クロダイ・チヌ

チヌパワー激重の使い方とブレンド紹介。集魚剤最強の重さでポイントが作れる

マルキユーのチヌエサで最も重たいエサが登場しました。深場攻略もこれでできそうです。

その名もチヌパワー激重。名前からもその重さが伝わってきます。

製品の特徴や使い方を見ていきましょう。

結論:チヌパワー激重のおすすめの選び方/買い方(まずここだけ)

チヌパワー激重は、「深い・速い・遠い」を一気に解決するための高比重タイプです。迷ったら次の基準で選ぶと外しにくいです。

  • 水深が8m以上、または底取りが不安定(潮が速い/二枚潮気味)
  • 向かい風や横風で、マキエが浮いて散る・手前に落ちることが多い
  • 遠投して沖の一点に溜めたい(ポイント釣法の再現性を上げたい)

買い方のコツは、「激重だけ」で完結させるより、状況に合わせて“足し算”できるように、集魚系(DASHやチヌパワー系)とセットで用意することです。さらに、混ぜムラを減らす道具(トロ舟+シャベル)があると、同じ配合でも釣果が安定しやすくなります。

チヌパワー激重の特徴は

まずこの製品はマルキユーのチヌえさ製品の中でも最も重量があり早く沈みポイントをつくることができるのが特徴です。

まとまりもよく 遠投することもでき、遠くのポイントにもえさがバラけることなく届きます。

ここで大事なのは、「重たい=沈む」だけではなく、狙ったレンジまで“塊のまま届く”ことです。海面〜中層でバラけると、底に溜めたい日は逆効果になりやすいのですが、激重は粒子が細かくまとまりやすいので、底にポイントを作る釣りに噛み合います。

10秒間に約3.4mの速さで沈みます。

沈下速度は、潮の速さや配合(水分量・オキアミの状態)で体感が変わります。とはいえ、同じ場所・同じ手返しで打ち返すと、「底に溜まっていく感覚」が出やすいのが激重の強みです。

粒子が細かいためまとまりも良く、マキエを海底にためてチヌを寄せる釣り方には特に有効です。

たとえば、深場の防波堤や水道筋、船道絡みのような場所は、表層は穏やかでも底だけ速いことがあります。そういう場面で「いつも通りの比重」だと、打点が散ってポイントが育たないことがあるのですが、激重は一点に溜める前提の釣りを作りやすいです。

深場や潮流の速いエリアでも、かたまりの状態で海底まで到達。1点にためることで、確実にポイントを形成します。その重さで向かい風にも負けず、圧倒的な遠投力で沖のポイントも攻略が可能です。

逆に言えば、浅場で“効きすぎる”と、底に溜まりすぎて反応が遅くなることもあります。なので、「深い/速い/遠い」のどれかが明確に当てはまる日に投入すると、強みが出やすいです。

ポイント釣法と言われるような、魚を底にためて釣る釣りにはもってこいのエサです。

ポイント釣法でよくある失敗が、「マキエは打っているのに、底に残っていない」ことです。潮に流されて帯状に散ると、チヌが寄っても食いが続きません。そのため、激重は“底に残すための土台”として考えると使いどころが明確になります。

大切なこと

マルキユーインストラクターの大知豊氏に使い方とブレンドを伺ったところ

まず、大切なのがしっかりと均一に混ぜること。これは決してチヌパワー激重を使ったえさに限りません。

混ぜムラがあると、同じ一投でも「固い塊」「水っぽい部分」が混在し、沈み方と拡散が毎回ズレます。つまり、狙った打点に“同じ性能のマキエ”を入れ続けたいなら、均一化が最優先になります。

同じ粘り具合とまとまり感を持続しながら、的確な場所にマキエを打つためには、均一な状態のエサが必須となります。

さらに、激重は比重が高いぶん、ちょっとした水分の差が使い心地に出やすいです。たとえば「最初は良かったのに、後半バラける/逆に固すぎる」というときは、混ぜ方よりも“水の入れ方と置き時間”が原因のことも多いです。

