千葉県柏市にある清遊湖は、メーカーの大会や例会も行われるヘラブナの管理釣り場です。魚影の濃さが魅力ですが、魚がいるからといって簡単に食わせられるとは限らないところも面白い釣り場だと思います。
釣り方を考えるときは、中央・南・北桟橋のメーター規定と、タナ自由の西・東桟橋を分けて考えると整理しやすくなります。冬はセット、暖かい時期は両ダンゴを軸に、エサがタナまで届いているかを見ながら調整していきましょう。
ここでは、清遊湖の料金や水深、桟橋ごとの規定と季節別の釣り方を紹介します。
清遊湖の基本情報と営業時間・料金
住所:千葉県柏市金山206-1
電話番号:04-7193-1255(例会の予約など)
営業時間:3~9月は6:00~15:30、10~2月は6:30~15:30
例会は15:00まで
定休日:元日
朝の入場時間は季節で変わります。貸切や臨時休業のお知らせもあるので、出かける前には清遊湖のお知らせを見ておくと安心です。
入り口は青色の清遊湖の看板が目印です。写真ではマルキユーの赤い旗も見えます。
入場料金と回数券
| 区分 | 月~土曜・祝日 | 日曜 |
|---|---|---|
| 男性・1日 | 2,000円 | 2,500円 |
| 男性・半日(11:00~) | 1,600円 | 2,100円 |
| 女性・全日 | 1,600円 | 1,600円 |
| 高校生以下・全日 | 1,000円 | 1,000円 |
回数券は12枚綴り20,000円です。通う回数が多い方には選択肢になりますが、例会・大会でフラシを使用する場合は回数券などの特典が無効となるため、利用目的に合わせて選んでください。詳しい条件は清遊湖のご利用案内に掲載されています。
収容人数と駐車場
収容人数は450人、駐車場は400台という大きな釣り場です。ただし、大会や例会の日は使える桟橋や釣り座も変わります。広さだけで空席を判断せず、入りたい桟橋の利用状況を受付で聞くのがおすすめです。
初めてなら、釣り方を決めてから座る場所を相談すると準備しやすいと思います。特にカッツケをしたい場合は、空いている席ならどこでもよいというわけではありません。
清遊湖の規定・ルールは桟橋ごとに確認する
釣り方を決める前の確認
- 竿は基本8~19尺。公式見取り図では、対面で竿がぶつかり合わない場合に限り19.5尺も使用可能。
- 中央・南・北桟橋は、第一オモリ上部からウキ止めゴムまで1m以上。
- 西・東桟橋はタナ自由。
- 中央・南・北桟橋は生エサ・オカメ禁止。西・東桟橋は生エサ禁止。
メーター規定の1mは、水面からハリまでの長さではありません。ウキ止めと第一オモリの間を測って合わせます。カッツケを楽しむなら西・東桟橋を選び、ほかの桟橋で浅くしすぎないように気をつけましょう。
長竿を使う方は、公式の釣り場見取り図と対面の釣り人の位置も確認してください。例会を開催する場合は、フラシに入れる枚数・重量を制限する魚にやさしいスマートルールについても、予約時に相談しておきましょう。
清遊湖の水深と底釣りの考え方
水深は全体で3~5.4m、中央桟橋は4~5m、南・北桟橋は3~4mが目安となります。西・東桟橋も含め、座る場所や振り込む位置で底までの距離は変わります。
池の両端にはカケアガリがあるので、底釣りでは正面だけを測って終わりにしないほうがよいでしょう。実際にエサを落とす位置で底を取り、左右にずれたときの差も見ることが大切です。
水深4mと聞いても、竿の長さだけで底釣りができるとは決まりません。振り込み位置や仕掛けの長さも関係するため、水深の数字は竿選びの目安として使い、最後はその釣り座で測ります。
清遊湖の季節別の釣り方
季節だけでなく、混雑具合とウキの動きも合わせて考えます。魚の気配があることと、エサを食わせられていることは分けて見ると、次の調整を決めやすくなります。
冬:混雑した中央桟橋は少し沖のセットも試したい
寒い時期の清遊湖では、私は少し沖を狙うセットが合うように感じています。中央桟橋なら12尺前後から、メーター~1.5mほどのタナを出発点にしてみてはいかがでしょうか。
8尺のメーターセットでも、空いているときはよく動くことがあります。ただ、人が並ぶと同じ釣り方では食いアタリをもらいにくくなることがあり、竿の長さを変える余地は残しておきたいところです。
中央桟橋での試行錯誤
冬の中央桟橋で、8尺のメーターセットを続けていたときのことです。ウキの周りには動きがあるのに、なじんだ後は小さく揺れるだけで、合わせても掛かりませんでした。
私は下ハリスを伸ばしましたが、今度は途中の動きが増えてしまい、余計にアタリを選びにくくなりました。そこでハリスを戻し、12尺で少し沖を狙うことにしました。
