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肩掛けライフジャケット【桜マーク付き】おすすめの4品、シマノ・ダイワ他

釣りで使う自動膨張式ライフジャケットには、肩掛けタイプと腰巻タイプがあります。

船で座る時間が長い方や、腰回りの道具と干渉しにくいものを探している方には、肩掛けタイプも使いやすいかと思います。選ぶときは、桜マーク・TYPE Aの表示と、釣りの服装で無理なく着けられるサイズをまず見ておきましょう。

胴回りの調整幅ならダイワのDF-2608、外カバーの洗いやすさならシマノのVF-051K、小型の形状ならブルーストームのモーゲットが比較候補になります。VF-051Kは一部製品に回収案内があるので、後ほど対象の確認方法も紹介します。

ここでは、肩掛けタイプのメリット・デメリットと、桜マーク付きの各モデルを見ていきましょう。

肩掛けライフジャケットのメリットとデメリット

座ったときに腰回りがすっきりしやすい

肩掛けタイプの良いところは、腰の後ろに膨張用の本体が来ないことです。背もたれに当たるものが気になる方や、腰回りに小物を付ける方には、この違いが分かりやすいと思います。

座って使って感じたこと

船で仕掛けを直していたとき、腰巻の本体が背もたれに当たり、少し前に座り直したことがありました。立って竿を持っている間は気にならなかったのに、座ると意外と存在感がありました。

別の釣行で肩掛けを着けたときは、その腰の後ろの当たりがなく、座ったまま小物を取り出す動作が楽でした。ただ、前かがみになると胸側の本体が気になることもあり、どちらも着ければ同じというわけではありませんでした。

店頭で試せるのであれば、立った姿だけで決めず、座る・腕を前に出す・ポケットに手を入れるところまで試してみると、釣りの最中に邪魔になりそうな場所が分かります。

体に合わせやすい一方、腕の動きとの相性はある

肩掛けタイプは、ウエストベルトや背面ベルトで位置を合わせられる製品があります。適切に調整すると、本体がぶらぶらしにくくなるのが良いところです。

ただし、ロッドを大きく動かす釣りで必ず肩掛けが有利とは限りません。胸元の厚みや首回りの当たりが気になる場合もあります。竿を構えた姿勢で窮屈にならないかを見て選びたいところです。

肩掛けタイプは膨らむと首・胸の周囲に気室が広がり、頭部を支える形になります。ただ、肩掛けか腰巻かだけで救命性能の優劣を決めることはできません。ブルーストームの使い分けの案内でも、同じ基準を満たしたものとして、釣り方に合う形を選ぶ考え方が示されています。

⚠ 注意:泳げない人でも必ず顔が上がる、何もしなくても助かるというものではありません。ベルトを緩めたまま使わず、落水時の操作も購入した製品の説明書で覚えておきましょう。

夏場は首回りの暑さや蒸れが気になる

デメリットは、やはり夏場の暑さです。腰巻タイプと比べると、首から肩、胸元に本体がある分だけ服を覆います。

夏の船釣りでは、走っている間は風が当たって気にならなかったのに、船が止まってエサを付けていると首の後ろが蒸れてきました。帰って外したときに、そこだけ汗が残っていたのを覚えています。

それ以来、夏用に選ぶときは、見た目の薄さだけでなく首に触れる生地と、胸を覆う幅も見るようになりました。涼しさを優先するなら腰巻、小さめの肩掛けで収まりを優先するならモーゲットのような形状を比べると選びやすいでしょう。

⚠ 注意:暑さを避けるために、水辺や船上で脱いだまま釣りを続けないでください。着用を続けられる服装や休憩の取り方も含めて準備します。

桜マークとTYPE Aは購入前に確認する

船釣り用として選ぶなら、桜マークがあることと、TYPE Aであることを両方確認しておくと選びやすくなります。

桜マークは、国土交通省の型式承認試験・検定に合格した製品に付く印です。TYPE Aは、すべての小型船舶に法定備品として搭載できる区分です。詳しい違いは国土交通省のライフジャケットの種類と特徴で見ることができます。

膨張式では、外側のロゴではなく、カバー内の気室などに桜マークやタイプの表示があります。手持ちのものも、説明書に沿って表示の位置を一度確認してみてください。

小型船舶の船室外では、原則として国の安全基準に適合するライフジャケットの着用が必要です。乗る船に合う製品を用意し、船宿から指定がある場合はその案内にも従いましょう。着用義務についての案内も参考になります。

