ヘラブナ

ヘラ浮きのおすすめと一志、忠相、クルージャンを使った感想と高級ウキの違い。

2023年2月11日

ヘラブナ釣りにおいて魚の食い気や寄り具合など水中の様子を教えてくれるヘラ浮きは、選び方一つで釣果に直結する重要なアイテムです。

ウキを変えれば釣果が変わる。そう言っても過言ではないでしょう。

ここでは、高級品と言われる一志、忠相、種類の多いクルージャンなど使ってみた感想やその違いについて見ていきます。

 

ヘラ浮きの特徴とは?

 

ヘラブナ釣りのウキは、棒ウキを基本として、非自立のウキとなっています。

釣りにはこうでなければならないという固定観念はよくないかもしれませんが、ヘラブナ釣りはゲームフィッシングとして楽しまれることが多く、管理釣り場での例会や釣り大会などルールに基づいて釣りをすることが多いです。

そのため、ヘラブナのウキについては、このルールに従った形状をしていることが基準となっています。

(もちろん野池や川などの野釣りでは玉ウキを使ってもいいですし、チヌウキを使っても釣れないことはないでしょう。)

 

 

 

ヘラ浮きは高級な方が釣れる?

高級なヘラ浮きは、ヘラブナを釣るためのこだわりが半端ではなく、1㎜の違いや、使用する塗料、接着剤に至るまでこだわりがあります。

これは、ほんの少しの違いが大きく釣果に影響するためで、ウキの作者や作られたウキよって個性があるのが面白いところです。

ここでは、何がどのように違ってくるのかをみていきましょう。

高いウキほど釣れるのかというと、ウキだけ変えれば釣れるようになるわけではありません。

どんなにウキがよくてもエサが悪いとヘラブナは食ってきませんし、タックルバランスが悪いとウキの性能をつぶしてしまいます。

 

しかし、競技などで人よりも魚をたくさん釣ろうと思うと高級なウキが必要だと感じます

なぜなら、ウキによってアタリの出る回数やサワリの表現、エサの棚への届けやすさなどが大きく変わるからです。

 

高級と言われるウキは1本約10,000円前後、高いものだと15,000円ぐらいとなります。

なぜここまで高くなるのかというとヘラ浮きは手作りで作られていることが多く、ボディーに孔雀の羽根を使っていたり希少な素材が使われているからです。

 

またトップの塗りやボディーの絞り具合など職人による細かな調整を幾度となく繰り返すので、ひとつのウキを作るのに時間がかかり、市場に出回る供給量も少なく希少価値が高くなります。

そのため、人気なヘラ浮きが高いのはもちろんのこと、買いたくても買えないということもしばしば起こります。

 

高級なウキを使ってみて感じることのひとつにウキの立つ速度が速いことがあげられます。

高級ウキを模倣したような形状のウキは着水してからの立ちが遅いです。

ウキがすぐに立ち上がるということは、落ち込みのアタリを素早く取ることができ、釣果にも直結してきます。

また、タナまでエサを届けやすく、魚のサワリもよくわかります。

一度高価なウキを使うとその魅力を感じることができるかもしれません。

 

次に代表的なヘラ浮きをみていきましょう。

忠相ウキ

ヘラ浮き忠相の作者は石井忠相氏になっています。

プロフィール

1974年生まれで埼玉県さいたま市在住。長竿のチョーチン両ダンゴを得意とし、管理釣り場ばかりでなく野釣りでも活躍しています。所属する五月へら鮒会では、平成17・19・20・21・22・23年に年間チャンピオンとなり、「コンテンポラリー・リーダース」会長、「五月へら鮒会」幹事長、「FSH」顧問、「地球倶楽部」特別会員、「筑波湖愛好会」相談役です。

 

私のお気に入りは、ツアースペックアローPです。

孔雀の羽根1本取りで、小型ながら高い浮力があり、足も綺麗なカーボンになっています。

浅いタナのウドンセットなどに活躍してくれ、冬場の風のある時期や流されやすい釣り場でもバランスよく立ち上がります。

 

高い視野性能のトップで非常に見やすく、抜きのセットや持たせのセットと自由自在に使えます。

 

