カゴ釣りにおいてこれがあってよかったといった便利グッズやおすすめの用品、釣りが快適になるアイテムをご紹介いたします。
あなたの釣りの参考にしていただければ幸いです。
目次
カゴ釣りの便利グッズはこれ
ぜひ使っていただきたい便利グッズがたくさんありますので、ざっくりとご紹介させていただきます。
カゴ釣りウキの収納ケース
カゴ釣りでまず考えたいのはウキの収納です。
他の釣りと比べてウキが大きく、羽の部分はプラスチックでボディーが発砲EVAと軽いのはいいですが、壊れやすく、どこかに強く当たっていると跡が残りやすいです。
そこで、ウキはきれいに並べて保管するのが好ましいですが、羽の部分が大きく場所をとるので、互い違いにして収納します。
その時に便利なサイズの収納ケースがこちらです。
シマノ(SHIMANO) システムケース BK-093T
シマノのシステムケースのサイズは 12×40×9.5cm(LG-Mサイズ)です。
私の使っているブラックタイプと全面クリアタイプの2色があります。
このケースの何がいいかというと
このように遠投カゴ用の大きなウキも並べて収納できウキを保護してくれるのです。
空いた隙間には、カゴを入れてもいいですし、針や天秤など細かいものを一式入れることで、これ一つでカゴ釣りの道具箱として使うことができます。
遠投カゴのウキを収納できる高さと奥行そして、少し余裕を持たせた全長とサイズ感がちょうどよく、ウキ交換や仕掛け交換の時にも取り出しやすくなっています。
竿掛け 竿受け
遠投カゴ釣りの竿は磯竿4号程度とかなり重たく、常に持っているのは非常に疲れます。
どこかに置きたいところですが、直置きでは竿の破損や道糸のタカ切れにつながりますので、竿受けや竿掛けのような竿を傷から守って置ける場所が必要になります。
磯場であれば、チャランボやピトンに竿受けを取り付けます。
私の場合は波にさらわれる可能性がある沖磯では、
昌栄(SIYOUEI) ハイパワーハンマーピトン 刃
こちらを打ち付けて固定しその上に
昌栄(SIYOUEI) ウルトラ竿受 No.518のような竿受けを固定します。
過去にはダイワの上物用の竿受けピトンセットをつかっていましたが、耐久面で不安があり、しっかりとしたものを使うようにしています。
堤防や足場の安定している場所であればバッカン受三郎が使いやすいでしょう。
できれば3段式がおすすめです。
バッカン内に収納できコンパクトで持ち運びやすくなります。
さらにコンパクトにしたいなら、バッカンに直接おけるようにロッドクリップというものがあります。
こちらはサビキ釣りや投げ釣りなどのちょっとした釣りにも使えますので持っておくと便利なアイテムです。
ダイワ(Daiwa) ロッドクリップ-B
私はこのロッドクリップにコンビニ袋などをぶら下げてゴミ箱として使うことが多いです。
ちょっとした出っ張りの部分にタオルをかけておいたりすることもでき使いやすいです。
ゴミ箱
ジャクソン(Jackson) Selected(セレクテッド) ポッシュ
カゴ釣りで切った糸の端や、使い終わった針などを入れるゴミ箱です。
コンビニの袋をゴミ袋にして使っていましたが、風でバタバタと動くのでしっかりとしたものを使った方が快適に釣りができます。
ポッシュはシリコン素材で柔らかく、寒い冬でも指を入れても痛くないので重宝しています。
カラビナ付きで腰につけておけます。
小さい缶コーヒーぐらいのサイズですので、大きめのゴミに対しては別途ゴミ袋が必要になります。
水切りザル
あれば便利というよりも、必須かもしれません。
冷凍のオキアミが解凍されていればそのまま使えるのですが、特に冬場はなかなか解凍できないので海水を入れたバッカンの中でとかします。
海水を入れているのでオキアミの粒をすくいとるためにも水切りザル必要です。
ダイソーやセリアなどの100円ショップのキッチンコーナーにある持ち手付きのザルが使いやすいです。
補足までに、上の画像でオキアミを溶かした水が濁っているのはオキアミの集魚力をアップさせるためにグレパワーV9が入っています。
オキアミは海水の中に入れておくと酸化を防ぐことができ、黒く変色するのが遅くなるので、夏場でも海水に入れておくとよいでしょう。
ただし、ぬるい海水だとボイルオキアミのようにオキアミが白くなって体液が抜けてしまうので、夏場は凍った状態でクーラーに入れて釣り場に持っていき、必要分だけを解凍するようにしましょう。
