ワカサギ

ハイパー紅雪の種類と使い方。ワカサギ釣りのエサとして常備品

ワカサギ釣りにはサシエサを使うのが一般的ですが、虫に抵抗のある方にとっては触りたくないエサでしょう。

そんな方にも安心して使うことができるエサが発売されましたのでご紹介します。

 

ハイパー紅雪

マルキユーのワカサギ用の人工エサで前作の紅雪、紅雪Ⅱが食い込みを重視して改良され新しくなりました。

 

 

生分解性の素材で作られたハイパー紅雪は、紅雪Ⅱよりも若干大きくなっているように感じます。

もともと紅雪Ⅱが少し小さいなと感じていたためより扱いやすくなったかなと思います。

 

ハイパー紅雪の種類

ハイパー紅雪には紅ソフト、白ソフト、グリーンソフトの3種類の色があります。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

紅ソフト


最もスタンダードな紅色です。

紅サシがよく使われるように水中で紅色が視覚的にワカサギにアピールしてくれます。

 

 

ワカサギは水中を浮遊している赤虫なども好んで捕食しているため、紅色は赤虫のような疑似餌でもあります。

 

 

白ソフト

白は光を反射しやすい色です。

ワカサギは光を好む習性があるため、太陽光を反射しやすい白色は光によるアピールがしやすい色になっています。

またプランクトンの色にも似ているため、プランクトンを捕食している時には有効な色になります。

真っ白というわけではありませんが、よりナチュラルなホワイトカラーと言えるでしょう。

 

グリーンソフト

まだ水温の高い時期にはワカサギは浅場の植物性のプランクトンなども捕食します。

 

ワカサギはあまり視力が優れている魚ではないと言われます。

そのため、色によるアピールはかなり有効で、エサがそこにあるということを見つけてもらえるように色の選択をすることがコツになります。

水の濁り具合や水深などを考慮していきましょう。

 

ワカサギの釣りは季節や時間帯によっては、特定の色のエサが効果的な場合が多く、釣り人の経験や地域に応じて適切なエサを選ぶことが大切です。

 

 

ハイパー紅雪の使い方

ハイパー紅雪はスポンジが付属しており、そこに袋を張り付けて使います。

穴のあいているところからハイパー紅雪を押し出して、ハリをさします。

 

そのため、手を汚すことなくエサ付けすることができるので非常に便利です。

 

寄せっコと組み合わせる

ハイパー紅雪は寄せっコとの相性もいいエサです。

寄せっコの使い方

寄せっコの使い方と効果。ワカサギの撒き餌の代用となるか

 

 

ワカサギ釣りのコツ

ワカサギ釣りのコツとしてはエサを動かすことです。

特にハイパー紅雪のような人工エサを使っているときには、人工物とワカサギに悟られないように生き物のように動かします。

チョンチョンと竿先をあげてみたり、ゆっくりと浮かしては自然に落ちていくように落としてみたりと様々な動きで魚にアピールします。

 

ずっと動かし続けるのではなく、定期的に魚に食わせる時間を作ってあげて食いを促進します。

 

動いていたエサが止まって今だ!とリアクションで食ってくれることもあります。

 

 

ハイパー紅雪も定期的に交換する

ハイパー紅雪には集魚成分となるうまみが含まれていますが、水中で動かしているとそのうま味が水中に溶け出てしまいます。

 

魚の食いが落ちてきたなと思ったときにはハイパー紅雪を交換してみましょう。

 

ワカサギ釣り以外にも使える

ハイパー紅雪は、赤虫のような集魚効果がありますので、ワカサギ以外の魚にも使うことができます。

野池や川のクチボソ釣りや小物釣りでも使えます。

息子が近所の池で釣りをしたときにはブルーギルばかりが釣れていました。

 

 

まとめ

ハイパー紅雪は集魚性能がアップしたカラーローテーションできる人工エサです。

ワカサギは生息している場所や水深によって捕食しているエサが変わります。

 

