フックシャープナーは、フックの刃を研ぎ直すために使用する釣りの便利なアイテムです。
釣りに使用するフックは長時間使用することで針先が鈍くなります。
ここぞという場面で刺さりが悪くなっていると、釣れたはずの魚も逃がしてしまう可能性があります。
料理人が包丁を研ぐのと同様に釣り人も針先をしっかりと研いで万全の準備をしたいものです。
ここでは、おすすめのフックシャープナーを3つと、100円ショップなどのシャープナーについて見ていきましょう。
目次
おすすめのフックシャープナー
MCフックシャープナー
グリップがしっかりとしていて持ちやすく、しっかり研げる使いやすいフックシャープナーです。
研ぐ面はダイヤモンド粒子で、目の粗さが中面(#280)・細面(#600溝アリ面)となっていて、針のサイズや研ぎたい針先によって使い分けができます。
特に溝ありになっている面は針先を溝に添わせるだけなので簡単に研ぐことができ、釣りの最中でもササっと研ぎ直しが可能です。
サイズ:79mmとコンパクトでどこにでも収納できます。
欠点としては、コンパクトなので無くしやすいということでしょうか。
私の場合は、カラビナを外して使っているのですが、どこにしまったか忘れてしまったり、ポケットに入れっぱなしだったりと収納場所を決めておかなければ探すのに苦労します。
キーホルダー感覚でバッグやラインカッターなどと一緒につけておくことをおすすめします。
プロックス(PROX) フックシャープナー
プロックスのシャープナーは2サイズありますが、おすすめは小型の45㎜サイズです。
特にトラウトや海釣りなどのフックサイズの小さい釣りをする際に、ちょこちょこっと針先を研ぐのに最適です。
ダイヤモンド粒子のシャープナーで目の粗さは#800と#1000なので、研ぎすぎることもありません。
厚みも2㎜程で薄くコンパクトになっています。
オーナー(OWNER) フックシャープナー
仕上げ用のタイプ 粒度:#800がおすすめです。
左の湾曲したサイド面にV字のスリットが入った部位があります。
トラウトのフックやルアー用のフックはこのV字のスリットに添わせて数回研ぐだけで刺さりが復活します。
簡単に素早く研ぎたい人にはおすすめのフックシャープナーです。
100円ショップのシャープナーは使えるのか?
ダイソーやセリアなどに売られている包丁用のシャープナーや金属ヤスリはシャープナーとして使えるのか使ってみました。
結論:太めの針には使えるが、目が粗いのでおすすめはしない。
金属ヤスリや包丁用のシャープナーなどは荒砥には使えますが、仕上げには向いていません。
物によって砥石の粒が大きいものが含まれていたりして、フックを削りすぎてしまうこともあります。
サビ取りなどとして使う分には問題ないので、荒砥用として使うことをおすすめします。
シャープナーがあれば、フィッシングナイフやハサミなどをササっと研いでおくのにも使えます。
また、推奨はしませんが、私の場合はプライヤーなどの先端をガリガリと削り先端の細いプライヤーにして使っています。
フックシャープナーの使い方には注意
注意していただきたいのは、フックをフックの先端方向にスライドさせてシャープナーを使うということです。
針の先端から針のフトコロに向けて、逆方向に研いだ方が鋭くなるような気もしますが、バリが出てしまい一番肝心の先端部分がしっかりと研ぐことができません。
フックシャープナーを固定して針を滑らせるように、強い力を加えず数回汚れを取るようなイメージで滑らせてみてください。
研ぎあがった針は爪に軽く刺してみて、そこから滑らなければしっかりと研げている証になります。
研ぎ方が甘いと爪に刺さらずスルスルと滑ってしまうので、再度研ぎなおしましょう。
まとめ
フックシャープナーは釣りをするうえで、あれば便利なアイテムのひとつです。
フックが痛んでしまって交換しなければならない場合、エサ釣りの用の針でも1個数十円しますし、ルアー用のトリプルフックなどは1個100円近い値段です。
1個50円の針を使っていれば、シャープナーが800円だと16回使用すれば、元が取れてしまいます。
ひとつ持っておくだけで何度も使うことができるので、タックルボックスにいれておくことをおすすめします。
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