友部湯崎湖は、最初から釣り方を決め打ちして入るより、その日の魚の位置と食い方を見ながら少しずつ合わせていくほうが形になりやすい池です。
水深がしっかりあるので長い竿の釣りも成立しますが、だからといって長竿中心の池というわけではありません。魚が上を向いていれば短竿の浅いタナで手返しよく拾えますし、上で触らない日は少し落ち着かせた釣りへ寄せたほうが早いです。
先に結論
友部湯崎湖で外しにくいのは、ひとつの釣りを押し切ることではありません。
朝の寄り方、サワリの質、周囲の釣り方を見ながら、タナ・エサ・竿の順で小さく直していくと、その日の答えに寄せやすくなります。
見た目に広く、設備も整っていて、初めてでも入りやすい池ではあります。
ただ、入りやすさと釣りやすさは同じではありません。ウキの周りに魚が見えていても口まで使わない日がありますし、逆に派手な動きは出なくても、なじみ際の小さな変化を拾っていくと急にまとまり始めることもあります。
友部湯崎湖は、そういう小さな違いを追っていけると面白い池です。
目次
友部湯崎湖とは
広さと水深があり、浅ダナから底まで組めるのが友部湯崎湖の強みです。
友部湯崎湖は、茨城県笠間市にあるヘラブナの管理釣り場です。
水深があり、釣り座の条件も単調ではないので、かっつけから底までひと通りの釣りが組めます。短竿でテンポよく触る日もあれば、少し長めで落ち着かせたほうが釣りやすい日もあり、池の気配に対して引き出しを持っている人ほど強い印象があります。
管理池としての安心感がある一方で、ただ形だけ真似しても続かない場面があります。
朝のうちは魚が上ずっていても、両隣が入って打ち返しが増えると、同じタナでは決まりにくくなることがあるからです。そういうときに竿の長さを少し触るのか、タナを少し入れるのか、エサの持たせ方を変えるのか。池の性格としては、その判断がそのまま釣果につながりやすいです。
この池の見方
友部湯崎湖は、「どの釣りが有名か」より「今どの層で食っているか」を見たほうが外しにくい池です。
短竿か長竿かを先に決めるより、上で触るのか、少し落ち着いた層で口を使うのかを先に見たほうが、釣りが組みやすくなります。
所在地
〒309-1715 茨城県笠間市湯崎1099−5
営業時間
朝の入り時間は、そのまま釣り座選びと朝イチの組み立てに直結します。
営業時間
冬季営業 10月1日~3月31日 : 7:00~16:00(土日祝日 15:30)
夏季営業 4月1日~9月30日 : 6:00~16:00
※例会入場は開場20分前になります。終了時間は15:00迄とさせていただきます。
こういう実務情報は、ただの案内ではありません。
朝の入り時間が変われば、狙える釣り座も変わりますし、短時間勝負になる日なら、朝からどの釣りで入るかも変わってきます。特に友部湯崎湖のように、朝の気配でその日の方向を決めたい池では、開場の流れまで含めて頭に入れておいたほうが組み立てやすいです。
料金
2022年12月31日まで
料金値上げ
友部湯崎湖の料金は、2023年1月2日より、料金値上げとなります。
ヘラブナの飼料高騰や電気代高騰の影響もあり、値上げとなるようです。
見ておきたい点
料金や営業時間は、公開時点の最新情報に合わせて確認しておきたい項目です。
特に管理池は時期や運営状況で変わることがあるので、古い情報のまま動かないほうが安心です。
規定
- 竿 8尺以上
- タナ 自由 かっつけあり
- エサ 生きエサのみ禁止
この内容を見ると、友部湯崎湖がかなり幅広い釣りを受け止める池だと分かります。
ただ、何でもできる池だからこそ、初手で広げすぎないほうがいいです。短竿で入るならその釣りをしばらく見切る。上で触らなければ少し落とす。もっと下が強ければ段底まで視野に入れる。こういう順番があるだけで、池の見え方がずいぶん変わります。
