メジナ・グレ

グレ釣りのタナの決め方。タナが変わる8つの要素

グレ釣りの一級ポイントに入ったのになぜか釣れない。隣は釣れているのに自分が釣れない。そんな時はグレ釣りのタナが間違っているのかもしれません。

 

グレ釣りでは、ポイントがわかっただけではヒットさせることはできません。

グレのいるタナに刺しエサをうまく届けられてこそ釣りが成立します。

ここではグレ釣りを制するためのタナについてみていきましょう。

グレ釣りのタナとは?

まず、グレ釣りにおけるタナとはなんなのかを考えます。

タナといっても水深を指したり、ウキ下だったり、食ってくる遊泳層だったりタナという言葉を使う人によって意味合いが変わってきます。

 

この磯タナは?というと水深であったり、

アタリがあったタナは?というとウキ下だったり、

グレのタナは?というとグレの遊泳層であったりします。

ここでは、グレがエサを捕食する層をタナとしてグレの釣れるタナを考察します。

 

グレ釣りのタナを決める8つの要素

グレ釣りのタナを決定する要素は様々です。細分化して8つの要素にまとめました。ひとつひとつみていきましょう。

水温

グレは適水温であれば活性が高くなります。

口太グレの場合、適水温は15℃〜23℃

尾長グレの場合、適水温は17℃〜25℃

といわれています。

 

ただし、地域差や温度変化の緩急などが影響しますので、適温だから釣れるというわけではありません。

 

一般的には、適水温であれば活性は高くなり、グレは浮きやすくなります。

適水温よりも低い、もしくは、高い水温の場合はグレは低活性で浮きにくくなります。

水温が適水温であることに加えて前日や前々日から温度変化が少なく、水温が一定で安定しているほど活性は良くなる傾向にあります。

15℃以下の水温から20℃の適水温になったとたんに活性が上がるというわけではく、20℃が連続して続くと徐々に活性が上がってくるといった感じです。

 

グレに限ったことではありませんが、魚は潮が動くと活性が高くなります。

潮が動くことでエサとなる海中のプランクトンが流されそれを捕食する小魚や甲殻類が増え、小魚を捕食する中〜大型魚の活性も上がり、海全体の魚の活性があがります。

しかし、例外も多く、普段から潮の流れの早いエリアや海峡などでは、潮が緩んだ瞬間に魚の活性が上がるということもあります。

多くの魚は、満潮の前後に活性が上がり、浮上してくることが多いです。

 

太陽

グレ釣りにおいて晴れている日よりは、太陽が雲に隠れている時の方が活性が高くなる傾向にあります。

これは、海中に日光が差し込むと周囲の環境がよく見えるようになり、警戒心が高まります。

天敵である海鳥からも水中が見やすくなるので、グレは警戒して浮上することなく、じっとしていることも多くなります。

太陽が雲に隠れた瞬間に活性が高くなることもしばしば起こるのは、こういった理由が考えられます。

 

海の波の状態によってもタナは変わります。

ベタなぎの日などは、日光と同じように天敵から見つかりやすいので、低活性になりやすく少し荒れているときには浮上してエサを捕食します。

ナギで釣れない時には、サラシを狙うと釣れることもあります。

サラシ場は警戒心の比較的薄いグレを狙うことができます。

 

釣り人からの距離

どんな魚にも言えることですが、魚にとっては人間も天敵です。人の姿が見えると警戒心を高めます。

そのため、釣り場に近いほどタナは深場に、遠くなる程タナは浅場になることが多いです。

 

手前の釣りは磯際ギリギリを沈めながら釣るとよく、沖合は遠投して浅いタナを狙うのがセオリーです。

 

遠投が難しい場所であれば、うまく潮に乗せて沖でヒットさせられれば、根に潜られる確率も減るのでキャッチ率が高まります。

 

地形

釣り人からの距離でグレのタナが決まると前述しましたが、天敵から身を隠す場所が近くにあればその限りではありません。

例えば、手前にえぐるような形状をしている磯場など、すぐに隠れる場所が近くにあると魚は浮いてきやすくなります。

タナも隠れることのできる障害物があるかどうかによって変化し、何もないところでは深く、複雑な形状の場所ほどタナは浅くなります。

 

マキエサ

集魚成分によって魚のタナは変わります。

例えばグレパワーV10のように軽いエサで魚を浮かせて釣るための配合エサを使用した場合は、魚は浅いタナに集まります。

一方で、爆寄せグレのようにペレット配合の高比重の配合エサを使用すると、エサの落下に伴って、グレがエサを追うのでタナが下がったりします。

 

配合エサは、どのようにして釣りたいかを考えて選択すると良いでしょう。

 

天敵

グレにとっての天敵は鳥や人間だけではありません。青物やサメ、イルカやスナメリなどの大型魚が出現すると警戒して身を潜めるようになります。

 

青物であれば回遊性のため、時間を置くか、潮の流れていない場所で居付きのグレを狙うことができますが、サメの場合は小魚が集まってくるのもわかっているため、長時間目の前のポイントをうろうろしていることもあります。

こうなってしまうとなすすべがありませんので、ポイントを移動するか、しばらくエサ打ちをやめて様子を見るようにしましょう。

 

まとめ

ここではグレ釣りのタナに関して、グレがどの層を泳ぐのかを決定する8つの要素を見てきました。

それぞれ単独で考えるのではなくこれらの要素が時間や場所によって複雑に作用してくること覚えておくと、グレが釣れない時にも対応する方法が見えてくるでしょう。

 

 

 

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