替えてすぐ連発したわけではありません。それでも、振り込み位置が揃うと、なじんでからの動きを待てるようになり、短竿のときより釣りを組み立てやすく感じました。
長竿ほど有利というより、同じ位置へ無理なく振り込める長さを選ぶことが大切だと思います。15尺以上も候補になりますが、小さなウキを使って着水点が散るようなら、扱いやすい長さでエサを揃えて打つほうがよいでしょう。
冬のエサ使い:ラフ付けでウキを動かしすぎない
清遊湖では、バラケを大きくラフに付けると、上層の魚やジャミにかき回されることがあります。ウキが動いているので期待してしまいますが、狙ったタナまでエサが届いていない場合もあります。
私も、サワリを増やそうとしてボソッとしたエサを打ち、かえって釣りにくくしたことがありました。ウキが立ってからなじむまでに止められ、なじみ方が毎投違っていたので、まず手水でしっとりさせ、付ける大きさを揃えました。
派手な動きは減りましたが、同じ深さまで入る投が増えました。そこでようやく、バラケが抜けた後の食わせへの反応を見られるようになったという感じです。
まずエサの大きさと持ちを揃え、それからハリスを考えると変化が分かりやすくなります。抜けた後にいつまでも反応がないなら、ただ待ち続けず打ち返すことも必要です。
冬でも調子がよければ40枚以上を狙えることがありますが、それを毎回の基準にしないほうが楽しめます。人の入り方で難しさが変わるので、釣果の数字よりも、自分の仕掛けで食いアタリを出せているかを見たいところです。
春:暖かい日でも朝から両ダンゴに決めつけない
春は、朝の冷え込みと日中の暖かさの差を見ながら組み立てます。両ダンゴで打ち始めても、なじんだ後の食いアタリが続かなければ、セットへ戻せる準備をしておくと安心です。
ウキの動きが増えたときも、すぐにエサを大きくするのではなく、同じタナで食いアタリが続くかを見ます。エサを追っている気配はあるのに掛からないときは、上ずらせていないかも考えてみてください。
夏:西・東桟橋ではカッツケ両ダンゴ
暖かい時期に西・東桟橋へ入るなら、カッツケの両ダンゴが面白いと思います。小エサを一定のテンポで打ち、なじみ際の食いアタリを拾える状態を作っていきます。
仕掛けの出発点
竿:8尺
ハリス:上20cm・下30cm
ハリ:バラサ5号
夏の西桟橋で両ダンゴを打っていたとき、魚が寄るにつれてウキがなじまなくなったことがありました。最初はテンポを上げましたが、合わせても空振りが増えるばかりでした。
そこで手元のエサを小分けにして、表面を軽く整えた小エサを同じ位置へ入れるようにしました。魚の気配はそのままで、ウキが一度入ってから動く投が増えました。私は、この状態まで戻せると釣りやすいと感じます。
中央・南・北桟橋ではメーター規定を守ったうえで、上層の魚を通してタナへ届けます。ウキを少し大きくする方法もありますが、先にエサが途中で落ちすぎていないかを見ておきましょう。
最盛期には100枚を超える釣果も期待できます。ただし、数を追って打ち方が雑になると、糸ずれやスレアタリばかりになることもあります。最近の傾向を知りたいときは、へら鮒天国の清遊湖釣果情報で、釣果と一緒に竿・タナ・釣り方を見ると参考になります。
⚠ 注意:夏は桟橋の暑さにも気をつける
木々に囲まれた釣り場でも、桟橋では日差しを受けます。飲み物と日よけを用意し、休憩を挟むようにしてください。暑さがつらいときは、釣れていても無理をせず切り上げましょう。
秋:両ダンゴの反応と冷え込みを見てセットへ
残暑が続く間は両ダンゴを軸にできますが、冷え込んで食いアタリが続かなくなったらセットも考えます。月だけで切り替えず、エサを打った後の反応で決めるほうが無駄が少ないと思います。
放流後も、どの釣り方でも一斉に釣れ出すとは限りません。周囲の釣れ方を見つつ、浅いタナに反応がないからとすぐ大きく深くせず、竿・タナ・エサのうち一つずつ変えて探っていきましょう。
暖かい時期のおすすめエサと調整
カッツケ両ダンゴの出発点として使いやすいのが、ガッテンとカルネバの組み合わせです。
ガッテン200cc+カルネバ200cc+水200cc
できたてをむやみに練らず、まずはその状態で使います。時間がたって粘りが出て、エサが残るのに食いアタリが減ってきたら、バラケマッハを2つまみほど差す方法もあります。
ただし、なじまないほど魚が騒いでいるときに開きを足すと、さらに釣りにくくなる場合があります。エサが持ちすぎているのか、タナまで持っていないのかを見てから調整するようにしましょう。ボウル全体を一度に変えず、小分けにして試すと戻しやすくなります。
新べら放流の楽しみと過去の案内
清遊湖は新べら放流も楽しみの一つです。元の記事で紹介していた2021~2022年の放流案内を、過去の記録として残しておきます。
皆さまこんにちは。
本日一回目の放流をしました。🐟