そうすることで鮮度のよいオキアミを使い続けることができます。
水くみバケツ 2つ
水くみバケツは釣りには必須アイテムです。
どこのメーカーでもいいですが、ひとつだけでなく2つあると何かと便利です。
ひとつは水を汲んでオキアミを解凍するために使用して、もう一つは手洗い用に使用したりします。
他にも釣った魚の血抜きにも使えます。
特にカゴ釣りで狙えるカツオなどの回遊魚は釣ったその場で血抜きをすれば美味しく食べることができます。
その際にもバケツが二つあれば、血抜き用のバケツと手洗い用のバケツを分けることができます。
また、水くみバケツは紛失しやすいアイテムのひとつです。
特に磯場では、足元の磯にロープが引っ掛かってしまったり、高波で流されたりとバケツを失う人をたくさん見てきました。
水くみバケツがなくなると非常に釣りがしにくくなりますので、できれば2つ用意したいものです。
ダイソーなどにも売られていますので、予備として持っておいてもいいかと思います。
エサ箱
サシエ用のパックをそのまま使ってもいいのですが、使うオキアミブロックからサシエ用にオキアミをエサ箱に移動しておけば、オキアミの選別もしやすく水も切れるので便利です。
チヌ釣り用の大きなものではなく、小型のものが邪魔にならずに使いやすいです。
特に壊れるものでもないので、ひとつあれば数年は使えるのではないかと思います。
トング・箸
カゴにエサを詰める際には、小型のトングやお箸があれば便利です。
これは好みの問題もあるかもしれませんが、私は極細タイプのお箸を普段から使用しており、その使い古しをカゴ釣りで再利用しています。
極細タイプのお箸は、カゴにオキアミを詰めて、箸を引き抜く際に抵抗なくすっと抜けるのでオキアミがこぼれることなくカゴに収まります。
普段から使用していることもあって使いやすいのかもしれませんが、割りばしなどと比べると非常に便利です。
細い箸に抵抗のない方は是非一度違いを試してもらえればいいかと思います。
マゼラー
マゼラーはなくてもなんとかなりますが、あれば便利なアイテムです。
主にはオキアミを砕いたり、集魚剤を加えて攪拌する際に使います。
フカセ釣りではないので、立派なマゼラーや高価なものは必要ありません。
こだわりがなければ、100円ショップのスコップでも代用可能です。
ブラシ
釣り人であればぜひ持っておいていただきたいアイテムです。
釣り場の清掃とバッカンなどを洗うために使います。
手でこするよりもブラシがあれば汚れが落ちやすく素早く洗うことができます。
釣り場に落ちたオキアミや集魚剤も水で流す前にササっとブラシで掃き出すと釣り場をきれいにできます。
ブラシは100円ショップに売られており洗濯や清掃コーナーにあります。
釣り人であれば、いつまでも釣りを楽しむために、釣り場をきれいに保ちたいものです。
ウキパラソル
今までにウキの回収が2回、ヒシャクの回収が1回、助けられました。
ウキパラソル自体は2,000円ぐらいですので、2回も使えば元が取れます。
そこまで邪魔にならずに、ロッドケースやたも網ケースに入れておけるのでせっかくであれば持っておいた方がいいアイテムです。
一緒に行く釣り人仲間の中で、ひとりウキパラソルを持っていると重宝されます。
たも網の届かない範囲はウキパラソルで乗り切りましょう。
おすすめのタモ網(6m)の激安品を買ってみた。玉網の使い方動画あり
クーラーボックス(ハードタイプ)
クーラーボックスは釣り人の必需品ですが、カゴ釣りではソフトタイプよりもハードタイプをおすすめします。
サイズは20~24Lぐらいが使いやすいです。
一日の釣りであれば真空断熱のタイプでなくても十分です。
クーラーボックスはオキアミやサシエの保管はもちろんのこと、座れるというメリットが大きいです。
ホームセンターなどに売られているクーラーボックスは座ると安定しませんが、シマノやダイワのクーラーボックスであれば、その上に座れるので釣りが快適になります。
まとめ
ここではカゴ釣りが便利になる用品などを見てきました。
ちょっとしたものでもあったらよかったというものは多いものです。
必ずしも高価なものが必要ではなく、100円ショップにあるものでも十分に使えるものがたくさんあります。
別記事にもまとめてありますので、ご興味のある方は以下の記事もご参照ください。
釣りの便利グッズを100均で探す。ダイソー、セリアのおすすめ釣り用品紹介!
