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ヘラブナ用の針のおすすめ3選【クワセ針】号数の使い分けや色の選び方

ヘラブナ釣りの釣果を分ける重要な要素の一つが、針の選択です。

特にセット釣りのクワセの針では、季節や水温、エサの種類など、様々な要因に応じて適切な針を選ぶことが重要です。

実際にヘラ釣りをしていると、クワセ針の選択が釣果を大きく左右することを実感します。

しかし、初心者の方にとって、クワセ針選びは意外と難しいものです。

この記事では、針を箱買いする筆者が誰でも実践できるクワセ針の選び方のポイントを、わかりやすく解説していきます。

クワセ針の使い分け

季節による使い分け

ヘラブナの活性は季節によって大きく変化します。春になると水温の上昇とともにヘラブナの活性が高まってきます。

春の時期は3〜4号の針がおすすめです

私はスタート3号基準が多いです。

クワセの保持力と繊細なアタリのバランスが取りやすく、安定した釣果が期待できます。

夏場になるとヘラブナの活性は最高潮に達します。
この時期は4〜5号のクワセ針を使用します。重さでハリスを張ってアタリにつなげたいからです。

クワセもしっかりと付けることができ、活発に動き回るヘラブナに対して効果的です。

 

秋になると、徐々に水温が下がり始め、ヘラブナの活性も落ち着いてきます。
この時期は春と同様、3〜4号の針に戻すのがよいでしょう。

バランスの取れたサイズで、様々な状況に対応できます。

 

冬は最も繊細な釣りが必要な季節です。

水温の低下によりヘラブナの活性が最も低くなるため、2号の小さな針でゆっくりクワセを落とすイメージです

口の動きが鈍くなる冬場は、細めの針を使うことで、わずかな食いつきも逃さず釣果につながります。

 

【季節別まとめ】


春(3〜5月):3〜4号

夏(6〜8月):4〜5号

秋(9〜11月):3〜4号

冬(12〜2月):2号

 

クワセエサによる使い分け

クワセ針の選択は、使用するエサの種類によっても変わってきます。

ウドン系クワセエサ

軽めのエサなので、2〜3号の軽い針を使用します。

エサの動きを活かしやすく、繊細なアタリを取りやすいのが特徴です。

冬場や食い渋り時に特に効果的です。

グルテン系クワセエサ

やや重めのエサなので、3〜4号を選択します。

エサ持ちが良く、安定した釣りが可能です。

春から秋にかけての時期に使いやすいです。

【エサ別まとめ】

ウドン系:2〜3号の軽め針

グルテン系:3〜4号のやや重め針

 

クワセ針の特徴と効果

クワセ針の号数選択は、釣果を大きく左右する重要な要素です。

号数ごとの特徴を詳しく理解することで、より効果的な釣りが可能になります。

エサの保持力への影響

大きな号数(4-5号)のクワセ針は、エサの保持力が格段に向上します。

これは夏場や活性の高い時期に特に重要です。

ヘラブナの活性が高いときは、エサを積極的に食べようとするため、針からエサが抜けたり、水流でクワセがあおられてアタリに繋がらなかったりします。

大きめの針を使用することで、エサが長時間形を保ち、安定した釣りが可能になります。

 

一方、小さな号数(2-3号)は、エサの保持力は若干弱くなりますが、その分ヘラブナが警戒することなく食いつきやすくなります。

特に冬季や食い渋り時には、この特徴が大きな武器となります。

小さな針で繊細に仕掛けることで、慎重になっているヘラブナの微妙な食いつきも逃さず捉えることができます。

沈下速度のコントロール

針の大きさは、クワセの沈下速度に直接的な影響を与えます。

4-5号の大きな針を使用すると、自重が増すため沈下速度が速くなります。

これは深場での釣りや、糸を張ってアタリを明確に出したいときに使います。

また、流れのある釣り場でも、重めの針を使うことでエサを安定して狙いの位置にキープできます。

 

