遠投カゴ釣りのカゴを選ぶなら、私の中では渚の遠投師かピアレの超遠投カゴが基本です。どちらも遠くへ投げる釣りで使いやすく、普段の釣りで出番が多いカゴになります。
ただし、一度にコマセを出したいなら一発カゴ、放出量を細かく調整したいならアポロカゴなど、使い分ける理由もあります。飛距離だけでなく、どこで、どのようにコマセを出したいかまで考えると、選びやすくなるでしょう。
ここでは、私が使って感じた良いところと使いにくかったところを交えながら、カゴの種類、号数、用途別の選び方を見ていきます。
遠投カゴ・一発カゴ・反転カゴの違い
まず整理したいのは、「遠投」は投げる性能、「一発」「反転」は主にコマセの出し方を表す言葉だということです。一発カゴにも遠投向きのものがありますので、完全に別々の分類ではありません。
カゴ釣りの種類
- 遠投カゴ:飛ばしやすい形状を持ち、開口部や窓からコマセを放出するタイプ。出方は製品によって異なります。
- 一発カゴ:コマセを保持し、狙ったタナで操作してまとめて出すタイプ。ロックや解除の仕組みを確認して使います。
- 反転カゴ:カゴが反転してコマセを出すタイプ。ボイルオキアミを使って潮に乗せる釣りなどで用いられます。
反転カゴを「水面近く専用」と覚える必要はありません。タナや使い方は仕掛け全体で変わりますし、地域によって呼び方にも違いがあります。
私は、同じ場所へ繰り返し投げて流すときは、普段使っている遠投カゴから始めます。そこから、コマセを途中でこぼしたくないのか、少しずつ出したいのかを考えて種類を変える方が、釣りの組み立てを整理しやすいと思います。
「何という種類か」より、狙ったタナに届くまでと、届いた後の動きを見るのがカゴ選びの基本です。
カゴの号数はウキの浮力と竿の負荷を分けて考える
私はスピニングでは12号を基準にしています。超遠投が必要なければ10号、両軸タックルで離島などへ行くときは15〜18号を使うことがあります。ただし、これは私の道具と釣り方での目安です。
同じ12号でもカゴ全体の重さは違う
カゴに書かれた号数が、そのままカゴ全体の重量を表すとは限りません。オモリのほかに、本体や軸の重さが加わるためです。
例えば、ピアレ超遠投カゴの12号は自重約79g、アポロカゴの12号は約64gです。同じ号数でも、手に持つ重さには違いがあります。
投げるときはさらにコマセ、ウキ、天秤なども加わります。号数と、エサを入れた仕掛け全体の重さを混同しないようにしてください。
⚠ 注意:重くすれば遠くへ飛ぶわけではありません
竿の適合負荷とメーカーの使用条件を守り、無理なフルキャストは避けてください。仕掛け切れや竿の破損につながります。投げる前には、後方と左右に人がいないこと、穂先への糸絡みがないことも確認します。
ウキは号数を合わせたうえで実際の浮き方を見る
最初は同じメーカーが組み合わせを想定したウキとカゴを選ぶと、判断しやすくなります。それでも、コマセを入れた状態と、出した後の浮き方は一度見ておきたいところです。
水中ではカゴ本体の浮力も働くため、陸上の自重だけで必要なウキ浮力を決めることはできません。別メーカーの12号同士を組み合わせて、必ず同じ浮き方になるとも限りません。
以前、カゴを替えたときに同じ号数だから大丈夫だと思い、そのまま投げたことがありました。波が来るたびにウキの頭が隠れ、アタリなのか波なのか見分けにくい状態でした。そこで浮力に余裕のあるウキへ替えると見やすくなりましたが、浮かせすぎれば小さな変化は拾いにくくなります。
私なら、まず安全に確認できる場所で仕掛けをなじませます。勝手に沈まないか、頭が出すぎていないかを見てから遠くへ投げる方が、現場で迷わずに済むと思います。