友部湯崎湖の水深はどう見ればいいか
水深がある池ですが、竿の長さは「深さ」だけでなく「どの層で食わせたいか」で決めたほうが外しにくいです。
友部湯崎湖の水深は、3.9mから4.8mほどです。
事務所を出たところすぐは15尺前後、全体としては13~16尺で底が取りやすく、西の角がいちばん深いという見方でいいです。
この数字だけ見ると、長竿で底を釣る池に見えるかもしれません。
ただ、実際にはそこまで単純ではありません。魚が上にいる日は短竿で十分に触れますし、上で反応が散るようなら少し落としたほうがまとまります。水深があること自体は事実でも、それだけで竿の長さが決まるわけではありません。
まずここを見る
短竿が向くのは、魚が上を向いていて、打ち返しに対して素直に反応が返ってくるときです。
逆に、なじみ際まで静かすぎる、上で触っても決めアタリに変わらないなら、少し長くして沖を使うか、タナを落として組み直したほうが早いです。
深い池へ入ると、まず底取りの感覚が浅い池と少し違います。
同じつもりでタナを取っても、なじみ幅の出方やエサ落ちまでの間が少し長く感じることがありますし、底を切った釣りでも水の厚みを感じやすいです。そこを曖昧にしたまま始めると、魚の層が見えにくくなります。
深い池でも短竿が生きる場面
朝の時合いで魚が浮く日は、短竿の浅ダナで手返しよく寄せたほうがいいことがあります。
ウキの近くで受けが出て、なじみ切る前から触るようなら、長くするよりその反応をどう食わせるかに集中したほうが形になりやすいです。
現場で出やすい違和感
浮いているように見えても、それがそのまま釣れる魚とは限りません。
サワリは出るのに針掛かりしない、押さえるほどではなく受けて終わる、打つたびに散る。こういうときは、上に魚がいることと、その場で口を使うことが別になっています。
短竿のままでも、タナを少し入れるだけで急にまとまることがあります。
長竿が必要になる場面
上での反応が薄い日や、浅いタナでは動きが出ても魚の気配が安定しない日は、長めの竿で組んだほうが釣りやすくなります。
特に冬場や風のある日は、魚が落ち着く層に合わせたほうが、受けからアタリまでの流れが見えやすいです。
長竿は、ただ深いところを釣るためだけの道具ではありません。
沖を使って魚の通り道を変える意味もありますし、周りのプレッシャーが高い日に、少し場を外して食わせる意味もあります。友部湯崎湖では、その使い方を覚えておくと釣りの幅が出ます。
新ベラ放流の時期はどう考えるか
放流日は入口にできますが、釣り方はその日の食い方を見て決めたほうが外しにくいです。
友部湯崎湖では、毎年新ベラが放流されており、一番早い時期で10月の末ごろから入り始め、1月いっぱいまで定期的な放流があります。
四国や関西方面のヘラブナが放流されているようです。
放流サイズは500~800gとなり、平均からやや大きめの新ベラが入る時期です。
放流が始まると、池の雰囲気ははっきり変わります。打ち返しへの反応が早くなり、見た目にも分かりやすい動きが出やすいです。新ベラ狙いで入るなら面白い時期で、両グルテンを含めて選択肢も増えます。
ただ、放流があるから毎回同じ釣りで押し切れるかというと、そうでもありません。
放流直後は勢いよく追っても、数日経つと食い方が落ち着くことがあります。ウキは動くのに決めアタリが減る。強く入ったように見えて空を切る。そういう変わり方をする日があります。
放流期の見方
放流時期は魚がいる前提で考えやすいぶん、合わせ方が合っていないと空回りしやすいです。
入ったばかりで素直に食う日なら浅めの釣りが強いことがありますし、池に馴染み始めていれば少し落ち着かせたほうが拾いやすくなります。