大知インストラクターは渡船前にコンクリートを混ぜるトロ舟とシャベルでえさを混ぜ合わせています。

こんなトロ箱や

シャベルを使います。

混ぜる道具は、単に楽になるだけではなく、仕上がりの再現性が上がります。とくに激重のように「狙いが一点に溜める」タイプは、毎回同じ重さ・同じまとまりで打つほど、ポイントが育ちやすいです。

トロ舟が3000円ほどシャベルが1000円ぐらいです。

これがあれば、面倒なエサづくりが非常に楽になります。

私も使っていますが、特にチヌ餌はトロ箱必須と言っても過言ではないでしょう。

釣行回数が多い人ほど持っておいた方がいいです。

水を張って道具を洗うのにも使えます。

また、現場で「少しだけ水を足したい」「固さを戻したい」といった微調整が出たときも、トロ舟があると混ぜ直しが早いです。結果として、釣りの時間を増やせるのも地味に効きます。

また、バッカンのエサを混ぜるのにもシャベルは非常に使いやすいです。

冷凍されたオキアミを崩すのにも使えます。

かさばらないのであれば車に置いておいてもよいかもしれません。

シャベルで押しつぶすように混ぜると、エサの間の空気が抜けて、まとまりと沈みが安定します。ここは後半の「押しつぶし混ぜ」の話にも繋がりますが、“空気を抜く=比重を活かす”という意識があると、激重の良さが出やすいです。

筆者の経験メモ:激重でハマった日/ダメだった日の差

私が「激重で上手くいった」と感じた条件は、だいたい次のパターンです。再現条件としてメモしておくと、次回の判断が早くなります。

  • 水深:8〜15m前後、底が取れるまでに糸が斜めに入る(底潮が効いている)
  • 風:向かい風〜横風で、通常配合だと手前に落ちやすい
  • 水質:澄み気味〜薄濁り。澄みのときほど「一点に溜める」意識が効く

逆に失敗したのは、水深5m前後で激重を“固く作りすぎた”ときです。底に溜まりすぎて反応が遅く、刺しエサだけが先に取られて焦りました。そこで、次は水分を少しだけ増やして「握ると残るが、海底でほどける」程度に調整し直したら、マキエと刺しエサの同調が取りやすくなりました。

激重のブレンドは?

さて、オキアミと単品でも十分に使用可能なチヌパワー激重ですが、少し集魚力が欲しいところです。

激重は「底に置く力」が強い一方で、状況によっては“寄せる要素”を少し足してあげた方が、結果が早いです。とくに、潮が速くてポイントが散りやすい日は、底での存在感(濁り・粒・アピール)を足して、底に“長く居てもらう理由”を作るイメージです。

インストラクター大知豊氏のおすすめのブレンドはチヌパワー激重にチヌパワーDASHを追加することです。

チヌパワーDASHには4種の集魚効果のあるタブレットが入っています。

このタブレットが海中をひらひらとアピールしながら落下しながらアピールし、海底に激重の重さとDASHのまとまり感でポイントを形成します。

「底に溜める」だけなら激重単体でも成立しますが、DASHを足すと、落下中〜着底後に“見せ場”が増えます。結果として、食い始めまでの時間が短くなることがあります(もちろん当日の活性次第ですが、底に魚が入っている前提なら効きやすい印象です)。

チヌは底を釣れと言われますが、潮の流れにとらわれず海底にポイントを形成し、集魚効果のあるタブレットが海底に落ちているところにえさを通すのです。

ここで意識したいのが、刺しエサ(食わせ)を通す“コース”です。マキエが帯状に流れていると、刺しエサが外れてしまいがちです。一方で、底に一点で溜まると、刺しエサを同じ場所・同じ深さに通しやすくなります。つまり、激重は「釣りの組み立てを単純化する」道具でもあります。

