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エリアトラウト初心者必見!雨の日に効く“最強カラー”3選とその理由

「雨の日のエリアトラウトは釣れない」と、あなたはそう思っていませんか?
確かに晴天時と比べて光量が少なく、水質も濁りが入りやすく、気温も下がりがち。快適とは言えない状況で、アタリが減ってしまうことも多々あります。しかし、じつはカラー選びを最適化することで、雨の日でも大きく釣果を伸ばすチャンスがあるのです。

まずは結論から。雨の日にぜひ最初に試してほしいカラー3選と使用シーンを、シンプルにまとめると以下のとおりです。

 

  1. グロー系(発光カラー)
    • 視界が悪い状況でのアピール力が高い
    • 曇天、雨が降り始め、朝マズメなどで実力を発揮
  2. 蛍光カラー(ネオン系)
    • 濁りが強まったとき、放流直後などで強烈な存在感
  3. ブラック系
    • シルエットを強調することで、雨後の濁りやプレッシャー下で効果大

 

 

これらの3カラーを押さえておくだけでも、雨の日のエリアフィッシングにおける釣果は確実に伸びるはずです。

次章からは、なぜこの3つのカラーが雨天時に強いのか、そのメカニズムや具体的な使用例、体験談を詳しく解説していきます。

 

 

雨の日に効く“最強カラー”3選とその理由(エリアトラウト)

ここからは、冒頭で挙げたカラーの詳細を深掘りしていきます。雨天時に「まずはコレ!」という3つのカラーが、どうしてこれほどまでに効果的なのか? それぞれの理論やおすすめシチュエーション、具体的なルアー例、さらには筆者や他のアングラーの体験談まで紹介します。

 グロー系(発光カラー)|曇天や濁りで視認性をUP

  • 効果のメカニズム(光量が低い雨天時にグロー系が視認性を高める理由)

雨の日や曇天時は、通常よりも水中に差し込む光の量が減ります。多くの魚は光量の少ない環境下では、動くものやわずかな光の反射を頼りに捕食活動を行います。そこに「グロー系」のルアーが入ってくると、自発光または弱い光でも光を蓄えて反射しやすいという特性によって、魚の目に映りやすくなるのです。

特に早朝や夕マズメなどの「マズメ時」に雨が重なると、さらに光量が減少するため、周りのルアーが見えづらくなるなか、「グロー系」だけがしっかりと魚に認識されるケースが多くなります。これは「アピール力」というより、単純に“見つけてもらえる率”の上昇が大きなポイント。アピールし過ぎても見切られる可能性がある一方、視認性が悪いとそもそも口を使う機会すら得られません。グロー系は「適度な発光」により、雨天時のターゲットにアピールしやすいバランスを保っているのです。

  • おすすめのシチュエーション(曇天、雨が降り始め、朝マズメなど)
  • 曇天:晴れの日より光量が少なく、時折光が差すか差さないかの微妙な状況で“見つけてもらいやすい”
  • 雨が降り始め:水面の波紋が多くなり魚の捕食音やアタリが変化するタイミング。流れや水質の変化がまだ大きくないが、少し暗くなりはじめる
  • 朝マズメ・夕マズメ:一日の中で最も光量が変化しやすい時間帯。普段のカラーよりもグローの効果が際立ちやすい

たとえば、雨がまだ小降りで「水質自体はそこまで濁っていないけれど、空はしっかり曇って暗い」という状況では、グロー系が威力を発揮しやすくなります。「目立ちすぎず、けれど他のカラーよりもしっかりアピールできる」という絶妙なバランスが、グロー系を雨の日の筆頭カラーに押し上げている要因です。

 

おすすめルアー3選

ロデオクラフト ノア グローホワイト

スプーンの定番シリーズ「ノア」のグローカラー。軽量でありながら泳ぎ出しが早く、遠投から手前のフォールまで安心して使える。スローリトリーブでもしっかり動いてくれる点が魅力。

 

ヴァルケイン ハイバースト グローチャート

放流直後のアピール力をさらに高めたいなら「グローチャート」がおすすめ。鮮やかなチャートカラーとグローのコンビで、ターゲットの注意をしっかり引きつける。

 

ティモン パニクラDR グロー

クランクベイトでの広範囲攻略に好適。雨で表層が荒れ気味のときでも、DR(ディープランナー)によって中層〜ややボトム寄りを探れる。グローオレンジの強い存在感が、活性が落ちた魚にも効果的。

 

 

