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アミ姫ナチュラルの効果と使い方。アミ姫との違いや使い分け紹介

サビキ釣りのエサと言えば、アミ姫を愛用されている人も多いのではないでしょうか。

最近、新製品のアミ姫ナチュラルという製品を見つけたので、使ってみました。

ここでは、アミ姫ナチュラルについての効果や使い方などを詳しく見ていきましょう。

 

アミ姫ナチュラルとは?

 

しっかりとしたアミエビの粒とキララが配合された常温保存可能なサビキ釣り用のエサです。

アミ姫よりもやや香りが抑えられた微香タイプとなっています。

 

キララとは?その効果は?

 

配合されているキララというのは、天然に存在する鉱物(雲母の別名称)で、化粧品などにも使われる安全無毒な鉱物です。

 

釣りエサとしての効果は、キラキラと光るものを水中に漂わせることになるので、遠くにいる魚や水深のある場所にいる魚にもエサの存在をアピールすることができます。

また、意外と軽いので、潮の流れがなければ、狙った棚で長く漂い、アジやサバなどの回遊を足止めしてくれる効果があります。

 

これにより、餌の量は同じでも、釣れ続く時間が長くなるという効果が期待できます。

 

アミ姫シリーズの特徴まとめ

 

アミ姫にはナチュラルのほかにもキララという製品があります。

これら3種類の製品とアミエビとの違いを簡単にまとめると以下のようになります。

 

 

それぞれに特徴があり、得意とする状況や釣り方がありますので、次にどのようにアミ姫を使い分けていけばいいかを見ていきましょう。

画像は左から

アミ姫、アミ姫キララ、アミ姫ナチュラルになります。

 

 

アミ姫シリーズとの使い分け

それではまず、アミ姫とアミ姫ナチュラルを実際にどのように使い分けていくかを見ていきましょう。

 

 

アミ姫とアミ姫ナチュラルの違い

この二つの違いは、袋の形状、香りとキララ配合の有無になります。
使い分けとしては、

使い分け

アミ姫 

→ アミエビのニオイが苦手な人、実績のあるサビキ餌が使いたい人

アミ姫ナチュラル 

→ アミエビのニオイがそこまで気にならない人、キララの効果でさらに魚を寄せたい人

 

 

というのが基本になります。

 

アミ姫だと香りが強く、釣った魚を食べるときに香りが気になる人は、香りを抑えたアミ姫ナチュラルがおすすめです。

 

また、少しでも魚に対するアピール力が欲しい場合や深い水深を狙うときにも、キララが水中で反射することで、視覚的に魚に対してアピールできるので、アミ姫ナチュラルがいいでしょう。

 

 

アミ姫キララとアミ姫ナチュラルの違い

キララ配合のアミエビと言えばアミ姫キララもあります。

この二つは、フルーティーな香りの強弱もありますが、釣りをしていて感じるのは香りよりもアミエビの色の違いによるところが大きいです。

 

アミ姫キララはやや赤みがかった色のアミエビが配合されており、アミ姫ナチュラルは薄いピンク色のアミエビとなっています。

 

 

アミ姫キララは赤い色のアミエビを使用しているので、サビキ針が赤い色の仕掛けとの相性がいいです。

例えば、ハヤブサのリアルアミエビなどです。

 

リアルアミエビの仕掛けととアミ姫キララを比較するとこのようになります。

アミ姫キララの色とリアルアミエビの色がマッチしていることがわかります。

 

一方でアミ姫ナチュラルは比較的アミエビの色が薄いので、サビキ針にハゲ皮などを使用している仕掛けとの相性がいいです。

例えば、がまかつの 堤防アジサビキ ハゲ皮 集魚板プラス などです。

ハゲ皮の自然な色に加えて、アミ姫ナチュラルのキララの反射と、仕掛けの集魚板の反射が相まって、まるで水中で雪が降っているかのような効果を演出してくれます。

 

 

他にもハゲ皮レインボーのような金針での光っているものとキララの相性がいいので、アミ姫ナチュラルはハゲ皮と合わせて使うのがおすすめです。

 

