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ウキの号数と浮力の一覧表。水深別のウキの選び方とおすすめのウキと号数

ウキの号数には様々なものがあり、どれを選んでいいのか迷ってしまうこともあるかと思います。

ここでは、ウキの号数と浮力の一覧を作成しましたので、水深別の号数の選び方やその浮力について見ていきましょう。

ウキの号数と浮力の関係

ウキの号数とは、ウキの大きさや浮力を表す数字です。

号数が大きいほどウキは大きく、浮力も強くなります。

 

一般的なウキの号数は1号や2号という大きさですが、フカセ釣りの円錐ウキではガン玉の重さの基準にあわせてB,2Bとなったりします。

ウキの浮力は、釣りの状況や、狙う魚のサイズに応じて適切な号数を選ぶ必要があります。

 

ウキの号数と浮力の一覧表紹介

ウキの号数と浮力の関係の一覧表を作成しました。

参考までに使う水深の目安を掲載しています。

さらに大きなものや電気ウキなどの号数と浮力の関係を一覧表にしました。

それぞれに使いやすいオモリの種類も掲載しています。

 

 

浮力=オモリの重さというのが目安になります。

浮力の小さなものから順番にまとめると以下のようになります。

 

浮力より一つ小さいオモリであれば問題なく使うこともできます。

例えば”中”のウキに”B”のオモリを使ったり、”大”のウキに”2B”を使ったりすることもできます。

塩分濃度や各ウキメーカーの浮力の測定方法によって若干の誤差はでますので、記載浮力の前後のオモリがあれば調整しやすいでしょう。

 

水深別のウキ浮力

私の場合、棒ウキを基準に水深とウキまでの距離の目安は以下のようにしています。

 

 

棒ウキの号数

ポイントまでの距離10m以内 水深5m以内 0号~G2

ポイントまでの距離20m以内 水深5m以内 G2号~B

ポイントまでの距離10m以内 水深10m以内 B~5B

ポイントまでの距離20m以内 水深10m以内 B~5B

ポイントまでの距離20m以内 水深10m以上 5B~1号

棒ウキについては以下の記事をご参照ください。

チヌの棒ウキのおすすめ3選。棒ウキの号数とメリット

 

チヌの棒ウキのおすすめ3選。棒ウキの号数の選び方とメリット紹介

 

 

おすすめのウキ紹介

浮力を決めたら、状況に応じて棒ウキを使うか、円錐ウキを使うかウキの形状を決める必要があります。

 

円錐ウキの場合

円錐ウキのメリットとしては、仕掛けの操作性が抜群に良いこと、波乗り(潮乗り)が良く安定していること、00号などで沈め釣りをするなど、使い方の工夫次第で風に強いことが挙げられます。

一方で、デメリットとしては、遠投するとウキが見えにくいこと、仕掛けの落ち(入り)が悪いことあげられます。

 

棒ウキの場合

次に、棒ウキについてですが、そのメリットとしては、高感度であること、視認性が抜群に良いこと、仕掛けの落ち(入り)が良いことが挙げられています。

 

一方で、デメリットとしては、糸がらみしやすく、仕掛けの操作性が悪いこと、強い風や波に弱いことあげられます。

 

おすすめの円錐ウキ

DUEL(デュエル) フカセウキ TGウェーブマスター

 

基本中の基本を押さえて、使いやすく低価格のコスパに優れたウキです。
チヌ、グレ、真鯛などのフカセ釣りでも使えます。
波止釣りからトーナメントまで幅広く対応できるので、持っておいて損はないウキです。

デュエル ウェーブマスターの浮力を基準に、もっと大きなウキや浮力のあるウキが欲しいとなれば、他のウキを使うのもいいかと思います。

同一メーカーでも遠投モデルTGピースマスター 遠投タイプがあります。

 

DUEL(デュエル) フカセウキ TGピースマスター 遠投

どっしりとしたウキで遠投できるので、警戒心の薄れた沖の魚を狙うことができます。

特に磯場からのグレ釣りでは、よく使うウキの一つです。

 

 

 

おすすめの棒ウキ

ダイワ(DAIWA) ウキ ベガスティック タフ M3B

 

ベーシックな形状で、フカセ釣りからエビ撒き釣り、イソメのウキ釣りまで何でも使える棒ウキです。

波の穏やかな日に使うことが多く、紀州釣りでも使うことができます。

 

