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グレ針とチヌ針の違いとは?形状の意味と失敗しない選び方をわかりやすく解説

釣具店でグレ針やチヌ針を見ていると、似たような形のものがずらっと並んでいて、どれを選べばいいのかわからなくなることがあります。

実際、最初はサイズだけ見て選んでしまいがちですが、針はそれだけで決まるものではありません。ハリ先の角度、軸の長さ、軸の太さ、ヒネリの有無、重さといったところで、掛かり方も刺さり方もかなり変わってきます。

私も釣具店でハリを見ていたときに、同じチヌ針でも妙に細いものがあったり、軸が短く見えるものがあったりして、「これは何が違うのだろう」と手が止まったことがありました。見た目は小さな違いでも、釣り場で使うと意外と差が出るのがハリのややこしいところです。

先に結論

ハリ選びで最初に見たいのは、ハリ先の角度・軸の長さ・軸の太さ・ヒネリの有無・重さです。
魚が触るのに掛からないのか、掛かっても持たないのか、刺し餌の落ち方がしっくりこないのかで、見るべきポイントが変わります。

この記事では、まずハリの部位の名前を押さえながら、その形にどういう意味があるのかを見ていきます。そのうえで、グレやチヌを狙うときに、結局どこを見て選べばよいのかまで整理していきます。

  • 触るのに掛からないなら、ハリ先の角度やヒネリを見る
  • 食い込みが悪いなら、軸の長さやシルエットを見る
  • 掛かっても持たないなら、軸の太さや全体の強さを見る
  • 刺し餌の落ち方がしっくりこないなら、ハリの重さを見る

ハリの部位の名称

この記事で最初に押さえたいこと

部位名を全部暗記する必要はありませんが、タタキ・軸・フトコロ・カエシは選び方にも関わってくる部分です。ここがわかると、パッケージの説明や形の違いがかなり見やすくなります。

針の構造を理解するには、まず各部の名前を知っておいたほうがわかりやすいです。全部を細かく覚える必要はありませんが、タタキ、軸、フトコロ、カエシあたりは、選ぶときにも関わってくる部分です。

このあとの選び方で効いてくるのも、主にこのあたりです。名前を知っておくと、パッケージの説明もかなり読みやすくなります。

タタキ

まず、ハリにはハリスを結ばなければなりません。その結び目の抜けを防止するためにあるのが「タタキ」という部分です。

別名、ミミと言ったりもします。

ハリを叩いてつぶし、平たくした部分になるのですが、日本の釣り針にはこうしたタタキがあるものが多いです。海外では管付きの針が主流になるため、タタキがなく、かわりに管がついているものも多く見られます。

管付きのほうが結びやすいと感じる人もいると思いますが、タタキにハリスを沿わせることで、引かれた力をハリに伝えやすくなるという良さがあります。単に結びやすい、結びにくいだけの違いではなく、掛けるときの力の入り方にも関わってきます。

注意点

オキアミのような柔らかい刺し餌を使うときは、管付きのハリだと管の部分が少し邪魔になって身切れしやすくなることがあります。オキアミ中心なら、タタキ型の見やすさがあります。

グレ針でタタキが小さめに作られているものがあるのも、こうした干渉を減らしたいからです。

タタキの下に位置する部分を軸といいます。

短軸や長軸、太軸や細軸という言い方は、この軸の違いを見ています。

軸の長さが変わると、ハリ先の角度や食い込みやすさが変わってきますし、軸の太さが変わると、刺さり込みやすさだけでなく、掛けたあとの強さにも差が出ます。パッケージを見ているとサイズばかり目に入りやすいですが、実際にはこの軸の見え方もかなり大事です。

つまり、軸を見るときは、食い込みを取りたいのか、強さを取りたいのかを考える入口になります。

フトコロ

フトコロというのは、軸の曲がりはじめからハリ先の立ち上がりまでの広がりの部分を指します。

フトコロが大きいハリは、刺し餌をしっかりホールドしやすいです。オキアミだけでなく、コーンや練りエサのように少しかさのある餌を使うときには、この部分の違いが効いてくることがあります。

一方で、餌をしっかり抱ければ何でもよいというものでもなく、ハリ全体のシルエットが大きくなれば、それだけ魚に違和感を与える可能性も出てきます。フトコロは単独で見るというより、餌の大きさや食わせ方と合わせて考えるとわかりやすいです。

