カサゴ ジグ・ルアー

ダイワのリアルオキアミの評価とインプレ。チヌや真鯛の釣果は?

まるで本物のような形をした、ダイワの「快適リアルオキアミ」。食品サンプルのように丁寧に作られており、魚より先に釣り人が釣られてしまいそうなワームです。

買ってみたのは、生オキアミとボイルオキアミのSサイズ。普段フカセ釣りで使っているオキアミにそっくりで、細かいところまで見たくなりますね。

使い方として面白いのは、小さなジグヘッドと組み合わせて、メバルやカサゴを狙う釣りです。ただし、本物そっくりだからといって、付けておけば必ず食ってくるわけではありません。針への付け方や沈め方も大切になります。

リアルオキアミのインプレ|生とボイルの見た目が面白い

まず気に入ったのは、オキアミらしい色の入り方です。生オキアミとボイルオキアミは、本物の画像を使ったプリントカラーになっています。

生オキアミとボイルオキアミを見比べる

こちらが生オキアミです。

普段見慣れているエサだけに、甲羅の赤い模様があると一気に本物らしく感じます。単にピンク色に塗ったワームとは、見たときの印象が違いますね。

こちらはボイルオキアミ。


私が選んだのは、この2色です。並べて眺めていると、フカセ釣りで生とボイルを使い分けるときのことが頭に浮かびました。ただ、ワームのカラー名が同じでも、本物の生エサとボイルエサの性質まで同じになるわけではありません。

甲羅の赤い部分まで再現されているので、どちらから試そうか迷うのも楽しいところです。私はまず生オキアミを選びましたが、これは見慣れた色から使いたかったという好みの話。色だけで釣果の優劣は決められません。

足や黒目まで作り込まれている

小さな足もかわいらしく、オキアミらしい輪郭を出しています。

さらに、くりっとした黒目まで付いています。こういう細かい作りを見ると、釣具というより小さな模型を眺めているような気分になりますね。

ただし、針を付けるときは見た目より針先が出る位置とボディーの収まりを優先したいところです。きれいな形を崩したくなくて無理に針を通すと、体がねじれることがあります。

リアルな形を活かすには、セットした後の姿勢まで見る。パッケージから出したときだけでなく、水に入れたときの向きも気にしておくと使いやすくなります。

購入したモデルと「タフ」は分けて選ぶ

この記事の写真は、私が購入した「快適リアルオキアミ」です。別に「リアルオキアミワーム タフ」もあり、こちらはエラストマー素材を採用しています。

タフはM・L・LL・3Lの展開で、アミノXとシュリンプオイルを配合。素材やサイズが違うため、写真のSサイズを探している場合は商品名まで見て選びたいですね。詳しくはダイワのリアルオキアミワーム タフで確認できます。

本物のオキアミの代わりになる?

リアルオキアミは、生エサを触らずにオキアミ型のルアーを使いたいときに便利です。一方で、フカセ釣りの付けエサを、そのまますべて置き換えるつもりでは選ばないほうがよいと思います。

購入した快適リアルオキアミには、アミノXとシュリンプパウダーが配合されています。見た目に加え、においや味にも工夫されたワームですが、それだけで生オキアミと同じ食い込みになるとは限りません。

私は普段のフカセ釣りで、付けエサが撒き餌にどうなじむかを気にします。見た目がそっくりでも、沈み方や針を付けた姿勢が違えば、同じようには流せません。リアルオキアミでは、まずこちらから動かして誘う使い方を試したくなりました。

生エサの解凍や汁の処理をせずに済むのはありがたいですね。ただ、ワームに替えたら手荒れを必ず防げる、というものではありません。手のトラブルが気になる方は、こちらの記事もどうぞ。

釣り人の手荒れと皮剥けの原因と対策

リアルオキアミの付け方とジグヘッドの選び方

Sサイズなら、まずはボディーに合う小さなフックのジグヘッドを合わせます。重さだけで選ぶと針が大きすぎることがあるので、針をワームの横へ当てて、針先の出口を確かめると付けやすいです。

尾側から刺して、針先をしっかり出す

尾側の端から針を入れ、ボディーを必要以上に引き伸ばさず、針の形に沿わせて背側へ針先を出します。フックの軸が長すぎて体が突っ張るなら、小さなフックへ替えたほうが収まりやすいでしょう。

私は最初、奥まできっちり刺したほうが外れにくいと思って、ボディーを押し込みすぎました。横から見ると体が寄っていたので、一度抜いて刺し直すことに。深く刺すことより、ねじれを残さないことを意識したほうが扱いやすかったです。

尾の先が切れたような形なので、そこから針を入れられます。ただし、この形だから絶対に回転しないとは考えず、足元で軽く引いて、横倒しや回転がないか見ておきます。

最初は1.5〜3gを目安に、底が分かる重さへ

風が弱く、流れが緩い港内で小型の根魚を狙うなら、ジグヘッドは1.5〜3g程度を出発点にすると組み立てやすいです。これは固定の正解ではなく、水深や風に合わせて変えるための目安です。