遠投カゴ釣りで私がよく使うおすすめのカゴ
最初から全種類をそろえる必要はありません。まずはいつもの竿で扱える号数の基本のカゴを一つ決め、足りない使い方を補うと無駄が少なくなります。
| 選びたい理由 | 私なら候補にするカゴ |
|---|---|
| シンプルで遠投しやすいものが欲しい | 渚の遠投師 |
| 遠投性能を重視して選びたい | ピアレ 超遠投カゴ |
| コマセの出方を調整して流したい | サニー商事 アポロカゴ |
| 狙ったタナでまとめて出したい | DANGANG STなどの一発カゴ |
| 近めの距離でエサの入れやすさを優先したい | 遠投シャトル テンビン付 M12 |
この表は私の使い分けです。遠投シャトルも遠投用として作られた製品ですが、私の釣りでは細身のカゴとの使用感の違いが気になりました。以下では、そのあたりも含めて紹介します。
渚の遠投師 カゴ
私がまずおすすめしたいのが、渚の遠投師のカゴです。余計な凹凸が少なく、仕掛けが絡みにくくて投げやすいところが気に入っています。
私が使っているものは、上カゴが開くのを助ける発泡玉が中に入っています。タナになじんでから軽く竿で操作するとコマセを出しやすく、刺しエサも送り出しやすい印象です。
ただし、気になる部分もあります。私のものは5〜6釣行ほど使うと、内部の発泡玉が小さくなってきました。放出できなくなったわけではありませんが、開き方が変わらないかは気になります。すべての個体で同じ回数で起きるという話ではありません。
下の鉛も、回収時や投げる前に磯や堤防へ当たると傷が付きやすい部分です。見た目の傷だけで判断するより、軸の曲がりや上下の動きも見ておくとよいでしょう。
私にとっては、価格と使いやすさの釣り合いがよいカゴです。店頭で見かけたときには、普段使う号数の予備も買うようにしています。
ピアレ 超遠投カゴ
遠投を重視するなら、ピアレも有力な候補です。細身で軸もしっかりしており、私には投げたときの収まりがよいカゴに感じられます。
ピアレの製品説明では、下カゴに無垢材からの削り出しを採用し、カゴの開きも必要最小限にしています。私が気になるのは、その開きの狭さです。オキアミを入れるときは、大きく開くタイプほど手早くはいきません。
遠投のしやすさを取るか、エサ詰めのしやすさを取るか。この違いは実際に使うと案外大きいと思います。
欠点は、私には複数の号数をそろえる費用が重く感じられることです。10号、12号、15号、18号と一度に買いそろえるより、いちばん使う号数に絞る方が納得して買えるでしょう。
基本のカゴを一つ決めてから、放出方法の違うカゴを足すという買い方なら、同じような道具ばかり増えずに済みます。
サニー商事 アポロカゴ
サニー商事のアポロカゴは、コマセの出方を調整しながら釣りたいときに候補になります。私もバランスがよく、扱いやすいカゴだと思います。
特徴は、横穴の開き具合を調整できることです。アポロカゴの製品説明にも、横穴をスライドして調整し、アミコマセに使えることが案内されています。
堤防でアミエビを使ったとき、しばらく流してから回収すると、ほとんどコマセが残っていないことがありました。最初はよく出ているのでよいと思っていたのですが、いつ空になったのか分かりません。
そこで、次は流す時間を短くして回収し、残り方を見てから窓を少し絞りました。出す量を減らせば必ず釣れるという話ではありませんが、出切ったカゴをいつまでも流している不安は減りました。
マダイなどを狙ってゆっくり流したいときも、窓の開きと回収までの時間をセットで調整する方が使いやすいでしょう。アミエビとオキアミでは粒の大きさが違うので、同じ設定のままにしないことも大切です。
