ここでは食べておいしい釣って楽しいイサキ釣りのおすすめの仕掛けや、カゴ釣りやウキ釣りのコツをご紹介します。
イサキ釣りの時期
一年でイサキが最も釣りやすい時期は7月から８月の時期です。
これは産卵のために接岸することで堤防や磯から狙える範囲にイサキが回遊してくるからです。
基本的にイサキ釣りは回遊にあたればそれほど難しい釣りではありません。
イサキの回遊ルートや釣れている場所をいかに見つけるかというのが最大のカギになります。
１年中狙える魚ですが、１０月から１１月の産卵を終えたイサキは身が細っていてあまりおいしくなかった記憶があります。
（２０２１年１１月釣果）
一方で４月から６月にかけての産卵前の時期はまだ体のエネルギーが卵に使われておらず、身に栄養を蓄えた個体が多いです。
地域によっても違いますが、食べておいしいイサキは５月ごろを目安にするとよいでしょう。
また、グレ釣り師の多い磯場にいるイサキは脂がのっていておいしいことが多いです。
これはフカセ釣りの撒き餌に含まれるオキアミを捕食していることが多いからだと考えられます。
オキアミは高タンパクでビタミンや栄養素を多く含んでいるため、これを捕食しているイサキは身がしっかりとあります。
イサキを狙うのであればメジナ・グレが釣れている場所を狙うのもいいでしょう。
イサキのカゴ釣り
イサキを狙うのに効率的なのはカゴ釣りです。
カゴ釣りは大きめの磯竿に大型のウキとカゴ釣り用の遠投カゴを取り付けてオキアミやアミエビをエサにしてイサキを狙います。
地域によっては反転カゴやボイルオキアミなどを使用することもあります。
推奨タックル
磯竿 4号遠投竿
ブルズアイ遠投 4号
シマノより２０年モデルの新型ロッドが登場しました。穂先のブレが少なくなっているので遠投時の抵抗が少なくなります。
遠投リール
ブルズアイ スピニング
道糸 PE3号
PEライン シーガー PE X8 300m 3.0号
遠投するのであれば８本撚りのほうが飛距離が伸びますし絡みも少ないです。
遠投ウキ
ピアレなどの遠投ウキ
遠投カゴ
天秤
糸がらみ少なく優秀です。ただ高いので、釣具店の安いものでもいいかと思います。
船ハリス 2号
万能に使えるハリスでコストパフォーマンス抜群です。
ハリ グレばり6号
とにかく刺さりのいい針であれば問題ないです。特に口太用の針がおすすめです。
さらに詳しくは、遠投カゴ釣りについてこちらをご確認ください。
カゴ釣りの仕掛けとおすすめ紹介。絶対釣れる遠投カゴ釣りの秘訣を公開
イサキのカゴ釣りのコツ
イサキの釣り方のコツとしてはテンポ良く探っていくことが重要になります。
ウキ釣りでもカゴ釣りでも一度仕掛けを投入したらウキが沈むまで放ったらかしにしていませんでしょうか？
寄せ餌となるオキアミが水中で拡散して仕掛けと同調することで魚は針のついた餌を食ってきます。
撒き餌との同調は非常に重要な要素です。
カゴ釣りでは2分も経てば少し場所や深さを変えて打ち返します。
潮の流れの速い場所などでは、撒き餌とハリのついた餌が同調している時間は20〜30秒ほどです。
ここぞというタミングに集中して釣りをすることをおすすめします。
経験上、イサキが近くにいれば程なくしてウキがスパッと入りますので、場所を変え、深さを変えてイサキの泳いでいる遊泳層を探っていきましょう。
イサキのウキ釣りのコツ
イサキのウキ釣りはグレのフカセ釣りを同様になります。
グレ釣りよりも簡単でカゴ釣り同様にサシエとマキエの同調ができていれば食ってきます。
グレ釣りよりも少し遠投して遠めの潮目を狙うのが釣果をよくするコツになります。
イサキが回遊していそうな潮をよく見て仕掛けの投入ポイントを選びましょう。
コマセにイワシ粉末を加える
イサキのカゴ釣りやウキ釣りにはイワシの粉末を加えると集魚力がアップします。
私の場合はグレ釣りのマルキユーのイワシパワーをオキアミに混ぜて使っています。
ウキ釣りであればそのままオキアミと混ぜるだけでコマセになりますし、カゴ釣りの場合でも煙幕とイワシのニオイが追加されるのでイサキだけでなくシマアジや真鯛なども狙うことができるようになります。
イワシパワーはすべて加えるのではなく、少量ずつ加えてオキアミの汁を吸わせるようにして使います。
一滴もオキアミの汁を無駄にせず撒き餌に有効活用します。
まとめ
ここではイサキ釣りのコツやカゴ釣りについてみてきました。
イサキ釣りは回遊さえ当てられれば比較的簡単に狙うことができる魚です。
回遊ルート、そして遊泳層であるタナを意識して、狙ってみると好釣果に恵まれることでしょう。
イサキを狙ってみたいという人がいらっしゃいましたら参考にしていただければ幸いです。