あとがき
今回のブログ記事では、カゴ釣りにおいて「これはあってよかった」と思える便利グッズを中心にご紹介させていただきました。改めて振り返ると、釣りには本当に多様なスタイルがあり、そのスタイルに合わせて必要になる道具や工夫も異なるものだと感じます。この記事を書き終えてみて、あらためて「快適に釣りをするために大切なことは何か」という点を深く考えさせられました。
私がカゴ釣りと出会ったのは、比較的最近のことでした。もともとはフカセ釣りやルアーフィッシングを中心に楽しんでいたのですが、東伊豆の渡船に乗り、沖磯でソウダガツオの回遊があると聞いて「ぜひ遠投カゴを試してみたい」と思ったのがきっかけです。特に夏場になると、イワシの群れを追って回遊魚がやってくるという情報を得て、「これは狙う価値があるぞ」とワクワクしながら仕掛けや道具をそろえました。当時は、どんなウキを選べば良いのか、どんな形状のカゴが扱いやすいのか、そもそも磯での竿掛けはどうすれば安全に固定できるのか、など初心者同然の手探り状態で、同船していた常連の方や船長に相談しながら学んだのを覚えています。
それ以来、カゴ釣りの奥深さにどっぷりとハマってしまいました。主に東伊豆や南伊豆の磯で竿を出すことが多いのですが、特に横根の磯ではイサキやシマアジを狙うためにカゴ釣りを駆使しており、うまく潮が動くときには想像以上の釣果をもたらしてくれます。こうした実釣を重ねる中で、単に「エサを遠くに飛ばす釣り」という認識を超えて、カゴ釣り独特のタナ取りの面白さやウキの挙動をじっくり観察する魅力、そして小さな工夫ひとつひとつが結果につながる手応えを感じるようになりました。
その一方で、カゴ釣りは道具の扱いが複雑になりやすい釣りでもあります。ウキはフカセ用よりも大きく、破損や傷が入りやすいですし、カゴも形状によっては持ち運びに気を遣います。仕掛け関連の小物も多くなりがちですし、磯や堤防での釣行では、どうしても潮まわりや天候次第でいろんな不測の事態が起こりえます。たとえば、船で沖磯に渡る際には、渡船の船長から「風が強まるから道具はまとめておいたほうがいいよ」とアドバイスをもらい、ピトンを打ち込むときにも「この磯は足元が脆いから、ピトンの位置を少しずらしたほうが安全だよ」といった具体的な注意を受けた経験があります。
そうした積み重ねの中で、「カゴ釣りをもっと快適に、そして安全に楽しむためのグッズがいくつも存在する」ことに気づきました。私自身、まだまだ修行中の身ではありますが、これまでの実釣で役立ったアイテムや「あればよかった」と後悔したものをふり返り、一通り整理しておきたいという思いが湧き上がったのです。今回の記事は、その経験を多くの方に共有して「せっかくの釣行をできるだけスムーズに、そして安全に満喫してもらいたい」という気持ちから執筆しました。
カゴ釣りにおいて特に私が強調したいのは、「ちょっとした道具の便利さが釣果や釣りの快適度合いを大きく左右する」という点です。たとえばウキの収納ケースは、ウキ本体の保護だけでなく、仕掛け交換時にサッと取り出せる利便性も確保してくれます。また、ロッドクリップや竿掛けを適切に用意するだけで、竿を置いて休める時間が生まれ、体力を温存しながら釣りを続けられるようになります。沖磯であれば、波にさらわれにくいピトンや竿受けは本当に心強いですし、実際に私は何度かピトンがしっかり打てていなかったせいで釣りを続けるのが怖くなった経験がありました。そうした細やかな安全策があるのとないのとでは、釣り自体の安心感がまるで違います。
