メバル職人というワームを、釣具店で見かけた人は多いのではないでしょうか?
エコギアが展開するメバル向けのソフトルアーで、パッケージの「メバルひとすじ」の文字が頼もしいですね。
選ぶときは、まず動かし方から考えると分かりやすいです。ただ巻きを中心に使うならミノーSSやストローテールグラブ、小さなダートで誘うならメバダート。細長い小魚を意識して泳がせたいときは、パワーシラスも候補になります。
ここでは4種類の特徴と使い方、カラーの選び方を、使って感じたことも交えて紹介します。
今夜もメバル職人!! pic.twitter.com/aSl7bBMKKh
— ツタン・カー麺 (@tsutankaaaaamen) June 1, 2019
メバル職人4種類の違いと使い分け
メバル職人は、大きさだけを替えて選ぶワームではありません。同じ速さで巻くのか、竿先で動かすのかによって、手に取りたい形が変わります。
| 種類 | サイズ・入数 | 選ぶ目安 |
|---|---|---|
| メバダート | 1インチ/25mm・15本 | 小さなダートで誘う |
| ミノーSS | 1-1/2インチ/38mm・12本 | ただ巻きで深さを探る |
| パワーシラス | 2インチ/48mm・12本 | 細長い小魚の姿を見せる |
| ストローテールグラブ | 2インチ/50mm・9本 | 控えめな動きで泳がせる |
サイズと入数は各製品のメーカー表記です。パワーシラスとストローテールグラブは同じ2インチ表記でも、ミリ表記はそれぞれ48mm、50mmとなっています。
4種類を最初から全部そろえる必要はありません。まずはただ巻きで使う1種類を決め、違う誘い方を試したくなったらメバダートを足すと、道具を替える目的もはっきりします。
メバダートのインプレと使い方
1インチの小さなワームでダートを出す
メバル職人 メバダートは、1インチ・25mm、15本入りの小さなワームです。1インチは単位換算では25.4mmなので、手に取ると本当に小さいですね。
持ち味は、竿先の操作で左右へ跳ねるダートアクション。じっと見ている魚に、動きの変化で口を使わせたいときに試したい形です。昼間だけでなく、夜のメバリングにも使えます。
推奨ジグヘッドはアジチョンヘッド。メーカーが紹介しているのは、単純なチョン掛けではなく、ワームを「への字」にするセット方法です。通常のただ巻き用ワームと同じ感覚で、まっすぐ刺すことだけを目指すと、この組み合わせの特徴を使い切れません。
春の昼間、港内の岸壁沿いでメバルが見えていたときに使いました。ただ巻きでは魚が少し向きを変えるだけ。そこでメバダートを小さく跳ねさせてみたのですが、最初は竿を動かしすぎて、魚のいるところをすぐ通り過ぎてしまいました。
魚の少し先へ入れ直して、竿先の動きを小さくすると、今度は後ろを追ってきました。ただ、追ってきたからといって、すぐ食うわけではないのですね。その日は口を使わせきれず、同じ魚を追い続けるのはやめました。
このとき感じたのは、ダートの大きさより、魚の近くで動かした後に間を取れるかということです。軽く動かしたら、糸を張りすぎず、緩めすぎずに沈ませる。連続でしゃくるだけにならないようにしています。
メバダートのおすすめカラー
最初に選ぶなら、アミエビやパールグロウなどの白系が候補です。白系は明るい時間に動きを追いやすく、セットが決まっているかを確かめたいときにも扱いやすいですね。
夜に使うなら夜光色も選択肢になります。ただし、夜光なら必ず反応がよくなるわけではありません。常夜灯の下ではクリア系と交互に使い、同じコースで反応を比べてみてください。
