富士山を眺めることができる、綺麗な海岸の千本浜に行ってきました。
釣果の報告とタックルをご紹介させていただきます。
目次
千本浜ってどんな場所
静岡県沼津市にある千本浜海岸は全体が砂利道になっており、沖合は20m以上のドン深の釣り場です。
ヒラメやマゴチ、チヌや真鯛、ソウダガツオやワカシなどの回遊魚が狙える釣り場です。
今年は新型コロナの影響で禁止になりましたが、例年では海水浴場にもなっています。
多くの釣り人はショアジギで青物を狙っています。
無料の大型駐車場が千本浜公園にあります。
左右どちらも止めることができ、とても広い駐車場です。
祝日には揚げ物の屋台の車がありました。
入り口にはトイレも完備されているため、女性も安心して利用できる釣り場です。
住所
〒410-0867 沼津市本字千本1910-1
コンビニ
車で3分ほど、公園入口から800mのところにファミリーマート沼津下河原町店があります
釣具店
近くの釣具店としては、上州屋沼津店があります。
〒410-0022 静岡県沼津市大岡1559−1
営業時間:10時00分~20時00分
TEL:055-963-4157
追記
上州屋沼津店が店舗を移転し、2024年10月24日(木)朝10時、新店舗「上州屋新沼津店」となっています。
住所 〒410-0007
沼津市西沢田479有賀園モール2階
電話 055-925-1010
http://www.johshuya.co.jp/shop/top.php?s=77
釣果の報告
仕事帰りの釣行のため、夕まずめ2時間ほどの釣行でした。
今回はカゴ釣りで挑みます。
回遊魚のショゴやワラサ、サバなどを狙います。
仕様タックル
リール
14 ブルズアイ 5050
少し重たいリールですので初心者には向いていないかと思います。
竿
ブルズアイ遠投 4-530
新作のブルズアイもでたみたいですね。
道糸
PE X8 300m 3号
遠投カゴ釣りにはナイロンが多用されますが、風のない日はPEの方が距離がでておすすめです。
ウキ・カゴ
渚の遠投師 12号
ハリス
船ハリス 3号 2ヒロ半
ハリ
ケン付き真鯛 8号
カゴ釣りのエサ
釣具店にはよらずに家にあるものだけで釣りをしてみました。
アミ姫
本来はサビキ釣りのエサですが、カゴ釣りにも使えます。
カゴに差し込むためのシリコーン用のノズルを取り付けるとエサを注入しやすくなります。
2時間の釣行で8割ほどを使いました。
食わせオキアミスペシャル M
釣り場(ポイント)の選び方
千本浜ではどこのポイントも同じように感じますが、よくよく見てみると潮がよどんでいるポイントがあったり、根がありそうなポイントがあったりします。
潮の流れをじっと見て、砂浜の形状を見てみると、離岸流になっているポイントがところどころ見受けられます。
チヌの渚釣りなどでは絶好のポイントになりますので見逃さないようにしましょう。
千本浜の釣果
タナは竿1.5本ほどで開始しました。しかし、一投目からウキが立たず、水深が比較的浅いことが分かりました。
軽く投げて25mほどの地点でしたので仕方ないのかもしれませんが、千本浜は水深が深くいろんな魚が回遊してくると聞いていただけにこれは意外でした。
タナ竿1本分にして50mほど遠投するとウキが立ちましたので沖合にでれば水深が深くなっているようです。
沖合30mほどで1段深くなっており、さらに10m沖でもっと深くなっていました。
かけあがりのポイントとなっているため、渚釣りや投げ釣りなどで魚を狙う場合は30mほど遠投したところがよさそうです。
潮もそこそこに流れており、1投3分ほどで回収します。
太陽が沈んで暗くなり、電気ウキに切り替えようかと迷っていた矢先、ウキがスッと海中にはいりました。
前あたりなく唐突でしたが、あわせをいれてあげると、チヌのような引きでスーッと巻けたかと思うとグイグイ引き戻します。
波に合わせて巻いてくると釣れてきたのはタマン(フエフキダイ)でした。
千本浜にタマンがいるとは思いませんでした。。。
鮮度がよければおいしいそうなので、脳天を閉めて血抜きします。神経締めをして持ち帰りました。
のちにお刺身にしましたが、その身はもっちりとした触感のうまみのある刺身でした。薄い白色のきれいな身質でとてもおいしくいただけました。
まとめ
千本浜は初心者でも釣りをしやすい環境がととのっています。
ポイントは少し遠投して、深くなっているかけあがりを狙いましょう。
釣り場環境の保持のためにも、ゴミの持ち帰りは徹底しましょう。
広い釣り場のため、混雑せず、ゆっくりと釣りを楽しみたいときにはおすすめです。
釣りだけでなく、波の音を聞きながら、お弁当を食べるのもいいかもしれません。
機会があれば行ってみてはいかがでしょうか
【あとがき】
今回の記事を書き終えて感じたのは、改めて「釣り」という趣味の奥深さでした。釣りは単に魚を釣るだけではなく、自然との対話や現地の雰囲気を肌で味わう楽しみも大きいものです。なかでも千本浜のように富士山を望める海岸では、雄大な景色を背景に竿を構えているだけでも心が洗われるような感覚があります。実際に、記事を書くにあたって自分自身の釣行を思い返してみると、「もっと多くの人に釣りの魅力を伝えたい」という気持ちが強くなりました。今回のテーマである「千本浜での釣果と、遠投カゴ釣りのタックル紹介」は、私がこの地を訪れるたびに新たな発見があること、そして初心者の方にもチャレンジしやすい場所だということを最も強調したくて選んだものです。