新ベラの放流は、日付だけで読むより、当日の食い方まで見て考えたほうがいいです。
放流日だけを追うより、放流期間の中でどの段階の食い方なのかを見る。友部湯崎湖では、その見方をしておいたほうが外しにくいです。
友部湯崎湖の攻略は、まず何を見るか
最初に見るのは、魚が上にいるかどうかと、寄っているのに食わないのかどうかです。
この池で迷いやすいのは、できる釣りが多いことです。
浅ダナ、メーター、チョーチン、段底、新ベラ狙いの両グルテンまで見えてくるので、知っている釣りを全部出したくなります。けれど、最初から選択肢を増やしすぎると、その日の魚がどこで口を使うのかが見えなくなります。
まず見たいのは、魚が上にいるかどうかです。
打ってすぐ受ける、なじみの途中でサワリが出る、ウキの周りに寄りが見える。そういう反応があるなら、上の層に魚はいます。そこで決めアタリまでつながるのか、動くだけで終わるのかを見て、タナとエサを少しずつ合わせていきます。
次に見たいのが、寄っているのに食わないのか、それともまだ寄り切っていないのかという違いです。
寄っているのに掛からない日は、エサの開き方が早すぎたり、タナがわずかに浅かったりすることが多いです。逆に、なじみ際まで静かで、回収してもエサが残りすぎるなら、寄せの段階から池に合っていないことがあります。
まずここを切り分ける
- 上で触るのに決まらない → タナかエサを少し直す
- なじみ際まで静か → 浅いタナにこだわらず、少し落とす
- 周囲は釣れているのに自分だけ鈍い → 入っている層が少し違う可能性が高い
周りの打ち返しも大事です。
友部湯崎湖は大会や例会も多い池なので、並びで打たれるだけで魚の位置が変わることがあります。朝は浮いていたのに、少し時間が経つと上で決まりにくくなることもあります。
そういう変化がある池では、朝の気配だけで一日を決めないほうがいいです。
朝イチに見ておきたい三つのこと
朝の一時間で見ておきたいのは、寄りの早さ、サワリの質、周囲の釣り方です。
寄りが早いのにアタリが遠いなら、魚はいるけれど食わせ方がまだ合っていません。反対に、寄り自体が遅いなら、タナか竿の長さから考え直したほうが早いです。
朝イチの判断材料
- 寄りの早さを見る
- サワリが本アタリにつながるかを見る
- 周囲が短竿中心か、少し長めかを見る
この三つが見えてくると、その日の入口がかなり決めやすくなります。
周囲の釣り方も、思った以上に参考になります。
全員を真似する必要はありませんが、短竿で触っている人が多いのか、少し長くしている人が多いのかを見るだけでも、その日の池の空気はかなり分かります。自分だけ反応が鈍いときは、魚がいないのではなく、入っている層が少し違うこともよくあります。
活性の高い時期は、浅いタナをどうまとめるか
高活性の日は浅いタナから入りやすいですが、カラツンが増えたら「活性がない」のではなく「食わせる位置がズレている」ことを疑ったほうが早いです。
暖かい時期や、魚に浮き気がある日は、かっつけやメーターの両ダンゴが組みやすいです。
元記事でも、8尺のかっつけ両ダンゴがひとつの基準として出されています。友部湯崎湖で高活性の釣りを組むなら、まずはこのあたりから入るのが自然です。
8尺かっつけ両ダンゴ
竿:8尺 道糸:1号 ハリス:0.5号
上針:0.5号 25cm (6号) 下針:0.5号 35cm (6号)
エサ
「凄麩」400cc+「BBフラッシュ」200cc+「ガッテン」200cc+「GD」100cc+「コウテン」100cc+水260cc
高活性の日は、寄りも早く、ウキの周りがすぐ騒がしくなります。
ただ、そこでそのまま釣れ続くとは限りません。打ち返すたびにサワリは出るのに、決めアタリが遠い。強く入っても空振りが混じる。こういう日は、活性が低いのではなく、魚の動きに対して食わせる位置が少し合っていないことが多いです。
