万能ハサミはその名の通り、万能に使えるハサミですので、魚釣りにおいても魚を締めたり捌いたりするのにも使うことができます。
ここでは釣りに使うならこれしかないだろうと言えるおすすめの万能ハサミを2種類ご紹介いたします。
目次
おすすめの最強の万能ハサミ
釣りに使えるおすすめの万能ハサミはSK11のこの2種類です。
SK11は大工工具や、電動工具などを取り扱う総合商社の藤原産業株式会社のベーシックブランドの製品です。
歯の形状が異なり、切り方や切るものなどで使い分けます。
SK11 万能はさみ オールステンレス ロング 全長約200mm SMS-AS200L
スペック
■全長:約200mm
■刃部硬度:HRC52~54
■刃部:SUS420J2
■グリップ:TPR
刃がストレートタイプの万能ハサミです。
刃先はギザ刃になっていてしっかりと切るものに食い込んでくれます。
釣り人ならわかりやすいPEラインカッターのようなイメージでしょうか、やわらかい素材のものもザックリと切断します。
布や衣類などの切断にも使えます。
中央の留め具をセットすれば閉じた状態で保管できます。
細かな開き具合の調整はできません。大きく刃を開くか閉じるかになります。
裏側もしっかりとした、綺麗な作りで余計な隙間もなく、汚れにくい構造になっています。
一度コンクリートの上に落としてしまいましたがコンクリート側に傷がついて刃は無傷でした。
刃先が尖ったタイプなので小回りがききます。
まっすぐだけでなく、曲げたり複雑な形状を切り抜くのにも最適です。
切断能力としては、アルミで1.0mm、鋼板0.5mm、トタン0.5mmとなっています。
切断目安:(プラ板)2.0mm、(皮革・ゴム板)5.0mm (アルミ線)1.0mm、(針金)0.5mm、(電気コード)10mm
日常生活で使うには強すぎるぐらいの万能ハサミです。
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もう一つご紹介したいのはさらに硬いものを切るときに使いたい同じくSK11の万能ハサミになります。
SK11 ストロング万能はさみ グリップ開き調整可能タイプ AD SST-220AD
スペック
全長:210mm
重量:210g
刃部硬度:HRC51~55
ストロング万能ハサミのほうは、2段階に刃の開け具合が変えられます。
一段目のひらき具合と
全開の開き具合になります。
細かいものを複数回切るのであれば半開きで使うのがいいでしょう。
ほとんどの場合は面倒なので、全開で使うことが多いのが実際です。
裏側からも開き具合の調整は可能になっています。
刃の部分はギザ刃になっており、切りたいものに食い込むように切断してくれるので滑ることもなく、切りやすくなっています。
上の刃も下の刃もカーブしており、どこで切っても切れ味が長続きしてくれる使用で、ハンドル部分にはバネが入っており、グリップは閉じると自動で戻ってくれるので、ザクザク効率的にものを切ることができます。
刃の付け根にノッチ部があります。
ここに針金や金属棒などが入れば切断することもできます。
釣りをする人であれば、自作の天秤仕掛けや、ワイヤーなどを切る際に使用できます。
私は普通にニッパーを使ってしまい、特段このノッチ部を使用することはありませんが、釣りの現場などで使用するにはあってもいい機能だなと感じます。
切断能力(刃部):(アルミ・アルミ線・銅線)1.0mm (銅板・トタン板・ブリキ板・針金)0.5mm (ステンレス板)0.3mm・(プラ板)2.0mm(皮革)4.0mm (ゴム板)5.0mm・(電気コード)10mm
切断能力(ノッチ部):(アルミ線・銅線)2.5mm・(針金)2.5mm
硬そうなものでも難なく切ることができます。
アルミ缶を試し切りしてみましたが、通常のハサミで薄い段ボールを切るぐらいの力加減でアルミを切断することができます。
切れ味抜群で魚を捌くのにも使えます。
万能ハサミで魚が捌ける
カゴ釣りで真鯛が釣れたので、釣れた真鯛を捌く時に、使ってみました。
魚のヒレを切断してからウロコを落とします。
そうするとヒレに手が刺さることもなく、腹側のウロコもきれいに落とすことができます。
また、真鯛などの骨や頭などからいい出汁が出る魚は、写真のようにヒレを取り除いて身がついた骨にしてから煮込むと雑味のない美味しい出汁がでます。
ストロング万能ハサミを使用しましたが、バリバリと切ることができるので楽しくなります。
包丁でヒレを落とすと包丁の刃が痛んでしまうこともありますので、こういった強靭な万能ハサミは非常に出番が多いことがわかります。
釣り場では、釣った魚を締めたり、エラを取り除いたりするのにも重宝します。
初めにご紹介したストレートタイプの万能ハサミは脳天締めにも使いやすく、釣り場で使うことを重視するならストレートタイプ、自宅で魚の骨を切断するならストロングタイプがおすすめです。
もちろんストレートタイプでもヒレは簡単に切断できますので、私のように魚のサイズや使用目的に応じて2つ持っておくのも何かと便利です。
海水での使用は、ステンレス製なのですぐに錆びることはありませんが、やはりレーザー刻印された部分やねじ止めの部分などに錆が発生することはあります。
さびてしまった場合には自己責任ですが、サンポールなどで酸洗いすると落とすことができます。
釣具やルアーのサビを落とす方法。サンポールで酸洗いするとピカピカになる
ダイソーやセリア、100均の万能ハサミで捌けるものもある
さすがに万能ハサミに1800円はちょっと高いと感じる方には、ダイソーやセリアなどの100円ショップにあるハサミでも魚のヒレを切ることができるハサミがあります。
それはカニ用のハサミです。
こちら調理などのキッチンコーナーで販売されているカニの殻をきるハサミです。
カニのハサミのような硬いものを切るように作られているため、魚のヒレも簡単に切断できます。
メルカリなどで450円で販売されていますが、ダイソーやセリアなどで110円で売られていますので、そちらで購入することをおすすめします。
かなりコンパクトなので、カニ切りバサミを釣り場の魚を締めるようにして、家で魚を捌く際にはSK11を使うのもおすすめの使い方です。
まとめ
ここでは、釣りに使える万能ハサミを3種類ご紹介してきました。
魚を締めたり、捌いたりするときに万能バサミは非常に便利です。魚だけでなくちょっとしたものを切ったり、袋の開封などにも使えますので、一家に一本持っておいてもいいのではないでしょうか。
使用用途が多いのはストレートタイプ
がっつりと切れる強いハサミが欲しい方はストロングタイプ
まずはお試しで使いたい方は100円ショップのカニ切りハサミがおすすめです。
ぜひ一度おためしください。
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