この記事を書くきっかけは、実は友人から「千本浜は富士山の絶景が拝めるうえ、ドン深で回遊魚も狙えるからおすすめだよ」と聞いたのが最初でした。ちょうど新型コロナの影響で遠出する機会が減っていた時期に、気軽に行ける地元の釣り場を探していたんです。最初は「地元だし、いつでも行ける場所」という気持ちがあって後回しにしていたのですが、いざ行ってみると想像以上に奥行きのある釣り場でした。沖合20mほどから急激に深くなっているドン深の地形や、潮が流れやすいポイントが点在していること、さらには駐車場やトイレが完備されているなど、リピーターが多い理由がすぐにわかりました。富士山を背景に竿を振っていると、四季折々の風景にも感動しますし、誰かにこの魅力を伝えずにはいられなくなるのです。
執筆中に思い出した印象深いエピソードとしては、やはりタマン(フエフキダイ)との出会いが大きいですね。実は初めてこの魚を釣ったのも千本浜でした。そのときは渚釣りの要領でチヌでも狙おうかと半ばぼんやり考えていたのですが、電気ウキへの切り替えを迷っていたタイミングでウキがすっと海中に消え、思わず「あ、きた!」と声が出てしまったんです。寄せてみると見慣れたチヌやマダイでもなく、口元が力強く突き出たタマンが現れた瞬間の驚きと喜びは、今でも鮮明に思い出します。千本浜のような場所でこの魚を釣れるとは思っていなかったので、「やはり釣りは何が起こるかわからない」という醍醐味を改めて痛感しました。後日、近所の釣り仲間にその話をすると、「実はタマンは水温が高めのとき、回遊してくることがあるらしいよ。地元の釣り具店でも『もしかしたら釣れるかも』って言われた」とのこと。思い返せば、上州屋沼津店の店員さんも「ここの海岸はけっこう面白い魚がまじるよ」と教えてくれていました。
また、今回の記事執筆にあたって思い出したのは、以前千本浜で知り合った方との会話です。その方は昔から千本浜を拠点にしているベテランのウキ釣り師で、「実は見た目は単調な砂利浜だけど、潮の流れやかけ上がりをしっかり読めばポイントはいくつかある。遠投を頑張るより、魚が寄りやすい潮目を探すのが大事なんだ」と教えてくれました。確かに、記事の中でも書いたように、30mや50m先など段階的に深くなる地形があって、そこが絶好のかけ上がりになっているんですよね。初心者の方にも「投げる場所を少し変えるだけで釣果が変わるんだよ」ということを知ってもらいたくて、今回この記事の中で具体的に投げる距離やタナの設定について触れました。
千本浜の記事を書くうえで欠かせなかったのが、コンビニや駐車場、トイレの情報です。これは私自身が初めて行ったとき、とても助かったポイントでした。特に駐車場が広いと周囲の車を気にせずゆっくり準備ができますし、トイレも近くにあると女性やファミリーで訪れる場合も安心ですよね。私は子どもの頃、釣り好きだった父と一緒にいろいろな釣り場を回ったのですが、そのなかで「トイレがないからなかなか行きづらい」という場所も少なくありませんでした。だからこそ、この記事を読んでくれた方々には「安心して釣りに出かけられる場所」という観点から、千本浜がとても魅力的なスポットであることをお伝えしたかったのです。
遠投カゴ釣り自体は、仕掛けを少し工夫すれば初心者でも十分に楽しめる釣法です。私自身、最初は「PEラインって難しそう」「カゴ釣りって絡みやすいんじゃないか」という先入観がありましたが、風さえ落ち着いていれば案外トラブルも少なく、むしろ飛距離が出やすいなどのメリットを強く感じました。さらに、アミ姫やオキアミなどのエサも使いやすく、少量でも効果的に寄せられるところが魅力です。実際に家にあったアミ姫だけでも2時間ほど楽しめたことは、身軽に釣りをするうえでのヒントになるのではないでしょうか。
このあとがきを読んでくださっている皆さんには、「いつか行きたいと思っていた場所」や「気になってはいたけど敷居が高そうだと思っていた釣り法」を、ぜひ気軽に試してほしいと思っています。千本浜のような環境が整ったフィールドであれば、休日の混雑が少ないタイミングや平日のちょっとした時間を利用して、ふらりと釣りに出かけられます。釣果が思わしくない日でも、富士山の眺めに癒されたり、波の音に耳を澄ませたりするだけで、釣りを通じて得られる満足感はきっと大きいはずです。
何より、釣りは自然との触れ合いが最大の魅力です。釣れた魚を調理して食べる楽しみもあれば、大物を狙って試行錯誤する面白さもあります。また、釣り場で出会った人たちとの会話から思わぬ情報を得たり、新しい釣り仲間ができたりすることも珍しくありません。そうして積み重ねた経験は、単なるレジャーにとどまらず、私たちの人生を豊かにしてくれる大切な要素になっていくのだと実感しています。
もしこの記事を読んで「千本浜で釣りをしてみたい」「ちょっと遠投カゴ釣りに挑戦してみようかな」と思っていただけたなら、とても嬉しいです。次の休日、ぜひ一歩踏み出してみてください。すぐに思うような成果が出なくても、釣りは続けることで見えてくる景色があります。一度その世界の扉を開けてしまうと、きっとあなたも「この海はどんな魚がいるんだろう?」とワクワクした気持ちになり、どこか新しい釣り場にも挑戦してみたくなるはずです。そして何より、雄大な富士山を望みながら、自分の竿先に集中し、自然の営みを感じ取る時間は何ものにも代えがたい貴重な体験になるでしょう。
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