同じアポロシリーズには、2段ロック式のアポロ一発カゴもあります。通常のアポロカゴとは、狙ったタナでまとめて出すための仕組みが違います。
こちらは私自身まだ使っていません。ロック付きのタイプには興味がありますが、使用感は使っているアポロカゴと分けて考えています。
使う場面を選びたいカゴと、私に合わなかったところ
カゴは使いにくいと感じたものにも、得意な使い方があります。ここでは、私が遠投のしやすさを重視したときの不満と、別の用途で感じた良さを分けて書いておきます。
ヤマシタ 遠投シャトル テンビン付 M12
遠投シャトルは、私の場合、距離を追い込むよりエサを入れやすいことを生かしたいカゴです。特にM12は、細身のカゴと比べると大きさが気になりました。
私の投げ方では思ったほど距離を伸ばせず、天秤にハリスや道糸が絡むこともありました。ただし、カゴだけが原因と決めつけることはできません。天秤、ハリス、ウキ、投げ方の組み合わせでも変わります。
一方で、間口が広くエサを入れやすいところは良いと思います。私には、近めの距離でコマセを送り込む使い方の方がしっくりきました。
ヤマシタの製品説明では、ストッパーゴムで開閉口を調整でき、アミコマセやパン粉、オキアミに対応しています。大きく開けたまま使うより、コマセの種類に合わせて開きを決めるところから試すとよいでしょう。
私が使ったときは、カゴの周りへモワッと広がっていくような出方に感じました。長く流すなら、途中で空になっていないかを見たいカゴです。
ダイワ シャベルカゴ遠投
ダイワのシャベルカゴ遠投は、私には合いにくかったカゴです。使ったものでは思うように距離が伸びず、天秤まわりの絡みが気になったというのが率直な感想になります。
数回に一度絡むと、そのたびに仕掛けを直す時間が必要です。私はそこが気になり、普段は別のカゴを選ぶようになりました。「誰が使っても遠投できない」という意味ではありません。
シャベルカゴ遠投IIは、コマセを詰め替えやすいカセット式で、フロートストッパーによって放出量を調整する構造です。買うときには、カゴのサイズと天秤の組み合わせまで見て選びたいところです。
絡みが続いたら、商品を替える前に天秤とハリスの状態を確認すると、問題を切り分けやすくなります。ハリスが折れたり強く縮れたりしていたら、そのまま投げ直さず交換してください。
狙ったタナでコマセを出す一発カゴ
一発カゴの良さは、出すタイミングを自分で決めやすいことです。魚種だけで選ぶより、途中でこぼさず運びたい場面や、まとまったコマセを出したい場面で考えると分かりやすいでしょう。
一発カゴ DANGANG ST
DANGANG STは、コンパクトな一発カゴです。私が良いと感じるのは、内部に軸がなく、エサを入れるときに邪魔にならないところです。大きめのハリを収めるときにも扱いやすいと思います。
ロックを備えた一発カゴは、閉じた状態でコマセを運び、タナへ入ってから開放する使い方になります。DANGANG STの細かな操作は、手持ちの製品の説明に沿って行ってください。
シマアジやイサキなどを狙ってコマセをまとめて出したいとき、私ならこうしたタイプを選びます。ただし、一度に出せることと、その場に魚を留められることは別です。潮が速ければ、出したエサも流れていきます。
ステンレス製のカゴは、樹脂のカゴとは価格や手に持った感触も違います。遠投用の基本のカゴを持っていて、次に放出方法を変えてみたい人には候補になるでしょう。
VIP一発カゴ
VIP一発カゴは、私の手持ちでは大きめのカゴです。コマセを多めに運びたいときに使い、飛距離を最優先するなら別のカゴを選びます。
