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釣り針ケースにマグネットシートを装着。落下防止のフックケースのおすすめ紹介

釣り針の収納にはフックケースというハリ専用のケースを使われている方も多いかと思います。

今回は海釣りに使っているフックケースの中にマグネットシートを追加してハリの落下を防止するためのケースにしていきたいと思います。

 

おすすめのフックケース

私が普段使っているフックケースは メイホウ(MEIHO) 社のWG-6 クリアブルーという製品です。

 

このフックケースが気に入っている理由として、

針が取り出しやすい形状で、6つに分かれているからです。

 

チヌ針であれば、1号から3号までの主要な号数で、各2種類のフック形状のものを収納できます。

掛かりすぎチヌ

金龍 勝負ちぬ フック ネリエ&コーン

の2種類を収納しています。

 

 

 

グレ針の場合は号数の範囲が広いため

口太グレ用の針を例にとると

掛かりすぎ口太

これを3号から7号まで揃えています。

 

 

空いたスペースには大型の魚に対応できるように

テクノグレ 9号を入れてあります。

大抵の釣り場であればこれで対応可能となります。

 

チヌ・グレ針について詳しくはこちら

チヌ・グレ針を徹底解説。ヒネリの意味や号数の選び方について

 

なぜマグネットシートをつけるのか?

フックケースにマグネットをつけて使用していますが、それには理由があります。

 

最も大きな理由がケースを傾けてもフックが落ちないということです。

 

釣り場では、不安定な足元の中フックケースから釣り針を一本だけ取り出し、ハリスを結ばなくてはなりません。

 

そんな中で、フックケースにフックがマグネットにより固定されているとフックを取り出しやすく、手返しもよくなります。

 

 

また、過去にはマグネットをつけていないフックケースを使っていましたが、ライフジャケットの中でフタが開いてしまいポケットの中でハリが散らばり、号数もぐちゃぐちゃになってしまいました。

 

そんな苦い経験からフックは固定されているほうが安全で利便性に優れているとなり、マグネットシートを取り付けるようになりました。

 

マグネットシートの取り付け方

フックケースにマグネットシートを貼り付けていきます。

 

 

 

 

マグネットシートは100円ショップにも売られており、ネットでも購入可能です。

 

 

 

最初は購入したマグネットシートをそのまま使っていましたが、メイホウのフックケースはケース内側がツルツルしているため、すぐにはがれてしまいます。

 

 

 

 

そこで強力な両面テープでマグネットシート自体を固定します。

 

 

おすすめの超強力な両面テープがこちらです。

 

接合維新という両面テープで、溶接のごとく接着してくれる優れものです。

 

 

値段が高いのがネックではありますが、車のパーツの取り付けから、キッチンのフックまでなんでも取り付けられる優れものです。

 

これを小さく切り取りマグネットシートの裏に貼り付けます。

 

これをフックケースに貼り付ければ強力に張り付いたマグネットシートが出来上がります。

 

 

 

 

ちなみにですが、

 

私の場合はフックケースにはこれぐらいの量の針を入れています。

 

おおよそ針の袋で2袋分 いち号数あたり約40本ほどは入れています。

 

 

釣り針はかなりこまめに交換する主義ではありますが、

 

これだけあれば、エサ取りのフグにかみ切られても、長期間の遠征でも足りなくなることはありません。

 

 

たくさん針が入っているという安心感もあります。

 

市販のマグネットフックケース

今回は市販のものに自作してマグネットシートを取り付けましたが、市販されているものもありますので、自作するのが面倒な人はこちらを購入するのも良いでしょう。

 

 

キザクラから出ているフックケースです。

 

ダイワから出ているフックケースです。

こちらが浅型のフックケースです。

レッドタイプは深型のケースになります。

よりたくさんフックの収納をしたい方におすすめです。

 

まとめ

フックの収納一つでも、マグネットシートを取り付けることでかなり便利な釣りを楽しむことができます。

 

ちょっとした工夫が楽しめるのも釣りの醍醐味です。快適な釣りを目指してみてはいかがでしょうか。

 

 

【あとがき】

今回の記事を書き終えてみて、改めて「釣り」という趣味の奥深さを感じています。マグネットシートを使ったフックケースの改造は、一見地味な工夫のようでいて、実は釣果や安全面、そして釣りを快適に楽しむための要素としてとても重要です。私は以前からフックケースの中でバラバラになった釣り針が扱いづらいと感じていたこともあり、「もっと使いやすい方法はないか」と思いながら色々と試してきました。今回の記事では、その解決策として私なりの工夫や考え方をまとめさせていただきましたが、実際に執筆しながら「小さなアイデアが釣り全体の快適度に大きく影響するんだな」と実感しています。言うなれば、このテーマを選んだ理由は、「釣りをもっとストレスフリーに、かつ釣り場でのあらゆるシーンでスムーズに動けるようにしたい」という思いから来るものです。フックケースひとつ取っても、針が落ちない、見やすい、取り出しやすい――そんな些細な工夫が、結局は大きな満足感や結果に繋がるんだということを改めて再確認できました。