浅いタナでまとまりやすいのは、魚が素直に上を向いていて、寄りが過剰になりすぎない日です。
逆に、両隣に人が入っていたり、例会で池全体の打ち返しが強かったりすると、同じ8尺でも少し忙しすぎることがあります。そういうときは、9尺から10尺へひとつ伸ばすだけで落ち着くことがありますし、タナも80cm前後からメーターくらいまで入れたほうがアタリが整いやすいです。
高活性時の直し方
カラツンが増えたら、打ち返しを速くする前に次の順で触ると崩れにくいです。
- タナを少し入れる
- エサを少し持たせる
- 必要なら9尺~10尺へ伸ばす
カラツンが増える日の見方
浅いタナの両ダンゴでいちばん見やすい変化が、カラツンです。
受けは出る、魚もいる、でも針に乗らない。そういうときに、ただ打ち返しを速くするだけでは余計に崩れます。
見たいのは、エサがどこまで持っているかです。
開きが早すぎれば、魚は寄っても食う前に散りやすくなります。逆に持たせすぎても、今度はなじみだけ出て反応が遠くなります。
友部湯崎湖では、この中間をどこに置くかでかなり差が出ます。手水を打つのか、少し押さえるのか、タナを数センチ入れるのか。やることは大きくなくてよくて、その日の反応に対して小さく触っていくほうが釣りが崩れにくいです。
注意点
「魚がいるのに掛からない」を、魚がいないと勘違いしないことです。
高活性の日ほど、寄りすぎ・開きすぎ・浅すぎで崩れることがあります。
高活性の日でも、深くしたほうがいい場面
魚が浮いている日でも、ずっと上だけで押せるとは限りません。
朝の勢いが落ちたあとや、周囲のプレッシャーが高いときは、少しだけタナを入れたほうが決まりやすくなることがあります。
上で触るからといって、最後まで上だけで食わせる必要はありません。受けの出方を見ながら、食う位置を少し下へ寄せる。友部湯崎湖では、そのひと手間で釣りが続くことがあります。
活性の低い時期は、どこまで落としていくか
上で触らない日ほど、魚がいないと決める前に「どの層で口を使うか」を見直したほうが早いです。
寒い時期や、朝から水面が静かすぎる日は、上の層だけで組み立てるのが苦しくなります。
そういう日は、魚がいないというより、上で食う感じが薄いことが多いです。打ってすぐに触らない、なじみ切ってからやっと小さく動く、回収するとエサの抜け方が重い。こういう反応なら、最初から少し落ち着かせた釣りを頭に入れておいたほうが流れを作りやすいです。
低活性時の入口
- 短めの竿でチョーチンウドンセット
- 風が弱ければメーター付近のセット
- 冬季は15尺以上の新ベラ狙い両グルテン
- 浅いタナでアタリがもらえないなら14尺~16尺の段底
友部湯崎湖で低活性時の入口として組みやすいのは、短めの竿のチョーチンウドンセットです。
この池では水深があるぶん、短竿でも水の厚みを使いやすく、上ずりすぎた魚を少し抑えながら釣りを作れます。風が弱く、メーター付近で魚が落ち着いているなら、浅すぎず深すぎないセットで拾っていく形も十分あります。
チョーチンセットで形にしやすい日
チョーチンセットが合いやすいのは、魚が上まで突き抜けてこない日です。
ウキがなじみ切る前後で小さく返す、食わせの近くで気配が出る、でも浅いタナほど忙しくならない。そんな日には、上で追わせるより、少し待って口を使わせたほうが形になります。
8尺チョーチンウドンセット
竿:8尺 道糸:0.8号 ハリス:0.4号
上針:0.6号 8cm (6号) 下針:0.4号 45cm (3号)
エサ
【バラケ】「粒戦」50cc+「とろスイミー」50cc+水150cc+「ヤグラ」300cc+「BBフラッシュ」100cc
