初心者でも手軽に楽しめるサビキ釣り。アジやサバなどの魚をたくさん釣り上げられます。
そんな、サビキ釣りのコマセに「集魚材(集魚剤)」を入れると、さらなる釣果アップが期待できます。
今回の記事では、サビキ釣りの集魚材について詳しく紹介します。爆釣を味わいたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
サビキ釣りの集魚材とは?
サビキ釣りの集魚材は、コマセに混ぜる粉末タイプの粉です。
アミエビや、魚粉などのニオイ成分が配合されています。
コマセに混ぜると集魚効果がアップして、魚が釣れやすくなるアイテムです。初心者でもたくさん釣れる可能性が高くなります。
サビキ釣りに集魚材を使うメリット
サビキ釣りに集魚材を使うことでどのような効果があるかを見ていきましょう。
集魚効果を上げることができる:
集魚材は、集魚効果を上げるためにあります。多くの製品はアミエビや、魚などのニオイ成分が豊富に含まれています。
また、集魚材を加えることで、餌を水中に入れたときに煙幕が発生します。水中で目立ってくれるので、魚が集まりやすいです。
魚の回遊を足止めできる:
集魚材を使うと、回遊してきた魚が止まってくれるので足止め効果があります。
これは集魚成分とニオイが同じ場所に残り続けるからです。
魚達は、まだエサがあると認識して、同じ場所に止まり、群れを残すことができるので、次の一投でも釣れる可能性が高くなり継続した釣果が得られるのです。
夜でも発見しやすい:
集魚材は、夜釣りでも活躍してくれます。イサキパワーのような製品に代表されるように、白に近い色のものが多く、水中で目立ってくれます。遠くから魚を誘き寄せることができるアイテムです。また、集魚材によっては、キララ配合で、光の反射をうまく利用した製品もあります。夜でも目立ってくれるので、釣果を上げやすいです。
以上のことからサビキ釣りではアミエビに集魚材を加えることで集魚効果がさらに上がり、魚の足止め効果も発揮してくれるので、最強のサビキ餌を作ることができます。
おすすめの集魚剤
それでは、具体的にどのような集魚剤を使えばいいか、おすすめを見てきましょう。
人におすすめできる製品としては、やはり釣り餌のマルキユーの集魚材が最も効果のある餌だと感じます。
アジパワー
ベーシックな集魚剤として使いやすい粉エサです。
アミエビやオキアミの汁を吸わせることで、集魚成分を無駄にせず、かさ増し効果もあります。
安くて使いやすいものがいいという時にはアジパワーがあれば間違いないです。
アジジャンボ
サビキ釣りの盛んな関西地方限定の集魚剤です。
関西住みであれば、アジパワーよりもアジジャンボの方が使い勝手がいいように感じます。
チャック袋になっているので、必要な量だけを使って保存して置けるのがとても便利です。
私が神奈川に住んでいた時は他の釣り具と一緒に通販で購入していました。
夜釣りパワー白
夜釣りでサビキ釣りやフカセ釣りをする際によく使うのが夜釣りパワー白です。
ピンク色のものもありますが、夜釣りであれば白と書かれた集魚剤の方が見やすく使いやすいです。
これ単体では魚はあまり寄ってこないので、アミエビかオキアミが必要になります。
集魚材の使い方
集魚材の使い方としては、完全に溶けたアミエビにスパイスのように振りかけるのがおすすめです。
アミエビブロックを解凍し、袋から取り出し、バッカンやバケツに入れておきます。
アミエビが解けた汁は集魚成分が多く含まれていますので捨てないようにします。
このアミエビの汁を集魚剤に吸わせることで、一滴の集魚成分も無駄にせず使うことができます。
アミエビに集魚材を混ぜるときには、少しずつ混ぜ込んでいくのがポイントです。
水が少ないと思った場合には、途中で海水を足しても構いません。
アミエビにたくさんの集魚材を入れてしまうと、固まりすぎてしまいます。
水中で上手く溶けないので、少し水分量が多いかなというぐらいで完成です。
アミ姫にアジパワーは入れなくてもいい
サビキ釣りと言えばアミ姫を使っている人も多いかと思います。
アミ姫をさらに釣れるエサにしたい人で、アジパワーを加えようと思うかもしれませんが、釣りをしていて感じるのは、粘度が高くなりすぎて釣りがしにくくなってしまうということです。
直接海に撒くのであれば、アミ姫にアジパワーを加えるといいかもしれませんが、カゴに入れて使うのであれば、アジパワーは使わなくてもいいかと思います。
集魚材を普段の釣りに組み合わせることで、いつもよりもたくさん魚の寄るエサを作ることができます。