刺し餌が少し大きめなのに収まりが悪いと感じるなら、ここも見直したい部分です。

カエシ

文字通りですが、ハリ先の反り返っている部分のことをカエシといいます。

他にもカエリ、モドリと呼ばれることがあります。

カエシの役割は、刺さったあとに針が抜けにくくすることです。ただ、ここも大きければ大きいほど良いというわけではありません。確かに大きいカエシは抜けにくくなりますが、そのぶん刺さり込むときの抵抗にもなります。

布などに針を刺してみるとわかりますが、思っているよりも小さなカエシでも抜けにくいものです。そのため最近では、刺さりやすさとのバランスを取った半スレ系のハリが好まれることもあります。

注意点

カエシを見るときは、抜けにくさだけでなく刺さりやすさとのバランスで考えたほうが整理しやすいです。大きいカエシがいつでも正解というわけではありません。

ハリ先の角度と向きで釣果が変わる

先に知るべき判断基準

ハリ先の角度は、魚の口に触れやすいかと、触れたあとにしっかり刺さるかの両方に関わります。
触るのに掛からないなら、サイズだけでなく角度や向きも見直したいところです。

ハリ先には角度があります。この角度によって、魚の口にどう触れるのか、そして触れたあとにどう刺さるのかが変わってきます。

ハリが魚の口に刺さるとき、アワセを入れた瞬間にはハリスがタタキの方向へ引かれる形になります。そのとき、ハリ先がどちらを向いているかで、力の入り方が変わります。

一般的には、タタキとハリ先を結んだ方向に対して、ハリ先の角度が小さいほど、力が素直に伝わりやすくなります。つまり、貫通力を重視したいなら、角度が詰まっている針のほうが有利になりやすいということです。

同じように、軸が長いとハリ先の角度も小さくなりやすいため、こちらも貫通力には有利な方向になります。

ただし、角度が小さいものがいつでも正解というわけではありません。魚の口にまずハリ先が触れてくれなければ意味がないので、掛かりのきっかけという意味では、ある程度開いた角度のほうが良い場面もあります。

ここでややこしいのは、掛かりやすさと貫通力は同じではないということです。口に触れやすい針と、触れたあとに刺さり込みやすい針は、似ているようで少し性格が違います。

釣り場で「魚はいるのに掛からない」と感じるとき、食っていないのではなく、触っているけれど決まっていないことがあります。触るのに掛からないなら、まずはこの角度や向きを見直してみる価値があります。

ハリ先角度はどう決める

チヌ針に限ったことではありませんが、ハリ先の角度は釣り針の重要なポイントです。使うエサ、狙う魚、魚の口の硬さなどで考え方が変わってきます。

魚の口にハリ先が接触する確率で考えると、ハリ先の角度がある程度開いているものは、掛かりのきっかけを作りやすいです。吸って吐いてを繰り返す魚や、一瞬の接触を拾いたい釣りでは、こうした方向の針が向くことがあります。

一方で、チヌのように口の中に歯があり、口周りも硬い魚では、触っただけではうまく刺さらないことがあります。そこで、ハリ先をやや内向きにしたり、角度を詰めたりして、口周りの柔らかい部分まで滑り込ませるような考え方が出てきます。

つまり、ハリの貫通力は角度が小さいほうが取りやすく、ハリの接触力は角度が開いているほうが取りやすいということです。どちらを求めるかで、見方が変わってきます。

私の実感

以前、南房総の野島埼灯台近くでグレを狙ったとき、海面には時折それらしい魚影が見えるのに、どうにもアタリをきれいに拾えないことがありました。やっと掛かったと思っても浅く、すぐにバラしてしまう感じで、後から考えると、あのときはサイズだけではなく、ハリの形そのものが合っていなかったのだと思います。

その場では「食いが渋いのかな」で終わりがちなのですが、仕掛けに対する反応があるのに掛かり切らないときは、こういう角度の違いが原因になっていることがあります。魚がいないのではなく、ハリが合っていないということもあるわけです。

それゆえに、ハリといってもさまざまなハリ先のものがあり、釣り方に合わせたハリ選びが大切になります。

ハリの大きさ、シルエット

先に結論

ハリの大きさやシルエットは、違和感の少なさ掛けたあとの安心感の両方で見ていくのが基本です。小さければ何でもよい、大きければ安心という単純な話ではありません。

ハリの大きさやシルエットは、魚に与える違和感と、掛けたあとの安心感の両方に関わってきます。小さければ何でも食うわけでもなく、大きければ何でも安心というわけでもありません。