⚠ 注意:TYPE Aでも、釣り場を問わず使えるわけではありません

TYPE Aは小型船舶での使用区分です。磯や消波ブロック付近では、膨らんだ気室が岩などで傷つくおそれがあります。こうした場所では、その釣り場に適した固型式のフローティングベストを選び、渡船に乗る場合は船上での着用条件も確認してください。

おすすめの肩掛けライフジャケットと各モデルの特徴

まずは、どの違いを優先するかで候補を絞ってみましょう。下の表は選び方の目安です。体への収まりは服の厚みでも変わるので、サイズ表と試着の両方で判断するのがおすすめです。

表は横にスクロールできます。

モデル 選ぶときの着目点 サイズの目安
シマノ VF-051K 外カバーの手入れ・回収対象の確認 裾囲最大130cm
ダイワ DF-2608 ウエストと背面の調整幅 ウエスト55~140cm
マルキユー TR-01(ショルダー) 黒・金のデザイン 推奨ウエスト70~100cm
ブルーストーム ティバノ 標準的な肩掛け形状 胴囲70~100cm
ブルーストーム モーゲット 小型の肩掛け形状 胴囲70~100cm

表の寸法は各製品の表記です。「フリーサイズ」だけで決めず、服を着た状態でベルトが適切に締まるかを確認しましょう。がまかつのGM2181も、後半で紹介します。

シマノ ラフトエアジャケット VF-051K

シマノのVF-051Kは、シンプルなデザインに加えて、気室を外して外カバーを洗えるところが選ぶ理由になるモデルです。エサの汚れや汗が気になる方には、手入れのしやすさがありがたいと思います。

装置の状態を見る確認窓があり、ウエストと背面のベルトで調整できます。元の写真はピュアブラックのものですが、同じ型番でも色名や配色は異なりますので、購入する商品の表示を見て選びましょう。

スペック

  • タイプ:肩掛け・手動/自動膨張式、桜マーク付きTYPE A
  • サイズ:FREE、裾囲最大130cm
  • 浮力性能:膨張時7.5kg/24時間以上
  • 素材:外カバーはナイロン100%、気室はナイロン100%(ポリウレタン加工)
  • 交換用パーツ:BP-100A

⚠ 注意:VF-051Kは一部製品が回収対象です

2024年4月製造の一部に、膨張しない、または作動に時間がかかる不具合が案内されています。対象品は直ちに使用を中止してください。色だけで判断せず、シマノの回収案内と対象製品の確認手順で、製造年月・製造番号まで確認します。

外カバーを洗えるといっても、装置ごと丸洗いするものではありません。取り外しと組み直しは説明書に従います。仕様の詳細はシマノのVF-051K製品ページをご参照ください。

ダイワ インフレータブルライフジャケット DF-2608

DF-2608は、ウエスト55~140cmという調整範囲が特徴です。首回りの立体裁断に加え、背面にも調整ベルトがあります。

防寒着やレインウェアを着込む方は、普段のズボンのサイズだけで考えない方がいいでしょう。厚着でベルトが届いても、薄着のときにしっかり締まらなければ、通年では使いにくくなります。

私は冬の服装に合わせた肩掛けを、薄着で着けたときに前側が動くのが気になりました。ベルトを合わせ直すと収まりが変わったので、着る服が変わったら調整もやり直すようにしています。サイズの幅は、こういう使い方も考えて比べたいところです。

スペック

  • タイプ:肩掛け・手動/自動膨張式、桜マーク付きTYPE A
  • サイズ:フリー、ウエスト55~140cm
  • 浮力性能:膨張時7.5kg/24時間以上
  • 調整機構:ウエストベルト、背面アジャストベルト
  • 充気装置:UML社製MK5
  • 交換用ボンベキット:MK5用の指定キット

掲載写真はレッドです。ブラック、グレー、オーシャンカモもあるので、ウェアに合わせる楽しみもあります。色や仕様はダイワのDF-2608製品ページで見比べられます。

メーカー同士の価格差は販売店や色で変わります。価格だけで決めず、首の当たりとベルトの調整が自分に合うかを優先したいモデルです。

マルキユー ショルダータイプラフトジャケット型式承認品TR-01

マルキユーのTR-01は、ブラックにゴールドの刺繍が入ったトライバルデザインが目を引きます。黒・金のバッカンや水くみと合わせたい方には、選ぶ楽しみがあるライフジャケットです。

私もマルキユーの道具を並べるなら、この色のまとまりはいいなと思います。ライフジャケットだけが浮かず、エサ釣りの道具とデザインを揃えやすいところが魅力です。

スペック

  • タイプ:肩掛け・水感知機能付き膨張式、手動操作にも対応
  • 承認:国土交通省型式承認品TYPE A
  • 浮力:7.5kg以上/24時間以上、初期浮力約9.7kg
  • 充気装置:ハルキロバーツ社製HR6Fシングルインジケータ
  • 推奨ウエストサイズ:70~100cm
  • カラー:ブラック
  • 交換用ボンベキット:HR6F-18g(自動用センサー付き)

