタックルや釣り方などをご紹介してきました。

釣り場が磯なのか堤防なのか、釣り公園なのかということで、多少の釣り方は変わってきますが、基本的な釣り方は同じです。

 

あとはご自身の行く釣り場に合わせてタックルの大小や、ハリ、ハリスの太さを調整するだけです。

 

事前に釣れている魚がどんな魚でどれぐらいのサイズなのかを把握できれば、それに合わせたタックルに調整ができるので、釣り始めからヒットする可能性も高くなります。

 

事前の情報収集も忘れないようにしましょう。

 

 

 

また、カゴ釣りでよくみられる光景でカゴを流しっぱなしにしている人が見られます。

 

一般にカゴの中のオキアミが放出されてしまうと針についたオキアミだけでは釣れにくくなります。

釣れない状態でウキを流すのは無駄な時間なのですぐに回収して、次の一投をいれましょう

 

カゴ釣りでは、釣れるポイント、タナを探ることも重要ですが、手返しも重要になります。

手返しが良くなることで、探れる範囲も大きくなりますので、釣果も良くなります。

 

 

いろいろな場所やタナを探っていると、ズバッ!とカゴ釣りの大きなウキが消し込む瞬間が訪れます。

大きなウキが消し込む瞬間は快感です。 糸ふけをとってしっかりとアワセを決めてあげましょう。

あとは存分に魚とのファイトを楽しんでください。

 

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