新ベラもよく釣れているようです。🎣 pic.twitter.com/g8XDhxXYQi— 清遊湖 (@seiyuuko1127) October 26, 2021
皆さまこんにちは。
本日東西桟橋に新ベラを放流いたしました。
今日一日、力を温存して明日には爆釣してくれるでしょう。
よろしくお願いいたします。🙇♂️ pic.twitter.com/ZohACdxSM4— 清遊湖 (@seiyuuko1127) December 8, 2021
中でも気になるのが、大型ヘラの放流の案内です。こうした魚を一度は釣ってみたいと思うばかりです。
皆さまこんにちは。
本日中央桟橋の両面に新ベラ1.5トンを放流しました。
型は42~50センチ超
1.5キロ~3キロ弱
平均2キロです。
大きいからそんなにご挨拶に来ないかもしれませんが
釣ったお客様もいらっしゃいます。
今月中にもう一度放流予定です。
よろしくお願いします。🙏 pic.twitter.com/kIZlQkXztZ— 清遊湖 (@seiyuuko1127) January 8, 2022
放流の時期や回数は、釣行する年の案内に合わせて予定を立てるとよいでしょう。過去の投稿をそのまま今年の予定にせず、清遊湖公式サイトからのお知らせを見て出かけてください。
まとめ
清遊湖は、カッツケから底釣りまで楽しめる大きな管理釣り場です。桟橋ごとの規定を押さえ、自分が揃えて打てる竿とタナから始めると、一日の釣りを組み立てやすくなります。
冬は少し沖を狙うセット、暖かい時期は両ダンゴを軸にして、ウキが動く理由を考えてみてください。魚影が濃いからこそ、エサの付け方や打ち方の違いも感じられる釣り場だと思います。
あとがき
清遊湖で釣りをすると、魚が多い釣り場なら何とかなるだろう、という気持ちを見透かされるような日があります。私はウキが動かない時間よりも、よく動いているのに釣れない時間のほうが、つい余計なことをしてしまいます。目の前には魚がいるはずなので、次の一投で答えが出るように思えてしまうんですよね。
冬の中央桟橋で空振りが続いたときも、最初はハリスの長さが合っていないのだと考えていました。長くすれば食わせがゆっくり落ちて、もう少し口を使ってくれるだろうという考えです。ところが、動きが増えると今度はどれに合わせればよいのか分からなくなりました。釣りをよくするために変えたはずなのに、自分の判断する材料まで増やしてしまった感じでした。
そこで一度戻すのが、私には意外と難しかったです。せっかくハリスを替えたのだから、何枚か釣ってから判断したいと思ってしまいます。でも、それでは釣れるまで続けることになり、変更が合っていたのか分からなくなります。あの日は仕掛けを戻した時点で、少し気持ちが落ち着いたのを覚えています。戻すことも調整の一つなのだと感じました。
竿を替えてからも、すぐに答えが出たわけではありません。振り込みが少し遠くなった分、エサの落ちる場所を揃えることに気を使いました。手前へ入った投と、きちんと届いた投を同じように眺めていては、せっかく沖を狙った意味がありません。そこで気になったのが、私はそれまでウキの動きばかりを見て、エサがどこへ入ったかを案外いい加減に扱っていたのではないか、ということでした。
道具を替えた効果と、自分が丁寧になった効果は分けにくいものです。12尺にしたからよかったのか、振り込みを意識するようになったからよかったのか、あの日だけでは言い切れません。だからこそ次は、短い竿でも最初から同じくらい丁寧に打ってみようと思います。長い竿で釣れたから短い竿は駄目だった、と終わらせるのは少しもったいない気がします。
暖かい時期の清遊湖では、逆に魚の反応の多さに気持ちを引っ張られます。次々にエサを打てるので、テンポがよいだけで釣りが合っているように感じてしまいます。西桟橋でなじみが出なくなったときも、手を止めるのが嫌で打ち続けました。あとから考えると、小分けのエサを整える少しの時間を惜しんで、もっと長い時間を空振りに使っていたのだと思います。
もちろん、毎回きれいに原因が分かるわけではありません。エサを整えても変わらないことはありますし、たまたま魚の動く時間と重なっただけかもしれません。それでも、何を見て、何を変えたのかを一つ覚えて帰れる日は、釣れた枚数とは別に満足感があります。清遊湖は私にとって、そうした小さな違いを試したくなる釣り場です。
次に行くときは、釣れた仕掛けだけでなく、うまくいかなかったときのエサの状態も覚えておきたいと思います。帰るころには釣れた場面のほうをよく覚えているので、難しかった時間に何をしていたかが抜けてしまいがちです。たくさん釣りたい気持ちは変わりませんが、その途中をもう少し丁寧に見ていければ、同じ清遊湖でも違った面白さが見えてくるのではないでしょうか。