2-3号などの小さな針は、ゆっくりとした自然な沈下を実現します。

この特徴は、特に浅場や表層での釣りで威力を発揮します。

エサがふわふわと自然に落ちていく様子は、ヘラブナの食欲を刺激し、より多くのアタリを誘うことができます。

アタリの特徴と釣果への影響

クワセ針の号数は、アタリの出方にも大きく影響します。

大きな号数を使用すると、ハリスにテンションがかかりやすく、明確なアタリとして現れます。

これは、特に活性の高い時期に有効です。

ヘラブナが積極的に食ってくる場面では、はっきりとしたアタリを取ることで、確実に掛けることができます。

 

小さな号数の特徴は、何と言っても繊細なアタリを捉えられることです。

食い渋り時や冬場など、ヘラブナの活性が低い時期には、この特徴が重要になってきます。

わずかな口使いも針の動きとして伝わりやすく、チャンスを逃さず釣果につなげることができます。

 

釣り場の水深による調整のコツ

浅場での釣りでは、2〜3号の軽めの針を使用することで、エサの自然な動きを最大限に活かすことができます。

浅い水域では、ヘラブナが餌を警戒しやすい傾向にあります。

軽い針を使うことで、エサをよりナチュラルに提示でき、ヘラブナが警戒することなく寄ってきやすくなります。

 

流れの状況に応じた対応

流れのある釣り場では、エサの流されを防ぐことが重要です。

やや重めの針を選択することで、クワセが流れで流されるのを防ぎ、より正確な釣りが可能になります。

特に野釣りでの春先の増水時期や、河川での釣りでは、この点に注意が必要です。

静水面では、エサの自然な動きを重視した針選びが効果的です。

流れの影響を受けないため、軽めの針を使用してクワセの繊細な動きを演出できます。

これにより、ヘラブナの興味を引き、より多くのアタリを誘うことができます。

 

ここまでのまとめ

クワセ針の選択は、その日の釣果を左右する重要な要素です。初心者の方は、基本的な号数から始めて、徐々に状況に応じた使い分けを覚えていくことをおすすめします。

【クワセ針選びの基本】

季節と水温を優先で考慮する

エサの種類に合わせて号数を調整する

釣り場の状況(水深・流れ)を見極める

活性に応じて号数を使い分ける

まずは3号から始めて状況をみて変える

経験を重ねることで、その日の条件に合わせた最適な針を選べるようになります。

クワセ使った釣りの醍醐味は、バラケで寄せてクワセを食わせるところです。

そのためにも、このクワセ針選びの基本を押さえ、実践を重ねていきましょう。

 

おすすめのヘラブナ用クワセ針

オーナー へら玉鈎

オーナーの「へら玉鈎」は、クワセ釣りにおいて抜群のバランスを誇る製品です。

最大の特徴は、三角形状の軸設計にあります。

この独特の形状により、クワセエサの保持力が格段に向上します。

特に、長時間の釣りでもエサが外れにくいという点は、多くのへら師から高い評価を得ています。

また、乳白色の仕上げを採用しているのも注目すべきポイントです。

水中での視認性を抑えることで、警戒心の強いヘラブナでも寄ってきやすくなります。

これは特に、透明度の高い池や食い渋り時に効果を発揮します。

サイズ展開も充実しており、2から6号まで幅広く用意されています。

これにより、季節や釣り場の状況に応じて最適な針を選択できます。

価格も1パック10本入りで300円程度と、その性能を考えると非常にリーズナブルです。

このような方におすすめ

長時間の釣りを楽しみたい方(三角軸によるエサ持ちの良さが活きます)

クリアな水域で釣りをする方(乳白色の視認性の低さが効果的です)

コストパフォーマンスを重視する方(高性能ながら手頃な価格設定です)

 

オーナー へらサスケ

「へらサスケ」は、クワセ専用設計にこだわり抜いた逸品です。

このクワセ針の特筆すべき点は、エサの付きやすさと保持力の絶妙なバランスです。

クワセを付ける際の操作性が非常に良く、初心者でも扱いやすい設計になっています。

カラーバリエーションは金色と茶色の2種類が用意されています。

これは単なる色の違いではなく、釣り場の水質や光の条件に応じて使い分けることで、より効果的な釣りが可能になります。

水質が綺麗な場合は茶色でナチュラルに攻めて、濁りが入っている場合は金色でアピールするのもいいでしょう。

金針の場合、空針になっても食ってくることがたまにあります。たまにですが。

 