私はヤフオクで購入しました。当時は送料別で2,500〜3,000円ぐらいだったと記憶しています。VIPプロジェクトのカゴとして使っていたものです。
アタリが遠くなったとき、撒き方を変える選択肢にはなります。ただ、大きなカゴへ替えてコマセを増やしても、流す筋やタナがずれていれば、それだけでは解決しません。
神子元島で迷ったこと
年末から年明けにかけて通っていた神子元島では、シマアジなどを狙い、潮に運ばれる仕掛けを見ながらカゴを使い分けました。あるときは沖の速い流れへ入れると、ウキが落ち着いてから狙っていた範囲を抜けるまでが短く、ついコマセの量を増やしたくなりました。
しかし、その前に見直したのは投入位置と、流れに乗ってから開けるタイミングです。一発カゴを使い、投入位置を少し潮上へ寄せて仕掛けをなじませてから操作しました。流したい区間で操作する余裕はできましたが、それでも刺しエサが残って戻る投がありました。カゴを替えるだけで魚が口を使うほど簡単ではありません。
一発カゴは「大量に撒けば釣れる道具」ではなく、運ぶ場所と出すタイミングを組み立てる道具として使いたいと思います。
沖磯ではほかの人が流している筋との重なりにも気を付けてください。神子元島への渡礁は、渡船店と釣り物・場所を相談し、フローティングベストと磯用の履物を用意して船長の指示に従います。
反転カゴはエサと流し方が合うかで選ぶ
反転カゴは、ボイルオキアミを使って潮に乗せる釣りなどで使われます。私の場合は、投げる前のエサこぼれと飛距離が気になり、出番が減りました。
SANNA(サンナー)プラ反転カゴ
安かったので使ってみましたが、私の使い方では正直失敗しました。コマセがポロポロと落ちてしまい、狙ったところまで運ぶ前の扱いが落ち着かなかったためです。
仕掛けを持ち上げて投げる姿勢に移る間にもこぼれ、エサを入れ直してはまた構え直すようなことがありました。安くても、この動作を繰り返すのは面倒です。そこで私は、いったん普段の閉じるタイプのカゴへ戻しました。
ボイルオキアミなど、エサの種類や詰め方を変えれば印象も変わったかもしれません。ただ、私はそこを十分に試し切れず、遠投用の主力にはしませんでした。
ナイロンメッシュの反転カゴ
こちらはナイロンメッシュの反転カゴです。反転カゴにはステンレス製のものもあります。
ヒラマサ狙いなどで使うカゴですが、私は現在ほとんど使わなくなりました。プラ反転カゴと同じくコマセが落ちやすく、自分の遠投中心の釣りには合わせにくかったからです。
一方で、軽いカゴを潮に乗せて流す使い方には良さがあると思います。遠投用の細身のカゴと、飛距離だけで比べるものではないでしょう。
反転カゴは、使いたいエサと流し方が決まってから選ぶ方が、買ってから使いどころに困らずに済みます。
自作カゴや改造カゴを見るときのポイント
自作のカゴにも工夫したものがありますが、最初に欲しいのは使い比べる基準になる市販のカゴです。よく飛ぶ、よく出るという言葉だけでは、自分の仕掛けに合うかまでは分かりません。
ロック式なら閉じた状態を保てるか、操作したときに開くか。通常のカゴなら、軸の動きが引っ掛からないか。自作でも市販でも、まず見たい部分は同じです。
DANGANG STなどの購入できる製品を使うことと、自分で材料を加工してカゴを作ることは分けて考えてください。初めは形を改造するより、エサの詰め方と開口部の調整から試す方が、変化をつかみやすいでしょう。
⚠ 注意:接続部の強度と金属のバリ
軸・接続部の緩みや、糸を傷付けるバリがあるものは使わないでください。重い仕掛けは投げた瞬間に大きな力が掛かります。自作・改造品を人のいる釣り場でいきなり強く投げて試すことは避けます。
コマセが出ない・出すぎるときは何を変える?
