カワハギ釣りは日本全国で人気があり、その美味しさから専門に狙う人も多いです。特に肝醤油で頂くカワハギの刺身は絶品です。
しかし、カワハギはエサ取り名人とも呼ばれ釣るのが難しい魚でもあります。
ここではカワハギをたくさん釣るための餌や、釣り方などを見ていきましょう。
目次
やはり、定番の釣り餌はアサリ
カワハギ釣りではアサリがよく使われます。
アサリは餌持ちがよく集魚効果も高く、カワハギ狙いの餌としては間違いないでしょう。
アサリについてはこちらの記事をご参照いただければ幸いです。
アサリはカワハギ釣りの定番餌として知られていますが、その他にもカワハギが大好物とする餌があります。
続いては、アサリ以外の餌を紹介し、それぞれの特性と効果的な使い方を詳しく解説していきます。
イソメ: 強烈な集魚力でカワハギを引き寄せる
イソメはカワハギが大好きな餌の一つです。
イソメの体液による集魚効果が強烈で、カワハギを引き寄せる効果があります。
さらに、水中で動くことで視覚的なアピール力にも優れています。
イソメを使用する際のポイントは、イソメを針の結び目部分までしっかりと通すことです。
イソメはエサ取りに弱いので、イソメが落ちにくくすることで、カワハギに長時間アピールできます。
また、カワハギがイソメを咥えたときにすぐにアワセを入れるのではなく、一呼吸置いてから、竿先がココンッと持っていくようになってから、アワセを入れると良いでしょう。これにより、フッキングの成功率を上げることができます。
オキアミ: 食い渋りに強い餌でカワハギを誘う
オキアミはプランクトンの一種で、カワハギにとっても大好物の餌となります。
ボイル品や生のオキアミのほんのりと白濁した色彩は、水中でよく目立ち、カワハギを誘います。
また、水中ではオキアミエキスが拡散することでカワハギだけでなく、チヌやグレ、カサゴやメバルといった様々な魚種を誘い出すことができます。
身が柔らかいのでカワハギにとって食いつきやすい餌となります。
オキアミを使用する際のポイントは、針先をオキアミから出してフッキングしやすくすることです。
オキアミを餌に使うと頭だけとられたり、オキアミの胴体をかじってフックから外れたりと、うまく針がかりさせることができないこともあります。
その場合にはオキアミの殻を剥いて、むき身の状態で使ってみるといいでしょう。
この場合は、あたりがあったら即アワセします。
手返しよく狙うことで数を釣る時にも有効です。
活きエビ: 活きの良さでカワハギを誘う
チヌ(黒鯛)釣りの筏釣りやかかり釣り、スズキのエビ撒き釣りなどで使われるモエビやシラサエビを餌にするとカワハギが釣れることがよくあります。
活きたエビは、カワハギにとって美味しい餌の一つで、エビを活きたままフックにつけることで、水中での動きが自然になり、カワハギを寄せることができます。
もちろんチヌ、シーバス、カサゴなどの魚にも有効で、カワハギを狙いながら他の魚もお土産に釣りたい人におすすめです。
カワハギだけを狙うのであれば、エビは死んでしまっていても問題なく使えます。
スーパーに売られているバナメイエビなどを小さく切って針掛けする方法でも釣ることはできます。
この時もフッキングをよくするために針先を餌から出すようにしてください。
イカ: 餌持ちとにおいの両立
イカも、切り身にして使うことでカワハギを狙うことができます。
刺身用のイカの短冊でもいいですし、冷凍のイカリングを細く切って使うのもおすすめです。
どちらかというと生で鮮度のいいイカのほうがアタリ数は多いように感じますが、生イカは高価なので、冷凍イカでも十分です。
イカは餌持ちがいいので、コツン、コツンとあたりのあった後しっかりと食い込んだなというタイミングで合わせるとフッキングしやすくなります。
大きくつけるのではなく、針の大きさ+2㎝ぐらいの長さで細目にして使うとヒット率が高まります。
人工餌: パワーイソメ
なんでも釣れてしまうマルキユーの人工エサのパワーイソメもカワハギ釣りには最適です。
餌持ちもよく、繰り返し使えて、常温で保存できるので、予備餌として持っておくのもいいかと思います。
パワーイソメについては、別記事で詳しくまとめていますので、ご参照いただければ幸いです。
パワーイソメで釣れる魚一覧とおすすめの色。釣れない理由と保存方法紹介
餌の組み合わせで 効果を最大限に引き出す
カワハギの仕掛けは一本針ではなく、2本から3本針がついているものも多いです。
そのため、すべてに同じ餌を付けるだけでなく、餌を組み合わせて使うことで、それぞれの餌の効果を最大限に引き出し、カワハギが釣れる確率を上げることができます。
例えば、イソメとオキアミを組み合わせることで、強いにおいと集魚力が混ざり合いダブルのアピールが可能になります。
また、エビとイカを組み合わせることで、エビで寄せてイカを食わせるという集魚と餌持ちの両方でカワハギを誘うことができます。
一番いい餌の組み合わせは、釣り場や季節、カワハギの好みによって変わります。
様々な餌を試し、自分に合った最適な組み合わせを見つけてみましょう。
まとめ
カワハギ釣りの餌選びは多様で、アサリ以外にもイソメ、オキアミ、エビ、イカ、人工餌などを使うことができます。
それぞれの餌の特性を理解し、適切に組み合わせることで、カワハギが釣れる確率を大幅に上げることができます。
ぜひ、今回紹介した餌を試して、カワハギ釣りの上達に役立てていただければと思います。
青イソメで釣れない理由。これなら釣れるおすすめの仕掛けを３つ紹介。