メバル以外を狙うライトゲームでも試せる小さなワームです。⚠ 注意:大型魚を狙う場合は、ラインやフックの強度も合わせてください。メバル用の細い仕掛けを、そのまま大型のバスやナマズに流用するのは無理があります。
おかんよりメバルが食べたいという事で、仕事終わりのメバリング♪
メバダート最強♪MAX21cm! pic.twitter.com/tgziJoyGMj— 田古里 昭彦 (@coreman_takori) March 11, 2019
西風ビュービュー潮ぶっ飛びのバットコンディションの中、ド日中にメバルと遊ぶ🎡🎠
お決まりのメバダートにアミエビカラーはやぱ外せんっ!🦐(最近釣りの後三色団子食べるのがマイブームのキビモト君。🍡) pic.twitter.com/AjIyu68owM
— きっしゃん®︎ (@daikichiiii_105) January 24, 2019
すみません。目の前にいる魚を釣る為なら手段を選ばない癖がでました… (−_−;)
メバル職人のメバダート1inchのノーシンカーリグ!そりゃ釣れるよね。笑
ホシマダラハゼありがとう✨
次はトップウォーターでビシッと釣ります❗️✨ pic.twitter.com/THDf7dTC7Z— 宮城 梓 (@azusa54) August 23, 2016
ミノーSSのインプレと使い方
コンパクトな小魚の形で、ただ巻きの基準にする
ミノーSSは、ふっくらした胴体が特徴のワームです。卵を持ったモツゴを小さくしたようなシルエットにも見えますね。サイズは1-1/2インチ・38mm、12本入りです。
ミノーSSの製品紹介では、泳がせる際にひとつ下の層を保ちやすいことと、投げたときの姿勢の安定が特徴に挙げられています。ただ、実際に通る深さや飛距離はジグヘッドの重さ、ライン、風にも左右されます。
使い始めは、ジグヘッドにまっすぐ刺してただ巻きで十分です。頭から背中へ抜けるフックの位置を先に合わせると、胴体が縮んだり曲がったりする失敗を減らせます。
使って感じたこと
春先の風が弱い夜、港内の常夜灯周りで、1gのジグヘッドに合わせて使ったことがありました。表面近くを巻いても反応がなく、最初はワームが大きいのかと迷いました。ところが、着水してから沈める時間を少し長くすると、巻き始めてしばらくしたところで小さく触るようなアタリが出ました。
すぐには掛からなかったのですが、同じ沈め方と巻き方を続けるとメバルが掛かりました。色も形もそのままだったので、この日はまず泳がせる深さを探るべきだったのでしょう。
ミノーSSを基準に、沈める時間を変えて魚のいる層を探す。こう使うと、何となくワームを交換し続けるより、次に試すことが分かりやすくなります。
最大20cmちょい
0.9gシラスファイン+ミノーSSクリア赤ラメ他 pic.twitter.com/AfLZgTf0Qf— tri(とり) (@tridesugananika) December 15, 2018
ミノーSSのおすすめカラー
元々おすすめしているのはラメの入ったカラーです。例えばピュアクリアホロは、透明感を残しながら光の当たり方で見え方を変えたいときの候補になります。
昼夜で色を完全に分けるより、まず同じ色で深さと速度を探り、反応が薄ければ白系や夜光系へ替える方が、比較しやすいと思います。
徹夜でライトゲーム
半島南部の潮通しの良い漁港に行ってきました。
満潮からの下げでちょうど時合にあたりレンジを見つけてから良型が連発全部20upで最大25くらいのが5匹くらいかな?