また、かなり古いウキですがツアースペックPBなどの底釣りのウキは魚の反応が見やすく、重宝しています。

竹足でバランスよく、野釣りから管理釣り場まで底釣りを楽しませてくれます。

 

もうひとつは廃盤の製品にではありますが、Zツアーも夏場のかっつけ両ダンゴでよく使うウキのひとつです。

甲南へらの池などで好釣果をあげてくれたウキで、両ダンゴだけでなくデカバラケのウドンセットにも使えます。

 

他にも忠相ウキにはかなりの種類が豊富で、どんな釣り場でも対応できどんな釣り方もできるように様々なウキが販売されています。

好みのウキを見つけるのは難しいかもしれませんが、一度使ってみると手放せなくなるそんなウキが多くあります。

 

一志ウキ

ヘラ浮きの一志を作者は萩野孝之氏となっています。

プロフィール

1969年生まれの埼玉県吉川市在住で、管理釣り場から野釣りまであらゆる釣りをこなすオールラウンダーです。メーカー主催のトーナメントでも活躍。’03 ’04シマノジャパンカップにて2連覇。マルキユーM-1カップでも’15 ’16に2連覇、’18 ’19にも2連覇を達成し計4回のM-1を制し「プロジェクトウィン」会長、「ゴールデンクラブ」検量部門役員、「寿会」所属

 

一志は希少なウキとなっており、現在、手に入れるのも難しいかもしれません。

私も一志のウキを手に入れるのに1年半かかりました。

入荷と同時に購入しなければ変えないこともしばしばです。

特に人気のDゾーンは、ヘラブナウキの取り扱いのある店舗を何件もはしごした記憶があります。

このウキは、メーター両ダンゴの落ち込みアタリや上げアタリ、ぶら下げてからのアタリがとりやすいウキとなっていて、トップがセルパイプなので軽量でわずかなアタリも表現してくれる優れものです。

 

最近では細パイプトップの DゾーンV3バージョン というブルーの限定モデルもあり、どこかに売っていないかと探しているところです。

 

一志はダンゴだけでなくセットでも希少なウキがでています。

セットスピリットシリーズは、PCムク、グラス、パイプと持たせから抜きのセットまで対応できます。

PCスラントや底釣り、フリーフェザーなども勝負するためのウキが多くあります。

なかなか手に入らない希少性もありますが、同時にしっかりと作り込まれた非の打ちどころのないウキで、眺めているだけでも楽しませてくれます。

 

クルージャン ウキ

クルージャンはそこまで高級ではないのでヘラブナ釣りを始めてみたい人にもおすすめできるウキです。

 

見た目ほどオモリを背負わないところやトップが折れやすい点など、やや物足りない部分もありますが、価格が3分の1以下なので仕方ありません。

 

 

ウインターバージョンやサマーバージョンなど状況に応じたウキが数多くあり、ウキとして必要なサイズや素材などは特殊な釣りをしない限りクルージャンだけで成り立ちます。

 

高級なウキと比べると立ち上がりの速度やヘラブナのサワリの表現などが少し小さく感じますが、よくわからないメーカーのウキと違ってきちんとウキが動いてくれます。

 

どんなウキを買おうか迷っている人であれば間違いなくクルージャンがおすすめです

 

クルージャンを使い倒して、さらにここの場面でこの動きをしてくれるウキが欲しいというときに、忠相や一志を使ってみるといいかと思います。

 

クルージャンにも様々なウキの種類がありますので、全然クルージャンで十分だと感じる人も多いと思います。

 

まとめ

ここでは高級なウキを使ってみた感想と、おすすめのウキなどを簡単に見てきました。

ヘラブナ釣りは奥の深い釣りで、その人にあった釣り方や道具を見つけることも楽しみのひとつです。

伝統工芸品ともいえるヘラブナ釣りのウキは、高級なものほど希少性がありこだわりの詰まったウキなので、一度使ってみるものいいかと思います。

 

ウキだけでなく、竿や万力などにも素晴らしいものがたくさんあります。

ヘラブナ釣りは使う道具でも楽しみ方が変わります。

使ったことのないタックルやエサなどいつもと違った釣りをしてみてはいかがでしょうか。

 

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