そのためお腹を透かしてみるとやけに緑がかっていたり、ワンドの中にいるワカサギのお腹は赤かったりと捕食しているエサによってお腹の色が変わっていたりします。

ここでは赤いエサが釣れているという情報は間違ってはいないかもしれませんが、今まで釣れていたワカサギが釣れなくなったといったときにエサの色を変えただけで食ってきたというのはよくある話です。

 

仕掛けや場所も同様にその場の状況に応じて、いろいろなアプローチをしていくことが好釣果の秘訣です。

【あとがき】

今回の記事を書き終えて感じたのは、ワカサギ釣りという世界には「誰もが気軽に楽しめる入り口」と「とことん突き詰める奥深さ」の両方があるということです。特に生きエサを使わずに済む人工エサが登場することで、虫が苦手な方やお子さんを連れている方でも、もっと気軽にワカサギ釣りに挑戦できるようになった点は大きいと感じます。私自身、手が汚れることを敬遠していた友人に勧めたところ「これなら抵抗なくエサ付けできる」と大好評でした。今後も新製品や仕掛けを試しながら、さらに多くの人にワカサギ釣りの面白さを伝えていきたいと思っています。

今回の記事執筆の背景には、私が子どもの頃に経験したワカサギ釣りの思い出が大きく関わっています。私が初めてワカサギ釣りをした場所は芦ノ湖でしたが、そのときはまだ昔ながらの赤サシ(虫エサ)しか選択肢がなく、釣行の帰り道に「もうちょっと簡単にエサが付けられたらいいのに」と感じたことを鮮明に覚えています。特に当時は虫が得意ではなく、慣れない手つきで悪戦苦闘していました。そのうえ、芦ノ湖は水が澄んでいてワカサギも見切りが早く、仕掛け選びからエサのつけ方、そして誘いの動きまで、一つひとつ気を配らないとまったく反応が得られないという難しさがありました。その苦い経験がきっかけで、ワカサギ釣りにおける「エサ選び」の重要性を強く意識するようになったのです。

その後、大人になってから神流湖やほかのダム湖でワカサギ釣りを繰り返す中で、エサに対する考え方も徐々に変わっていきました。例えば、神流湖ではプランクトンが豊富なこともあって、ワカサギ自体が体格良く育つケースが多く、15cmクラスの大物を目撃したこともあります。そのとき私が使っていたのが生エサの赤サシでしたが、隣で釣っていた地元の常連さんは人工エサをうまく使いこなし、どんどん数を伸ばしていたんですね。私が「虫エサより人工エサのほうがアタリが少ないイメージがあるんですが、どんなコツがあるんですか?」と尋ねると、「場所や時期によっては、人工エサの方がカラーローテーションできるし、うま味が溶け出したところで頻繁に取り替えられるから意外と有利だよ。後は、しっかり動かしてワカサギにアピールするだけさ」と優しくアドバイスをくださいました。

そんな体験から、「人工エサって本当に便利なのかも」と思い始めた頃、ちょうどマルキユーの新商品として登場したのが今回ご紹介した「ハイパー紅雪」でした。前作の紅雪、紅雪Ⅱも評判が良かったので、個人的に興味があったのですが、実際に使ってみると、まず最初に驚いたのが“扱いやすさ”です。パッケージに付属しているスポンジのおかげで、指や手袋をほとんど汚さずにエサ付けができるというのは想像以上にラクでした。虫エサが苦手な方はもちろん、寒い時期にグローブを外さずにエサ付けしたい方にも大きなメリットだと思います。