状況(よくある悩み) おすすめ(マキエの方向性) 一言メモ(再現条件)
深場・底潮が速く、底に残らない 激重+DASHで着底を優先 糸が斜めに入り続ける日ほど効きやすい
向かい風でマキエが散る/届かない 激重を軸に「まとまり寄り」で遠投 握りを強め、同じフォームで打点固定
澄み潮で警戒される・反応が遅い 激重+濁り要素(白チヌ等)で底に“場”を作る 濁りは入れすぎず、底に薄く残す
エサ取りが多く、刺しエサが持たない ポイントは激重で維持し、食わせは練りエサへ 夏〜秋口、フグ・ベラが多い日

水温が暖かくなり、エサ取りが多くなってきたときには、食わせエサを練りエサに変えてみてください。この練りエサを使った釣りが夏場から秋口にかけて大活躍してくれます。

マキエは激重で底に溜め続け、刺しエサだけを“持たせる方向”に寄せると、組み立てが崩れにくいです。つまり、マキエで寄せて、刺しエサで拾う流れを作りやすくなります。

おすすめしているのが
食い渋りイエロー です。

大知インストラクターが愛用しており、数々の釣果実績が裏付けている信頼できる食わせエサです。

ただし、冷凍製品となりますので、小量ずつ使い使わない分はクーラーで保存してください。

私は一度、常温で放置して柔らかくなりすぎたことがあり、針持ちが落ちて手返しが乱れました。なので、使う分だけ取り出して、残りは冷やす。ここは地味ですが、当日の安定感に直結します。

また使う前に少し水を加えてしっかりと揉みこむと、こうすることでさらに粘りがでて針にしっかりと残り、簡単にエサ取りにやられてしまうこともなくなります。さらにチヌがくわえたときの弾力も増すため、食い込みもよくなります。

水を入れるときは一気に入れず、少量ずつ様子を見ながらが失敗しにくいです。特に寒暖差のある日は、練りの硬さが変わりやすいので、“現場で微調整する前提”で考えると気が楽になります。

チヌパワー激重+チヌパワーDASH+オキアミ3Kg+水(適量)

これがチヌパワー激重を使う上で、効果的なブレンドとのことです。

「適量」が一番悩ましいのですが、目安としては“最初は少なめ→置いて馴染ませる→足す”が失敗しにくいです。置き時間(数分〜10分程度)を取るだけで、吸水が進んで触った感じが変わります。

私の個人的なブレンドとしては、

チヌパワー激重1袋に白チヌ半袋、チヌパワー半袋でオキアミ3キロです。

海底にエサを留めて、遠投を可能にするチヌパワー激重に海底からの潮の流れに濁りを作って集魚するV10 白チヌ。この濁りが重要だと考えます。

濁りは「寄せる」だけでなく、「魚に居場所を作る」役割もあります。澄み潮で見切られやすい日ほど、白チヌのような濁りで底の存在感を作ると、反応が出ることがあります。

そして、集魚性能は全国で実証済みのチヌパワーで、海底、濁り、集魚で寄せてきます。

配合は「正解が一つ」ではありません。ただし、迷ったときは、激重=底を作る土台、追加配合=当日の反応を早めるスイッチ、と役割で分けて考えると整理しやすいです。

調整したいこと やること(操作) 狙い
遠投してもバラけないようにしたい 押しつぶし混ぜ+握りをやや強める 着底まで“塊”を維持
底でほどけて広がってほしい 水分を少し増やし、握りは弱めに 底での拡散・同調を作る
打ち返しで硬さが変わってきた 少量の水を足し、全体を均一に混ぜ直す ムラを消して再現性を戻す
潮が速く、ポイントが散る 激重を軸に、まとまり寄りに再調整 一点に溜める釣りへ寄せる

激重のまとまりを増すために、エサを混ぜ合わせるときには、押しつぶすようにしてしっかりとエサの間にある空気を抜いてあげてください。こうすることで、吸水も促進され使いやすいエサに仕上がります。また、粘りも出てくるため遠投も可能になります。