軽くて着底が分からないときは、一段重くします。逆に、すぐ底へ落ちてしまい、ゆっくり見せたい層を通せないなら軽くする。軽さを優先するより、どこを通しているか分かることが先ですね。

キャスティングの店舗では、テンヤに付けた状態の水中での動きを見ることができました。

そこで私が気になったのは、止めている姿より、持ち上げた後に落ちていく向きでした。形がリアルでも、オモリと針が付けば見え方は変わるので、自分の仕掛けでも沈む姿を見ておきたいと思いました。

おすすめのタックル|手持ちのライトゲーム用で楽しめる

専用の道具を一式そろえる必要はありません。使うジグヘッドとワームの合計重量を扱えるロッドを基準に、軽いスピニングタックルを組めば楽しめます。

ロッド|ファーストキャスト FCS-T762L

メジャークラフトのファーストキャスト FCS-T762Lは、候補のひとつです。

全長7フィート6インチ、ルアー適合重量は0.5〜7g。仕様はメジャークラフトの2024年カタログにも掲載されています。小型ジグヘッドを使ったメバルやカサゴ狙いに合わせやすい範囲ですね。

バスロッドやトラウトロッドを使う場合も、投げられる重さを確認します。「5gを投げられる」だけでなく、自分が使いたい軽い仕掛けを操作できるかが大切です。

リール|セドナ C2000Sなどの小型スピニング

シマノのセドナ C2000Sなど、2000番クラスの小型スピニングが合わせやすいでしょう。

手持ちが2500番なら、それを使うところからでもよいと思います。選ぶときはロッドに付けて重く感じすぎないことと、使う細さのラインを適量巻けることを見ておきます。

ライン|PE0.6号を使うならリーダーも付ける

元々候補にしていたのは、8本編みのPEライン0.6号です。

PE0.6号は小型の根魚狙いにも使えますが、ごく軽いジグヘッドでは風や流れによって糸が膨らみ、操作しにくく感じることもあります。飛距離や感度だけでなく、糸ふけを管理できるかも見たいところです。

PEラインの先にはフロロカーボンのリーダーを付けます。小型の根魚を開けた場所で狙うなら、まずは4〜6lb程度を目安にし、根の荒さや狙う魚、ロッドとのバランスに合わせて調整しましょう。

フロロカーボンを道糸として使う方法もあります。どちらでも、底や壁へ擦った後は先端を触って確認し、ざらつきがあれば傷んだ部分を切って結び直すことが大切です。

アクションは小さく持ち上げてフォールさせる

カサゴなど底付近を狙うときは、着底させてから竿先で小さく持ち上げ、再び沈めます。大きく跳ねさせ続けるより、持ち上げた後に食わせる間を作ると、変化を見やすいでしょう。

基本の動かし方

  1. 投げたら余分な糸ふけを取り、ラインを張りすぎずに沈める。
  2. ラインが緩む、穂先の重みが抜けるなどの変化から着底を捉える。
  3. 竿先でチョンチョンと小さく持ち上げ、再びフォールさせる。
  4. 反応がなければ少しずつ通す位置を変える。

私が港内の岸壁際で試したときは、沖へ投げると横風で糸が膨らみ、どこまで沈んだか分かりにくくなりました。そこで投げる距離を短くし、手前の底を取り直しました。

すると、持ち上げた後にラインが緩むタイミングを追いやすくなりました。ただ、その場ですぐに魚が釣れたわけではありません。まず仕掛けの動きを自分で把握できたことが、次の投入位置を考える手掛かりになりました。

フォール中のコツンという感触や、沈んでいる途中で不意に止まる動きには気を配ります。ただし、感触だけでフグ、カワハギ、ベラと魚種まで決めることはできません。

メバルを狙うなら、毎回底まで落とさず、沈める時間を変えて中層も通してみます。ゆっくり巻く釣りも組み合わせると、底だけを探っていたときとの違いを見やすいですね。

ボディーには張りがありますが、噛まれても無傷というわけではありません。小さなアタリが続いた後は、欠け、針穴の広がり、ボディーのずれを確認します。

⚠ 注意:底へ置いたまま引きずり続けない

根の多い場所では、着底後に長く放置すると根掛かりしやすくなります。引っ掛かった仕掛けを竿で強くあおると、外れた針やオモリが飛んでくることがあるので、無理にあおらないようにしましょう。

リアルオキアミで釣れないときに見直すこと

リアルオキアミで反応がないからといって、魚が相当食い渋っているとは限りません。魚のいる層を通せていなかったり、仕掛けが回転していたりすることもあります。

ワームを替える前に、姿勢・重さ・通す場所の順で見直すと、何を変えたか整理しやすくなります。

  • 姿勢:曲がって刺さっていないか、針先が埋まっていないか。
  • 重さ:狙う層へ届いているか、沈むのが速すぎないか。
  • 場所:同じ着水点ばかりでなく、壁際や少し離れた位置も通したか。

