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ハイドラムは釣れない!?おすすめのカラーや合着、使い方を紹介

エリアトラウトの釣り人の間で話題沸騰中の大型エリアトラウト用ルアー、ハイドラムについてご紹介します。

このルアーは、釣り具メーカーValkeinから発売されており、その独特の設計と釣果の良さで多くのアングラーを魅了しています。
Valkeinはエリアトラウト釣りに特化した高品質なルアーを提供しており、その姉妹会社であるDuoもまた、釣り業界で高い評価を受けています。

ハイドラムの特徴と魅力

ユニークなデザイン

サイズと構造: ハイドラムは70mmのボディサイズを持ち、4つのセグメントで構成されたジョイントボディを採用しています。

このサイズはエリアトラウト用のルアーとしては最大級で、その長さと連結構造が、他にはない泳ぎを生み出します。

 

 

モデルの種類

フローティングとシンキング: ハイドラムにはフローティングモデルとシンキングモデルの二種類があります。

フローティングモデルは水面近くを、シンキングモデルはやや深めを漂いながら泳ぎます。

フックの交換によって浮力が変わる可能性があるため、純正フックの使用が推奨されます。

フローティングモデルの特徴

ハイドラムのフローティングモデルは、単一ボディーでは実現できないナチュラルなアクションを追求しています。

このモデルの最大の特徴は、4連ジョイントボディーによって生み出される、これまでにないレベルのナチュラルなライブウォブリングアクションです。

このアクションは、トラウトを効果的に誘うために、高速リトリーブ時にはウォブリングプラグでは達成が難しかった高速スピード領域でのサーチが可能になります。タイトなウォブリングアクションでトラウトを誘います。

また、低速リトリーブ時には、速度の低下に伴うアクションの弱まりを克服し、スローワイドなウォブリングでバイトを誘います。この革新的な「ライブウォブリング」アクションは、エリアトラウト釣りに新たな革命をもたらすと言えるでしょう。

シンキングモデルの特徴

一方、シンキングモデルはディープレンジでの釣りを目指して設計されています。

このモデルは、フローティングモデルと同じライブウォブリングアクションを保持しつつ、より深い水域を攻略できるようになっています。

リトリーブ中だけでなく、フォーリング(沈下)中もトラウトを惹きつける絶妙なフォールスピードとレンジキープ性能を持つウェイトバランスが特徴です。

フローティングモデルでは届かないディープレンジのトラウトに強烈にアピールでき、新たな色も加わり、ハイドラム旋風をさらに加速させています。

 

釣果の良さ

アピール力: ハイドラムはその大きさと動きで、特に大きなトラウトを寄せる力があります。

 

特に、他の釣り人が使用していない時にはその効果を発揮し、素早い釣果をもたらします。

 

釣れない理由

ハイドラムが釣れないとされている理由としては、対象となるトラウトのサイズが小さいエリアのことが多いです。

 

ルアー自体が大きいので、放流されているトラウトが小さい場合にはその効果がうまく発揮できないことが多いです。

 

マッチ・ザ・ベイトと言われるように魚のサイズに合わせてルアーを選択する必要があります。

小型のトラウトが多いエリアでは、マイクロスプーンが有効です。

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一方で、イトウなどの大型魚が放流されているエリアでは、ハイドラムの効果がわかりやすいでしょう。

 

使用方法と効果的なシチュエーション

基本の使用法

ただ巻き: ハイドラムはただ巻きだけで十分なアクションを見せます。

リトリーブの速度を変えることで、さまざまな泳ぎを演出できます。

釣れる条件

魚のサイズと環境: 大きめのトラウトがいる場所での使用が特に効果的です。

また、意外と他の釣り人が小型ルアーを使用している際にハイドラムを投じることで、差別化を図り、釣果を上げることが可能です。

 

コストパフォーマンス

ハイドラムは1,900円(税抜)という価格で提供されています。

初めは高価に感じるかもしれませんが、その独特のアクションと釣果の良さを考えれば、価値ある投資と言えるでしょう。

人気カラーのピンク系の色であれば、転売されていることも多く、5000円を超えてきます。

できれば転売ヤーからは買いたくないものです。

 

おすすめカラー

おすすめのカラーは、チャート色やイエロー、ピンクなどの目立つ色になります。

遠投しても視野性がよく、泳いでいる姿も目視でき、トラウトが追ってくる瞬間を確認しやすいです。

 

 

サイズ感だけでもアピール力は高いのですが、カラーも目立たせることで魚を引き寄せて自分の釣りやすいポイントに魚を寄せてくることもできます。

 

もちろんハイドラムを直接食わせるように釣り込むのがいいのですが、ポンド全体の活性が低い場合など、ハイドラムを投げて魚を目の前に寄せてから、マイクロスプーンで釣り込む戦術も有効です。

 

あとがき

エリアトラウトで活躍する大型ルアー「ハイドラム」についての記事を書き終えた今、改めて振り返ると、なぜこれほどまでに多くの釣り人がこのルアーに惹かれるのかがよく分かりました。自分自身、執筆にあたりさまざまな情報を整理していく中で、ハイドラムが持つ4連ジョイントボディの魅力や、フローティング/シンキングモデルそれぞれの特性が、いかにエリアトラウトという釣りの世界に新しい視点をもたらしているのかを強く感じました。ここまで記事をまとめるうえで特に強調したかったのは、「サイズの大きさと連結構造がもたらすライブウォブリングアクションの革命性」です。もともと、エリアトラウト釣りでは繊細な釣り方が注目されがちですが、こうした大胆なアプローチが時には大物を引き寄せ、他の釣り人との差別化に繋がるという点に、改めてエリアトラウトの奥深さを実感しました。