メモリも見やすく、アタリがはっきりと出るので初心者でも使いやすいウキです。
湾内のチヌ釣りには特におすすめの棒ウキです。

遠投は不向きですので、遠投したい場合は同シリーズのダイワ ベガスティック タフ 遠投がいいでしょう。

矢のように放物線を描きながら遠くに遠投でき、円錐ウキよりも見やすいので遠投するなら棒ウキがおすすめです。

 

円錐ウキと棒ウキの使い分け

円錐ウキと棒ウキは釣り場の状況により使い分けます。

風が強めに吹いていたり、波が高くうねりがある釣り場では円錐ウキを使い、風が弱く波も穏やかな釣り場では、繊細なアタリのとれる棒ウキの仕掛けを使うと良いでしょう。

 

ウキ選びのコツと注意点

前述しましたが、ウキの浮力の測定方法は各メーカーによって異なります。

また、オモリの重さも若干の誤差があるので、BのウキだからBのオモリをつければいいというわけでもありません。

状況によって、しっかりと浮いてくれないこともありますので、その前後のオモリで微調整する必要があります。

 

または、やや軽めのオモリを付けてウキを浮かべて、浮力の確認をして、少しずつ小さなオモリを付けていくことでウキをどのぐらい沈めたいか調整することができます。

板オモリを使ったウキのバランサーなども売られています。沈め釣りのような繊細なウキのバランスを求める場合には使てみるのもいいかと思います。

 

板オモリは、一か所に張るのではなく、分散してバランスよく貼るとウキのバランスもよくなります。

 

まとめ

ここではウキの号数と浮力の一覧表や、おすすめのウキを見てきました。

ウキ選びを間違うと釣れたかもしれない魚を逃すことになります。

 

適切な場所で適切な浮力のウキが使えるようになると今まで取れていなかったアタリもとることができるようになり、結果的に釣果もアップすることでしょう。

まずは様々なウキを一度使ってみて、自分の中で基準を持つことができれば、、他のウキを使った時に浮力が強すぎるや弱すぎるといった判断ができるようになるかと思います。

これを機に、ウキの浮力や号数に気を使ってみるものいいでしょう。

 

グレ釣り最強のウキおすすめ紹介。フカセ釣り用のウキのカラーと選び方

グレ釣り最強のウキおすすめ紹介。フカセ釣り用のウキのカラーと選び方

 

【あとがき】

今回の記事では、ウキの号数や浮力の一覧表から具体的なウキ選びのコツ、さらには棒ウキと円錐ウキの使い分けまで、私自身がフカセ釣りを続けるなかで培ってきた知識と経験を詰め込んでみました。書き終えてみて改めて感じるのは、釣りの道具選びや仕掛けのセッティングというのは奥深く、ほんの少しの違いが釣果を大きく左右する――そのおもしろさです。この記事を読んでくださった皆さんには、ぜひウキの選び方ひとつで釣りの世界が大きく変わることを体感していただきたいと思っています。

私がこのテーマにこだわった理由のひとつとして、「ウキは地味なようでいて釣りの要だから」という思いがあります。道具一式の中で目立つ存在はロッドやリールかもしれません。しかし、フカセ釣りやウキ釣りでは、ウキこそが海面と仕掛けをつなぐ唯一の“窓口”になります。ウキが正しく海中の状況を伝えてくれなければ、どんなに腕のある方でも本来の実力を出し切れずに終わってしまうことも少なくありません。逆にいえば、適切なウキを使ってさえいれば、まだまだ経験の浅い方でも大きなチャンスを手にする可能性が高まるのです。

この記事を書くにあたっていちばん力を入れたのは、「ウキの号数と浮力はどう結びついていて、実際の釣りでどのように生かされるのか」を整理することでした。特に、Bや2Bといった表記に慣れていない方にとっては少し混乱するポイントかもしれません。私自身、最初にフカセ釣りをはじめた頃は、0号とG2の区別もよくわからなかったほどです。そんなとき、釣り仲間の先輩や釣具店の店員さんから「これとこれを組み合わせるといいよ」とか「もう少し浮力の強いウキのほうが仕掛けが安定するよ」などとアドバイスをもらったことで、一気に理解が深まりました。以来、私も誰かに情報を伝えるときは、具体的な浮力やオモリの組み合わせ、実際にどのような状況で使うのかといった部分を丁寧に説明するようにしています。

