磯釣りの渡船時や船釣りなど、釣り場で座りたくなったときに座ったところが濡れていて嫌な思いをした人も多いのではないでしょうか。
磯釣りなどでは岩に擦れてズボンが破れたりなどということもあるかと思います。
そんな不便を解消してくれる釣り用のヒップガードを購入してみましたのでご紹介します。
釣り用のヒップガードの紹介
今回購入したのはプロックスの3Dヒップガードになります。
メーカー紹介では
3D衝撃吸収クッションのヒップガード
バランスよく配置した3D衝撃吸収クッションがヒップにかかる負荷を分散・吸収。
ストレッチ性に優れたクロロプレンを使用し、動きを妨げにくく快適な釣りをサポート。
ウエストと足周りの広範囲な面ファスナーにより簡単にサイズ調整や着脱が可能なイージーフィット。
長時間座る船での釣りや、岩などに腰掛ける磯などで活躍。
となっています。
広げてみると腰回りのベルトと太ももに巻く部分のベルトがあることがわかります。
着用してみるとこのようになります。
腰裏から太もも裏まで広範囲にわたって保護されている感覚があります。
立っている状態だとお尻の部分の裏側には少し隙間ができるので、ぴったりフィットしているわけではなく、ゆったりとかぶさっている状態です。
そのため、夏場などではお尻が蒸れるということはなさそうです。
立った状態では、つけている感覚はあまりなく、太もも周りのベルトの締め付け具合が気になる程度です。
気になる点としては全面です。
好みはあるかと思いますが、前面に大きくしろでPROXの文字が目立ちます。
PROX好きにはたまらないかもしれませんが、シンプルが好きな私にとっては少しつらいものがあります。
釣り用ヒップガードの加工
少し目立ちすぎた全面のロゴを加工していきます。
加工といってもマジックでロゴを塗っていくだけです。
布地も黒なので多少大雑把に塗っても分かりません。
塗り終えた状態がこちらです。
メタリックブラックのロゴになり、落ち着いた雰囲気でありながら高級感が出たのではないでしょうか。
ヒップガードはおじさんのようなイメージを持たれている方もいらっしゃるかと思いますが、こうして目立たなくしてしまえば問題ないかと思います。
何より、ヒップガードを装着することによって、船べりや磯に直接座れるというのはかなりのメリットだと思います。
釣り用ヒップガードの効果
試しに自宅の駐車場の砂利道に座ってみましたが、お尻が痛くなるということはありませんでした。
思ったよりも厚さと大きさがあるので、お尻全体を包み込んでくれます。
ブロックなどにも座ってみましたが、太もも裏まで覆われているので擦れたりすることもなく、安心できました。
釣り用ヒップガードの防水性能
濡れた地面にも座ってみたところ、お尻が浸水することはありませんでした。
ただし、ヒップガード自体は表面の布の部分が濡れてしまい、タオルで拭いてもしっとりとしている感じがありました。
濡れたまま車に乗り込むことはできません。
ヒップガード表面は濡れますが、中まで浸水することはなかったので、船釣りや渡船などで濡れている場所に座る際には重宝しそうです。
おすすめの釣り用ヒップガード
ヒップガードにも様々なものが販売されていますが、今回ご紹介したプロックスのヒップガードは、しっかりとした作りで丈夫な上に安く手に入るので最もおすすめのヒップガードになります。
直接岩に触れたりするため、消耗は避けられませんが、5万円のレインウェアに穴が開くよりはヒップガードでガードできたほうがいいかともいます。
どうしても消耗品になりますので、買い替えが必要になりますが、薄いタイプのヒップガードよりは3Dタイプのほうが丈夫な作りであると感じました。
ただし、見た目の問題がありますので、堤防釣りや船釣りなどでそこまでハードな場所に座るのでなければダイワ製のヒップガードなどかっこいいものを選ばれるのもいいかと思います。
ダイワトーナメントヒップガード
例えばフカセ釣りの大会参加者やメディアに出る人、見た目を気にされる方であれば、ダイワのレインとヒップガードを揃えたほうがよさそうです。
釣り場で使用した感想
石鯛釣りに行ってきましたので、ヒップガードを使用してみました。
かなりゴツゴツとした岩場にも座りましたが、お尻が痛くなることもなく非常に快適に過ごすことができます。
岩の跡がヒップガードには残っていますが、特に問題なく座ることができました。
ただし、使っている途中に太陽が出てきて気温が上がると少し蒸れそうに感じる時間帯がありました。
幸いにも腰ベルトと太ももベルトを外せばヒップガードは簡単に外すことができるので不要な時は外しておいて、昼ごはんを食べたり休憩する時にだけ使用するのもいいかと思います。
まとめ
ここではおすすめのヒップガードのご紹介をしてきました。
今回購入したプロックスの3Dヒップガードは、お尻の部分だけでなく、太もも裏までしっかりとガードしてくれたので大変良かったと思います。
3D加工されていることもあり、立ったり座ったりする動作の妨げにもなりません。
懸念されるのは太ももに巻かれているファスナーベルトでしょうか。
プロックスの文字が白で目立つ色ですので、私の様に塗りつぶしてしまうのもいいのではないかと思います。
また、最初のうちはすこし太もも前側のベルトに違和感を感じるかと思いますが、1時間もつけていれば特に気になることもなくなると思います。
船釣りや渡船時に、濡れたくない方や磯場で座りたい方にはとてもおすすめのヒップガードですので、試してみてはいかがでしょうか。
釣り用のトランクトレイ(シマノ)を車に装備。ダイワのタックルトレーは種類が多い