ここで、実際に筆者が雨の日のエリアトラウトで「グロー系」に助けられたエピソードを紹介します。

エピソード:ロデオクラフト ノア グローホワイトで5連発

ある朝、雨が降り始めて30分ほど経ったタイミングでした。最初は定番の金系スプーン(ゴールドベースのカラー)を使っていたのですが、アタリがまったく出ず。その日は放流後の魚がまだ表層や中層をうろうろしているという情報を得ていたので、スローリトリーブで表層〜中層を探る戦略を継続。それでも反応が得られず、次に試したのが「ノア 1.8g グローホワイト」でした。

キャストして数回の巻き始めで、突然ガツンとヒット。サイズはレギュラーサイズでしたが、その後も同じコースを通すたびにバイトが連発し、合計で5匹連続ヒットという驚くべき結果に。周囲のアングラーも苦戦している中、急にこちらだけが爆発したので、「なぜグローホワイトがここまで効いたのか?」を振り返りました。

  • 理由1:視認性の高さ
    小雨+朝の暗さで、水中でもルアーが見えづらい状況だった。グローホワイトは光を反射するだけでなく、弱い発光で魚に追尾されやすかった。
  • 理由2:スレ軽減
    放流直後の魚はカラフルなルアーに興味を示す一方で、何度もアピールされるとすぐ見切る場合がある。グローホワイトは「派手すぎない」絶妙な発光だったため、魚に余計なプレッシャーを与えなかった。
  • 理由3:リトリーブの微調整
    カウントダウンを3秒に設定し、レンジを中層やや上くらいに固定した。通常は1秒か2秒で焦って巻き始めるところを、あえてカウントを長めにしてフォール時のアピールをしっかり確保。雨が降り始めで活性はある程度高めだが、光量が少ないという状況にマッチした。

エピソード:グロー系以外は無反応だった理由

別の日、まったく同じポンドで「グロー系」と「通常カラー」を比較したことがあります。雨の強さや時間帯は違えど、どちらも曇天+雨という条件下では変わりありませんでした。結果は圧倒的にグロー系の方がバイト数が多かった。地味系カラーや、メタリックカラーでの反応がほぼゼロだったのに対し、グロー系を投入すると数投以内に必ずヒットやチェイスがある状態。これは単に「雨で水が濁っていた」という要因だけでなく、やはり「薄暗い環境下での発光効果」が大きく働いていたと推察しています。

こうした経験から、雨天時や光量が少ないときは迷わずグロー系を投入するのが、一番手っ取り早い攻略法だと実感しました。なかでも「ロデオクラフト ノア」「ヴァルケイン ハイバースト」「ティモン パニクラDR」あたりは信頼度が高く、手持ちのボックスに1つは必ず入れておきたいルアーです。

 

 

蛍光カラー(ネオン系)|雨の日の濁りに抜群の存在感

 

効果のメカニズム(濁りの強い状況下でも視認性抜群の理由)

雨が降り続くと、水質が一気に濁ってしまうことはよくあります。特に粘土質の土が混じるような場所や、水の流入が多いポンドの場合、短時間で茶色〜乳白色の濁りになることも。そんなときに頼りになるのが、**蛍光カラー(ネオン系)**のルアーです。

ネオンピンクやネオンオレンジ、ネオングリーンなどは、蛍光色特有の「環境光の吸収率が高い」「コントラストが強い」という性質を持っています。水が濁ると通常のカラーは輪郭がぼやけやすいのですが、蛍光カラーは光量が少なくても人間の目にも鮮やかに見えるほど色が強く発色するため、当然魚にも認識されやすいのです。

また、蛍光カラーは「やや派手すぎるのでは?」と思われがちですが、濁りが強い場合、むしろ派手な方が魚の視界に入りやすくなります。さらに、雨の日の低活性時ほど、逆に強いアピールが効くケースも少なくありません。「ど派手なカラーを見せたらスレるんじゃないか」と感じるかもしれませんが、まずは魚の目に“存在を気づいてもらう”ことが最優先。その点、蛍光カラーは非常に頼りになる存在です。

    • おすすめのシチュエーション(放流直後、強雨、水の濁りが増したタイミング)
    • 放流直後:新しい魚が投入されて活性が上がっているとき。周囲の刺激に対して好奇心旺盛なトラウトが多いので、派手なカラーに反応しやすい
    • 強雨時:一気に雨量が増えて水中が一時的に真っ白に濁るような状況でも、ネオン系はシルエットと色でアピール可能
    • 水の濁りが増したタイミング:朝は比較的クリアだったが昼に雨が強まり、午後には水が急激に濁ったケースなど。周りが「何を投げても釣れない」と言い始める頃に、一人勝ちできる可能性が高い

