近年フカセ釣りでもPEラインを使用する人が多くなっているかと思います。
ここではPEラインを使った磯フカセ釣りの仕掛けとPEラインのメリット、デメリットを紹介していきます。
フカセ釣り専用のPEラインはどこのもの
私が使用しているPEラインがシマノのこちら
高比重で水に対する比重が1.4と大きく糸ふけが出にくい特徴があります。
また、PEラインのため伸びが少なく小さな魚がサシエを加えた感覚まで竿先や糸に伝わってきます。
このため、非常に繊細で敏感な釣りが可能となり、グレ釣りでは、ノーガン玉で針とオキアミの重さだけで自然にサシエを沈下させることができスレた魚に違和感なく食わせることが可能です。
PEラインのメリット
チヌ釣りでも、ナイロンラインでは表現されなかったチヌの居食い(動かずその場で加えた状態)もラインに伝わってきます。
ナイロンラインから高比重のPEラインに変えてみて今まで食っていたかもしれないアタリをどれだけ見逃していたのかということがよく分かりました。
PEラインのフカセ釣り仕掛け
PEラインを使った仕掛けは次のようになります。
出展:シマノ
仕掛けはこちら
チヌを釣るなら間違いないですね。繊細な穂先がわずかなあたりを表現してくてます。
シマノ リール 15 15BB-X テクニウム C3000DXGSL 左ハンドル
ハンドルが逆回転しない新たな技術のリールです。
見た目にも美しく仕上がっています。
シマノ LIMITED PRO PEG5+ サスペンド 200m 0.8号 イエロー PL-I65R
シマノ ライン リミテッドプロ PE G5+ サスペンド 150m 0.8号 イエロー
レッドとイエローの2色があり、
比重が1.4と少し重いため、
水に沈み使いやすいです。
シマノ ウキ 鱗海 ZEROPIT 遠投SP FL-00CM オレンジ 0
シマノ製品で選ぶならゼロピットですね。
私は釣研やキザクラのウキのこちらでもいいかと思います。
キザクラ(kizakura) ウキ 17Kz GTR M オレンジ 00 38006
基本はウキ止めをうたない全誘導の釣りで上から自然に降らせて誘い着底後も潮に乗せてボトム付近を流し釣るためこういったウキが必須となります。
シマノ(SHIMANO) ハリス ファイアブラッド EX ハードタイド フロロカーボン 50m 1.2号 タイドブルー CL-I32P
シマノ(SHIMANO) ハリス ベーシック EX フロロカーボン 30m 1.5号 ピュアクリア CL-I37M
ハリスは1.2~1.5号ぐらいでしょうか。
金龍 勝負ちぬ フック ネリエ&コーン パーフェクトイエロー 2号 釣り針
コーンと練りエサ用です。
がまかつ(Gamakatsu) シングルフック ファインチヌ 2号 19本 パールホワイト 68485
仕掛けの概要
PE全誘導ではウキ止め不要です。スイベルまでPEラインでハリスはフロロです。
ハリスは直結でも問題ありません。
昔の古いPEラインであれば10mほどフロロラインを結んでいましたが、近年のPEは非常に強度が上がってきているため激しい磯場でなければ不要かと思われます。
PEラインでグレやチヌを釣るために必須なのは全誘導を可能にするウキです。
海の状況がつかめないときはの00からスタートしどの棚にどんなエサ取りや本命がいるのかを確認します。
タナが決まれば風向きや潮通しによってウキの浮力を変えていきます。
とりあえず場所を選ばずこなすならばこれらのウキがいいでしょう。
キザクラ(kizakura) 大知モデル 大知遠投60 LL 0シブ オレンジ
重さがあって使いやすく遠投も可能でチヌもグレも真鯛も狙えます。1,500円ほどなのでタックルボックスに忍ばせておいて損はないかと思います。
他のメーカーのPEライン
各社のメーカーのPEラインを試釣しましたが
シマノのマダイテンヤ用のラインです。
キザクラのラインは買ったはいいもののまだ巻き替えておらずそのままになっています。
ラインは比較的長く使えるので変え時を見失ってしまっています。
ルアー用のよつあみのPEラインもあります。
よつあみの高比重PEラインなだけあってアタリをよく表現してくれ風にも強いです。
しかし穂先への絡まりが数回ありましたのでやはり磯専用に作られたPEG5が使いやすいです。
黒魂は比重1.2と少し軽く、風のあるところではあおられてしまいました。
使えないこともないですしより自然なラインメンディングをしたいならいいかと思います。
PEラインはナイロンに比べかなり長持ちなのでここぞというシーズン前に200でなくとも150m巻いておけばいいかと思います。
理想の号数は
堤防釣りが主体なら0.6号でいいと思いますが、無難に0.8号であれば、60mの超遠投も可能になりますし、遠くの魚のあたりも表現してくれます。
PEラインのデメリット
ここまでは、PEラインでグレやチヌを釣るメリットをご紹介しましたが、PEラインにもデメリットはあります。
私が感じたデメリットは、根ずれに弱く、糸に対して横方向の擦れには弱いということです。はじめはPEG5+の0.6号イエローを使っていました。
堤防からチヌやグレを釣るには全く問題なく35cmのグレや48cmのチヌまで難なく釣ることができました。
しかし、渡船でかなり足場の悪い磯に上がった時仕掛けのセッティング中に風にあおられたPEラインが岩場に絡まってしまいました。
ナイロンやフロロでは糸をスーと手でなぞって傷になっていないか確認し糸にテンションがかかっていなければほとんどの場合そのまま使うことができるのですが、PEラインは糸の表面に毛羽立ちができはじめそのまま使い続けるのが不安になります。
確かに荒々しい磯場でしたが、磯肌をPEラインがなぞっただけで毛羽立ちになるとは思いませんでした。
試しに、わざと岩に擦り付けてみたところ少し力を入れるとパツッ!と切れてしまいました。
0.6号の細いPEでしたが、気をつけなければならないなと思いました。魚が根に入る前に浮かせることができる強度もあり、海中戦では強いものの、陸上、特に仕掛け直しなどをしている最中の岩場には気を付けたいものです。
その経験をしたときは遠征をしていたため
普段使っているこちらの竿受けを持っていなかったため
竿受けの重要性を再確認しました。これがあるだけで非常に便利になります。
装備を充実させ一段とレベルアップしいままで口を使わなかった魚を釣れるようになればと思います。
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