 

 

 

アミ姫ナチュラルの使い方 応用編

通常のアミ姫ほど香りが強くないので、普段冷凍のアミエビを使用していて、臭いに耐性がある玄人の釣り人であれば、紀州釣りや筏・かかり釣りのダンゴのアンコとして使うにはとても使いやすいエサです。

 

スタンドパックなので、ダンゴのバッカンの横に立てておくことができ、必要な時に絞り出して加えることでダンゴ釣りのアレンジとして使えます。

 

また、冷凍のアミエビよりも水分量が少ないので、ダンゴ釣りのベース餌に混ぜ込むことで、集魚効果を高めながら、まとまりすぎないダンゴを作ることもできます。

 

他にもチヌのフカセ釣りなどをする場合に、アミ姫ナチュラルを練りエサに練り込んでエサを柔らかくすることで、アミエビで集魚効果を増幅させながら魚が食いやすい練りエサを作ることができます。

さらに、キララによって練りエサを目立たせることができるので、冬場の食い渋り対策にもなります。

 

まとめ

ここではアミ姫ナチュラルの効果や使い分けなどを見てきました。

サビキ釣りをする人だけでなく、カゴ釣りや筏釣り、フカセ釣りなどにも使えるので、予備エサやアレンジのエサとして使ってみるもいいかと思います。

もし釣具店でアミ姫ナチュラルを見かけた際は、次の釣りで使ってみてはいかがでしょうか。

 

【あとがき】

今回の記事を書き終えてみて、改めて「アミ姫ナチュラル」というエサの奥深さと、サビキ釣りが持つ幅広い可能性に気づかされました。執筆を通して、「アミエビのニオイ」「キララの視覚的効果」といった要素が、単に魚を寄せるだけでなく、釣り全体の楽しさや攻略の幅を広げるカギになるのだと実感しました。とくに、香りに敏感な方でも扱いやすい点や、いろいろな仕掛けとの相性が良いことなどは、私がもっとも読者のみなさんに伝えたかったポイントです。少しでも、「次の釣行で試してみようかな」と思っていただけたなら嬉しい限りです。

そもそも今回の記事を執筆するきっかけになったのは、地元の釣具店で友人から「アミ姫シリーズって、けっこう種類があるけれど何が違うの?」と声をかけられたことでした。友人は最近サビキ釣りを始めたばかりで、アミ姫やアミ姫ナチュラル、アミ姫キララに加えて、冷凍アミエビとの違いも気になっていたようです。私自身、長年サビキ釣りやカゴ釣りを楽しんできましたが、いざ質問されてみると、製品ごとの微妙な違いを的確に説明するのはなかなか難しいもの。しかも、この疑問はけっして珍しいものではなく、同じように迷っている方がほかにもたくさんいるのではないかと感じました。

そこで最初は、自分自身が過去に体感してきた「アミ姫はニオイが少なくて扱いやすい」「アミ姫キララは視覚的にアピール力がある」などの経験談をまとめようと考えました。しかし、せっかくならもう一歩踏み込んだ検証をしようと考え、思い切って釣り餌メーカー「マルキユー」の研究員に直接話を聞いてみることにしたのです。メーカー側が製品開発で大切にしているポイントや、開発過程でこだわった香りの強さ・粒の状態について尋ねてみると、やはり想像以上に奥深いものでした。研究員の方がおっしゃるには、「サビキ釣りは魚の嗅覚・視覚・習性をどう引き出すかが大切」であり、アミ姫のような常温保存可能なエサでも、配合成分や色味の違いによって狙える魚の活性や集魚スピードに変化が出るのだそうです。こうした専門家ならではの意見を伺うことで、私自身も記事内容により説得力を持たせることができたと思っています。