おすすめルアー3選

ディスプラウト イーグルプレーヤー

中でも蛍光ピンクは濁りの中でもとにかく目立つので、雨の日の最初の一本をキャッチするには最適。

 

ニュードロワー バービーF 蛍光オレンジ(表層攻略に優れたフローティングクランク)

フローティングクランクなので表層から浅いレンジを探りやすい。雨で水面が波立っているときでも魚が浮いてくるケースが多く、濁りが強まったときに表層でのリアクションバイトが狙える。

 

ロデオクラフト モカSR グリーン

こちらもクランクベイトの定番「モカSR」の蛍光カラータイプ。泳ぎの安定感が抜群で、初心者でも扱いやすい。特にネオンのグリーンは雨天時に映えるカラーとして定評がある。

 

エピソード:「雨の日にバービーFが表層で爆釣した」

筆者が「ニュードロワー バービーF」を手に入れた直後、ちょうど雨が強まったエリアに出向く機会がありました。午前中は小降りで若干濁り始めていた程度だったのですが、昼過ぎに強い雨雲が到来。わずか1時間で水質が激変し、視界が一気に悪化しました。

周囲のアングラーは沈め気味のスプーンやボトム攻略のルアーを使い始めましたが、私はあえて表層の蛍光オレンジを試そうと「バービーF」を投入。すると、これが大当たりでした。着水後、2〜3巻きで水面がボシュッと炸裂し、立て続けにヒットが続きました。そのとき感じた要因は以下の2つです。

  • 要因1:表層に浮いた魚を一網打尽
    強い雨が降ると酸素が増えたり、表層に新鮮な水が流れ込んだりして、魚が一時的に上ずることがあります。蛍光オレンジの視認性が高いルアーがその魚の注意を引いた。
  • 要因2:雨音に紛れたルアー音が却って好反応を引き出した
    雨音で魚も警戒しにくくなり、派手なルアーを見つければ条件反射的にアタックしてきた可能性が高い。

周りが「こんな濁りだし、中層〜ボトムを探るべきだろう」と考える中で、あえて表層の蛍光カラークランクを投げたのが功を奏した好例でした。

ざんねん通販で売っていないことが多く、アカサカ釣り具などの専門店で買うことになるかと思います。

エピソード:「放流直後に蛍光カラーで食わせ、食いが渋ったらナチュラル系に切り替えた」

エリアトラウトでは、放流直後のいわゆる“お祭りタイム”をいかに制するかが数釣りのコツになる場合があります。とにかく短時間で数を伸ばしたいなら、まずは強烈な蛍光カラーで高活性の魚を一気に仕留める戦略は非常に有効です。

SNSやブログのレビューを見ても、「放流直後は蛍光ピンクが最強」「最初の5分で10本釣った」といった声は多く、もはや定番戦術。ところが、それである程度釣った後、魚がスレ始めたら次はナチュラルカラーに切り替え、同じコースを通すのが効果的です。雨の日の場合はさらに、「濁りがきつくなってきたら再び蛍光系に戻す」という手もあります。つまり、蛍光カラーとナチュラルカラーのローテーションで、スレた魚と濁り対応を両立できるわけですね。

実際、筆者も放流直後は「イーグルプレーヤーの蛍光ピンク」をスプーンで投げ倒し、10匹ほどキャッチ。その後あたりが遠のいてきたので、地味系のブラウンスプーンに変えたところ、また数匹追加。そしてさらに雨脚が強まってきた午後には、再びネオン系クランクで連発という流れでした。周囲でも「雨の日の濁りでは蛍光ピンクが最強だった」という声が散見され、非常に心強いカラーであることを改めて痛感しました。

 

 

ブラック系(シルエット強調)|視界が悪いほど効果抜群

 

  • 効果のメカニズム(濁りが強い状況でシルエットが目立つ理由)

ブラック系のカラーは「雨の日に本当に有効なの?」と思う方もいるかもしれません。確かに光を反射しない分、派手さはありません。しかし、濁りの程度が深刻になってくると、実は黒いルアーのシルエットが際立つという現象が起きます。水が茶色や灰色に濁った際、背景とのコントラストを強く出すのが黒や濃い色。魚にとっては、光を反射して見えるルアーよりも**「シルエットがはっきり見えるルアー」**のほうが認識しやすいケースがあるのです。

また、雨後のエリアではプレッシャーが高まっていることも多いです。人が少ない日に雨が降るならまだしも、週末などで多くのアングラーが叩いたあとだと、魚はハイプレッシャーでスレ気味。そのときに、グロー系や蛍光系のような派手なカラーを見切ってしまうトラウトがいる一方、ブラック系なら興味を示す可能性が残ります。**「見切られにくさ」**という意味でも、ブラック系が雨天時の最後の切り札になるのです。