サイズは1号から8号までと、特に繊細な釣りに対応できる展開となっています。

これは、クワセ釣りの真髄である「微妙なアタリを捉える」という点に重点を置いた設計と言えるでしょう。

また、OWNER社お得意の高い耐久性も健在です。

このような方におすすめ

繊細なクワセ釣りを極めたい方(1-8号の細かいサイズ展開が活きます)

釣り場の状況に応じて細かく対応したい方(2色展開で様々な条件に対応可能です)

初心者からベテランまで使いやすい針をお求めの方(扱いやすい設計で安定感があります)

 

 

 

 

がまかつ T1 クワセマスター

がまかつの「T1 クワセマスター」は、クワセ釣りの新境地を開いた革新的な製品です。

最も注目すべき特徴は、ハイカーボン「T1」素材の採用です。

この特殊な素材により、驚くべき軽量性と高い強度を両立させています。

1kgクラスの大型ヘラブナとのやり取りでも、針が曲がったり折れたりする心配がありません。

また、ナノスムースコートという特殊なコーティング技術も見逃せないポイントです。

このコーティングにより、結束時のラインへの負担が大幅に軽減され、さらに水中での貫通抵抗も抑えられています。これは、特に冬場の低活性時に威力を発揮します。

独自の内向き鈎先設定も特筆すべき点です。

この設計により、クワセエサのすっぽ抜けを効果的に防止。さらに、一度口に入れば確実にフトコロまで刺さる抜群の貫通力を持っています。

サイズは1号から5号まで展開されており、各号数の重量も細かく設定されています。

例えば4号で線径0.435mm、強度2.1kgfという数値は、この製品の高い性能を物語っています。

価格は1パック(20-22本入り)400円前後とやや高めですが、その性能を考えれば十分な価値があると言えるでしょう。

 

このような方におすすめ

大型ヘラブナを狙う方(高強度なT1素材が威力を発揮します)
冬場の釣りを楽しみたい方(超軽量設計で低活性時も対応可能です)
確実な掛かりを求める方(内向き鈎先と抜群の貫通力で魚を逃しません)

 

 

 

さて

余談ですが、いろいろな針を箱買いして試していると針のケースに困ります。

そんな時にはマルキューのライトポーチPA-シリーズSサイズがおすすめです。

やや高いですが、良かったら使ってみてはいかがでしょうか。こんな感じです。

 

まとめ

ヘラブナのクワセ釣りで釣果を大きく分けるのが、クワセ針の選択です。

季節による基本的な使い分けは、春と秋は3〜4号、夏場は4〜5号で重さを活かしてハリスを張り、冬は最も繊細な2号が基準となります。

エサの観点では、軽いウドン系には2〜3号、重めのグルテン系には3〜4号が適しています。

クワセ針の特徴を理解することも重要です。

4-5号の大きな針は、エサの保持力が高く、明確なアタリが出やすい特徴があります。

一方、2-3号の小さな針は、繊細なアタリを捉えやすく、食い渋り時に効果を発揮します。

さらに、浅場では軽い針で自然な動きを演出し、流れのある場所では重めの針でクワセの安定を図るなど、釣り場に応じた調整も必要です。

市販のクワセ針では、三角軸で保持力の高いオーナー「へら玉鈎」、繊細な使用感の「へらサスケ」、軽量で強度のある がまかつ「T1クワセマスター」などが、信頼できる選択肢として挙げられます。

 

初心者は3号から始めて、その日の状況を見ながら号数を変えていくことで、クワセ釣りの醍醐味であるバラケでの寄せからの一本を、より確実なものにしていくことができます。

 

バラケの方はダンゴ針を使います。

ダンゴ針のおすすめ品は以下の記事をご参照ください。

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