次に感じたのが「カラーバリエーションの強み」です。ハイパー紅雪には、紅ソフト・白ソフト・グリーンソフトの3種類が用意されていますが、ワカサギが捕食しているプランクトンの色合いや水深・水質によって効果がガラッと変わる場面があるのは、私もこれまでの釣行で実感してきたことです。特に、紅ソフトは赤虫をイミテートしやすく、濁りのある状況でもアピールが強く出る印象があります。一方で、白ソフトは日差しが差し込む朝方や、透明度の高い湖で光を反射しやすく、プランクトンに近い色味で自然に見せられるのが特徴的です。グリーンソフトにいたっては、まだ水温の高い時期や比較的浅い場所で、植物性プランクトンを捕食しているワカサギに効果抜群。私が試したときも、水中のワカサギがほんのり緑色を帯びているように見えた場面で、グリーンソフトに替えた瞬間に明らかにアタリが増えた経験がありました。

さらに、手を汚さないだけでなく「エサ自体のうま味や集魚成分がしっかり入っている」というのも、ハイパー紅雪の魅力のひとつです。私が試したときは、釣り仲間が「寄せっコ」と組み合わせて使っていましたが、これがまた相性が良い。寄せっコを水中に投入してワカサギを寄せたところで、ハイパー紅雪の色と香りでトドメを刺す、というイメージです。ただし、何度もアタリを取っていると人工エサのうま味が徐々に抜けてしまうので、仲間と「そろそろ交換した方がいいんじゃない?」と声を掛け合っては、新しいエサに付け替えた瞬間にヒットが続くシーンもたびたびありました。これまでの虫エサでは味わえなかった“エサローテーションの手軽さ”を実感できたのが、とても新鮮でした。

誘い方に関しても、ハイパー紅雪だからといって特別な難しさはありません。むしろ「チョンチョンと動かして止める」「ゆっくりと上げてフォールで食わせる」といった基本的な誘いを丁寧にやるだけでしっかりと反応が得られます。特に小さなエサだけに、誘いが単調になりがちですが、止める間を意識するだけでも「動いているものがピタッと止まった瞬間に食いに来る」というワカサギ独特のリアクションバイトが得られることが多いのです。このメリハリのある誘い方は、芦ノ湖のように澄んだ水で見切られがちなエリアでも効果的だと感じました。

また、ハイパー紅雪はワカサギ以外の小物釣りにも使えるという汎用性の高さも魅力です。私の友人の息子さんが近所の池でクチボソを狙ったときにも、同じようにハイパー紅雪を使用したところ、「ブルーギルの活性が高くてよく釣れたよ」と嬉しそうに話していました。虫を触りたくないお子さんが多い昨今、これなら安心して楽しめるうえ、手を汚さずに済むので、親御さんにとっても使い勝手がいいのではないかと思います。

こうして改めて振り返ると、ワカサギ釣りというのは「その場の状況に合わせて臨機応変に変化をつける」という釣りの真髄がしっかり詰まったジャンルだと感じます。水温や水深、天候、そしてワカサギが実際に捕食しているプランクトンの色や種類によって、驚くほど釣果が左右されるんですね。だからこそ、エサは1種類に固執せず、今回紹介したようなハイパー紅雪の3色をローテーションしたり、寄せっコを併用したりと、いろいろなアプローチを試してみると面白いと思います。もちろん仕掛けや場所選びも重要ですが、その最後の「仕上げ」となるエサがしっかりハマったときは、気持ちよいほどアタリが続きます。その瞬間こそが、ワカサギ釣りの醍醐味ではないでしょうか。

これから寒い季節に突入し、氷上やドーム船などでワカサギ釣りを楽しむ方も増えてくるかと思います。虫エサを触ることに抵抗があったり、なるべく手を汚さずに釣りたいという方にとっては、このハイパー紅雪がきっと新たな扉を開いてくれるはずです。私も実際に使ってみて「もう虫エサに戻れないかも」と思うほど手軽でしたし、アタリが遠のいたタイミングで色を替えたり、新しいエサに付け替えたりすることで釣り自体の幅も広がったように感じます。何より、家族や友人同士で気軽に楽しむにはもってこいのアイテムです。

 

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