ご存知でしょうか!?メジナ・グレもルアーで釣れるということを。
浅い岩礁や磯場に生息しており、引き味の楽しめる美味しい魚のメジナをルアーで狙うためのタックル仕掛けを見ていきましょう。
目次
メジナ・グレの食性は?
メジナの釣り方と言えばフカセ釣りを想像する方も多いのではないでしょうか?
バッカンいっぱいにオキアミと配合エサを準備して磯や堤防でウキ釣りをしている人を見たことがある人も多いはずです。
主食はオキアミと思われている方もいるかもしれません。実は、メジナ・グレは、雑食性です。
海の冷たい寒い時期には、海藻などを主食としています。
一般に美味しいといわれている時期がこの海藻を食べている時期で、温かい時期になると少し身に磯の臭いが感じられます。
夏は主に甲殻類、ゴカイなどの小動物を捕食しています。
この時期はメバルやアジのワームで狙いやすい時期となります。
かつて、静岡地方ではミカンを利用する事もあったと言われています。
当時は、市場や工場排水から海に流れ出たみかんをメジナが食べていたそうです。
メジナ・グレのルアー釣りの可能性
ルアーで釣る為にためには、警戒心を与えないことが重要になります。
本来メジナは非常に臆病な性格で、聞きなれない音や光、影や動きなどを察するとすぐに隠れたり逃げたりしてしまいます。
ダイビングをしている方ならわかるかもしれませんが、大型のメジナほど岩陰に隠れてじっとしていることも多いです。
そのためにルアーで狙う時間帯は、警戒心の薄れた夕方から夜釣りが有効でしょう。
メジナってルアーに食ってくるって知ってました? 2匹連続釣れましたよ♪#メジナ #シンペン #西海橋 pic.twitter.com/1NhgIc8L8C
— 中村 正弘 (@kohobutyou) December 25, 2016
メジナを釣る時期
メジナをルアーで狙うなら、比較的水温の温かい15度~20度ぐらいの時期が有効です。
しかし、海水温が23~25度を超えてくると、低水温を求めて深場に移動してしまいます。
そのため、高水温期の真夏は少し難しくなります。最も狙いやすい時期は梅雨時期と秋でしょう。
水温が程よく安定し、釣りをする人間にとっても釣りがしやすい時期でもあります。この時期は魚の活性も高く、メジナだけでなくほかの魚も釣れますし、初心者にとっても楽しく釣りをすることができる時期です。ルアーで釣れなくてもエサで釣ってしまうことも可能になります。
なぜ、メジナ???
ルアーが小さ過ぎ? pic.twitter.com/ZCnJWWSI1N— いもばぐ (@Bug934Imo) October 9, 2018
メジナ・グレを釣るルアータックル
基本的にはメバルを釣るときと同じようなタックルです。
もともと磯場や堤防でメバルを狙っている人が、メジナをルアーで掛けたことからルアーの可能性が出てきました。
使用するのは0.2~0.5gのジグヘッドとメバル用ワームそしてフロートです。
Fシステムというアジングやメバリングの遠投系のリグとして使われるフロートを利用した釣りです。
遠投して潮の流れに乗せて漂わせることのできるこのシステムは、スイミングやフォールでワームを自由に扱うことができます。
●F(フローティング)モードでの基本アプローチ●
シャローフリークを使用した『Fシステム』には、様々な使用モードがあります。
その一つが、最も基本となる[F (フローティング)モード]です。 [ F (フローティング)モード]は、シャローフリークに設定されている残浮力値未満のジグヘッドを組み合わせた状態のリグを指します。
例えば、シャローフリーク F-10.5gの残浮力値は0.6g。
これに0.6g未満のジグヘッドを組み合わせるとシャローフリークは海面に浮いた状態となり、リーダーの長さ分の深さまでしかジグヘッドを沈めることができなくなります。水面直下のレンジに的を絞って攻略できる最も基本となる使用モードです。
タックルについて
ロッド9フィートほどのもの
リール ストラディック 2500HGS
ラインPE 0.5号
フロート15g
ジグヘッド 0.2g
ワーム デカマッカム ハンドポワード製
ルアーでの釣り方
釣り方としては、低水温期は、海藻を主食としているため、海藻が海を漂うイメージで流していく釣りになります。
海水温が上がれば、甲殻類やゴカイなどを食べるようになるため、それに似せた動きとなります。ゆっくりとしたリフト&フォール、一定のタダマキが有効になります。
磯や堤防では、メジナだけでなくメバルやアジが釣れることも多いです。グレを釣るだけでなく他の魚も釣ってしまえといった感覚で挑むと楽しめるかと思います。
ルアーでメジナ・グレを釣るのは簡単ではありませんが、これから流行する可能性のある面白い分野でもあります。
フカセ釣りやルアーシーバスのついでに狙ってみるのも面白いかもしれません。
ご質問がありましたので追記いたします。
メジナの食性は雑食性です。エサへの適応性は非常に広く、動物食や藻類も食べます。
その地域で採りやすいエサを捕食しています。オキアミなどの普段食べているものへの反応は良いです。
それと、重要なのがタイミングです。太陽が雲にかかった瞬間であったり、潮の流れが逆になったりほんのわずかなことで魚にスイッチが入る瞬間があります。
磯釣りでオキアミを撒きながらその中に針付きのオキアミを流しても食わないときには、ルアーにも反応しません。一方で、スイッチの入ったメジナは、積極的にエサを追い求めます。
場所によっては、小魚を捕食し、ジグで魚が釣れることもあるようです。
毎日釣り人がオキアミを撒いているような場所で、ジグやルアーで釣るのはなかなか難しいものですが、南伊豆の沖磯で、熟成アクアの活アジコムシをジグヘッドで使用した際にメジナが釣れたことがあります。
オキアミと似ていて食ってきたのか、エサとして認識したのかはわかりませんが、ルアーの可能性を感じました。
場所によって捕食しているエサが違うため、一概には言えませんが、オキアミなどに近い、メバルやアジ用のソフトルアーが適しているのではないかと思われます。
エサ釣りにはかなわない
メジナ・グレはルアーでも狙うことができますが、正直、フカセ釣りなどのエサ釣りほどよく釣れるわけではありません。
オキアミなど3kgに集魚剤をプラスして餌を撒き続けてやっと釣れるのがグレです。
多い時では10㎏のオキアミに集魚剤が4袋など使います。
エサ釣りは、やはり寄せられる魚の量が違います。特にグレは群れで生息しますので、群れの一部が捕食し始めるとそれをみた他のグレも捕食活動をとり始め、一気に釣れはじめます。
ルアーでグレを狙う際には、邪魔にならないようにフカセ釣り師の潮の下流を攻めるのが得策でしょう。
おこぼれをいただくことになりますが、ルアーでグレが釣れる確率は上がることでしょう。
くれぐれもフカセ釣り師の迷惑にならないように十分に距離をとって釣りをするように気を付けてください。
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