さて、この記事を書こうと思ったきっかけには、自分自身の釣行体験が大きく関わっています。実は昨年の秋口、管理釣り場で大型のイトウが放流されたタイミングに釣行した際、小型のルアーで何度もアタックしてはバラしを繰り返し、思うように釣果を伸ばせずにいました。そのときに「もっとアピール力の高いルアーを試せば違った展開になるのではないか」と考えたのが始まりで、そこからValkeinの製品を片っ端からチェックするようになりました。ハイドラムにたどり着いたのは、偶然にも釣り仲間が「今話題のジョイント系が面白いぞ」と教えてくれたのが決め手となったのです。彼は管理釣り場のオーナーとも親交が深く、そのオーナーさんが「うちのエリアでも面白い実績が出ているらしいよ」とアドバイスをくれたそうで、これらが相まって「何か特別なルアーなのかもしれない」と本格的に興味を持ちました。

さらに執筆にあたっては、横浜で開催された釣りフェスのトラウトブースも非常に参考になりました。メーカーの方が実際にハイドラムのアクションを詳細に説明してくれただけでなく、ブースの小さなプールで動きを確認することができ、スローリトリーブから速巻きまで、どう動きが変化するのかを目の当たりにする機会を得られたんです。特に、ジョイントボディならではの「最初の一巻きからすぐ動き始める」軽快さや、スローリトリーブ時に漂うようなワイドアクションが印象的でした。また、別のトラウトブースではDuoの新製品も比較展示されていて、「姉妹会社どうしの製品はアクションの方向性が違うけれど、それぞれが持つ特性を知って使い分けると面白いよ」というメーカー担当者の話もとても参考になりました。そのとき感じたのは、大型のルアーは単純にアピール力が高いだけではなく、セッティング次第で意外と繊細なアクションも得られるということ。フックの番手ひとつにしても浮力やアクションに影響があるので、製品設計者が想定した純正フックのまま使うのがもっともポテンシャルを引き出しやすい、という話はとてもリアルに感じるアドバイスでした。

そしてもう一つ、記事の中でもお伝えしたいと思ったのが、ハイドラムの用途が大型のトラウトを狙うだけにとどまらない点です。たとえば、ポンド全体の魚を寄せる「寄せルアー」として使って、活性が上がったところにマイクロスプーンを投げることで効率よく数を伸ばす、という戦略は自分自身もよく実践しています。実際の釣りで、派手めのカラーを遠投して魚の反応を探ると、追いきれなかったトラウトが足元付近で何度もルアーを見ているシーンに遭遇することがありました。そこで躊躇なく小型スプーンに切り替えれば、その瞬間にアタックしてくるという展開になるのです。まさに、記事の中で述べた「サイズで寄せて小型で仕留める」テクニックの有効性を、そのときに強く実感しました。こうしたリアルな体験談もあり、ハイドラムという一見大胆なルアーが、実は非常に戦略的に使える道具だということをぜひ強調したかったのです。

また、釣行仲間たちとのやり取りも思い出深いものがあります。管釣りで大物がよく出ると評判のエリアへ行ったとき、私がハイドラムをキャストしていると、「そんな大きいの投げてほんとに釣れるの?」と半信半疑の顔をされたことがありました。ところが、わずか数投後にそこそこのサイズのレインボーがヒットし、その場で素早くキャッチできたときには、仲間も目を丸くして「すごいな、このルアー……」と言わざるを得ない状況に。後から仲間が自分でも試してみると、その日のうちに大型のブラウンまで釣り上げて大騒ぎになりました。こうしたエピソードは、まさに「やってみないと分からない」釣りの面白さを物語っていると思います。加えて、管釣り場のオーナーさんが「大物が放流されるときは、やはりこの手のビッグルアーがカギになる」と言っていた通り、最初からサイズの大きいルアーで攻めるのは決して間違ったやり方ではない、という自信にもつながりました。

この記事が完成した今、振り返ってみると、書き始めの段階では「大きなルアーを紹介しよう」と単純に思っていただけでしたが、まとめていくうちに、ハイドラムや同系統の大型ルアーが持つ戦術的可能性や、今後さらに広がっていくであろう開発の世界をより深く知ることができました。エリアトラウトは狭いようでいて、とても幅が広い釣りジャンルです。だからこそ、まだ見ぬ釣り方や思いがけないルアーの活用法が無限に眠っているということを、皆さんに少しでも感じていただければ嬉しいです。

最後に、この記事が読者の皆さんの新しい挑戦や発見につながればと思います。特に、「小さいルアーばかり投げていて釣果が伸び悩んでいる」という方には、一度ハイドラムのような大型ルアーを試してみることを強くおすすめします。大きいからこそ得られるメリットは想像以上に大きく、たとえ最初はバイトに結びつかなくても、そのアクションやアピール力を理解するだけで、一段上のステップに進むきっかけになるはずです。もし次の週末に管釣りへ行かれる予定があれば、勇気を出してキャストしてみてください。あなたの釣りに新たな風を吹き込む存在になるかもしれません。

以上が、このブログ記事のあとがきとなります。読んでくださった皆様が、釣り場で実際にルアーを手に取り、新しい景色や大物との出会いを体験できるよう願っています。

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