フカセ釣りで必須の柄杓ですが、釣りを終えた後はカップだけでなく、シャフトにも案外餌が付いています。
そのままロッドケースに入れて、使っていない竿まで汚してしまったことがありました。そこで買ってみたのが、シマノの柄杓ケースです。
絶対に必要な道具ではありませんが、汚れた柄杓を竿と分けて持ち帰りたい人には、使う理由のあるケースだと思います。75cmの柄杓を入れた様子と、選ぶときに気を付けたいサイズをみていきましょう。
シマノ柄杓ケース BK-061Sを使ってみた
購入したのは、外寸が9.5×3×82cmの80cmサイズです。外生地はバッカンと同じEVA素材で、適度な張りがあります。
75cmの柄杓は80cmサイズに収納できた
使っている75cmの柄杓は余裕を持って入りました。カップとグリップが収まるかを見ながら入れてみましたが、長さを無理に合わせる必要がなかったのはよかったです。
ただ、75cmが入るからといって、どの長さでも使えるわけではありません。柄杓の全長に加えて、カップの幅やグリップの形まで見てサイズを選ぶ必要があります。
特に自作の柄杓やグリップを交換した柄杓は、表示されているシャフト長だけで決めず、収納する状態で端から端まで確認しておくと選びやすいです。
ファスナーは大きめで、つかみやすそう
ファスナーは太番手で、見た目もしっかりしています。ここまで大きくなくてもいいかなとは思いましたが、濡れた手で扱うことを考えると、つかみやすさはありがたいですね。
ただし、大きなファスナーなら塩ガミしない、ということではありません。開閉のしやすさと、使った後の塩や餌を落とすことは分けて考えた方がよさそうです。
空なら薄いが、硬い保護ケースではない
柄杓を入れていない状態では厚みが少なく、空のケース自体は邪魔になりにくいです。使わないときまで大きく場所を取らないのは、気に入ったところでした。
一方で、これは汚れや直接の接触を分けるためのケースとして使いたいです。竿と柄杓の間に生地を挟めても、荷物の下敷きになるような力まで防げるとは考えない方がいいと思います。
⚠ 注意:ケースに入れた柄杓の上へ重い荷物を載せないでください。ロッドケースにしまうときも、カップやシャフトを押し曲げない位置に収めます。
BK-061Sのサイズと価格
BK-061Sには70cm・80cm・85cmのサイズがあります。下の表はブラックの仕様です。外寸はケースの外側の寸法なので、その長さの柄杓がそのまま入るという意味ではありません。
| サイズ | 外寸(cm) | 本体価格(税別) |
|---|---|---|
| 70cm | 9.5×3×72 | 2,200円 |
| 80cm | 9.5×3×82 | 2,500円 |
| 85cm | 9.5×3×87 | 2,700円 |
品番はいずれもBK-061S。商品コードは70cmが649560、80cmが649577、85cmが649584です。
自分の75cmの柄杓には80cmサイズが使えましたが、複数本を入れるならカップ同士の重なり方も変わります。長さだけでなく、入れたい本数でファスナーが無理なく閉まるかまで見て選びたいところです。
また、柄杓が入っても、持っているロッドケースの収納場所へ収まらなければ困ります。購入前には、柄杓ケースを入れる側の長さと幅も確認しておくといいと思います。
柄杓ケースは必要か? ロッドケースを汚した経験から
柄杓を洗って乾かしてから、ほかの道具と分けて運べるのであれば、専用ケースを急いで買う必要はないと思います。反対に、渡船の片付けで時間が足りず、汚れた柄杓のしまい場所に困る人には向いています。
粘りのあるチヌ餌は、カップ以外にも残る
柄杓は餌を撒く道具なので、カップはもちろんシャフトにも餌が付きます。特に粘りの強いチヌ餌を使った後は、汚れが目立ちます。
片付けのときにカップだけ見て済ませようとしたら、その付け根側にも餌が残っていました。握るところがきれいでも、それで柄杓全体がきれいになったわけではないんですよね。
