タコ釣りを始めるのにどのようなタックルがいいのかわからない人のために、堤防で使えるタコ釣りのタックルのおすすめ品やスピニングタックルとベイトタックルの使い分けなどをご紹介します。
タコ釣りというとパワーのあるベイトタックルを想像する方も多いかもしれませんが、スピニングタックルを使うメリットもあります。
それぞれの特徴を活かして使い分けるとタコ釣りがより面白くなることでしょう。
目次
スピニングかベイトかどちらがおすすめ!?
スピニングリールかベイトリールのどちらを使うかは、釣り場の選択によって変えるとよいでしょう。
スピニングリールのメリット
メリット
・遠投可能
・トラブルが少ない
・他の釣りにも代用が可能
ベイトリールのメリット
メリット
・パワーがある
・ルアーをゆっくりと落とすことができる
・シェイキングしやすい
それぞれのメリットを活かすことを考えると、スピニングタックルは遠投向きで沖狙いの横の釣り、ベイトタックルは足元の壁際狙いの縦の釣りに最適です。
ご自身の行く釣り場がどのような釣り場かを考えてタックルを選択するとよいでしょう。
タックルはあくまでも推奨であって、ベイトタックルだから遠投できない、スピニングだから足元は難しいというわけでもありません。
より釣りやすいタックルを考える際の参考にしていただければと思います。
おすすめのベイトタックル
波止場などの壁際や捨て石、ケーソンの隙間など足元を狙う際はタコが張り付きやすくパワーのあるタックルが必要になります。
ロッド
専用のロッドでなくても7ft前後のジギングロッドやシーバスロッド、バスロッドで代用可能です。
ただし、岩に張り付いたタコを剝がせるような、強いものが必要です。
バスロッドで代用できるのは シマノ ゾディアス 172H-2
このようなカバー打ちやビッグベイトなどを扱えるロッドが最適です。
ルアーウェイトが30g~50gのヘビールアーが扱えるロッドであればベストですが、ベイトロッドであれば多少弱いタックルでも問題なく使えます。
頻繁にタコ釣りされたり、船のタコ釣りも視野にいれるのであれば、やはり専用のタコロッドが使いやすいです。
おすすめはこちら
シマノ ロッド 並継 タコエギ XR M175
チューブラーによる軽量化とグラス繊維のしなやかさをあわせた穂先で、タコのググッと触ったアタリや乗った感覚がわかりやすいロッドです。スパイラルX搭載でねじれにも強くタコを引きはがすパワーも申し分ありません。
タコ釣りを専門にしたいなら、おすすめのロッドです。
リール
ベイトリールは船用の物でも構いませんし、バス用のものでも問題なく使えます。
基準としてはPEライン3号を100~150mほど巻けるのか理想です。
安くて万能に使えるおすすめのベイトリールとして
ダイワ(DAIWA) ベイトリール 21 PR100
バスでもソルトでも船でも使えるおすすめのベイトリールです。
もちろん堤防のタコ釣りにも最適です。
アルミスプールで軽量なので持ち重り感もありません。
初心者から中級者までまさにオールラウンドに使えるリールだと思います。
大型のタコ専門に狙うのであればさらにパワーのあるリールが欲しいところですので、
ダイワ(DAIWA) タコ用 両軸リール フネ XT 150
150番台までパワーアップするのもよいでしょう。
石を抱えてしまったタコをゴリゴリと巻いてくるにはこのクラスのリールが必要になります。
ライン&リーダー
メインラインには伸びのないPEラインを使用します。
ベイトタックルであればPEライン3号を基準とします。
ダイワ(DAIWA) PEライン UVF PEデュラセンサーX8 マルチカラー
10mごとのマルチカラーであれば狙いのタナもわかりやすいです。
リーダーはフロロカーボンの8号を1.5~2mほど結んでおきます。
おすすめはシーガーの船ハリスです。
100m巻きでこの値段でありながら、フロロカーボンでコスパに優れたラインです。
リーダー用ではないですが全く問題なくリーダーとして使えます。
おすすめのスピニングタックル
スピニングタックルは遠投しやすいので沖狙いには最適で、タコが岩礁に張り付く可能性も低いので、足元の壁や隙間狙いほどパワーを必要としません。
バックラッシュなどのライントラブルもなく初心者やタコ釣りを始めたい人にはおすすめのタックルです。
タコ釣り専用のスピニングをそろえる必要はなく、ジギングタックルなどのタックルを流用するのがいいでしょう。
ロッド
8~9ftぐらいのジギングロッドやエギングロッド、シーバスロッドなどがおすすめです。
ルアーウェイトが40gぐらいまで扱える竿がいいでしょう。
メジャークラフト 2代目ソルパラ X ショアジギング SPX 962MH
ショアジギング用のロッドで60gのメタルジグの操作もできるロッドです。
タコジグでも使用可能で、ジギングとタコのルアー釣りを両方したい人にもおすすめです。
ここまでパワーがなくてもお手持ちのバスロッドやシーバスロッドでも少し固めの竿であれば、タコ釣りをすることはできます。
問題はタコが岩に張り付いたときにいかにロッドのパワーで引きはがせるかというところですので、いいロッドがなければ投げ釣りのロッドなどでも釣りは可能です。
ただし繊細なルアーの動きや誘い、キャストなどが難しくなるので、できる限りルアー用のロッドが望ましいところです。
リール
スピニングリールの3500~5000番ぐらいものがちょうどよい番手になります。
ある程度のパワーが必要ですので、疲れない範囲で大き目のリール選びましょう。
こだわりがなければ
セドナ 4000 シマノ
が無難なところで使いやすいです。
ブッコミ釣りやカゴ釣りなど他の釣りでも使用できます。
ショアジギングなど巻物のルアー釣りをされるのであれば、
ストラディック4000MHG
などがいいですね。
基本性能を備えたうえで、シーバスやライトショアジグにも使え、耐久性も高いので長く使い続けることができます。
ライン&リーダー
スピニングタックルの場合はPEラインの2号を基準に150m以上巻いておくと安心です。
ナイロンラインですとタコが底に張り付いたときに、ラインが伸びて引きはがせないのでPEラインを使用します。
おすすめのPEラインは シーガーのPE X8です。
8本撚り以上のラインのほうが遠投可能でスムーズに巻き取れます。
リーダーにはベイトタックルで前述した船ハリスの6号を1.5m~2m結んでおくと安心です。
タコ釣りのセットはおすすめしない
初心者入門用としてタコ釣りセットなどが販売されていますが、正直あまりおすすめできるようなセットではありません。
私も昔購入してみましたが、ロッドは重くて硬く、リールは巻くとゴリゴリと音がするという品のいいものではありませんでした。
釣具店などで売られているタコ釣りセットも年に数回タコを釣りに行く人であればそれでもかまわないかと思いますが、他の釣りもされるのであれば、他の釣りを中心にタコ釣りのタックルを考えるほうが得策でしょう。
タコ釣りのタックルはそこまでこだわった釣り具が必要になるわけではありません。こだわるのは竿から先のルアーやオモリのウェイトです。
船の釣りなどではルアーの種類やカラーなどで明確に釣果に差が出ます。
もしたくさんタコを釣りたいのであれば、次に紹介するタコ釣りのルアーにこだわりを持って釣りに行かれることをおすすめします。
タコルアーのおすすめは↓
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