ジグ・ルアー

【エコギア】キジハタグラブのおすすめカラーとインプレ。ジグヘッドは?

キジハタ(アコウ)釣りに行くなら、持っておいてほしいルアーのひとつがあります。

それがキジハタグラブです。特に、岸からの釣りでは、このルアーがあればめちゃくちゃ安心と思えます。

今回は、私も愛用しているエコギア キジハタグラブについて、その特徴から実践的な使用方法まで、個人の感想を含めて見ていきましょう。

なぜキジハタグラブが注目されているのか

ロックフィッシュゲームにおいて、ソフトルアーの選択は非常に重要です。

中でもキジハタグラブは、ホッグとグラブを融合させた独自のデザインにより、強い波動と安定した飛行姿勢を実現し、多くのアングラーから高い評価を得ています。

 

特筆すべきは、このルアーが生み出す圧倒的な飛距離です。

一般的なワームと比較して約1.3倍の飛距離を実現し、岸からのキャストで重要となる到達距離の問題を解決しています。

さらに、魚粉配合による高い誘引効果も、本製品の大きな特徴となっています。

 

基礎知識:キジハタグラブの特徴を理解する

キジハタグラブの最大の技術的特徴は、ボディとテールのジョイント部分にあります。

 

このジョイントは強めに絞り込まれ、オフセット配置されているため、キャスト時にテールが折れ曲がることで空気抵抗を軽減。その結果、飛距離の向上を実現しています。

 

また、30グラムのヘビーテキサスでもバランスを崩さないバルキーボディは、水中での存在感を高めつつ、不自然な浮き上がりを抑える設計となっています。

これにより、底取り感の向上と、より自然なアクションの演出を可能にしています。

 

サイズとカラーバリエーション

キジハタグラブは、3インチ(56mm)から4.5インチ(88mm)まで、幅広いサイズバリエーションを用意。これにより、ターゲットとする魚のサイズや、その日の活性に合わせた最適なサイズ選択が可能です。

カラーについても、「北陸クリアホロ」や「三陸リアスレッドII」など、地域の特性を考慮した全10色のラインナップが用意されています。

 

対応魚種と汎用性

キジハタグラブは、主にキジハタ(アコウ)をターゲットとして開発されましたが、その高い汎用性により、マゴチ、ヒラメ、アイナメ、カサゴなど、幅広い魚種に対して効果を発揮します。

特に、堤防や漁港といった陸からのアプローチで、その真価を発揮するデザインとなっています。

 

キジハタグラブの詳細性能分析

キジハタグラブの性能を語る上で、特に注目すべきはその独自の設計思想です。

従来のソフトルアーとは一線を画す性能を実現しており、特にロックフィッシュゲームにおいて圧倒的な優位性を持っています。

 

圧倒的な飛距離を実現する技術

キジハタグラブの最大の特徴は、その飛距離性能です。

一般的なワームと比較して約1.3倍の飛距離を実現する秘密は、テールのオフセットジョイントにあります。

キャスト時にテールが折れ曲がることで空気抵抗を軽減し、より遠くまでルアーを届けることが可能になりました。

これは特に、岸からの釣りで重要となる性能です。

 

水中での挙動と誘引効果

水中での動きについても、キジハタグラブは独自の特徴を持っています。

特徴的な肉厚テールにより、小さな動きでも強い波動を発生させることが可能です。

また、フォール中のアクションも魚を誘うよう設計されており、特に潮の流れがある場合に効果的です。

 

さらに、魚粉配合による誘引効果も見逃せません。

この効果により、キジハタの興味を引き付け、バイトに持ち込みやすい特性を持っています。

実際のユーザーからも、「生餌よりも反応が良かった」という声が多く寄せられています。

 

実践的な使用方法

基本的なセットアップ

キジハタグラブの使用方法は、主に2つのリグが推奨されています。1つ目はジグヘッドリグです。4インチサイズの場合、#1/0のジグヘッドとの組み合わせが最適とされています。

ワームをジグヘッドに装着する際は、ボディがまっすぐになるよう丁寧に調整することがポイントです。

 

2つ目はテキサスリグです。4インチサイズには#1/0、4.5インチサイズには#2/0のオフセットフックが推奨されます。

最大30グラムまでのシンカーに対応可能で、様々な状況に応じた重さの調整が可能です。

 

効果的なアプローチ方法

キジハタグラブの使用では、ゆっくりとしたリトリーブやボトムバンピングが効果的です。

特に、スローリトリーブでじっくりと探ることで、バランスを崩さず、しっかりとした波動でアピールすることができます。

これは、キジハタの習性に合わせた理想的なアプローチ方法といえます。

 

高度なテクニック:ビフテキリグの活用

より高度な使用方法として、ビフテキリグの活用があります。

このリグは、テキサスリグよりも重心が下に来るため、ストラクチャーやボトム周りでの感度が向上します。

特に、テトラ周りなどで細かく底を探る際に威力を発揮します。

フォールの活用も重要なテクニックの一つで、特に潮の流れがある場合は、フォール中のアクションが効果的です。

 