収納前に見るなら、カップの裏とシャフトの付け根も含めて確認したいです。残っている餌がほかの道具に触れるだけで、そちらも掃除することになります。
渡船の終了間際は、洗う余裕がなくなりやすい
渡船を使う釣りには上がりの時間があります。ギリギリまで釣りをしていると、柄杓をきれいに洗ってからしまう余裕がなく、濡れて汚れたままロッドケースへ突っ込んでいました。
ロッドケースを開けて困ったこと
帰宅して中を開けると、その日に使っていない竿にまで汚れが付いていました。柄杓だけ洗えばよかったはずなのに、竿も取り出して拭くことになったのは、さすがに面倒でした。
この経験があるので、柄杓ケースには洗う範囲を広げないための役割を期待しています。汚れ物を一つに分けておけるだけでも、帰宅後の扱いは変わると思います。
ただ、ケースがあるから上がり際まで釣っていい、という話ではありません。釣り場の清掃や荷物の回収も含めて、片付ける時間は残しておきたいですね。
チタンカップを竿へ直接当てずにしまえる
使っている柄杓はチタンカップなので、むき出しのまま竿と一緒にすると接触が気になります。ケースで分けておけば、少なくともカップが竿へ直接触れる状態は避けられます。
オリジナルの柄杓や、使い慣れた柄杓を持ち歩くときには、こうした分け方にも意味があると思います。帰宅後も、洗って乾かしてから収納すれば保管に使えます。
使った後は、柄杓とケースを別々に乾かす
ケースに入れると汚れは見えなくなりますが、餌がなくなるわけではありません。持ち帰ったら中身を出して、柄杓とケースの両方を手入れするところまでを一組にしたいです。
実際、持ち帰ってから柄杓を抜くと、カップが触れていた内側にも餌が付いていました。竿と分ける目的には合っていますが、ケースを洗う手間は増えるのだと感じました。
帰宅後の片付け
- 柄杓を取り出し、残った餌を取り除く。
- 柄杓とケースの内外を水洗いし、ファスナー周辺の塩や汚れも落とす。
- ケースは口を開けて陰干しし、中まで乾かしてから収納する。
手入れのときはファスナーの端やケースの隅も見ておくと、汚れの取り残しに気付きやすいです。洗った直後の柄杓を戻して閉めてしまうと、内側の乾きを確かめにくくなります。
また、ファスナー付きのケースを水の入った袋の代わりにはしない方がいいです。持ち帰る前に余分な水を切り、濡れて困る荷物と密着させないようにします。
ほかに比較したい柄杓ケース
ダイワやがまかつにも柄杓ケースがあります。デザインを揃える楽しみはありますが、まずは手持ちの柄杓が収まる寸法と、収納後の収まり方を比べるのがいいと思います。
ダイワ プロバイザー ヒシャクケース(C)
こちらは約78×11×2cmのケースです。シマノの80cmサイズとは外寸が違うので、同じ感覚で長い柄杓を入れられるとは考えず、商品ごとの寸法を見たいです。
複数本をまとめたい場合は幅も気になるところですが、カップの形で収まり方は変わります。ファスナーの見た目だけで、シマノより丈夫かどうかまで決めるのは難しいと思います。
がまかつ まき餌杓ケース GM2523
がまかつの「まきーな」を使っているのであれば、こちらも候補になります。EVA製で、サイズはD110×W830×H20mm。メーカーは80cmのロングシャフトにも対応するとしています。
大型コイルファスナーに加え、内側は汚れを落としやすい鏡面仕上げです。ブラックの希望本体価格は3,000円(税別)となっています。
メーカーを揃えたい人はもちろん、帰宅後に洗うことまで考えるなら、内側の仕上げも見比べたいですね。収納する役割は似ていますが、価格や見た目だけでなく手入れのしやすさも選ぶ材料になります。
おまけ:仕掛け入れとして使うなら
柄杓ケースは細長く薄いので、仕掛け巻きに収めた船釣り用の仕掛けや、自作仕掛けをまとめる用途にも使えそうです。ただ、長いハリスを伸ばしたまま何でも入れられるわけではありません。