この「空気を抜く」は、見た目以上に差が出ます。私は以前、時間がなくて軽く混ぜただけで作った日があり、最初の数投は良いのに、途中からバラけて打点が散りました。逆に、少し手間でも押しつぶして混ぜると、最後まで同じ感触が続き、ポイントが“育つ”感覚が出やすかったです。

水深が浅い場合

さすがに、水深5mのところで激重で底にエサを集めるというのは、使いにくいため、水深の浅い場所では、ナンバー湾チヌⅡをお勧めします。

浅場は、底に溜めるよりも「広げて魚を回す」方が合う日があります。とくに、潮が緩い内湾や足元の石積み周りでは、激重の“溜まりすぎ”がデメリットになりやすいので、比重を落として操作しやすい配合にすると、釣りが組み立てやすいです。

マルキュー(MARUKYU) ナンバー湾チヌII

「浅い=軽いが正義」とは限りませんが、少なくとも水深5m前後なら、底に溜める釣りよりも、打点を作りつつ“散らしすぎない”ぐらいが扱いやすいことが多いです。まずはその方向で組んで、潮や魚の反応で重さを上げ下げするのが安全です。

まとめ

マルキユーの「チヌパワー激重」は、その名の通り重量感と沈下速度を誇る画期的なエサです。

このエサは、深場や潮流の速いエリアでも確実に海底に到達し、ポイントを形成するのに非常に効果的です。

重たいエサを使用することで、向かい風にも負けずに遠投が可能となり、沖のポイントも攻略できるため、多くの釣り人に支持されています。

とはいえ、激重は「万能」ではなく、深い・速い・遠いに合わせて投入すると最大限に活きます。つまり、使いどころがハマると、ポイント釣法の再現性が一段上がるタイプです。

「チヌパワー激重」の特長は、粒子の細かさとまとまりの良さにあります。

このため、エサがバラけずに遠くのポイントまで届き、10秒間に約3.4mという速さで沈むことができます。

さらに、混ぜ方(均一化)と空気抜き(押しつぶし混ぜ)を丁寧にすると、同じ配合でも沈み方とまとまりが安定しやすく、結果として「同じ場所に同じ性能のマキエを入れる」ことができるようになります。

この特性により、深場攻略が可能となり、潮流の速いエリアでも安定した釣果が期待できます。

一方で、浅場では溜まりすぎて反応が遅くなることがあるため、状況に応じて軽めの配合(ナンバー湾チヌⅡなど)に切り替える判断も大切です。

使用方法としては、均一に混ぜることが非常に重要です。

大知インストラクターのアドバイスの通り、トロ舟とシャベルがあると、均一化と空気抜きがやりやすく、釣りの“安定感”が上がります。

また、「チヌパワー激重」に「チヌパワーDASH」を追加することで、さらに集魚力を高めることができます。

DASHのタブレットが落下〜着底でアピールを作り、激重が底でポイントを維持する。役割が分かれているので、当日の反応に合わせて調整しやすいのも利点です。

エサ取りが多くなる夏場から秋口にかけては、食わせエサを練りエサに変更することも一つの戦略です。

「食い渋りイエロー」は、粘りを調整して針持ちを上げることで、エサ取りが多い状況でも“チヌに触らせる時間”を作りやすい食わせエサです。

冷凍品なので保管(クーラー)と、少量ずつの運用が釣果の安定に繋がります。

「チヌパワー激重」は単品でも十分に使用可能ですが、オキアミや他の集魚剤とのブレンドによって、さらにその効果を引き出すことができます。

ポイントを底に溜めるための土台として激重を使い、濁りやアピールで“当日の答え”に寄せる。そう考えると、配合の迷いが減りやすいです。

要点まとめ(次にやることが分かる)