実際の状況に応じたキジハタグラブの使い分け

キジハタグラブの性能を最大限に引き出すためには、釣り場の状況に応じた適切な使い分けが重要です。

水質や天候、時間帯などの条件に合わせて、適切なアプローチを選択していきましょう。

 

おすすめカラーと状況別の使い分け

キジハタグラブのカラー選択は、釣行の成功を左右する重要な要素です。

水質や天候、時間帯などの状況に応じて、最適なカラーを選択することで、より効果的なアプローチが可能になります。

 

クリアな水質・晴れた日のベストカラー

透明度の高い水質や晴天時には、パール/スモークシルバーGlt.バックナチュラルゴールドが効果的です。

これらのカラーは、澄んだ水中で自然な存在感を示しながら、ベイトフィッシュに似た印象を演出します。

特にシンプルかつナチュラルな色調が、警戒心の強いキジハタに対して効果を発揮します。

 

濁り水・曇天時の攻略カラー

水質が濁っている場合や曇り・雨の日には、ロックフィッシュインパクトⅡ(派手なオレンジ系)や三陸クリアレッドⅡがおすすめです。

視認性の高いこれらのカラーは、濁った水中でもキジハタにしっかりとアピールできる特徴を持っています。

特に、潮の流れが速い場合や水深のある場所での使用に適しています。

私もお気に入りでとりあえず最初にこのあたりのカラーを投げることが多いです。

 

夜釣りに効くカラー

夜間の釣行では、パールグロウが効果を発揮します。

ナイトゲームで重要となる程よい明るさのグローカラーが、暗闇の中でも魚の興味を引く絶妙な存在感を示します。

ドン曇りの日や雨の日も結構いいです。

万能カラーの定番選択

様々な状況に対応できる万能カラーとして、北陸クリアホロ三陸クリアレッドⅡが高い評価を得ています。

北陸クリアホロは魚に気付かれにくい特徴があり、同じ場所から複数匹を釣る際に効果的です。

一方、三陸クリアレッドⅡは、インパクトの強さを活かして大物を狙う際に威力を発揮します。

 

効果的なカラー選択のポイントは、単に水質や天候だけでなく、ベイトフィッシュの色調時間帯も考慮に入れることです。

また、その日の魚の反応が悪い場合は、明るい色から暗い色、あるいはその逆へとカラーチェンジを試みることで、状況を打開できることもあります。

 

推奨されるジグヘッド選択

キジハタグラブの性能を最大限に引き出すためには、適切なジグヘッドの選択も重要です。

特に推奨されるのが、カルティバのラウンドヘッドJHと静ヘッドです。

ラウンドヘッドJHは、軽めのウェイトラインナップ(1.75g〜10.5g)が特徴で、ライトタックルでのキジハタ釣りに最適です。

 

一方、静ヘッドは幅広いウェイトラインナップ(5g〜36g)を持ち、様々な釣り方に対応可能。

シンプルなデザインながら高いコストパフォーマンスを実現しており、初心者から上級者まで幅広く使用されています。

 

キジハタグラブがもたらす新しい釣りの可能性

キジハタグラブは、その革新的な設計と高い性能により、ロックフィッシュゲームに新しい可能性をもたらしました。

従来の生餌釣りと比較しても、優れた釣果を上げられるという実績は、このルアーの性能の高さを物語っています。

 

特に注目すべきは、キジハタグラブがもたらす高い汎用性です。

ジグヘッドリグからテキサスリグ、ビフテキリグまで、様々なセッティングに対応可能。これにより、一本のルアーで多様な釣りのシーンに対応できる利点があります。

 

さらに、このルアーは初心者から上級者まで幅広く使いこなせるデザインとなっています。

バランスの取れたスイム姿勢により、ファストでもスローでも、リトリーブ速度に合わせて効果的な波動を起こすことができます。

これは、経験レベルに関わらず、安定した釣果を期待できることを意味しています。

 

キジハタグラブは、確かな実績と優れた性能を持つソフトルアーとして、今後もロックフィッシュゲームの世界で重要な位置を占め続けるでしょう。

様々な状況に応じた適切な使い分けを行うことで、より充実した釣りの時間を楽しむことができます。

 

 

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【あとがき】

今回の記事を書き終えてまず感じたのは、改めて「キジハタグラブ」が持つ可能性の大きさに気づかされたということです。実際に愛用しているルアーについて情報を整理しながら執筆することで、これまで自分の中で曖昧だった「なぜこれで釣れるのか」「どんな場面で強いのか」という点を再確認できました。特に、岸から狙うロックフィッシュゲームの魅力を深掘りできたのは大きな収穫です。アコウ(キジハタ)釣りを通じて得られるワクワク感や、テキサスリグやビフテキリグを使い分ける際の戦略性など、改めて“技術の奥深さ”と“遊び心”の両方を楽しめるのがこの釣りの醍醐味だと再認識しました。