もちろん、便利グッズのほとんどはそこまで高価なものである必要はありません。100円ショップなどで手に入るアイテムでも工夫次第で十分活躍してくれます。私自身、ダイソーやセリアで購入した持ち手付きの水切りザルを重宝していますし、ブラシや箸だって、普段の生活で使い古しを再利用する形で釣りに持ち込んでいます。エサ箱やゴミ箱なども「こういう形状があったら便利そうだ」と思ったら一度試してみて、合わなければ別のものに切り替える、といった具合に柔軟に道具を選ぶのが釣りを長く続けるコツだと感じます。
また、今回の記事を書く中で思い出した印象的なエピソードとしては、東伊豆でソウダガツオが大爆釣だった日の光景です。とにかく次々にヒットするので、こちらも熱くなり、勢いよくカゴにオキアミを詰め込んでは遠投し、ヒットしたらすぐに取り込んで血抜き、また仕掛けを投入……と忙しない釣りになりました。そのときに大助かりしたのが水くみバケツを二つ持っていたことです。ひとつは解凍用のオキアミを海水に浸けておくためのもので、もう一つは釣れた魚を血抜きするための専用バケツ。あまりに釣れるので、合間に道具の整理が追いつかなくなりましたが、バケツを分けていたおかげでスムーズに釣果を処理できたのです。もしバケツがひとつしかなかったら、あの忙しい状況では大変だっただろうと思います。
そんな体験を通じて、道具の準備を入念にしておくことが、自分自身も魚にとっても「幸せな釣り」の土台になるのだと痛感しました。読者の皆さんにも、この記事を通じてカゴ釣りの楽しさや魅力を再確認し、次の週末にでもぜひ実践していただけたら嬉しいです。カゴ釣りは遠投をしてウキの動きを見ているだけでもワクワクしますし、当たりがあってウキがスッと消し込まれる瞬間のドキドキ感は他の釣りにも負けない刺激があります。初めての方でも、しっかりと道具を揃えておけば安心して挑戦できますので、ぜひハードルを下げすぎず、楽しむ気持ちでチャレンジしてみてください。
この記事が皆さんにとって「こんな道具があったら快適になるんだ」「ちょっとした工夫で釣りの景色が変わるんだ」という気づきのきっかけになれば、書き手としてこれほど嬉しいことはありません。そして、何か試してみて「このアイテムが自分のスタイルには合わなかった」という場合も、決して無駄にはなりません。むしろ、それが次なる発見やアイデアにつながっていくはずです。釣りの醍醐味は釣果だけではなく、「どうすれば快適に・安全に釣りができるか」を模索し、試行錯誤するプロセスにあると私は考えています。
これからも、私自身いろいろな釣りに挑戦し、そのなかで得た知識や経験をブログを通じて皆さんにお届けしていきたいと思っています。東伊豆や横根の磯に限らず、いつかは西伊豆や離島などにも足を伸ばして、より実践的な情報や役立つアイテムのレビューを深めていきたいですね。もし読者の皆さんも「こんなアイテムが便利だったよ」「こういう工夫をしてみたらもっと快適になったよ」という経験がありましたら、ぜひコメントやメッセージなどで教えていただけると嬉しいです。
最後になりましたが、この記事を読んでくださった皆さんに改めて感謝いたします。一人でコツコツと書いていると、つい独りよがりな内容になりがちですが、読者の方から「このアイテムが役に立ちました!」「おかげで快適な釣行ができました!」という声をいただくたびに、「発信してよかったな」と心から感じます。釣りという趣味は、人と人とをつなげ、自然への感謝の心を育む素晴らしいアクティビティです。私もまだまだ知らない場所や釣り方、アイテムが山ほどあると思うとワクワクが尽きません。これからも一緒に釣りの可能性を広げていきましょう。