 

  • おすすめのシチュエーション(雨が続いた後の濁りが強い状況、プレッシャーが高い状況)
  • 雨が何日も続いて水が真っ茶色になった状況:どんなに派手なカラーを投げても見切られる(または見つけてもらえない)場合、シルエット強調で勝負
  • プレッシャーが高い状況:土日など人が多い日に雨が降ると、ルアーへの反応が鈍くなる。そんなスレ状態でもブラックなら口を使うケースがある
  • 雨が止んで、かつ曇天が続いて光量が極端に少ないとき:背景が暗く魚の視界も悪いが、黒いシルエットは逆に目立つ

 

おすすめルアー

 

JACKALL(ジャッカル) クランクベイト ティモン ちびパニクラ DR

タッキーブラウンはなかなかのおすすめ。もっと暗くてもいいかと思います。

 

ムカイ ディープクラピー

クランクベイトの定番「クラピー」シリーズのディープモデル。深めのレンジを攻略できるうえに、濁りの中でも魚を誘う。底付近をスローに探りたいときに有効。

とにかく暗めの色がおすすめ

 

「雨が止んだ直後、スプーンでは無反応だったが、ブラック系で連発した」

筆者が通うエリアで、2日間大雨が降り続いた後に雨が止んだタイミングがありました。周囲のアングラーは朝からいろいろなスプーンを投げていたのですが、なかなか反応が出ない様子。私もシルバー系やチャート系など定番を試しましたが、反応は薄い。そこで、思い切って「JACKALL(ジャッカル) クランクベイト ティモン ちびパニクラ DR 」を投げてみたところ、突然アタリが連発しました。

隣のアングラーが「なんで黒なんですか?」と不思議そうに聞いてきたのですが、理由は簡単で、濁りすぎて他の色がアピールしきれない状態だったからです。おそらく魚の視界では、黒いシルエットがくっきり浮き立ち、「お、なんだこの塊は?」と興味を引いたのでしょう。その日は半日以上黒スプーンで釣り込み、最終的に20匹以上をキャッチすることができました。

 

「シルエットが際立つことで、スレた魚も口を使った」

雨の翌日、週末で多くの人が来場するエリアでの話です。連日の雨でポンドは濁りが強く、しかも週末で大混雑。魚は相当なプレッシャーを受けている様子で、他の人たちは蛍光系やグロー系を投げていましたが、思ったよりも釣れていないようでした。ロッドを水中にいれてボトム付近をスローリトリーブする戦術をとったところ、周りより一歩抜きん出た釣果を上げることができました。

濁りと高プレッシャーが重なると、「カラフルなルアー=見切られやすい」という図式が成り立ちがちです。魚がその色に慣れてしまうというか、あまりに多数のルアーを見せられ過ぎた結果、スイッチが入らなくなっているのでしょう。一方、ブラックなら輪郭が見えやすいわりに「ギラギラ感」がなく、スレた魚にも口を使わせやすいという実感があります。

 

 

 カラーローテーションのコツ

ここまで紹介した3つのカラーは、それぞれが得意とするシチュエーションを持っています。ですが、実際の釣行では天気の変化や放流状況、アングラーの数などによって、状況は刻一刻と変わります。そこで重要になるのが**「カラーローテーション」**です。特に雨の日は空模様や水質の変化が早いので、カラー選択の切り替えタイミングを把握しておくと、釣果アップにつながります。

        • 「雨の降り始め」→ グロー系

雨が降り始めたばかりのときは、まだ水質がそれほど濁っておらず、光量は少し落ちる程度。魚の活性が急激に変化する前に、グロー系で手早く反応を得られる可能性が高いです。特に朝マズメや夕マズメで雨が降り始めた場合は、グロー系が非常に強いので、迷わずグローカラーを投入してみましょう。

        • リトリーブスピードやレンジの例
        • スプーンの場合:カウントダウンを2〜3秒に設定し、表層〜中層をスローに引く
        • クランクの場合:SR(シャローランナー)を使い、少し速めのただ巻きで広く探る
        • 「雨が強まったとき」→ 蛍光系

雨脚が強くなると、短時間で水が濁り始め、魚のいるレンジも変化しやすくなります。濁りが入り始めると、蛍光系の出番です。ネオンカラーで存在感を高め、まずは魚にルアーを見つけてもらうことを最優先に考えましょう。放流直後の場合も同様で、活性が高い魚は一気に蛍光色に反応しやすいです。