振り返ってみると、この記事を執筆するきっかけは、自分自身が過去に何度も「キジハタが釣れなくて悩んだ」経験をしたことでした。初めて瀬戸内のアコウを狙い始めた頃は、地元の防波堤に立ったまま、「一体どんなルアーを投げれば釣れるのか?」と本当に手探り状態だったんです。その当時はホッグ系ワームを選んでいて、なんとなく着底させてはズル引きする、という動作を繰り返しながらも、根掛かりが怖くて十分に底を攻め切れず、釣果を出せないまま時間ばかりが過ぎていました。そんなとき、釣り仲間から「エコギアのキジハタグラブいいよ。飛距離も出るし、誘いもバッチリ」と勧められたのが最初の出会いでした。

その話を教えてくれた仲間は、しまなみ海道周辺でアコウをよく狙っている先輩アングラーでした。もともと私自身も、広島県東部の尾道市から愛媛県北東部の今治市を結ぶエリアをたびたび釣行していたのですが、当時はまだまだ経験不足で、その魅力を十分に引き出せていなかった気がします。というのも、しまなみ周辺のアコウはサイズが大きく、30~35cmがアベレージながら、運が良ければ50cmを超えるような大物にも出会えるポテンシャルの高い釣り場です。しかも年間を通して狙えるので、初心者からベテランまで幅広いレベルのアングラーが楽しめるのが特徴です。私がキジハタグラブに切り替えてからは、そこそこのウェイトのシンカーを使ってもフォームが乱れないことがわかり、実際に狙ったポイントにフルキャストできるようになりました。いざ思い切り投げても狙ったところにしっかり着水し、テールが折れ曲がって空気抵抗を減らしているおかげなのか、今まで届かなかった沖のシモリやブレイクラインを探りやすくなったんです。

さらに、私が一番惹かれたのは“魚粉配合”による誘引効果でした。記事内でも触れましたが、やはり魚の嗅覚や味覚に訴える要素があるルアーは、食い渋りのときに強いです。初めてのアタリを取ったときは、テキサスリグでボトムを丁寧に探っている最中でした。底質の変化を感じながら小さくシェイキングしていたら、「コツン」と明確な反応があり、聞き合わせのタイミングで思い切りフッキングすると、ググッと竿先が引き込まれました。ファイトの末に上がってきたのは35cmほどのアコウで、その肉厚な体高には大満足でした。この初フィッシュで、キジハタグラブの信頼度がぐんと上がったのを覚えています。

その後は、岡山周辺の海域などにも足を伸ばして、地元の釣具店で店員さんと情報交換をすることが増えました。興味深かったのは、「キジハタグラブはマゴチやヒラメ、アイナメにも効きますよ」と教えてもらったことです。特に、フラットフィッシュゲームでキジハタグラブを使っている方の話を聞けたのは新鮮でした。確かに、バルキーなボディでしっかりと波動を出せるので、フラット系のターゲットにもアピール力がありそうだと納得。実際、干潟に近いポイントで遠投したらヒラメが釣れたという経験談も身近に聞き、ますます“汎用性の高さ”に惹かれていきました。

執筆中に思い出した面白いエピソードとしては、現地で初めて会った年配のアングラーとの会話が挙げられます。その方は、昔から生餌専門でアコウを狙っていたらしいのですが、最近ではソフトルアーに興味を持ちはじめているとのこと。私が「キジハタグラブは飛距離が稼げて根掛かり回避もしやすいですよ」と話すと、「生餌に比べてフッキングのタイミングが難しいんじゃないか?」と聞かれました。しかし実際には、テールの動きでしっかり波動を出して魚を寄せやすいため、思った以上にアタリが明確に出るんですよね。そういう実感を伝えると「じゃあ今度試してみようかな」と興味を示してくれました。そんなやりとりもあり、改めてこのルアーの使い勝手の良さを実感したんです。

記事を書く上で心がけたのは、私自身が感じた「キジハタグラブの魅力」を具体的に言語化することでした。決して万能ではないかもしれませんが、初心者から上級者まで幅広く使いやすい設計、ロッド操作を選ばないフォールやリトリーブのしやすさ、そして何より、アコウに対しての実績が豊富という点は非常に大きな強みです。私は今でも車に常備しており、特に夏〜秋のハイシーズンでは真っ先にタックルボックスに入れる定番アイテムになっています。

最後に、この記事を読んでくださった皆さんに、私からお伝えしたいことがあります。もし「アコウ釣りにチャレンジしたいけど、どんなルアーを使えばいいのかわからない」と悩んでいるなら、まずはキジハタグラブから試してみてください。実際に釣果が出たときの喜びは格別ですし、そこから得られる学びが、あなたの釣りの世界を大きく広げてくれるはずです。慣れれば、テキサスリグだけでなく、ビフテキリグやジグヘッドなど、より多彩なリグを使いこなして新しい発見をどんどん得られるでしょう。そして、しまなみ海道周辺や岡山の海域のように、全国各地にまだまだ魅力あふれるポイントはたくさんあります。記事をきっかけに、ぜひ新しいフィールドへ足を運んでみてください。

 

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