違う反応を見たいときは熟成アクアも候補

それでも反応がなければ、エコギアの熟成アクア 活アジシリーズも面白い選択肢です。

例えば熟成アクア 活アジストレートは、細長いボディーとスリットが特徴。リアルオキアミとは形や曲がり方も違うため、においだけを比べるつもりではなく、見せ方も変える選択として使えます。

柔らかいワームは、魚にかじられて傷むことがあります。先がなくなったら「魚がいた」という手掛かりにはなりますが、それだけで本命が食ったとは言い切れません。残った形や針の位置を見て、交換するか判断したいですね。

活アジストレートは乾燥を防ぐために保存液へ浸して保管し、使ったものは未使用品と分けます。リアルオキアミを同じ液へ混ぜず、それぞれの製品に合った状態で持ち歩くと管理しやすいです。

また、素材の特徴にかかわらず、ちぎれたワームや使い終わったものは持ち帰りましょう。

ブラクリやマイクロテンヤにも使える

リアルオキアミは、ジグヘッド以外にブラクリやマイクロテンヤへ合わせる使い方もできます。ここでも大切なのは、ワームの大きさに針を合わせ、針先を隠さないことです。

マダイ狙いのテンヤで試す場合は、小さなSサイズを大きなエビ用の針に無理に合わせず、針とワームのバランスを見ます。本物のエビと同じ付け方や沈み方になるとは限らないので、まずは仕掛けに収まるかを確かめたいところです。

なお、ここまで紹介したライトゲーム用タックルを、そのまま船のマダイテンヤ用にする話ではありません。船ではテンヤの重さや水深に合った専用タックルを使います。

まとめ

リアルオキアミは、生オキアミやボイルオキアミの細かな模様まで楽しめるワームです。手に取って眺めたくなる仕上がりは、やはり面白いですね。

まずは小さなジグヘッドで姿勢を確認し、狙う層を通すところから。反応がなければ重さや場所を見直し、それから違う形のワームも試してみる。見た目のリアルさと、自分で操作する楽しさを組み合わせると、使いどころを探す釣りができます。

あとがき

このワームを買ったとき、最初にやったのは針を付けることではなく、生オキアミとボイルオキアミを並べて眺めることでした。普段のフカセ釣りでは、オキアミを手に取ったら身の張りや大きさを見て、そのまま針へ刺します。足の形や目の位置まで、じっくり眺めることはあまりありません。それなのにワームになると、こんなところまで作ってあるのかと気になってしまう。釣り人は面白いものですね。

私は生オキアミを見たときの色が特に気に入りました。いつものエサに近いものを使えば安心するという気持ちもあったと思います。釣れるかどうかより先に、自分が使ってみたいと思えること。新しい釣具を買うときには、案外その気持ちが大きいです。理屈だけで選ぶなら、すでに持っているワームで十分なこともあるのですが、それでも試したくなるものがあります。

ところが、実際に針を付けようとすると、眺めていたときとは気になるところが変わりました。小さな体のどこから針先を出すか。体を寄せすぎていないか。持っていたジグヘッドでは針の軸が長く感じられ、ワームのきれいな形を優先すると収まりが悪い。そこでようやく、見た目の完成度と仕掛けとしての扱いやすさは、別々に考える必要があると感じました。

本物のオキアミなら、頭を取ったり、尾を切ったりして針へ合わせることに、それほど迷いません。ところが、このワームではせっかくの形を残したくなります。丁寧に作られた足や黒目を見ると、余計にそう思うのかもしれません。釣るための道具なのに、形を崩したくなくて付け方を迷っている自分には少し笑ってしまいました。

店頭で水中の動きを見たことも、印象に残っています。手の上で眺めているだけなら、色や輪郭へ目がいきます。でも水の中に入ると、どちらを向いて沈むか、持ち上げた後にどう落ちるかが気になりました。魚からどう見えているかまでは分かりませんが、自分の目で確かめられることは思っていたより多いですね。

岸壁際で使ったときも、私は最初、遠くへ投げて広く探ることばかり考えていました。糸が風に取られても、そのうち底へ着くだろうと待ってしまう。今になって思うと、ワームの見た目には期待していたのに、そのワームがどこにあるかには無頓着でした。近くへ落として動きを追い直すと、今度は釣れるかどうかより、次にどこへ入れるかを考えられるようになりました。

そのとき、すぐに釣果が出てくれれば気持ちよく終われたのですが、そう都合よくはいきませんでした。ただ、釣れないままでも、仕掛けを回収するたびに付け方を確かめる意味は分かりました。ワームを交換することは簡単ですが、その前に、自分がどう使っていたかを見返す。新しい道具ほど、期待に任せず一度足元で見ておきたいと思います。

次に試すなら、同じジグヘッドで生オキアミとボイルオキアミを交互に使い、通す場所をそろえてみたいですね。どちらがよく釣れると決めるためというより、自分がどちらを見やすく、扱いやすく感じるかを知りたいです。魚の反応だけでなく、使っている間に何が気になったかまで覚えておくと、買ったときには分からなかった好みが出てくる気がします。

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