        • リトリーブスピードやレンジの例
        • スプーンの場合:表層や中層だけでなく、フォールでのアピールも活かしながら、バイトレンジを探る
        • フローティングクランクの場合:波立つ表層で魚が浮いてきたら、比較的速めの巻きでリアクションを誘う
        • 「雨が止んで視界が悪くなったとき」→ ブラック系

雨が上がったあと、特に長時間雨が降っていた場合は、水の濁りがピークに達することも多いです。日差しが回復しなければ依然として水中は暗く、濁り+暗さで魚の視界はさらに悪化しているかもしれません。そこでブラック系を投入し、シルエットの明暗差で魚に気づいてもらう戦術が有効です。プレッシャーが上がり始めた頃合いにも、ブラック系はスレ対策として活躍してくれます。

        • リトリーブスピードやレンジの例
        • スプーンの場合:ややウェイトのあるモデルを使い、ボトムや中層深めを攻める。シルエット重視なのでリトリーブはスローめが基本
        • ディープクランクの場合:ボトム付近に潜む魚に対して、巻きの途中で軽く止めを入れ、シェイクやトゥイッチで食わせの間を作る

このように、雨の降り始め→グロー系、雨が強まる→蛍光系、雨が止んだ後やプレッシャー増→ブラック系という流れでカラーをローテーションするだけでも、釣果は大きく変化します。もちろん細かな状況に応じて、他のカラー(ゴールドやシルバー、ナチュラルカラーなど)を挟むことも有効ですが、まずはこの3カラーの回し方を試してみるだけでも成果は得やすいでしょう。

 

まとめ|雨の日こそ“カラー選び”で釣果が変わる!

「雨の日のエリアトラウトは釣れない」と諦めてしまうのは、非常にもったいないことです。たしかに晴天よりも雨天のほうが、光量の低下や濁り、水温の変化などで難易度は上がるかもしれません。しかし、適切なカラー選びができれば、曇天や濁りを逆手にとって好釣果を狙うことも十分可能なのです。

本記事では、雨の日のエリアトラウトに効果的なカラーとして**「グロー系」「蛍光系(ネオン系)」「ブラック系」**の3つを紹介しました。それぞれの特徴をまとめると、以下のようになります。

        • グロー系:暗い環境下での視認性が高く、「派手すぎない」発光が魚を自然に誘う。曇天・雨の降り始め・朝マズメなどで強力な武器になる。
        • 蛍光系(ネオン系):濁りの強い状況や放流直後の高活性魚を手早く仕留める。ネオンピンクやネオンオレンジ、ネオングリーンなどは水中でも発色抜群で存在感が大きい。
        • ブラック系:雨が続いた後の酷い濁りや高プレッシャー状態で威力を発揮。シルエットを強調することで、見切られにくく、魚に発見してもらいやすい。

これら3つのカラーはそれぞれ“得意シーン”が異なるため、**状況に応じて使い分ける(ローテーションする)**のが最も効果的。大切なのは、場当たり的にカラーを変えるのではなく、「いま魚はどんな条件下にいて、何を求めているか?」を考えながら色を選択することです。

        1. 雨が降り始めで光が少し落ちる→グロー系
        2. 雨量が増えて濁りが強まる→蛍光系(ネオン系)
        3. 雨が止んで水の濁りがピークに→ブラック系

このシンプルなフローを意識するだけでも、雨天時の攻略はグッと楽になります。さらに各カラーの中でも「スプーン」か「クランクベイト」かによって、アプローチできるレンジやアクションが変わってきますので、気になったルアーはぜひ手元に用意してみてください。

最後にもう一度強調しておきたいのは、**「雨の日にこそ釣果が伸びるチャンスがある」**ということです。天候や水質が悪化すると、つい釣りを敬遠しがちですが、実はそんな日にこそ魚の活性が予想外に上がったり、周囲のアングラーが少ないために穴場状態になったりすることもあります。適切なカラーを選べば「釣れなかった雨の日」が「思わぬ爆釣デー」へと変わる可能性も十分にあるのです。

雨の日に備えて、グロー系・蛍光系・ブラック系の3カラーはぜひ常にルアーボックスにスタンバイさせておきましょう。次回雨が降った時、あるいは曇天や濁りがきつい日が訪れた時こそ、この3つのカラーを使い分けてみてください。きっと、新たな釣りの展開や「意外と雨の日って釣れる!」という発見があるはずです。

それでは、あなたの次の“雨の日エリアトラウト釣行”が、最高の思い出となることを願っています。

 

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