尺ヘッドDタイプ1.5g
ミノーss pic.twitter.com/I9Ev969gSZ— siba カピバラ (@wdFihsing) March 9, 2019
小魚を意識した形なので、メバル以外に使う楽しみもあります。ただ、今回のメバリングでは、まずただ巻きの基準として使うのがおすすめです。
そういえば友達がT3Air僕が貸した1gジグヘッドにアジアダー付けて春くらいに釣ってた
ちなみに僕はメバルタックルに1gジグヘッド+メバル職人ミノーSSで推定40アップを喰わせたがランディングで滑ってそれでバラしたという思い出が‥ pic.twitter.com/CLhoqRlMbS— 素行の悪い吉永 (@0rj35618726594) March 3, 2016
パワーシラスの特徴と使い方
細長いシルエットとラウンドピンテール
パワーシラスは、細長い小魚を意識して選びたいワームです。2インチ・48mm、12本入り。ミノーSSより長さがあり、形の違いで見せ方を変えられます。
特徴は、ラウンドピンテールと呼ばれる尾の形です。大きく尾を振るタイプとは違い、小さな振動で誘う設計となっています。
「シラスがいるからこれだけで釣れる」とまでは言えませんが、細長いベイトが見えるときや、ミノーSSからシルエットを変えてみたいときに手に取りたいですね。
基本はまっすぐセットして、速さを抑えたただ巻き。長さを見せたいからといって大きくしゃくらず、同じ層を泳がせて比べると、形を替えた意味が見えやすくなります。
パワーシラスのおすすめカラー
おすすめの候補はクリア系。ピュアクリアホロやクリア レッドFlk.など、透明感のある色から選ぶとよいでしょう。
今日久々にまともに釣れたww
タケノコメバル たくさん
ムラソイ たくさん
カサゴ 1匹(約17㎝)
パワーシラス2インチ
カニのせいでパワーシラスの尾部の玉が切れてますww pic.twitter.com/U1jg9a3PLe— 🐙ren🐙 (@Oneok9mmY) April 11, 2015
常夜灯や水の透明度でワームの見え方は変わります。クリア系に反応がなければ、同じ形の白系も試してみてください。形と色を一度に替えない方が、どちらの違いを見ているのか整理しやすくなります。
メバリング中には、セイゴなど別の魚が相手になることもあります。
パワーシラスがベストマッチ✨#関門海峡#シーバス#メバル#月下美人 pic.twitter.com/rjv9WFU1x6
— キー (@KIIfishingplus) May 20, 2019
ストローテールグラブのインプレと使い方
地味に見える中空テールが気になったワーム
ストローテールグラブは、ゆっくり泳がせる釣りで使いたいワームです。2インチ・50mm、9本入り。ぱっと見ただけでは、メバダートほど使い方の違いが分かりやすくないかもしれません。
ストローテールグラブの特徴は、中空になったテールです。空気を保持する構造によって泳ぐ際の水平姿勢を支え、弱い波動で誘う設計になっています。
正直、使うまでは「これで釣れるのか」と思っていました。見た目の動きが控えめなので、こちらが何かしてやりたくなるのです。
初春の穏やかな夜、港内の明暗の境目を通したときも、最初は竿先でちょこちょこ動かしていました。それで反応が続かなかったため、今度は同じワームで、竿先を止めてゆっくり巻くことにしました。
明るい側から暗い側へ入ったあたりで重くなり、巻き続けるとメバルが掛かりました。水中の細かな動きまで見えたわけではありませんが、派手に動かさなくても食ってくることは、ここで実感しました。
ストローテールグラブは、動かしたくなるのを少し我慢して使ってみる。見た目が地味だからといって、最初から候補から外すのはもったいないと思います。
ストローテールグラブのおすすめカラー
おすすめの蛍光色やオレンジ系は、見え方をはっきり変えて試したいときの候補です。具体的にはグロウオレンジなどの夜光色から選べます。
今日はライトゲーム!
チビソイ2匹とメバル3匹ゲット!
1.8gジグヘッド+ストローテールグラブ pic.twitter.com/U92ZXFR8uT— 佐々木輔嵩【マルチアングラー】 (@ryorisasahotag1) March 17, 2018
なお、蛍光色と夜光色は同じ意味ではありません。色名だけで判断せず、パッケージの夜光表記も見て選ぶと分かりやすいですね。透明感を残したければクリア系、輪郭を変えたければ白系というように、違いのある色を持っておくのがおすすめです。
今年初めてのメバリング
実に寒い😵
が、
メバル職人ストローテールグラブのグローカラーを表層でゆっくり巻くだけ。
10匹程度は釣れた!