チヌ針のシルエットとしては、近年では軸の短いハリが好まれているようです。これはサシエサがオキアミだけでなく、コーンや練りエサなどいろいろなものになってきており、魚が口にしたときに違和感を感じにくいハリが使いやすいからです。

短軸の針は全体のシルエットを抑えやすく、食い込みの良さにもつながりやすいです。実際、魚が口にした瞬間の違和感を減らしたいときには、こういう方向の針が気になります。

ただし、ここで「小さくて細い針が一番良い」と考えてしまうと危ないです。チヌの口の中には硬い歯が並んでいますので、鋭いだけのハリでは歯に負けてしまうことがあります。ある程度の太さと強さがないと、せっかく触っても掛け切れなかったり、掛かっても持たなかったりします。

現場で感じたこと

私も野島埼でグレ釣りをしたとき、隣にいた釣り仲間に「もう少し小さめのグレ針を使ったほうが食い込みが良いかもしれない」と言われて、半信半疑で替えてみたことがあります。その日は大きな釣果にはつながりませんでしたが、仕掛けへの反応が少し良くなった感触がありました。

こういう変化は、その場でははっきりしないこともあります。ただ、後から振り返ると「ハリの存在感が強すぎたのかもしれない」と思うことがあります。針選びは単純なようで、こういう差が地味に効いてきます。

そのため、食い込みが悪い、違和感がありそうだと感じるなら、少し小さめや短軸寄りを考える余地があります。逆に、掛かっても持たない、歯に負けそうだと感じるなら、強度寄りで見直したほうが整理しやすいです。

また、刺さりの良い状態を保つためにも、定期的にハリ先のチェックをしたいところです。曲がっていたり、つぶれているようなら、シャープナーで研ぎなおすか、新品のものと交換したほうが早いです。

ハリのヒネリの意味

先に結論

ヒネリ針は、口の中でハリ先を立てやすくして掛かりのきっかけを作る形です。反面、力の伝わり方には少しロスが出るので、使いどころを見たいところです。

チヌ針には、ヒネリや半ヒネリといった、針先が少しねじられているものがあります。これは見た目の違いではなく、魚の口の中で掛かりやすくするための工夫です。

チヌが針を口に入れて口を閉じた場合、ヒネリの入っていない釣り針だと、口の中で針が寝てしまい、針先がうまく立たないことがあります。その状態でアワセても、どこにもフッキングせずに抜けてしまうことがあります。

そこで、針先にヒネリを加えることで、魚が口を閉じて針が横に寝た状態でも、ハリ先を立てやすくするわけです。つまり、口の中で掛かりのきっかけを作りやすくするための形ということです。

このヒネリ針の欠点としては、針が刺さる向きと、アワセたときにハリスが引かれる向きが少しズレるため、力がうまく伝わりにくいことがあげられます。刺さらないわけではありませんが、貫通力という面では少し不利になります。

注意点

ヒネリ針を使うときは、いつもより少し強くアワセるくらいの意識を持っておくと扱いやすいです。掛かりやすさだけでなく、刺し込むところまで考えたい部分です。

最近では、口の中でのフッキング率と貫通力の両方を上げるために、半ヒネリという少しだけひねったものも出ています。ヒネリのない針を使い慣れた人なら、この半ヒネリから試してみると入りやすいと思います。

形状 特徴 向きやすい考え方
ヒネリなし 力が素直に伝わりやすい 貫通力を取りたい
半ヒネリ 掛かりやすさと扱いやすさの中間 まず試しやすい
ヒネリあり 口の中でハリ先を立てやすい 掛かりのきっかけを増やしたい

掛かりのきっかけを増やしたいならヒネリや半ヒネリ、力を素直に伝えたいならヒネリなし寄り、と考えるとわかりやすいです。

ハリの重さ

先に見たいポイント

ハリの重さは、刺し餌の落ち方や見せ方に効きやすい要素です。ウキやガン玉だけ見直しても何となくしっくりこないときは、ハリの重さも見たいところです。

釣りのスタイルによって、求められるハリの重さは変わってきます。ここは見落とされがちですが、刺さり方そのものというより、刺し餌の落ち方や見せ方に効きやすい部分です。

グレのフカセ釣りのように、上からふわっと自然にエサを落としていきたい釣りでは、軽いハリが合いやすいことがあります。ハリが軽いほうが、刺し餌の動きが不自然になりにくく、沈み方も素直になりやすいからです。

一方で、紀州釣りや底狙いのように、ある程度しっかりエサを入れていきたい釣りでは、重さのあるハリが効く場面もあります。重さがあるぶん、落下の安定感が出たり、餌の姿勢がまとまりやすかったりすることがあります。

落とし込み釣りのように、落下速度や落下姿勢がそのまま食いにつながる釣りでは、この差が意外と大きいです。軽いハリから重いハリに替えたら食ってきた、その逆に軽くしたら反応が良くなったということは珍しくありません。

釣果を伸ばすポイント!

