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アミのチャージとアミ姫の比較。ダイワのエサは釣れない!?

ダイワよりアミのチャージというサビキ釣りのエサが販売されています。キャスティング系列の釣具店で見たことがある人も多いのではないでしょうか。

もともと、サビキ釣り用のアミ姫という常温のアミエビのエサに似せた餌のようですが、果たしてどのようなエサなのかを見ていきましょう。

アミのチャージとは?

ダイワ社製品のサビキ釣り用のアミエビエサのことです。

キャスティングの店舗などでよく売られているのでみたことがある方も多いのではないでしょうか。

 

常温保存可能な餌で解凍する必要がありません。また注入口があるためサビキカゴにエサを注ぎやすくなっています。

アミノx?というダイワ独自のアミノ酸が配合されているようですが、その効果はよくわからないのが実際です。

 

香りはマスカット香料が入っているため、ややアミエビのにおいは残りますが、嫌になる程の臭さはなくなっているように思います。

 

アミ姫とどう違う?

ここでは常温アミエビの元祖アミ姫と比較してみましょう。

アミ姫の内容量は600gとなっています。

アミのチャージの容量も600gと内容量に違いはありません。

 

実際は?

しかし、表記状の容量は同じですが、よく見ると原料に違いがあることがわかります。

アミ姫の方は一つひとつのアミエビの粒がしっかりしており、アミエビの量もしっかりと入っています。

しかし、アミのチャージはアミエビよりもドロッとした液体が多く入っているため、アミエビだけの容量を考えると少ないように感じます。

 

アミエビの粒が小さい

アミのチャージをアミ姫と比較すると粒自体が小さく砕けてしまっていることが分かります。

アミのチャージのアミエビ

 

アミ姫のアミエビ

 

 

アミ姫はさすが釣りえさ専門メーカーのマルキユーが製造しているだけあって、原料自体にもこだわりがあることが分かります。

この点においてはアミ姫の方が優秀であると言えるでしょう

 

自立性は良い

アミのチャージはアミ姫を模倣しているのは確かですが、パッケージにはこだわりがあるようです。

 

餌のパック自体が自立するようにスタンドパックを使用しており、この点は、サビキの使いやすさにおいて優れているといえます。

 

しかし、スタンドパックも4割ほどエサを使うと自立性が失われてくるため、結局は寝かして使うことにはなります。

 

集魚性能は?アミ姫の勝利

集魚性能においては、アミのチャージにはアミノxというものが配合されているようですが、これにさほど効果を感じることはありませんでした。

 

同量のエサを海に撒いてみたところ、どちらにも魚は寄ってきますが、アミエビの量が多い分やはり、アミ姫には及ばないことが分かります。

 

アミ姫よりも安くなっているのであれば、アミのチャージを使うのもいいかもしれませんが、魚をしっかりと寄せるためにはアミ姫が必要になるかと思われます。

 

まとめ

ダイワのアミのチャージをみてきましたが、どうしてもアミ姫には及ばないなといった感想を持ってしまいます。

スタンドパック自体は使いやすいと思いますので、もう少し捻ったエサになっていればよかったのかなと思います。

ただし魚が釣れないエサではないので、店頭でアミ姫が完売していたときなどには、問題なく使えるエサであると思われます。

 

アミ姫について詳しく知りたい方はこちら

 

【あとがき】

 今回の記事を書き終えて、改めてサビキ釣りにおけるエサ選びの奥深さを実感しました。やはり、同じように見える常温アミエビのエサでも、粒の大きさや配合成分によって釣果が変わるというのは興味深く、執筆中も何度も「本当にこうした小さな差が決め手になるんだなあ」と思い返していました。特にアミ姫とアミのチャージの比較に関しては、釣りえさ専門メーカーのこだわりや工夫を実感できたので、記事を書く上で最も強調したい部分となりました。

 そもそもこの記事を書こうと思ったのは、キャスティング系列の釣具店に立ち寄った際、さまざまなメーカーの常温アミエビ系エサが所狭しと並んでいたのを目にしたのがきっかけでした。とくにダイワの「アミのチャージ」は、パッケージが目立つうえに「アミノx配合」というキャッチコピーが大々的に書かれていて、以前からどんな釣果をもたらしてくれるのか純粋に興味があったのです。そこで、実際に購入して使ってみる前に、既に使ったことがある釣り仲間や釣り場で会った方々の意見を聞いてみることにしました。

 最初に話を聞いたのは、近所の釣り仲間である友人四人組でした。彼らはちょうど先日、堤防でサビキ釣りを楽しんでいたそうで、アミ姫とアミのチャージの使い比べをしていたというのです。聞けば、最初の実釣ではアミ姫が20匹、アミのチャージが8匹という結果に終わったとか。「やはりマルキユーのエサは強い」と彼らは口をそろえて言っていました。一度だけでは偶然の可能性もあるので、別の日にもう一度検証してみたところ、やはりアミ姫の方が釣れたとのことでした。