執筆中に、南伊豆でのグレ釣りを思い出すことが多々ありました。グレはとても警戒心が強い魚で、潮の流れや風の有無によってウキの種類を変えるだけでヒット率がまるで違ってくるという経験を、何度も重ねてきたのです。あるとき私は、波が穏やかで潮の流れがはっきりしている朝まずめに棒ウキで繊細にアタリを取ろうとしたのですが、ほんの少し風が吹き始めたタイミングから途端に仕掛けが安定しなくなり、まったくグレの顔を見ることができませんでした。そこで、すぐに円錐ウキにチェンジし、少し沈め気味のセッティングにしたところ、狙い通りタナをしっかりキープできるようになり、結果としてその日はグレを数枚釣り上げることができたのです。その経験は私の中で鮮烈に残っていて、「たかがウキ」とは絶対に言えない大切さを実感するきっかけになりました。

また、釣り仲間とのやりとりも記憶に深く刻まれています。たとえば、毎月のように例会で顔を合わせるメンバーの中には、浮力の小さな00号のウキだけを使いこなす名人がいます。彼は、ウキがほとんど水面下に沈んだ状態でもアタリを見極めることができるため、見事なまでにグレやチヌを釣り上げます。その名人いわく、「ウキは浮いてりゃいいってもんじゃない。沈めることで魚に警戒心を与えずにアタリを捉えられる」とのことでした。一方で、私はもっとオーソドックスに0.5号やBあたりを中心に使うタイプですが、その名人と話をするたびに新鮮な発見があるので、自分も新しいウキを試してみるモチベーションが高まるんですよね。

この記事を読んでくださった皆さんには、ぜひそんな「ウキ選びの自由度の高さ」を体感していただければ嬉しいです。最初のうちは「ウキの号数ってどれを選べばいいんだろう」「Bのオモリっていったいどれくらいの重さなんだろう」と戸惑うこともあるかもしれません。しかし、ぜひ身近な釣具店や信頼できる店員さん、あるいは釣り仲間に質問してみてください。私も上州屋の店員さんに「この円錐ウキだと少し仕掛けが安定しないかもしれませんね。もうワンランク大きい浮力のウキを使ってみてはどうですか?」とアドバイスされたのをきっかけに、思い切って買い替えを決断したことがあります。すると、それまで微妙にとりきれなかったアタリがしっかり目視できるようになり、一気に釣りが楽しくなりました。

初心者の方や、これからフカセ釣りやウキ釣りに挑戦してみたいという方が、このブログ記事をきっかけに新しいアクションを起こしていただけたら何よりです。釣りは自然相手の遊びですから、その日のコンディションによって全然思い通りにいかないこともあります。しかし、それを含めて「次はどうすればいいか」という改善意欲を刺激してくれるのが釣りの面白さだと思います。そしてその最初の入り口として、ウキの選び方を学んでみるのはとても有効です。何をどう組み合わせるかの選択肢が一気に増えることで、次回の釣行がぐっと楽しみになるはずです。

最後に、この記事を通じて読者の皆さんには「釣りに臨むときのワクワク感」を大切にしてほしいと願っています。ウキひとつを取ってみても、そこに注がれるこだわりは人それぞれです。円錐ウキを使うのか棒ウキを使うのか、ウキを沈めるのか浮かせるのか――悩むプロセス自体が釣りの醍醐味のひとつ。記事の内容を少しでもヒントにしていただきつつ、次の週末には自分なりのウキセッティングを試してみてください。そしてもし「ここはどうなんだろう」と気になることがあったら、ぜひ現地で釣り仲間や常連さんにも相談してみると、思わぬアドバイスが得られるかもしれません。

読者の皆さんと、いつかどこかの釣り場でお会いできる日を楽しみにしています。そのときは「この記事を読んでウキの重要性がわかったよ」と声をかけていただけたら、これ以上の喜びはありません。私自身もまだまだ勉強中の身ですので、今後も新しいウキや仕掛けの情報があれば積極的に試していきたいと思っています。それでは、皆さんの釣りライフがますます充実したものになるよう、心からお祈りしています。釣り場での素晴らしい瞬間が、たくさん訪れますように。温かい気持ちを胸に、ぜひ次の一投に臨んでみてください。

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