チヌ・グレのマキエサとして最強の餌は一体何なのでしょうか!?ここでは、最も魚を集めることができる集魚力の高い撒き餌について見ていきましょう。
最強の撒き餌ベスト3
オキアミ
チヌ・グレの撒き餌の定番で必要不可欠なエサです。
オキアミはエビと似ていますが実はプランクトンの一種です。タンパク質やビタミンを多く含み、栄養価の高い餌です。そのため、チヌ・グレだけでなく多くの魚にとっての好物です。
冷凍されているもので約3kgで1枚という単位で販売されており、フカセ釣りで魚を狙うのであれば不可欠とも言えるでしょう。
撒き餌としても集魚剤としても魚の好物という意味では最強の餌になります。
冷凍技術が盛んになる前には、イワシのミンチを海に撒いて釣りをしていましたが、オキアミを冷凍して運搬できるようになったことで、一気に全国に広がりました。
私もシマアジなどを狙う際には、今もイワシミンチのエサを作ったりもしますが、かなりの労力が必要になります。
オキアミはその集魚力がイワシよりも評価され、かつ安く手に入ることもあって、オキアミはコスパに優れた餌とも言えます。
また、オキアミの優れた点としてはその大きさにあります。
オキアミひとつが魚にとっても食べやすいサイズでありながら、ハリに刺すのにちょうど良いサイズでもあります。
海中でオキアミの粒がゆらゆらと落下することでルアー効果もあって魚を寄せることができるのです。
オキアミのデメリットとしては、解凍が面倒であったり、生ものですので傷んだりしてしまうことです。
オキアミを買いすぎて日の当たるところにおいで置くと黒くなって腐敗します。
腐敗した時のにおいは洗っても取れないぐらいの生ゴミ臭となってしまします。
釣果的にも新鮮なものの方がよく釣れるなと思いますが、魚によってはその限りではありません。
ちなみに名古屋港水族館では、日本で唯一生きたオキアミが見られます。
私が行ったときには、一般の多くの人がそこまで関心を寄せず、そうなんだーぐらいの感じでしたが、釣り人にとってみれば生きているオキアミを見ることができるのはかなりレアな体験です。
アミエビ
オキアミの小さいサイズと間違われがちですが、アミエビはエビの仲間です。
アミエビは海のサビキ釣りで使われることが多く、小魚を集めるのに最適です。そのサイズ感とにおいは小型から大型の魚まであらゆる魚を寄せ付けます。
アミエビの液体も集魚成分が凝縮されていますので撒き餌として、米ぬかや集魚剤と混ぜ合わせて使うと良いでしょう。
デメリットとしては、撒き餌としては粒が小さすぎることです。
コマセやカゴ釣り餌として使用するなら問題ないのですが、海に撒いて使うとなると魚の可食部が小さく釣り用の撒き餌としては使いにくいです。
ハリに刺したサシエと撒き餌のサイズ感が違いすぎてサシエに違和感を覚えます。
アミエビを撒き餌にする際にはサシエもアミエビにするなど小さな針を使うようにしましょう。
爆寄せシリーズ
オキアミ、アミエビは撒き餌としては不可欠な素材です。
しかし素材が良いからといって魚が釣れるわけではありません。
素材を活かすための調味料の役割をするのが集魚剤です。
集魚に特化してチヌ・グレを寄せるための最強の撒き餌はこの二つです。
爆寄せチヌ
爆寄せグレ
釣り餌国内トップブランドのマルキユー社製造の撒き餌でどちらもオキアミやアミエビを混ぜて使用します。
爆寄せチヌは名前の通りチヌの好む成分を集中的に配合して視覚や聴覚にアピールできるようになっています。
集魚ドリップと酵母はアミノ酸が豊富に含まれており、チヌの食い気を誘います。
河口域でふらふらと泳いでいるチヌがいたので水で練り込んだ爆寄せチヌを泳いでいるチヌの前方20mほどの場所に投下したところ、音に驚いて逃げたチヌは1分もたたないうちに引き返してきて、エサに向かっていきました。相当お腹がすいていたのか、いい匂いだったのだと思われます。
爆寄せグレもグレに特化した撒き餌で集魚力が抜群です。
プレッシャーの少ない釣り場や平日であれば、オキアミなしの単品使用でも釣果を上げている配合エサです。
爆寄せシリーズの特徴としては、ペレットや麦などの配合されている粒が大きく、視覚的なアピールができます。
さらに液体集魚剤のチヌにこれだ!
などが吸着されており、オキアミなどよりも嗅覚に訴えかける部分が大きいです。
組み合わせてこそ真価を発揮する!
結局のところ配合エサとオキアミ、アミエビを混ぜたものが最強の撒き餌となるわけで、多くの釣り人がそうしているのも頷けます。
オキアミ+米ぬか などで安く済ませるのもいいですが、集魚という点ではやはり弱いですし遠投や深場を攻めることなどができません。
本当に釣りたいのであれば、撒き餌の集魚剤をケチるのはおすすめできません。
プロの釣る人はかなりの量の撒き餌を撒きます。
餌の切れ目が縁の切れ目と言われるように、撒き餌なくして好釣果はでません。
釣りたいのであれば、餌にはこだわって釣りをするようにしましょう。