 ところが面白いことに、三回目の釣行では四人のうち一人だけがアミのチャージの方が釣れたという事態が起きたそうです。とはいえ、残りの三人はアミ姫での釣果が上回っていたため、「やっぱり粒がしっかりしてるアミ姫のほうが全体的には安定して強いのかな」という結論に落ち着いたとのこと。そこまで具体的にエサを比較しながら、釣果をデータとして記録していた彼らの姿勢に感銘を受け、私自身も「じゃあ自分も試してみたい」と強く思うに至りました。

 実は私もサビキ釣りには長年親しんでいて、以前からマルキユーのアミ姫を愛用していました。その理由はとても単純で、初心者の頃に「エサ専門メーカーの製品は質がいいから試してごらん」と釣具店の店員さんに勧められたからです。店員さん曰く、「確かに常温保存がきくエサはいろいろあるけれど、マルキユーの商品はアミエビの粒がしっかりしていて、匂いと集魚効果が高い」ということでした。実際に使ってみると、保存も手軽だし扱いやすいし、何よりしっかりと魚が寄ってきてくれるので「なるほど、これはハズレなしだな」と感じたのを覚えています。そんな経緯があるからこそ、アミ姫に対して一種の信頼感があるのですが、今回比較の対象となるアミのチャージがどの程度肉薄してくるのか興味津々でした。

 いざ試してみると、やはり記事中にも書いたように、アミエビ自体の粒が小さかったり、全体がややドロッとした液状に近い感じで、使い慣れたアミ姫と比べると「少し物足りないかな」という印象を受けました。もっとも、アミノxの効果が全くないというわけではなく、そこそこの集魚力は感じましたし、釣れないエサでは決してありませんでした。しかし、友人の体験談を含めて考えると、「やはりマルキユーはエサの総合力が一枚上手だな」というのが私の率直な感想です。マルキユーのアミ姫は、アミエビそのものがしっかりしているぶん、魚に視覚的にも嗅覚的にもアピールしやすいようで、結果的に安定した釣果が得られやすいのだと思います。

 その一方で、アミのチャージのパッケージの工夫はとても興味深く感じました。自立するスタンドパックは、特に釣り座が狭い堤防や船上などでは便利で、こぼれにくいという利点があります。これだけでもアミ姫とは違う魅力を感じます。実際、パッケージが寝かさないといけなくなるほどエサを使い込む場面に遭遇する人ばかりではないかもしれません。短時間釣行やちょい投げ感覚でサビキを楽しむ際には、アミのチャージのスタンドパックのありがたさが際立つことでしょう。これまでは私も、「なぜこんな風にパッケージにこだわるのだろう」と思っていたのですが、いざ使ってみると「なるほど、これは使いやすい」と気付かされました。

 また、釣り場で出会った方と何気なく交わした会話のなかでも、同様の意見を聞くことがありました。その方は最近サビキ釣りを始めたばかりとのことで、釣具店でいろいろなエサを迷った末にアミのチャージを購入したそうです。理由を尋ねてみると、「キャスティングのスタッフさんに『パッケージが自立して注ぎ口が使いやすい』と聞いて、こぼす心配が減るなら試してみようかなと思った」とのこと。初心者の人にとっては、少しでも扱いやすいエサのほうがハードルが下がるのは確かですから、アミのチャージにはそれだけの存在意義があると感じました。

 結果として、釣りに慣れた人は安定感のあるアミ姫を選ぶ傾向が強く、これから始める人はパッケージの便利さに惹かれてアミのチャージを手に取る、という場面が多いのかもしれません。実際に私自身も今回比較してみたうえで、状況や使い方によっては十分アミのチャージも選択肢に入りうると感じています。とはいえ、「大量の魚を寄せたい」「魚がスレている場所でしっかりとアピールしたい」というときには、やはりアミ姫の持つ強力な集魚性能が恋しくなるだろうなと、正直思いました。

 そう考えると、まだまだ常温アミエビのエサには改良の余地がありそうです。ダイワには、ぜひこのアミのチャージをさらにブラッシュアップしてもらって、アミ姫と肩を並べるような製品にまで高めて欲しいと期待しています。大手メーカー同士が切磋琢磨することによって、私たち釣り人はよりよいエサを選択できるようになるわけですから、ユーザーとしてはうれしい限りです。

 今回の記事を通じて私が最も伝えたかったのは、「エサ一つ選ぶだけでも釣果に大きく差が出てくる」という、サビキ釣りの奥深さです。初心者の方こそ、手軽だからといって適当なエサを選ぶのではなく、自分がどんな状況で釣るのか、どんな魚を狙っていきたいのかをイメージしてエサを吟味してほしいと思います。そうすることで、釣果だけでなく、釣りそのものをより深く楽しめるようになるのではないでしょうか。

 エサは単なる「寄せるためのもの」ではなく、釣りを左右する重要な要素の一つです。それだけに、自分の中でお気に入りや信頼できる一品を見つけると、釣りへのモチベーションも高まっていきます。私も今回、改めてアミ姫の強さを確認すると同時に、アミのチャージにも一定のポテンシャルを感じられたのは、大きな発見でした。もしかすると、今後さらに新しい常温エサが登場して、私たちを驚かせてくれるかもしれません。

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