海水の釣り

釣り人の手荒れと皮剥けの原因と対策。どうすれば治るのか。

2020年1月14日

時期を問わず、釣りをする人で、手の皮が剥ける、荒れてしまうと悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。

特に海の釣りをする人に多いこの手荒れは何が原因なのでしょうか、またどのように対策していくとよいでしょうか?

手荒れの原因

海釣りをした1週間後ぐらいに手の指に小さなマメが潰れたような、皮がめくれた状態になっていることに気づきました。

 

最初は、磯場で傷をつけたかなと思ったり、魚のヒレが刺さったのかなと思っていましたが、そこから皮がめくれはじめ、指先全体の皮がペロリと剥けてしまうようになりました。

 

いろいろと調べた結果、わかった原因は、フカセやサビキなどで使っているオキアミが指の皮を溶かしていることがわかりました!

 

オキアミが原因

皮膚科に行ってみても原因がわからず、ストレスか皮膚病かと思っていましたが、ある時、釣りの1週間後に必ず手荒れが起こっていることに気がつきました。

これは何かの酵素じゃないかと考え、原因を探すとオキアミにはタンパク質を分解する酵素が含まれていることがわかりました。

 

原因となっている酵素はプロテアーゼと言われています。

 

このプロテアーゼという酵素によって、オキアミは変色して黒くなったりします。

 

オキアミは生物学的には動物性のプランクトンに分類されます。見た目はエビのようですが、プランクトンの一種なのです。

 

 

オキアミに添加されている保存液や集魚剤が、手荒れの原因かと思われましたが、実はそうではなく、オキアミ自身が持つ消化酵素によって指のタンパク質が分解されていることに気が付いました。

 

 

消化酵素であるため、ボイルしてあるオキアミであれば、少しはマシになるようです。

 

アミエビと生オキアミ、ボイルオキアミの違い。釣れるのはどのエサ?

 

予防方法

釣りをする上でできる限りオキアミに触らないようにエサを混ぜ合わせたりするようにしてください。

 

 

付けエサも針付けしたらしっかりと手をふき取るか洗うようにしておくとよいでしょう。

 

ガードバリア 皮膚保護バリアクリームを釣行前に使うと手荒れの心配が軽減します。

 

 

近くのドラッグストアには売られていませんでしたが、Amazonなどのネット販売はされています。

 

ガードバリアは、水洗いの仕事が多い飲食関係や医療機関などでも使用されており、頻繁に水を使ったり消毒を繰り返す方の手のダメージ軽減してくれます。

 

水だけでなく、自動車整備や塗装、印刷関係などハンドクリームでは対応できないときに活躍します。

 

 

使われている場所:釣りだけでなく、病院、クリニック、歯科医院、介護施設、ガソリンスタンド、理容室、クリーニング店、園芸、印刷、塗装などさまざまな分野で、手を保護するために使われています。

 

 

使い勝手

ジェル状の液体で、乾きもはやくなじみこみもいいと感じました。

 

海水に濡れてもタオルでふき取っても問題なく効果が持続します。

 

これで手荒れの心配なく釣りに集中することができるようになりました。

 

釣りを終えたらしっかりと石鹸で手洗いを行い、保湿することを忘れないようにしましょう。

 

 

手荒れ対策には保湿も重要

オキアミやイソメなどを触ってそのままにしていると皮膚がボロボロになってしまうので、手洗い用の石鹸でしっかりと洗い流す必要があります。

 

しっかりと洗い流したら保湿をすることを忘れないようにしてください。

強い石鹸であればあるほど、皮膚の油分まで落としてしまいます。

 

結果として乾燥してさらに手荒れが悪化する可能性があります。

 

手を水や湯洗いした後は、すぐに清潔なタオルで拭いてハンドクリームやワセリンなどで保湿するようにします。

 

 

エタノールにも注意

新型コロナウイルスの感染対策の影響もあって、飲食店などお店に入るときにはエタノールや次亜塩素酸消毒液で手を消毒する機会が多くなりました。

その結果、手の油分も流れてしまい、手が乾燥した状態になります。

乾燥した状態では、その上から保護剤を塗ったとしても効果を発揮できません。

 

ペンキなどの塗装で下地が乾燥していてバキバキの状態で塗装しても綺麗に塗れない同様に、手の乾燥も保護剤の効果を半減させます。

 

 

定期的にハンドクリームを塗りなおしたり、お風呂上がりの保湿を忘れないようにしましょう。

 

 

手荒れを治すには

どんなに注意していても、釣りをしている最中に手荒れを気にしていては釣りになりませんし、気づけば手が荒れていたということもあるものです。

 

手荒れがあまりにもひどく、ハンドクリームでは対応できない場合にはヒルドプレミアムが効くかもしれません。(※効果には個人差があります)

 

飲食店の洗い場や美容師などにも愛用されているクリームです。

 

処方箋なしで買えるヘパリン類似物質配合の薬用クリームで、産婦人科などでも処方されています。

 

冬場の乾燥で指先のぱっくり割れやあかぎれができてしまったときなどこれを塗ってから寝るとよく治ります。

 

我が家では3か月で6本ほど消費しており、これなしに冬場の調理や洗濯などはできないと思っているほどです。

 

もちろん釣り帰りの手荒れにも最適で、保湿作用が手指の潤いをしっかりとキープしてくれています。

まさに釣り人の救世主とも言えるでしょう。

 

 

 

 

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