  • 深い/速い/遠いが明確な日に激重を投入すると強みが出やすい
  • 釣果を安定させる最短ルートは、均一に混ぜる+空気を抜く(押しつぶし混ぜ)
  • 反応が欲しいときは、激重を土台にしてDASHや濁り要素で“スイッチ”を入れる
  • エサ取りが多い時期は、マキエは激重で底を維持し、食わせは練りエサで針持ちを確保
  • 浅場(目安:水深5m前後)は比重が効きすぎることがあるので、軽めの選択肢も用意する

次の行動チェック:①釣り場の水深と底潮(糸の入り方)を確認 → ②向かい風なら遠投前提で“まとまり寄り”に調整 → ③最初の10投は同じ打点・同じテンポで打ち、底に溜まる感覚が出るかを判断。ここで反応が遅ければ、DASHや濁り要素を足す方向に寄せると組み立て直しがスムーズです。

たかがエサ、されどエサ。この機会に「チヌパワー激重」を使った釣りを試してみてはいかがでしょうか。

おすすめの集魚剤ランキング

チヌの集魚剤のおすすめランキング3選。単品で釣るためのマキエ選別

 

 

 

 

【あとがき】

今回の記事を書き終えてみて、改めて「釣り」という趣味や遊びが、いかに奥深く、そして心を揺さぶるものかを強く感じました。チヌパワー激重という、いわば新しいアプローチを中心に書き進めてきましたが、そこには単なる製品の紹介以上に、私自身が今まで培ってきた経験や「もっと遠くへ飛ばしたい」「もっと深い場所を狙いたい」といった欲求から生まれる探求心がありました。深場を攻略するためのテクニックは数多く存在しますが、今回のテーマにおいて私が特に強調したかったのは、重たいエサがもたらす「狙いのポイントにいかに確実にエサを届けるか」という戦略です。技術的なコツや道具の使い方だけでなく、たとえ“たかがエサ”であっても、そこには仕掛けづくり以上の緻密な考え方が必要だと実感しています。

さて、執筆の背景やエピソードを振り返ると、私がこのチヌパワー激重に強く興味を持つようになったきっかけは、浜名湖でマルキユーの林インストラクターに直接アドバイスを受けたことにあります。正直言って、その日に限ってはまったくと言っていいほど釣れませんでした。当時はわくわくしながら激重の使い方を教わり、「これだけ重たいエサがあれば遠投も深場攻略も思いのままだ」と勢い込んでいたのに、期待とは裏腹に厳しい釣果……。釣り人にとって、こうした“空振り”は珍しくありませんが、やはり悔しい思いはしました。ところが、後日再チャレンジしてみたところ、一転して42㎝のチヌを釣り上げることに成功したのです。

このときの記憶は、私にとってとても鮮明です。深場を狙うために、海底までしっかりとエサを送り込みたいという気持ちはあっても、実際にエサをどのタイミングで打ち、どうやってエサを底にため、またどのようにして食わせエサをアピールすればよいのかが分かっていなかった。それを実践の中で少しずつ修正していくと、ある瞬間に「今、食った!」という手応えを感じられたのです。チヌを取り込みながら、「ああ、前回ダメだったのはこういうことだったのか」と思わず納得し、上がってきた魚体を見たときには、大きな達成感で胸がいっぱいになりました。

さらに、この釣果を機に、私は釣り仲間や釣り具店の店員さんとも意見交換を重ねるようになりました。例えば、普段から磯釣りをメインにしている先輩釣り師に「底を狙うときは、狙う場所にだけエサを集中させるイメージが大切だよ」と教わり、激重のような高比重のエサこそがその戦略に合うんだと気づかされたり。あるいは近所の釣り具店に立ち寄った際、店員さんから「深場は思った以上に潮が速いときがあるから、むしろ遠投し過ぎないように距離感も工夫するといいですよ」とアドバイスを受けたり。それらのちょっとした会話や情報がヒントになり、「ただ投げればいい」という単純な発想だけでは太刀打ちできない釣りの奥深さに、一段と魅了されるようになったのです。

