ガン玉とよく比較される割ビシですが、一体何が違うのでしょうか。
ここでは、割ビシのサイズや重さ、使い方や外し方をご紹介します。
目次
割ビシとは?
釣りで使用される鉛のことで、フットボール型の形状をしており、切れ込みに糸を通して使うオモリのことを言います。
軟質鉛を使用した柔らかいオモリの割ビシもあります。
これらは第一精工株式会社より発売されています。
割ビシの重さ
割ビシ一つあたりの重さは以下のようになります。
極小 0.20g
小々 0.25g
小 0.35g
中 0.80g
大 1.00g
大々 1.35g
特大 2.35g
1号 3.75g
1.5号 5.63g
2号 7.5g
3号 11.25g
見た目ではわかりませんが、多少の重量のばらつきはあるようです。
上記重量は一個あたりの平均値となります。
割ビシの価格と原産地
割ビシは通常であれば、55円〜110円で販売されています。
釣具店によっては、130円だったり90円だったりもします。
おおよそ100円を見ておくと良いでしょう。
黄色の台紙は低価格
赤い台紙は軟質鉛で、高品質高価格となります。
軟質鉛の割ビシは、日本製のオモリになります。
中国製かと思っていましたが、輸送コストなどを考えると日本製となるのでしょう。
割ビシの入り数に注意
割ビシは、一袋あたりの入り数がサイズによって違います。
重たいもの例えば大々や特大などの号数では、10〜個だったりします。
3号のような1個あたりの重量が11gのものは、3個入りだったりします。
割ビシの使い方
割ビシが使われるのは、海釣りが多いです。特に使用されるのは夜間に使用される電気ウキでしょう。
電気ウキは大きなオモリを背負うことができ、ガン玉ではいくつ打ってもなじんでくれないということもあります。
そういったことも考慮されて、電気ウキの浮力表きには、大大や中、小と表記されているものもあります。
これは、このサイズの割ビシ打っておけば大丈夫という割ビシの適正表記になっています。
ウキの表記が小や大の場合は、割ビシであればその号数をうてばいいのですが、ガン玉しかないという場合は、小の場合はガン玉のジンタン2号、大の表記ならばガン玉3Bあたりをうってあげるといいでしょう。
割ビシの外し方
割ビシは道糸と接する面が多いので、ズレることなく使用でき、釣りをしているときには非常に便利なのですが、釣りが終わったときに取り外すのに苦労します。
そのまま捨ててしまう人もいらっしゃるかと思いますが、環境問題も考慮して、できるのであれば再利用をすることをおすすめしたいと思います。
一度使った割ビシは、酸化して表面の光沢が失われて濁った色味になっていたりもします。
しかし、案外この色味が、人工物である感じをなくしてくれ、光沢がないので魚への警戒心を与えにくいオモリに仕上がってくれているかと思います。
釣り人の中にはあえてオモリを黒く塗装して目立たなくする人もいます。一度使ったオモリもマジックで塗れば、それだけで再利用しやすくなります。
さて割ビシの外し方ですが、あまり強く打ち付けてしまった場合は、まず上下の道糸を切ります。
次に割れ目にハサミを差し込んで縦割りでカットしていきます。
うまく溝にハサミがはいっていれば、1/3ほど刃先が入ればパカっと割れてくれるでしょう。
道糸を切らずに割ビシを外す方法
ガン玉外し方と同じようにスプリットリングプライヤーを使います。
コンパクトで持ち運びに困らず、ラインカッターなどと一緒にピンオンリールに取り付けておけるので便利なアイテムです。
割れ目にスプリットリングオープナーのフックを差し込んで徐々に開いていけば、割ビシも外すことができます。
割ビシでジグヘッドを自作する。
割ビシはジャックアッパーHWジグフック
と組み合わせるとジグヘッドを自作することができます。
ジグフックのクランク部分(90°に曲がっているところ)に瞬間接着剤を少しつけて割ビシをプライヤーなどでしっかりと挟み込みます。
そうすることで、アジチョンヘッドのようにダートするジグヘッドを自作することができます。
まとめ
ここでは割ビシの重量や使い分けなどご紹介してきました。
割ビシはガン玉でも代用可能ですが、普段電気浮きをよく使う方などは、割ビシをメインのオモリとして使用するのもいいかもしれません。
釣具店によっては割ビシのセットが販売されていることもあります。
ケース付きなので持ち運びにも便利です。
割ビシも使い方次第では、非常に便利な釣り道具となります。道具の使い方を知ることでより一層釣りが面白くなるのではないでしょうか。
釣り道具自体を楽しむことも、釣りの醍醐味なのでしょう。