仕掛け巻きごとの収納にして、柄杓用とは分ける方が扱いやすいと思います。餌が付いたケースに、そのまま仕掛けを入れる使い方は避けたいです。
⚠ 注意:ハリ先をむき出しのまま入れないでください。仕掛け巻きなどでハリを固定し、ケースの生地や取り出す手に刺さらない状態で収納します。
まとめ
柄杓ケースは、フカセ釣りを始めるときに必ず揃えなければいけない道具ではありません。ただ、以前の自分のように汚れた柄杓をロッドケースへ入れているなら、一つ検討してもいいと思います。
竿へ汚れを移したくないか、手持ちの柄杓と収納場所にサイズが合うか。この二つで考えると、必要かどうかを決めやすいです。
75cmの柄杓を入れる用途では、今回のシマノBK-061Sの80cmサイズは余裕がありました。帰宅後に洗って乾かすことも含めて使っていきたいですね。
おすすめのタモ網(6m)の激安品を買ってみた。玉網の使い方動画あり
あとがき
柄杓ケースを買う前は、柄杓一本をしまうために、さらにケースを増やすのもどうなのかなと思っていました。竿やリールなら保護する物を選ぶのですが、餌を撒く柄杓については、どうせまた汚れる物だからと、片付け方まであまり考えていなかったです。
釣りの準備をしているときは、次に使うウキやハリスには目が向きます。仕掛けをどこまで細くするか、餌をどう合わせるかを考えるのは楽しいのですが、帰ってから何を洗うかまで想像して道具を買うことは、ほとんどありませんでした。今回のケースは、その順番が少し違った買い物でした。
ロッドケースを汚した日は、帰ってから一度荷物を置き、あとでまとめて洗おうと思っていました。ところが竿を出す段階で余計な汚れに気付き、使っていない物まで広げることになりました。汚したことよりも、片付けるつもりだった場所が、また道具で埋まってしまったことが面倒だったのを覚えています。
その場では、最後にもう少し丁寧に洗っておけばよかったと思いました。ただ、次の釣りでも毎回同じ余裕があるかというと、そこはあまり自信がありません。上がりの時間が近くなると、竿をしまい、餌を片付け、忘れ物がないか見直すことで頭がいっぱいになります。きれいに片付けるつもりでいても、順番が後ろになった物ほど雑に扱いがちでした。
それなら、自分が最後まで丁寧にできることを当てにしすぎず、しまう場所を先に決めておく方が続きそうです。柄杓はここへ入れる、と決まっていれば、その場で空いている隙間を探さずに済みます。ケースを買った後、釣りの前に一度柄杓を入れてみたのも、寸法だけでなく、帰りに同じ動作でしまえるかを見たかったからでした。
もっとも、収納用品を増やせば全部が楽になるとも思っていません。小分けにしすぎると、どこへ入れたか分からなくなりますし、洗ったケースを乾かす場所も必要です。今回もケースの内側を洗いながら、洗う物が一つ増えたなとは思いました。それでも、竿と一緒になった汚れを拭いていくより、自分にはこちらの方が扱いやすかったです。
道具の見た目を揃えたい気持ちもありますが、柄杓ケースについては、まず今の柄杓が無理なく入ることを優先しました。気に入っているカップやグリップを、ケースに合わせて替えるのは違う気がします。自作したり部品を替えたりしていると、こうした小さな収納用品ほど、実物との組み合わせが大事になりますね。
以前は、帰りの荷物が一つにまとまれば片付いたと思っていました。今は、家で開けたときに、次に何をするか分かる状態まで作っておけるといいなと思います。洗う物は取り出しやすく、乾いた物はそのまま置ける。それだけでも、疲れて帰った後の気持ちは少し違います。
まだ釣りを終える時間の区切り方には迷いますし、もう一投したいと思うこともあります。柄杓ケースでその癖まで直るわけではありませんが、少なくとも大事に使っている竿と、餌の付いた柄杓の置き場所は分けておきたいです。釣りをしている間には目立たなくても、帰って荷物を開けたときに買ってよかったと思える。こういう道具もあっていいですね。