また、林インストラクターに教わったときの光景もよく覚えています。潮の流れが早く、エサ取りも多い日だったのですが、林さんがシャベルでエサを混ぜながら「とにかく空気をしっかり抜いて、まとまりのいいエサを作るのが先決だよ」と言っていたのが印象的でした。それまで私は、混ぜ方にそこまで気を使っていなかったんですね。バッカンの中でざっくり混ぜて、水分もなんとなく“これぐらいかな?”という感覚で合わせていた。ところが林さんのやり方を真似て、トロ舟とシャベルを使ってエサをぎゅうぎゅう押しつぶすように混ぜ込んだら、まとまりが明らかに違う。それまで感じていたフワフワ感がなくなり、しっかりキュッとまとまってくれました。「これなら強くキャストしてもバラけないから、狙ったポイントまでしっかり届くよ」と言われ、実際に何度か試しているうちに、今までよりも安定して同じ場所にエサを打てるようになったんです。釣り場でのこうした小さなコツや発見が、今でも私の釣行スタイルをかたち作っていると感じます。

そしてもうひとつ、今回の記事では集魚剤のブレンドや練りエサの使い方についても触れましたが、これは私自身の遠回りの経験から強く実感しているポイントです。夏場から秋口にかけてのエサ取りが多い時期に、オキアミだけで勝負してしまうと、あっという間にエサを取られてしまうことがよくあります。私は何度もそういう目に遭って、「釣りって難しい……」と落ち込んだことがありました。そこに登場したのが「食い渋りイエロー」をはじめとした練りエサです。きちんと練り込むと粘りが出て、針にしっかり残るようになる。しかもチヌは興味を持ってくわえてくれる。エサ取りが横行している状況でも、粘りが功を奏して釣果に結びついたときの喜びは格別でした。

ただ、その練りエサを使いながらも、激重やチヌパワーDASHと組み合わせて“ポイントを底にためる”というのを意識するのが大事だと学びました。底を釣る、濁りで寄せる、そして集魚力でチヌを探す――そうした頭の中のシミュレーションを整えたうえで、実際の釣行で組み立てるというプロセスが、チヌ釣りの醍醐味ではないでしょうか。林インストラクターのようなプロの方々の知識はもちろんですが、私自身のつたない経験や店員さんとの会話、釣り仲間とのやり取りによって生まれた実践的な知恵もたくさん詰まっています。

このあとがきを読んでくださっている皆さんには、ぜひ「釣りの奥深さは、道具やエサをどう使うかにこそある」ということを感じ取ってもらえれば嬉しいです。チヌパワー激重やチヌパワーDASH、あるいは食い渋りイエローなど、さまざまなエサや集魚剤が存在しますが、最終的には自分の釣り方やスタイル、狙うポイントや状況に合わせて使いこなすことで、より大きな釣果と楽しさを得られるはずです。この記事がきっかけとなり、「次の週末、試してみようかな」「ちょっと深場に挑戦してみよう」と思ってくださる方が一人でも増えたなら、これほど嬉しいことはありません。

釣りは、失敗や空振りを含めて全てが財産になるアクティビティだと思います。私自身もまだまだ未熟な部分が多いのですが、その都度の学びや出会いがあるからこそ、続けていくうちに「釣る喜び」の深さを噛み締められるのだと感じます。もしあなたが今、深場や潮の速いエリアでなかなか結果が出なくて悩んでいるのなら、ぜひチヌパワー激重のような重たいエサを使った攻め方を取り入れてみてください。

当記事が参考になりましたら 釣りブログ応援クリックをお願い申し上げます。   にほんブログ村 釣りブログへ にほんブログ村

※当サイトはサイトを維持していくためにアフィリエイト広告を利用しています。

-クロダイ・チヌ

Copyright © fishing-fishing.com , All Rights Reserved.