同行者も含め爆釣也 pic.twitter.com/7hMZ5yMj0e— ®︎サングラー (@tsuri_sangra) January 10, 2019
メバル職人で反応がないときに見直すこと
ただ巻き用は刺し方と泳ぐ姿勢を先に見る
ただ巻き用のワームは、曲がって刺さっていないか、フックのところで胴体が詰まっていないかを確認します。回収するたびにセットのずれを見るだけでも、無駄な投げ直しを減らせます。
ただし、アジチョンヘッドとメバダートの「への字」セットは別です。こちらは狙って曲げる方法なので、ただ巻き用の考え方と混ぜないようにしてください。
ジグヘッドは軽さだけで決めない
穏やかな港内なら1g前後を出発点にし、風や流れで操作しにくければ重くする、浅い層をゆっくり通したければ軽くする、と考えると始めやすいです。1gを正解として固定する必要はありません。
横風でラインが大きく膨らんでいると、同じ速さでハンドルを回しても、ワームを同じように通せているとは限りません。まず糸ふけを整え、狙う場所へ届いているかを見てください。
ただ巻きで釣れないときは、刺し方を確認し、沈める時間、巻く速度、形、色の順でひとつずつ試すと、違いを整理しやすくなります。ダートを試すなら、操作後に沈ませる間も作ります。
色を替える前に、狙う深さを通せているかを見直す。メバル職人に限らず、ここが曖昧なままだと、ワームの良さも判断しにくいです。
まとめ
メバル職人の4種類は、サイズだけでなく、形と使いたい動かし方に違いがあります。
最初はミノーSSかストローテールグラブでただ巻きを試し、細長い姿を見せるならパワーシラス、小さく跳ねさせて反応を変えるならメバダートという選び方が分かりやすいでしょう。
気に入った1種類で、まずは反応の出る深さと速度を探してみてください。そこから別の形を足していくと、自分の釣り場で使い分ける楽しみも増えてきます。
あとがき
メバル職人のパッケージを見ると、「メバルひとすじ」という文字に、つい期待してしまいます。自分も、ワームを選ぶときはその気分が強かったです。これを買っておけば、いつもの釣り場で迷わずに済むのではないか。そんなふうに考えて袋を増やしていました。
ところが、実際に釣り場へ持っていくと、選べるものが多いほど迷うこともありました。アタリがないと、まず別の袋を開ける。数投して反応がなければ、また違う色に替える。それだけ動いていると、いろいろ試したつもりになるのですね。
今でも覚えているのが、春先の港内で、常夜灯の明かりが届くところを釣っていた夜です。風は弱く、軽いジグヘッドでも投げにくさはありませんでした。魚が水面を割ることはなかったものの、明かりの端には時々小さな波紋が出ていました。それを見て、その近くに投げていれば何とかなると思っていました。
その晩はミノーSSもストローテールグラブも使いました。ですが、交換のたびに着水後の待ち時間が違い、巻く速さも一定ではありませんでした。ワームの色は覚えているのに、どの深さを通したのかは説明できない。帰ってから道具を片付けていて、そこが妙に引っ掛かりました。
その日に使ったことと、そのワームが分かったことは違うのでしょう。釣れなかったから合わないと片付けるには、自分の使い方があまりにも落ち着いていませんでした。かといって、無理に褒める材料もない。袋から出したワームを見ながら、少しもったいない使い方をしたなと思いました。
それからは、少なくとも同じ立ち位置で比べる間は、着水してから数えることにしました。厳密な水深を測っているわけではありません。同じくらい待ってから巻き始めるだけでも、前の一投と何が違ったのかを、自分なりに覚えておきたかったのです。
もちろん、それで毎回釣れるようになったわけではありません。待ち時間を変えても、色を戻しても、そのまま何も起こらずに終わる夜はあります。ただ、以前のように袋だけが増え、何を試したか分からなくなることは減りました。釣れない日の話をするときにも、「この色が駄目だった」だけで終わらずに済むようになりました。
ストローテールグラブに対する印象が変わったのも、そうやって動かし方を落ち着かせてからです。使う前は、もっと目立つ動きがあった方がよいのではと思っていました。けれど、自分が見て面白い動きと、魚が食ってくる通し方は、いつも同じではないのですね。ここは今でも、つい動かしすぎそうになるところです。
ひとつのワームを、すぐに見切らずに使ってみたい。今は、買い足すときにもそんな気持ちがあります。全部の形を均等に使う必要はないでしょうし、好きな形に偏っていてもよいと思います。その一本で何を試し、どこまで分かったのかが、自分の中に残れば十分です。
次に持っていくときも、まずは使い慣れた形から始めるつもりです。釣れたら、その前の一投と何が違ったのかを少しだけ振り返る。釣れなければ、交換する前にもう一度、糸の出方と巻き始めるまでの間を見る。小さなワームですが、こちらの試し方には、まだ直せるところがあると感じています。
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