その場ではウキやガン玉ばかり見がちですが、どうもなじみ方がしっくりこない、刺し餌の落ち方が重いと感じるときは、ハリの重さも見直してみる価値があります。小さな差ですが、釣果に響くことがあります。

抜け防止のケン

ハリには、カエシとは別にケンというものが付いている場合があります。これは魚を掛けるためというより、オキアミなどの刺し餌が遠投で抜けにくくなるようにするための工夫です。

このケンは軸の外側についています。魚が掛かったときにはハリが開く方向に力が加わるので、内側についていると折れやすくなるからです。細かい部分ですが、こういうところにもちゃんと意味があります。

遠投したときにオキアミがズレやすい、飛ばしたあとに餌持ちが悪いと感じるなら、こうした仕様の針を試す価値があります。

ハリの軸の長さ

結局どう見るか

軸の長さは、貫通力を取りたいのか、食い込みや違和感の少なさを取りたいのかで見方が変わります。優劣ではなく、使い分けで考えると整理しやすいです。

長軸のメリット

長軸のハリは、ハリ先の角度が小さくなりやすいため、ハリスが引かれたときに力が伝わりやすく、貫通力を取りやすいです。

また、オキアミとコーンなど、複数の餌を合わせて刺したいときにも扱いやすいです。全体にしっかりした形になるので、餌の持たせ方を工夫しやすい面があります。

その反面、軸が長いぶん、魚が口にしたときに違和感になりやすい場面もあります。食い渋り気味のときや、できるだけ吸い込みよく食わせたいときは、少し気になることがあります。

短軸のメリット

短軸のハリは、ハリ先の角度が大きくなりやすく、魚の口にハリ先が触れやすいです。さらに、軸が短いぶん、魚が口にしたときの違和感も抑えやすく、食い込みの良さにつながりやすいです。

軸が短いと針自体も軽くしやすいため、フカセ釣りのように自然に落としたい場面では使いやすいです。最近、短軸寄りの針が好まれやすいのも、このあたりが理由のひとつだと思います。

私の実感

私もグレ釣りで、どうも食い込みが浅いと感じたときに、小さめで短軸寄りの針へ替えてみて、仕掛けへの反応が少し良くなったことがありました。大きく釣果が変わるような派手な話ではありませんが、針の存在感を抑える意味はやはりあるのだと思います。

軸の長さ 強み 気を付けたい点 向きやすい場面
長軸 貫通力を取りやすい、餌を抱かせやすい 違和感が出ることがある しっかり掛けたい、餌を持たせたい
短軸 食い込みやすい、違和感を減らしやすい、軽くしやすい 強度や保持力は見極めが必要 自然に食わせたい、吸い込みを重視したい

迷ったときは、今の悩みが「触るのに掛からない」のか、「口に入っても違和感で離していそう」なのかで考えると選びやすいです。前者なら貫通力寄り、後者なら食い込み寄りで見ていくと整理しやすいです。

ハリの太さ

判断のヒント

ハリの太さは、刺さりやすさだけでなく、掛けたあとの安心感にも大きく関わります。口が硬い魚や強引なやり取りを意識するなら、太軸寄りで見たほうが失敗しにくいです。

ハリの軸は、細いほうが刺さりも良く、魚が釣れそうに感じます。ただ、ここも一概には言えない部分があります。

細いハリは、たしかに軽く刺さり込みやすい方向ですが、魚が暴れたときにハリが開きやすくなります。とくに安価なハリでは、一度開いたあとに元へ戻らず、そのまま開ききってしまうこともあります。

一方で、太さのあるハリは、そもそも開きにくいため、結果としてバラしにくさにつながります。チヌのように口が硬く、掛けたあとも強くやり取りしやすい魚では、ある程度の太さが安心材料になります。