【くわせ】「力玉」 「感嘆」
最初のうちはバラケをやや大きめにして寄せ、サワリが出始めたら少しずつ小さくする。この流れのほうが、どこで食わせに変わったのかを見やすいです。
最初から小さくまとめすぎると、寄りも食いもどちらも薄くなりやすいので、友部湯崎湖ではまずなじみを出して、そこから削っていくほうが形になりやすいです。
現場で見たいところ
セットの釣りは、派手な動きより「なじみが出ているか」「食わせの近くで気配があるか」を見たほうが外しにくいです。
上で追わせる釣りが忙しすぎる日ほど、少し待てる形にしたほうがまとまりやすくなります。
ヤグラを使う意味
元記事にあるヤグラは、友部湯崎湖のように上ずりやすさと水深の両方がある池では使いどころがあります。
ただ、名前で決めるより、実際にはなじみが出ているかをよく見たほうがいいです。バラケが早く抜けすぎると、寄るだけで終わりやすいですし、逆に持ちすぎると今度は食わせの間が作れません。
ポイント
マルキューのヤグラを使うことでウワズリを抑えながらタナにヘラブナを強力に寄せることができます。
粗目の粒子にも関わらずまとまりがあり、しっかりと縦にバラケてくれるのでチョーチンセットや段底にも最適です。
できあがったエサは半分に小分けして別のボウルに保存します。
使い始めは、軽く押し練りをしてウキになじみが出るように調整します。練りすぎた場合は元の小分けしたエサを足して空気を含ませるように攪拌します。
しっかりとなじみが出るように調整しながら、うちはじめはやや大きく、魚のサワリがでたら人差し指の先ぐらいまで小さくしていくと、どこで食わせに変わるかを見やすいです。
メーター付近のセットが向く日
風が弱く、魚が極端に上ずっていない日は、メーター前後のセットのほうが素直に拾えることがあります。
チョーチンほど縦の釣りに寄せず、かといって浅ダナほど忙しくしない。この中間が合う日は意外とあります。池全体が静かな日に、無理に浅いタナを触り続けるより、この層を丁寧に見たほうが結果は出やすいです。
新ベラ狙いの両グルテンが面白い場面
冬場は新ベラが入っている時期と重なるので、15尺以上で両グルテンを組むのもひとつです。
放流魚がまだ素直に動く日なら、セットよりこちらのほうが分かりやすく釣れることがあります。ただ、周りが新ベラを触っている、沖目で受けが出ている、寄り方が既存魚と少し違う。そういう気配がある日に出したほうが無駄がありません。
浅いタナで何も起きないなら段底まで見る
浅いタナでサワリすら出ない日があります。
そういう日に上を触り続けても、池の中を外したまま終わることがあります。友部湯崎湖は水深があるので、14尺から16尺の段底まで見ておくと、釣りの逃げ場ができます。
注意点
上で反応がない日に、上の釣りだけで押し切ろうとしないことです。
水面が静かで、なじみ切ってからの反応のほうがまだ期待できるなら、段底まで落としたほうが早い日があります。
反応が止まったときは、どこから直すか
崩れたときほど、全部いじるより「タナ→エサ→竿→釣り方」の順で触ったほうが、その日のズレを追いやすいです。
管理池で崩れやすいのは、反応が落ちたときに全部いじってしまうことです。
竿もタナもエサも一度に変えると、何が合って何がズレたのかが残りません。友部湯崎湖は釣り方の選択肢が多い池なので、なおさら順番を決めて触ったほうがいいです。
直す順番
- まずタナを見る
- 次にエサの開き方・持ち方を見る
- そのあとで竿の長さを見る
- 最後に釣り方そのものを変える
最初に見るのはタナです。
上で触るのに乗らないなら、数センチから十数センチ入れてみる。逆に、なじみ切るまで何も出ないなら、今度は少し上げてみる。大きく変える前に、まずはこの幅で見たほうが、魚の位置が見えやすいです。