そもそもこの記事を執筆するきっかけとなったのは、数年前に私が仁科の磯へ釣行に行ったときの出来事です。あの日は、朝イチから磯へ渡って何とか大きなグレを狙おうと意気込んでいました。ところが、ちょうど釣り座に着いて道具をセッティングしている最中に、フックケースのフタが何かの拍子で開いてしまい、中身の釣り針が磯場にバラバラと散乱してしまったのです。慌てて拾い集めましたが、細かな磯の隙間に入ってしまった針は見つけることができず、結果的にかなりの数の針を無駄にしてしまいました。それだけでなく、号数ごとに整理していた針の順番がメチャクチャになってしまい、「この磯は地形が複雑だから少し重めの号数の針を使いたい」と思っても、必要な針がどれか分からないという混乱も。結局、このハプニングで気持ちのリズムが大きく崩れてしまい、せっかくの朝マヅメの時合を逃してしまいました。釣りというのは、ほんの些細なミスや予想外の出来事で大きく調子を狂わされるものだと痛感した瞬間でした。

あのときの反省から、自宅へ戻ってすぐに「どうすればケースを落としても針が散らばらないか」「どんな対策を施せば磯場のアクシデントを最小限に抑えられるか」と試行錯誤を始めたのです。最初のうちは市販のフックケースを色々と試してみましたし、釣り雑誌でもグレ釣りのトーナメンターが使っている道具特集をチェックしてみました。あるトーナメンターさんが「ケースにマグネットが付いていると、強風の磯でも非常に便利」とコメントしていたのを読んだとき、「これだ」と直感的に感じたんですよね。さっそく100円ショップでマグネットシートを買ってきて、試しに貼り付けてみたのですが、記事にも書いたとおり最初は粘着力不足で外れてしまいました。次に強力な両面テープでしっかり固定してみたら、「おお、これは落ちないぞ」という手応え。実際の釣行でもケースを開けたときに針がズレたり落ちたりすることがなく、本当に「これなら安心して使える」と思えました。

もうひとつ、今回の記事を書いている間に思い出した印象的なエピソードがあります。それは私が初めてチヌ釣りを本格的に始めたころのこと。まだウキ下の調整や撒き餌の打ち方、針のサイズ選びなど右も左も分からない状態だったので、釣り仲間に聞いたり釣具店のスタッフさんに相談したりして日々学んでいました。ある日、ひょんなことから仲間が別の場所でのんびりフカセ釣りをしていたときに、「使う針は号数や形状を複数用意したほうがいいぞ」と何気なくアドバイスしてくれたんです。当時の私は「え? 針なんてそんなに種類がいるの?」と不思議に思っていたのですが、実際に複数の号数や形状を用意すると、魚の活性や水深、エサの取り方に応じて最適な選択ができることを学びました。今ではチヌ針もグレ針も号数別に小分けするのが当たり前になり、今回の記事のようなフックケースのアレンジがいっそうありがたみを増しています。

このように、私の実体験からも「針の収納方法」は単に道具の整理だけでなく、釣果を左右する大きな要素になり得ると感じています。記事中でも紹介したように、市販のマグネット付きフックケースを使っても良いですし、自分なりにマグネットシートを貼り付けてカスタマイズしても構いません。大事なのは、実際の釣り場でどれだけストレスなく釣り針を取り出せるか、そしてアクシデントを予防できるかという点です。私はこの小さな工夫によって、「マズメの限られた時合でスピード重視で手返しをしたい」「磯場で風が強いときに針を落とさずにすむ」という恩恵をたくさん受けてきました。まさに「備えあれば憂いなし」という言葉を体現するテクニックだと思います。

さて、本稿を通じて私が読者の皆さんにお伝えしたいのは、釣り道具のカスタマイズや小さな工夫の大切さだけではありません。釣りというのは、皆さんそれぞれのスタイルや経験、エリアの特性に合わせて試行錯誤を積み重ねることで、より深く、より面白くなっていくアクティビティです。ときに失敗をして、バラバラになった針を拾い集めながら落ち込むことがあるかもしれません。でも、そうした経験があるからこそ「じゃあどうすれば次は同じ失敗を繰り返さないようにできるだろう?」という前向きな発想が生まれ、それが新しい発見や釣果の向上、そして何より楽しい思い出に繋がっていくのだと思います。

 

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