同じTR-01の名前でウエストタイプもあるので、注文時は「ショルダータイプ」まで確認してください。見た目だけでなく、70~100cmの推奨サイズに釣りの服装で収まるかも見ておきましょう。

⚠ 注意:メーカーは磯・消波ブロック付近での使用を避けるよう案内しています。チヌやグレを狙うからという理由だけで選ばず、船・筏・堤防など、実際に使う場所の足場と条件を考えます。マルキユーの製品ページには着用と手入れの注意も載っています。

ブルーストーム ティバノ BSJ-2620RSII

特定の釣具メーカーにこだわらなければ、高階救命器具のブルーストームも候補になります。ティバノは、標準的な肩掛け形状を探している方に比較しやすいモデルです。

水を感知する自動膨張と、作動索を引く手動操作に対応しています。充気装置はダブルインジケーター式で、ボンベとカートリッジの状態を確認する仕組みです。

スペック

  • タイプ:肩掛け・手動/自動膨張式
  • 承認:国土交通省型式承認品TYPE A
  • 胴囲:70~100cm
  • 初期浮力:約11.5kg
  • 交換用ボンベキット:18UML Elite KIT
  • カラー:ブラック、レッド

小型形状のモーゲットと迷ったら、胸元の本体の幅と首の当たりを比べるとよいでしょう。初期浮力の大きさだけで着心地や使いやすさは決まりません。

ブルーストーム モーゲット BSJ-8320RSII

モーゲットは、肩掛けの収まりを小さくしたい方に向く候補です。腰巻タイプの「モーゲットウエスト」とは別製品なので、名前だけで注文しないようにしましょう。

掲載写真のものとはデザインが異なります。購入する際は、BSJ-8320RSIIという型番と、販売ページの商品写真を合わせて確認してください。

スペック

  • タイプ:小型の肩掛け・手動/自動膨張式
  • 承認:国土交通省型式承認品TYPE A
  • 胴囲:70~100cm
  • 初期浮力:約9.0kg
  • 交換用ボンベキット:16HR 6F KIT

夏の首回りの蒸れが気になった私なら、次に肩掛けを選ぶときは、このような小型の形から試着したいと思います。ただ、小型でも胴囲の適合範囲は決まっています。小さい本体なら、どんな体格にも合うというわけではありません。

ティバノとモーゲットの形状や仕様は、ブルーストームの製品カタログでも比較できます。初期浮力は膨張直後の値で、「7.5kg/24時間以上」とは条件が違います。また、浮力のkgは着用できる人の体重上限ではありません。

がまかつ エアベスト GM2181

がまかつの肩掛けタイプには、GM2181もあります。以前は見かけたものの、私が店頭を見ていたときには在庫を見かけにくくなったモデルです。

がまかつで道具を揃えたい方には気になる製品ですが、手持ち品を使い続けたり、店頭在庫を購入したりするなら、本体の状態と交換部品の手配を先に確認したいところです。

スペック

  • タイプ:肩掛け・手動/自動膨張式
  • 承認:国土交通省型式承認品TYPE A
  • 重量:約0.57kg
  • 素材:表地はナイロン100%、気室はナイロン100%(ポリウレタンコーティング)

形状や仕様はがまかつの掲載カタログにあります。昔から持っているものは、外見がきれいでもセンサーの期限やボンベの状態まで見ておきましょう。

自動膨張式は、使う前の点検まで含めて選ぶ

自動膨張式は、着けてさえいれば手入れがいらない道具ではありません。型番に合った交換部品を用意でき、点検を続けられるものを選ぶことも大事です。

私は釣行前の準備で、ハリやハリスばかり先に確認して、ライフジャケットを最後に回しがちでした。そこで、ベルトを合わせるときに表示窓とセンサーの期限も見るようにしたところ、思い出したときだけ点検するより忘れにくくなりました。

釣行前に見るところ

  • カバー、ベルト、バックルに破れや傷みがないか。
  • ボンベに錆や緩み、使用済みの跡がないか。
  • センサーやカートリッジの使用期限が切れていないか。
  • 表示窓やインジケーターが、その製品の正常状態を示しているか。
  • 手動用の引き手が取り出せる位置にあり、作動索が傷んでいないか。