さらに、実際に自分で使う際のリアルな体感を補強するために、海釣り施設や近所の堤防でも実験的な釣行を何度か行ってみました。例えば、まだ朝イチで人の少ないタイミングに堤防へ足を運び、水面下の様子をチェックするために小型の水中カメラを投入してみたのです。昼間の時間帯と比べて魚の反応に差があるのではと予想したところ、やはり活性が低い時間帯でもキララの光が目立つエサのほうが魚の興味を引きやすい、という場面が見られました。深いタナでは光量が少なくなるため、どうしても視覚的なアピール力が弱まりますが、その分、キララが反射することで魚の興味をつなぎ止められる可能性があるんだなと改めて感じました。こうした「目で見える情報」があると、人に説明するときにも説得力が増しますし、自分の中の納得感も違います。

現場での釣り仲間とのやり取りも、今回の記事内容に大きく影響しました。ある日、一緒に堤防へ向かった釣り仲間が、アミ姫ナチュラルを使ったサビキ仕掛けを試してみたいと言い出したので、私も隣で見守りながら実践してもらったんですね。最初は「アミ姫ナチュラルって、香りが弱いから魚が寄らないんじゃない?」と半信半疑だったのですが、実際に釣りを始めてみると、朝マヅメのタイミングで良型のアジが連続ヒット。しかも、その友人いわく「確かにちょっと鼻を近づけると香りはするけれど、従来のアミエビほど手にニオイが染みつかなくて快適」なのだそうです。彼はいつも釣りのあとに車で移動するため、衣服や車内にどうしてもニオイが付くのを気にしていたらしいのですが、アミ姫ナチュラルだとそうしたストレスがかなり軽減できて、しかも釣果にはまったく影響がない。むしろキララ効果で、光が少ない朝や夕方の時間帯でも魚にアピールできているように感じる、という感想が得られました。

また、釣り場で出会った別の方からは「冷凍のアミエビだと解凍に時間もかかるし、残った分の処理が面倒だけれど、アミ姫シリーズだと少量ずつ使いやすいから、子どもと一緒にサビキ釣りをする時も重宝していますよ」というお話も伺いました。そうした生の声を複数集めるうちに、やはり単に「常温保存できる便利なエサ」というだけでなく、「仲間や家族で楽しむ釣りの幅を広げてくれる存在」としてのアミ姫ナチュラルの価値をより強く感じるようになりました。

この記事を書くために振り返った自分の過去の釣行でも、何度か実践してきた「アミ姫ナチュラルをダンゴ釣りやフカセ釣りでアンコとして使う」技は、実は釣具店の店員さんにアドバイスされたのがきっかけでした。とある釣具店に足を運んだとき、「紀州釣りの配合エサにこそ、アミ姫ナチュラルは使えるんですよ。香りがそこまで強くないし、絞り出すだけだから便利」と教えられたのです。それ以来、私も軽い気持ちで試してみましたが、潰し気味に混ぜ込んでやれば粒子がふんわり広がり、かつキララで魚の目を引けるので、チヌやグレが集まりやすかった記憶があります。普段はサビキ釣りとはまったく別の釣り方をメインにされている方にも、こうした“応用テクニック”は魅力に映るのではないかと思い、今回の記事に詳しく盛り込ませていただきました。

以上のように、アミ姫ナチュラルを扱う上で私が大切にしているのは「自分のスタイルや釣り場の状況に応じて、どう使い分けていくか」という視点です。あらためて言えるのは、釣りエサや仕掛けに「絶対の正解」はないということ。最終的には、その日その場所の状況や、自分が釣りたい魚の習性、そして何より自分が楽に・快適に釣りを続けられるかどうかが最重要だと思います。今回の記事を執筆するにあたって、専門家の話や自身の体験、仲間や見知らぬ釣り人からの情報を得ることで、アミ姫シリーズの多面性をより深く理解することができました。皆さんの次の釣りに、アミ姫ナチュラルをはじめとしたさまざまなエサを試してみるヒントやきっかけが、少しでも提供できていれば幸いです。

 

アミ姫についての詳細や使い方はこちら

アミ姫は釣れない?使用期限や保存方法などプロが徹底説明。釣れる裏技紹介

 

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