カゴを買い替える前に、詰め方、開口部、回収までの時間を見直すと原因を絞りやすくなります。
確認する順番
- 出ないとき:コマセを固く詰めすぎていないか、凍った塊が残っていないか、開口部や軸にエサが挟まっていないかを見る。
- 出すぎるとき:窓や開口部を少し絞り、短めに回収して残り方を比べる。
- 一発カゴが開かないとき:ロックの掛け方と解除操作を確認する。無理に強くしゃくり続けない。
- 絡むとき:天秤、ハリスの縮れ、刺しエサの収め方、投げる前の糸の回り込みを順に見る。
私も、コマセが残ると「もう少し強くしゃくればよい」と考えてしまったことがあります。ところが回収すると、オキアミが塊のまま詰まっていました。次はほぐして軽く詰めると残り方が変わり、操作より先に入れ方を見るべきだったと思いました。
回収中にもコマセは抜けますので、戻ってきたときに空だったからといって、タナで全部出ていたとは限りません。一度にいくつも変えず、同じエサで詰め方や開きを一つずつ変えると、次の一投を判断しやすくなります。
まとめ
私の基本は、遠投しやすい渚の遠投師かピアレです。そこへ、放出量を調整して流すアポロカゴ、狙ったタナでまとめて出す一発カゴを足すと、使い分けの理由がはっきりします。
最初は普段のタックルで扱える一つを選ぶこと。そのカゴで、投げやすさ、絡み、コマセの残り方を見てください。次のカゴは「今の釣りで何が足りないか」が分かってからでよいと思います。
ウキや道糸との組み合わせは、こちらの記事でも紹介しています。
カゴ釣りウキのおすすめと遠投できるウキ紹介。号数や夜釣り用のウキの選び方
カゴ釣り用のおすすめPE ライン【決定版】リーダーや号数の選び方
あとがき
年末から年明けにかけて、南伊豆の横根や神子元島へ通っていた頃は、釣りに行く前からカゴを選ぶ時間が楽しみでした。シマアジやイサキ、グレを狙う仕掛けを考えながら、いつものカゴに加えて、違う撒き方のできるものをバッグへ入れる。使うか分からなくても、持っていけば何とかなるような気がしていたのだと思います。
ただ、その安心感がそのまま釣りのしやすさになるわけではありませんでした。アタリがないときほど別のカゴが気になって、替えた後にはまた元のものが気になります。遠投できるカゴ、たくさん入るカゴ、一度に出せるカゴ。それぞれに期待していることが違うのに、自分の中では全部を「釣れそう」で片付けていました。
神子元島で仕掛けが次々と流されていくのを見ていると、早く次の一投を入れたい気持ちになります。回収してエサを詰め、投げ直す。その動作に追われているうちに、前の一投で何を確かめたかったのかが曖昧になっていました。魚がいなかったのか、流す場所が悪かったのか、そもそもエサが思ったように出ていなかったのか。帰ってから考えても、決め手になることを覚えていないのです。
いちばんもったいなかったのは、釣れなかったことより、次に何を試すかが残らなかったことでした。道具を替えたことは覚えていても、なぜ替えたのかを説明できない。これでは、新しいカゴを買っても同じように迷ってしまいます。
それからは、替える前にいったん回収した仕掛けを見るようになりました。ハリスが絡んでいないか、刺しエサは残っているか、カゴの中に塊がないか。これだけで水中の様子が全部分かるわけではありません。それでも、少なくとも絡んだ仕掛けを流していたのに、魚の反応がないと思い込むことは減らせます。
渚の遠投師の発泡玉が小さくなったときも、最初に気になったのは見た目でした。まだコマセは出るのですが、買ったときと違う形になっているのを見ると、どうしても落ち着きません。逆に、下の鉛に付いた傷は、使っているうちにそれほど気にならなくなりました。同じ傷みでも、自分が気にするのは操作に関係しそうなところなのだと、道具を並べて初めて分かった気がします。
高いカゴなら長く気持ちよく使いたいですし、安く買えたカゴにも働いてほしいと思います。ただ、期待して買ったものが自分の釣りに合わないと、その値段以上に残念に感じます。プラ反転カゴを使ったときは、まさにそうでした。エサを替えてもう少し試せばよかったと思う一方で、いつものカゴへ戻して釣りに集中したい気持ちもありました。道具の評価には、そういう自分のせっかちさも混ざっているのでしょう。
以前、フィッシングショップ・マイムスの店長さんから、形や号数だけでなく重心やコマセの放出まで含めて考える話を聞いたことがあります。今はその話を、よく飛ぶ一投だけを見るのではなく、エサを詰めてから回収するまでを一続きで見ることとして受け止めています。手返しが楽なことも、絡みをほどかずに済むことも、私には大きな使いやすさです。
まだ、一発カゴを入れるタイミングでは迷います。今の釣りを続けた方がよいのか、出し方を変えてみるべきなのか。その迷いがあるからこそ、次は同じエサとタナで、撒き方の違いをもう少し丁寧に見てみたいと思っています。新しいカゴを一つ増やすなら、試したいことも一つ決めて持っていく。次に道具を詰めるときは、そのくらいの準備をして出掛けたいと思います。

