表示窓だけで点検を終えず、ボンベや気室も説明書に沿って確認します。異常があるものは使わず、販売店やメーカーに相談してください。シマノやマルキユーでは、年に1回の点検も勧めています。

釣りが終わった後は、濡れたままバッグや車内へ入れっぱなしにせず、説明書に沿って汚れを落として陰干しします。洗える部分は製品で違うので、自己判断で装置まで水に浸けないようにしましょう。

⚠ 注意:一度膨らんだものを、そのまま再使用しない

空気を抜いて畳むだけでは、次に必要なガスがありません。指定のボンベ・センサーなどを交換し、正しく組み直してから使用します。また、防水・撥水・防錆スプレーを充気装置に使うと、水の感知を妨げるおそれがあります。

点検と保管は、シマノのフローティングベストの基礎知識やブルーストームの保管上の注意も参考になります。膨張式は衣服の一番外側に着用し、上着で覆わないことも覚えておきたいところです。

まとめ

肩掛けタイプは、座って釣るときの腰回りのすっきり感が良いところです。一方で、夏の首回りの暑さや、胸元と腕の干渉は、実際に着けて比べたい部分になります。

桜マーク・TYPE A、服を着た状態のサイズ、手入れのしやすさを確認したうえで、釣りの動作に合う一着を選んでみてください。

夏場の涼しさを優先したい方は、腰巻タイプとの比較もおすすめです。小型の腰巻タイプは、以下の記事で紹介しています。

軽量小型のライフジャケットのおすすめ紹介。桜マーク取得の膨張式腰巻タイプ

軽量小型のライフジャケットのおすすめ紹介。桜マーク取得の膨張式腰巻タイプ

あとがき

ライフジャケットを選ぶとき、最初に気にしていたのはメーカーと色でした。竿やリール、バッカンと揃っている方が気分もいいですし、釣りの写真を見返したときにも、その方がしっくりきます。マルキユーの黒と金の組み合わせを見ると、今でもやはり格好いいなと思います。

ただ、実際に着けて釣りをしていると、家で眺めているだけでは分からないところが気になってきました。腰巻を着けて座ったときの当たりもそうですし、肩掛けを着けたまま胸のポケットを開けようとして、少し手間取ったこともあります。どちらも釣りができなくなるほどではありませんが、同じ動作を何度もすると、こういう小さなことが案外残ります。

前は、それくらいは慣れればいいと思っていました。しかし、エサを付け直すたびに本体を手でよけていると、魚のアタリを待つ時間よりも、その手間の方が気になってしまいます。そこで、よく使う小物を入れるポケットを変えてみました。ベルトを緩めるのではなく、道具を取る場所を変えるだけでも、釣りのしやすさは違ったのでした。

それでも、全部がすっきり解決したわけではありません。肩掛けの方が座りやすい日はあっても、暑い日に首回りが蒸れることは残ります。冬には気にしなかった生地の当たりが、薄着になると気になることもありました。一着で一年中、何の不満もなく使えるかというと、そこは今も迷うところです。

だからといって、最初から肩掛けと腰巻を両方買う必要はないと思います。自分なら、まず一番よく行く釣りで、長い時間着けていられる方を選びます。たまにしかしない釣りまで一度に考えると、候補が増えるばかりで、何を優先したかったのか分からなくなるからです。道具を見比べる時間は楽しいのですが、決めるときには普段の釣りに戻った方が考えやすいですね。

もう一つ、後回しにしやすかったのが点検でした。釣りの前夜は、予備の仕掛けを作ったり、エサの量を考えたりしているうちに時間が過ぎてしまいます。ライフジャケットはいつもの場所にあると分かっているので、持って行くことだけで準備が済んだような気になっていました。

そこで、釣行の支度をするときには、まずライフジャケットを出すようにしました。説明書も別の引き出しにしまうのをやめ、道具を準備する場所で取り出せるようにしています。型番に合う交換部品を探すとき、よく似た名前が並んでいて、思ったより迷ったからです。覚えているつもりでも、前に見た品番は案外あやふやなものでした。

この準備をしたから魚が釣れるわけではありませんし、特別なことをしている感じもありません。それでも、出発間際に引っ張り出すより、明るいところで落ち着いて状態を見てから持って行く方が、自分には合っています。気に入った道具を長く使うなら、使う前後に見る時間も、最初から釣りの支度に入れておきたいと思います。

次に買い替えるときも、たぶん最初は色やデザインに目が行くでしょう。その楽しみは残しつつ、椅子に座ったときの収まりや、小物に手が届くかを確かめてから決めたいところです。釣り場で何度も本体を触り直さずに済む一着なら、見た目を気に入った気持ちも、長く続くのではないかと思います。

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