カゴ釣りにPEラインを使うことはできるのでしょうか?
遠投するならよく飛ぶのではないかと考える人も多いかと思います。
こんな方におすすめ
- 遠投カゴ釣りでPEラインを使ってみたい人
- おすすめのカゴ釣り用PEラインを知りたい人
- PEライン用のウキ止め糸を知りたい人
- PEラインのメリット、デメリットを知りたい人
目次
カゴ釣りにPEラインは使えるか?
結論から言うとPEラインはめちゃくちゃ使えます。
PEラインはどちらかというとスピニングタックルで遠投カゴ釣りをする人にとっておすすめのラインになります。
もちろん両軸の遠投リールでも使えなくはないのですが、両軸リールの構造上PEラインのメリットをいかすことが難しくなります。
その点スピニングタックルであればPEラインはカゴ釣りにとって最強のラインともいえるほど、遠投にも適したラインです。
それではカゴ釣りでPEラインを使用するメリットやデメリットなどを見ていきましょう。
カゴ釣りのPEラインのメリットとデメリット
PEラインのメリット
カゴ釣りでPEラインを使用することのメリットはなんといっても遠投できることでしょう。
PEラインは、同引っ張り強度のナイロンラインと比較しても半分ほどの細さの号数を選ぶことができます。
ラインが細くなる分空気抵抗が少なくなり、遠投カゴが非常によく飛びます。
また、PEラインによっては数十メーターごとに色分けしてあります。
そのためどのぐらい飛んでいるかが分かりやすく、狙った距離であったり、前の一投で釣れた場所など同じ距離に合わせてポイントを定めることができます。
PEラインのデメリット
しかし、PEラインにもデメリットはあります。
それは糸が軽くて風に弱いことです。
カゴ釣りだけでなく釣りの天敵とも言える向かい風や強風は、PEラインを使用している人にとっては非常に厄介な存在です。
PEラインは軽いので、風にあおられやすく、ウキを引っ張って流されたり、竿先に糸ふけが絡んだりとトラブルが多くなります。
近年では比重が重たいPEラインPEG5のようなものも発売されています。
しかし号数が1号までと細いところしかなく、超遠投するためには3号程度の太さは欲しいところです。
堤防や漁港などさほど遠投せずに使うのであれば使いやすいかもしれません。
私の使っているおすすめのPEライン
それではどのようなPEラインがカゴ釣りにおすすめかというと、各社4種類ほど使ってきて最もよかったのがこちらのPEラインになります。
クレハ(KUREHA)社のPEライン
シーガー PE X8 です。
基本的な号数は3号がおすすめです。
ラインの太さ3号で12号から15号のオモリを使っていますが、切れたことはありません。
長さは200mもあれば遠投は問題ないでしょう。
150mでは、潮に乗せて流した際にラインが足りない場合がでてきますので、200mは欲しいところです。
下巻きも面倒であれば300mでも全然問題ありません。
300mにして何回か使用した後に裏返して使用する人もいます。
私は気分的にラインは新しいものを使いたいので毎回買い替えますが、裏返しの使用はコスパはいいかもしれません。
8本撚りを推奨
ご紹介したPEラインは8本撚りとなります。
4本撚りのPEラインは強度もあり安いので好んで使われる人も多いかと思いますが、遠投をするカゴ釣りではライン断面が円に近いほどよりスムーズにラインが放出され飛距離もアップするので8本撚り、もしくは12本撚りなど撚り数の多いものを推奨しています。
PEラインはナイロンラインなどと比べて耐久性もあり長く使うことができるので、少しでもいいものを使うことをおすすめします。
リーダーは不要
PEラインを使用する場合リーダーを組むのが一般的ですが、カゴ釣りにおいては余計な絡みを防止する意味でもリーダーは必要ないかと思います。
もちろんあってもいいのですが、リーダーとPEのノット部分がガイドに干渉して飛距離が落ちることがあります。
また、根ズレを起こすような場所ではなく上層から中層を攻める釣りになりますので、ラインが根に擦れるということはめったにありません。
極力余計なものは取り付けないほうが、カゴ釣りにおいては優れていると言えるでしょう。
PEラインを使ったカゴ釣りのウキ止め
PEラインを使った場合にはウキ止めゴムもそれに対応したものを使うとしっかりと止まってくれます。
おすすめのPEライン対応のウキゴムはこちらです。
第一精工のウキ止めゴム キングです。
ピンク色でウキ止めの位置が見やすく、動かしても緩みにくいゴムでできています。
強く締めすぎるとパツッと切れてしまうのが難点ですが、うまく止められれば次の釣行でもつかるほどしっかりとウキを止めてくれます。
カゴ釣りでは1か所だけでは、竿をあおった時にウキ止めの位置がずれてしまうこともあるので、ウキの大きさ分をあけて2か所止めにしてあげるのもいいでしょう。
タナを変更したときにどのぐらいタナを変更したかもわかりやすいですし、一か所目が外れてしまっても予備で止めることができます。
フカセ釣りなどされる方や更に詳しくは以下の記事をご参照ください。
まとめ
ここではカゴ釣りに使用するPEラインのご紹介とおすすめのPEライン、そのメリットやデメリットなどをご紹介してきました。
PEラインを使用することで今まで届かなかったエリアにカゴを飛ばすことができたり、ウキをひったくるような大きなあたりが竿先までダイレクトに伝わってきたりと今までのカゴ釣りと違った面白い釣りになります。
私はナイロンラインからPEラインに変えてから、ナイロンラインに戻そうという気持ちもなくなるほどになりました。
釣具の進化によってさらに釣りが楽しくより奥深いものになるのだと思います。
みなさまも釣りの探求心を忘れずに様々な釣り方を試してみてはいかがでしょうか。
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