チヌのフカセ釣りに欠かせない配合エサですが、一般の配合エサはなかなか高価なマキエなのではないでしょうか。
低価格ながら使いやすく、それなりに釣果を上げている実力商品のチヌベストの配合と評価を見ていきましょう。
チヌベストとチヌベスト白
チヌベストには通常のチヌベストとチヌベスト白があるのをご存知でしょうか?
まずこちらが、チヌベスト
釣具店での取り扱いも多く、ウエットタイプですぐに使える配合エサになっています。
そして、チヌベスト白がこちら
実はチヌベスト白は、愛知県岐阜県を含む、西日本限定の製品です。
通常のチヌベストとは違い、ウエットタイプではありません。
粉の配合エサになります。その名の通り、白い粉が多く、濁りを引き立てやすい配合エサといえるでしょう。白い濁りによって魚の警戒心を解くことも期待できます。
また、チヌベスト白は、濁りだけでなく比重も重たくなっています。軽く流されてしまうような濁るエサではなく、しっかりと、棚まで配合エサを届けることができるようになっています。
若干ながら遠投性能も付加されており、中程度の比重に、適度なまとまりを持ち合わせています。
チヌベストの評価
チヌベストの評価としては、単品での使用も可能ですが少し集魚性能が欲しいなといったところです。オキアミや、アミエビを加えて使うと良いかと思います。
水面で散るようにばらけたかと思うと、固まりとなっている部分はしっかりと残り、タナまでコマセを効かさえることができます。
比較的深いタナにも効かせることができ、チヌベストをバッカンで練りこんで、圧力を加えて空気抜きをしてあげると底まで届くようなエサに仕上がります。
チヌベストの配合は?
チヌベストには、酒粕、養殖用のペレット、コーンや貝殻など、チヌ釣りに欠かせない素材を配合しています。
水中では、このように、ペレットや麦、コーンなどがヒラヒラと落下していくことでルアー効果を期待できます。
視覚的な効果は、よくできているのですが、匂いや味といったところで他の製品に怠ってしまうように感じます。値段も安いため仕方ないのかもしれませんが、もう少し、匂いや味といった部分で動物性のたんぱく質を配合して、集魚性能を高めたいものです。
釣り場で、チヌがそこにいるとわかっている場所であれば問題なくこれ一つで使うこともできますが、初めての場所や近くにフカセ釣りをしている人がいる場合、魚がそちらへ引っ張られてしまうため、オキアミかアミエビは最低限加えておきましょう。
いつでも使える便利なオキアミとしてサッとオキアミがあります。
常温保存でき、車においておけばオキアミが足りなくなったときにも使えます。
私はこれを2本一度に追加するようにしています。一本だけだとすこし少ないように感じます。これかアミ姫を入れてもいいでしょう。
チヌベストのブレンドは?
チヌベスト単品でも使えないことはないですが、やはり集魚性能の優れた配合エサとブレンドすることをおすすめします。
チヌベストと相性の良いエサは、チヌパワーです。
集魚性能抜群のチヌパワーと濁りと増量をかねてチヌベストを加えると良い配合エサが安く仕上がります。
チヌベスト 一袋にチヌパワーを半袋、そして水を300㏄入れて、オキアミを1キロ加えてあげると、コストパフォーマンスに優れたエサに仕上がります。
そのほかにも水深のある釣り場や、底付近を狙いたい場合のブレンドをご紹介します。
ポイント釣法
当日の撒き餌
オキアミ3kg
チヌベスト1袋
MP1袋
コーン1缶 pic.twitter.com/D8LEZUYwry— 牛後(ぎゅうご) (@lwud3msaAfeSzya) October 7, 2018
こちらのブレンドは、MPのまとまりでエサを遠投することもでき、しっかりと自分の釣る場所を作って釣りをするのに向いています。流れの緩やかな水深のある場所がよいでしょう。
まとめ
低価格ながら使える配合エサとしてチヌベストをご紹介しました。配合エサの中でも初心者から中級者に使いやすいエサだと思います。お金をかけずにチヌ釣りをしたいという方にはおすすめできるエサでしょう。
しかしながら、本気でチヌを釣りたいとなると、それなりの量の配合エサとしっかりとした配合内容が必要となります。
自分の釣りスタイルに合わせてチヌ釣りを楽しんでみてください。