次に見るのがエサです。
両ダンゴなら、開きが早すぎていないか、持ちすぎていないか。セットなら、バラケが仕事をしているか、食わせの間が潰れていないか。回収したときのエサの残り方はよく見たほうがいいです。手で作ったときの感触より、実際にウキの下でどう抜けているかのほうが正直です。
そのあとで竿の長さです。
朝は8尺で触れていたのに、周囲の打ち返しが強くなってから決まりにくくなることがあります。そういうときは、9尺から10尺へひとつ伸ばすだけで落ち着くことがあります。逆に、長い竿で静かすぎるなら、短くして寄せの強さを出したほうがいい日もあります。
最後が釣り方の変更です。
浅ダナの両ダンゴで散るだけならセットへ寄せる。セットで反応が遠いなら底まで見る。ここまで来て初めて釣り方そのものを変えるくらいでちょうどいいです。最初から全部変えないほうが、その日の池がどう動いているかを追いやすいです。
細かいズレで崩れる場面
- 風で道糸が少し引かれて、思ったよりなじみが出ていない
- 打ち返しが早すぎて、寄せた魚が落ち着く前に散っている
- サワリが出てからもエサを大きく付けたままで、食う間を潰している
友部湯崎湖のように浅ダナから底まで成立する池では、この少しのズレがそのまま差になります。
ヘラブナが釣れない時の対策と対処法。釣れる人との違いやその理由を解説
初めて行くなら、どこから入るか
初回は引き出しの多さより、池の反応をひとつずつ確認できる入り方をしたほうが失敗しにくいです。
初めて友部湯崎湖へ行くなら、最初から全部やろうとしないほうがいいです。
この池は選べる釣りが多いので、知っている釣りを並べたくなりますが、最初の一日で必要なのは引き出しの多さより、池の反応をひとつずつ確認できることです。
暖かい時期で、朝から魚の動きが見えるなら、まずは短竿の浅いタナから入って様子を見るのが分かりやすいです。
そこでサワリは出るのに決まらないなら、タナを少し入れる。まだ散るなら竿をひとつ伸ばす。この順番で見ていけば、その日の魚がどこで口を使うのかがかなり見えてきます。
寒い時期や、水面が静かで上が薄そうなら、最初からセット寄りで組んだほうが早いです。
チョーチン、メーター、さらに必要なら段底まで見ていく。初回はこの流れを崩さないだけでも十分です。大事なのは、一つの釣りを少し触ってダメなら次へ進むことです。何も見えないうちから全部変えると、その日の池が分からなくなります。
初回で外しにくい考え方
- 暖かく魚が動くなら短竿の浅いタナから
- 静かならセット寄りで入る
- 反応が薄ければ段底まで見る
- 全部同時に変えない
初心者でも入れる池ではありますが、何もしなくても釣れる池という意味ではありません。
むしろ、管理池らしく答えが返ってくる池なので、見方が合っていれば釣りやすく、ズレていればちゃんと難しいです。その素直さが、友部湯崎湖のいいところでもあります。
まとめ
友部湯崎湖は、水深があることよりも「その日どの層で口を使うか」を追えるかどうかで差が出る池です。
高活性なら短竿の両ダンゴから入りやすいですし、プレッシャーが高ければ竿を少し伸ばすかタナを入れる。低活性ならチョーチンやメーターのセットで落ち着かせて、なお上で触らなければ段底まで見る。この順番があるだけで、池の見え方はかなり変わります。
持ち帰りたい軸
友部湯崎湖は、派手な正解を探す池ではありません。
サワリの出方、なじみの感じ、周囲の打ち返し、反応が消えた理由。そういう小さな変化を追っていくと、釣りが少しずつ整ってきます。
一日通して同じ釣りで押し切るより、ズレたところをひとつずつ直していく。そういう釣りが合う池です。
ヘラブナが釣れない時の対策と対処法。釣れる人との違いやその理由を解説