まだ集魚材を使ったことがないのであれば、これを機に使ってみるものいいのではないでしょうか。
アミ姫ナチュラルの効果と使い方。アミ姫との違いや使い分け紹介
この記事を書こうと決心したのは、ある早朝の釣行での出来事が大きな転機となったからです。まだ薄暗い本牧海釣り施設の桟橋に立ち、冷たい海風が肌を刺す中、私はいつものサビキ釣りに挑んでいました。海面には、まるで淡い霧が立ちこめるかのような集魚材の微粒子が漂い、遠くからでも魚たちがその存在を察知して集まり始める様子に、心が躍るのを感じたのです。釣り具を片手に、アミエビを丁寧に解凍し、適量の集魚材を混ぜ込む作業は、決して楽なものではありませんでした。しかし、長年の経験があるからこそ、どのタイミングで何をすべきか、細やかな調整が釣果に直結することを実感できた瞬間でもありました。
その日の釣行では、普段は散らばりがちな魚群が、あたかも魔法のように一か所に集まるという奇跡を目の当たりにしました。海面に広がる集魚材の微細な粒子が、太陽の光を受けてキラキラと輝き、まるで灯りのように魚たちに「ここに美味しいエサがある」と告げているかのようでした。その光景を目にした瞬間、これまでの試行錯誤が報われたと感じるとともに、釣りという行為の奥深さに改めて心を奪われたのを今でも鮮明に覚えています。
また、以前訪れた磯子海釣り施設での体験も、この記事執筆の大きな原動力となりました。多くの釣り仲間が集まる中で、通常は魚が慎重に動くために釣果が得にくい環境にも関わらず、ある日、適量の集魚材を投入したところ、海中に一瞬のうちに魚の群れが押し寄せたのです。まるで海全体が息を呑むような静寂から一転、歓喜の渦に包まれたあの瞬間。釣り仲間と顔を見合わせ、思わず笑みがこぼれるとともに、「やはりこれがあると違うね」と口々に感嘆の声が上がりました。その時の感動は、ただ単に魚を釣るための道具としての集魚材の効果だけでなく、自然との対話や仲間との絆を実感させるものであり、私の釣り人生においてかけがえのない宝物となっています。
釣り場での体験は、決して平坦なものばかりではありません。特に、天候が荒れ、波が高い日には、普段ならば期待できない釣果に悩まされることもしばしばでした。そんな折、集魚材を用いた試行錯誤が功を奏し、どんな困難な状況でも魚を引き寄せる力に驚かされたことが何度もあります。寒さに凍える早朝、手がかじかみながらも、釣具店で釣り仲間から教わった「一滴のアミエビの汁も無駄にするな」という助言を胸に、慎重に集魚材を調整した結果、凍てつく海面に一瞬の輝きとともに魚群が集結した瞬間は、今でも思い出すと鳥肌が立ちます。
さらに、釣り具店での会話や、現場で偶然出会った釣り人との意見交換も、私の執筆意欲を大いにかき立てました。ある日、店内で最新の集魚材について熱く語り合う釣り仲間の姿を見て、自分もまた、これまで培ってきた知識や体験をもっと多くの人に伝えなければと強く感じました。店員さんから聞いた「今期の新商品は、特に夜釣りで効果が高い」という情報や、釣り場で交わされた「この使い方で、一投ごとに釣果が劇的に変わる」といった生の声が、私の頭の中に次々と具体的なエピソードとして浮かび上がり、記事にする価値を再確認させてくれました。
何よりも、釣りは単なる趣味やレジャーではなく、自然との対話であり、己の感性や技術を磨くための生きた学びであると改めて実感しています。朝の静けさの中で、ひとつひとつのエサの粒子が水中に広がり、魚たちがその香りに誘われる瞬間。それは、私にとって単なる「釣果アップ」のための技術以上の意味を持ちます。自然の摂理と自分自身の努力が一体となって初めて生まれる奇跡のような瞬間は、釣行の中でしか味わえない、かけがえのない体験です。
こうした数々の体験を通して、私自身が学んできたのは、細かな工夫と地道な試行錯誤こそが、時に予想を超える成果をもたらしてくれるということです。あの日の本牧海釣り施設、そして混雑する磯子海釣り施設でのリアルな現場で得た教訓や感動は、私にとって今後の釣行の指針となり、また、記事を書く上での確固たる自信へと繋がりました。釣り仲間との笑い合い、失敗と成功の数々、そしてそのすべてが織りなす豊かな物語を、少しでも多くの方々に伝えることができれば、これ以上の喜びはありません。
今回の記事は、私が実際に海辺で感じた感動と、長い年月をかけた試行錯誤の集大成です。読者の皆さんがこの記事を通じて、サビキ釣りにおける集魚材の可能性を実感し、自らの釣行に新たなヒントや勇気を見出していただければ幸いです。