もちろん、太いから何でも良いわけではなく、食い込みの悪さにつながることもあります。そのため、ここも刺さりやすさと強度のバランスで見ていくことになります。

また、ハリ自体の素材や品質によっても差があります。開いても戻るもの、戻りにくいものがあり、この差は意外と無視できません。見た目の太い細いだけでなく、使っていて頼れるかどうかも見たいところです。

太さ 強み 気を付けたい点 向きやすい場面
細軸 軽く刺さりやすい、違和感を抑えやすい 開きやすい、強引なやり取りに弱いことがある 食い込み重視、自然さ重視
太軸 開きにくい、強度を取りやすい 食い込みの軽さでは不利なことがある 口が硬い魚、強度を重視したい場面

口が硬い魚を相手にする、あるいは掛けたあとに強引なやり取りになりやすいなら、太軸寄りで見たほうが失敗しにくいです。逆に、食わせの軽さや自然さを優先したいなら、細軸寄りも選択肢に入ってきます。

ハリの塗装

先に整理すると

ハリの塗装は、見た目だけでなく刺さり重視か、食わせ重視かでも見方が変わります。商品名より、まずは何を優先したいのかで考えたほうがわかりやすいです。

ハリを見ていると、金色や銀色のものもあれば、オキアミカラーのように色付きのものもあります。ここも見た目だけでなく、ちゃんと意味があります。

そのままのハリでは酸化してサビてしまうため、通常は何かしらの加工が必要になります。一般的にはメッキ加工が施され、金色か銀色のハリに仕上がります。

ただ、メッキ加工をすると、ハリ先の鋭さが被膜のぶん少し落ちます。それをできるだけ抑えて、刺さりやすさを重視したのが、がまかつのナノスムースコートのようなコーティングです。見た目を変えるためというより、機能を優先した塗装です。

一方で、近年多くなってきたカラー塗装のハリは、通常のメッキ加工のあとに樹脂系のコーティングをするため、被膜はやや厚くなります。こちらは刺さりだけを追うというより、ハリを刺し餌に馴染ませたり、魚に違和感を与えにくくしたりする方向の考え方です。

少し値段はしますが、刺さりの良さを求めるなら機能コート系、まずは食わせや餌との一体感を重視したいならカラー塗装系、と考えると整理しやすいです。商品名よりも、刺さり重視か食わせ重視かで見たほうが選びやすいです。

釣り針に関してWiki

塗装の方向性 特徴 向いている考え方
通常メッキ 標準的でクセが少ない まずは基本で使いたい
機能コート系 刺さりやすさを重視しやすい 貫通力や掛けやすさを取りたい
カラー塗装系 餌との一体感を意識しやすい 食わせや違和感の少なさを重視したい

まとめ

先に結論

釣り針は魚種名だけで選ぶのではなく、掛けたいのか、食わせたいのか、強度を取りたいのか、自然に落としたいのかで見ていくと整理しやすいです。

釣り針にはさまざまな形状や重さのものがあり、魚種だけでなく、何を重視するかで選び方が変わってきます。つまり、グレ用、チヌ用と書いてあるからそれで終わりではなく、そこから先に少し差があるということです。

迷ったときは、まず次の順番で見ていくと整理しやすいです。

  • 掛かりのきっかけを取りたいのか、貫通力を取りたいのか
  • 食い込みや違和感の少なさを重視するのか、強度を重視するのか
  • 刺し餌を自然に落としたいのか、しっかり見せたいのか
  • 口が硬い魚なのか、吸い込みで拾いたい魚なのか
こんなとき 見直したいポイント
魚が触るのに掛からない ハリ先の角度やヒネリ
掛かるけれど浅い、バラしやすい 軸の太さや全体の強さ
食い込みが悪い、違和感がありそう シルエットや短軸寄りの形
刺し餌の落ち方がしっくりこない ハリの重さ

最後にひとこと

私自身も、最初は「グレ釣りならグレ針でよいだろう」くらいに考えていたのですが、実際に野島埼で苦戦してからは、ハリのサイズや形をもう少し細かく見るようになりました。そこで少しずつ見方が変わって、同じ売り場でも前より迷い方が減ったように思います。

針は小さな道具ですが、変えるだけで反応が変わることがあります。もし今、何となくいつもの針を使っているなら、次は角度、軸の長さ、太さ、ヒネリ、重さのどこかひとつだけでも意識して選んでみると、見えてくるものがあるかもしれません。

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